突然の悲しみから一周忌の春を迎え、ようやく大切な遺作の数々を、最高のカタチで皆さんにお届けできそうです。作品集の撮影や装丁はプロが担当し、待望されていた展覧会も開催します。一人でも多くの人と彼の作品の素晴らしさを共有できるように、応援よろしくお願いします。プロジェクトのフォトレポートもお楽しみに!

プロジェクト本文

 

“世界で一番123という数字を描く男”として、展覧会やパフォーマンスなど多岐にわたる表現活動を国内外で展開した齊藤智仁が、昨年の4月に32歳という若さでこの世を去りました。私たちは彼を応援していた仲間です。

 

舞踏家だった彼が美術に転向した後、わずか数年で描き残した膨大な数の作品は、多くのアーティストの遺作がそうであるように行き場を失いましたが、ご両親による遺品整理を手伝いに行ったフォトグラファーの友人が、その現実を目の当たりにして全ての作品を預かり、スタジオで一枚一枚の記録撮影を始めました。


 

あれから1年。ようやく約600枚の撮影を終え、グラフィックデザイナーの手で美しい作品集にまとめる準備が整いつつあります。展覧会を開催できる素敵な会場も見つかりました。本展は、追悼のみならず『齊藤智仁が表現者としていかに生きようとしていたか』に焦点を当て、一人でも多くの人に彼の作品を届ける事を目的として開催します。

  

生前、ダウンタウン松本人志のお笑いを愛し、座禅修行と即興舞踏の経験を生かして描かれた彼の作品には、独特のユーモアとセンス、心地よい穏やかさと身体性があり、今なお私たちの心を掴んで離しません。そして、彼が孤独を抱えながらも、最期まで驚くほどのクリエイティビティを発揮して生き抜いた証は、同時代を生きる人々の孤独に寄り添い、時に勇気を与えてくれるでしょう。

ご賛同いただける方は、どうぞ暖かいご支援をお願いいたします。なお、必要経費を除く収益は、親孝行というと僭越ではありますが、彼を生み育て、表現の自由を支えてくださったご両親へ進呈します。

(作品撮影はボランティアで行われた為、経費に含まれません。また、本企画の開催にあたり、故人とご遺族のプライバシーが守られる事を切に願います。)

 

              

 

目次

1. 齊藤智仁とは

2. 齊藤智仁「123」展とは

3. 本企画概要

 

1. 齊藤智仁とは

 

1985〜2017年。北海道釧路市生まれ。高校生の頃にブレイクダンスをはじめストリートカルチャーに傾倒する。その後、コンテンポラリーダンスや舞踏、即興舞踊の世界観に触れ、表現のフィールドを移していく。後年は美術家として、身体表現で培ってきた哲学を基礎に、「123」という数字を使い平面や造形、詩などの作品を制作した。

 

 

特に、極小の「123」という数字の集積によって美しい面を形成する平面作品を多く描き、札幌での個展、ニューヨークでのグループ展に出品。札幌や仙台で舞台作品の振付や演出、舞台美術も手がけた。創作活動と並行して、コーヒーマイスターの資格を取得し、2016年には札幌市内で小さなスペシャルティコーヒー専門店「ミヤツコ」を開業。自身のインスタグラムでは2017年4月5日まで毎日欠かさずに新作を発表し、同年4月7日、32歳で惜しまれながら逝去。

 

 

 

2.齊藤智仁「123」展とは

 

 

「123」展の《第1章》は、2015年12月3日から7日まで、札幌市白石区の「MORIHIKO Plantation GRENIER」という、約200坪のカフェの広々とした屋根裏部屋で開催された。“「123」を使って、いかに自己の中にある、表現したい、創りたい、という欲求を表せるか?”を試みたエネルギッシュな展示と、トークイベントや公開制作を通じて、彼自身と「123」が外の世界で繋がっている事を提示する初個展となった。

 

 

 

《第2章》は、2016年4月2日から30日まで、札幌創成川イースト地区に建つ築百年の倉庫を改装した「クラークギャラリー+SHIFT」にて企画展として開催され、新聞等のメディアでも取り上げられた。『123とは何か?』を改めて考えてもらう為、様々な作品シリーズを整理し、系統立てながら、来場者にその謎を共有してもらう展示で、平面・立体作品やインスタレーションの他、タイツやCDの販売も行われた。

http://www.shift.jp.org/ja/archives/2016/04/tomohito-saito.html

 

 

 

《第2章》を終えた齊藤は、プライバシー保護の為に詳細は差し控えるが、避けがたい孤独を抱えていた。それでも、世界中で「123」の個展を開催する事や、巨大な建物に「123」を描く事を目標として、『《第3章》は東京ドームで』と冗談半分の夢を語りながらも、自分らしく自立した生活を営む為の資格取得や店舗開業を行い、ニューヨークでのグループ展に参加したり、新作のアイディアを次々に実現させるなど、精力的に活動を行っていた。しかし、1年後の2017年4月に突然この世を去り、多くの知人友人が驚きと共に哀悼の意を表明した。


 

そしてこの度《第3章》を、冒頭に記した経緯で、2018年 7月 18日から 29日まで札幌市営地下鉄中島公園駅の傍にある、カフェを併設した企画ギャラリー「ト・オン・カフェ」にて開催する運びとなった。彼の遺作の一つひとつに改めて向き合った時、私たちの心を動かしたのは、友人への同情ばかりではない。残された作品の数々に今も宿る生命力だ。本人に代わって一人でも多くの人々にその価値を届ける為、本プロジェクトは企画された。

 

 

 

3.企画概要

・作品集 仕様

タイトル:齊藤智仁 作品集

サイズ:A4

ページ数:約50ページ(予定)

価格:4000円(税込)※クラウドファンディングにご賛同いただける方は先着100名限定で500円引き

 

・展覧会 概要

タイトル:齊藤智仁「123」展《第3章》「123を描き続けた男」

会期:2018年 7月 18日(水)〜 29日(日)

時間:10:30 - 21:30 (日曜は20:00まで)

定休日:隔週月曜日(会期中は未定)

会場:ト・オン・カフェ https://toovcafegallery.shopinfo.jp/

住所:札幌市中央区南9条西3丁目2-1マジソンハイツ1F

   ◎地下鉄 南北線 中島公園駅 徒歩2分

主催:JPEG 小田岳史(撮影、企画制作、管理運営)

装丁:石田製本

協力:元クラークギャラリー+SHIFT広報 矢倉あゆみ(文、構成補助)

問い合わせ:gjtgjt7@gmail.com (小田)

 

※リターン内の小作品、中作品、大作品はオンライン上でお好きな作品を先着で選べるよう準備中です。

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