(左から、堀、宮司さん、庭師さん、花北)

皆さま、初めまして。現在、京都の大学に在学中の堀雄介と花北晃輔と申します。
まず、初めに私たちのページをご覧いただき、ありがとうございます。

この度、クラウドファンディングに挑戦します。
少しでも多くの方に見ていただき、ご支援、ご協力頂けると大変嬉しく思います。
ぜひ、よろしくお願い致します。




〜私たちの想い〜

・私たちが実現したいこと
・きっかけ
・商品・リターン

〜地域の皆様と〜

・長岡天満宮のこと
・材料の檜の間伐のこと
・抽出方法のこと

〜今後のスケジュール〜

・終わりに




〜私たちの想い〜




私たちは「人と自然と地域を繋げる」をミッションとして
長岡天満宮で植林されている100年の歴史が凝縮された檜を利用し、京都ならではの精油を作ります。


多くの言葉を詰め込んでしまいましたが、そのぐらい魅力が詰まったものなのです。
私たちがこのプロジェクトを行いたい理由が二つあります。


一つ目は

「溢れている情報の中で何か重要なことを見落としていないだろうか。」

現代では、スマートフォンがあればほとんどのモノや情報が手に入ります。同時に、人との繋がりやコミュニティへの参加もスマホで選べるようになりました。しかし、この便利さの中で、実際に人と会ったり、集まったりする文化が減ってきています。情報があふれ、個人化や少子化が強調されるなかで、2040年には全国の自治体が半分なくなる危機に瀕する可能性が指摘されています。加えて、日本は豊かな自然に恵まれています。海に囲まれ、国土の約7割は森林であり、多くの植物や生き物が生息しています。しかし、これらも都市開発などにより姿を変えつつあります。

私が小学生の頃は、学校の授業で芋ほり体験や森林学習のようなものがありました。田舎で育ったのもありますが、放課後は虫取りに行ったり、河川敷に草滑りに行ったり、川でザリガニを獲ったりしてました。敬老の日に、友人と一緒に地域のご高齢の方を訪問し、手作りのプレゼントを渡したり、お祭りなどの地域のイベントを大変心待ちにしていました。今思えば、そのような関わりを通して、私たちの生活がどのように成り立っているのかを体感できていたのかもしれません。

世界に誇れる、日本の文化や自然を維持したい。
今回のプロジェクトでは、そのような自然や地域の魅力を知って頂く、思い出して頂くエッセンシャルオイル(精油)を作ります。私たちのプロジェクトだけでなく、皆様の身近な自然、地域、人に目をむけるきっかけにもなれたら幸いです。


2つ目は

今回のプロジェクトでは、長岡天満宮のご神域で植林されている檜を利用しています。利用する檜は全て間伐材を使用し、環境に優しい取り組みです。後ほど少し紹介しますが、長岡天満宮の課題として、以下のことが挙げられます。


①建築物の維持(本殿の檜皮)
②樹木の管理(高木など安全管理)
③獣害被害(アライグマ、本殿の柱)
④自然災害


このような課題に参画するため、プロジェクトの一部の売り上げを長岡天満宮や環境保護団体に寄付し、プロジェクトを通じて人と自然と地域を結ぶ取り組みを行います。多くの方にエッセンシャルオイル(精油)だけでなく、それを作っている地域や人、想いを届ける。そしてそれらをまた、地域活動や寄付を通して地域や生産者に還元する。今回のプロジェクトに限らず、このような輪が広がる取り組みを進めていきます。



(長岡天満宮で作業中の梅野さん)

このプロジェクトは、先程の私たちの想いともう一つの想いが合わさってスタートしました。

それは、庭師の梅野さんとの出会いです。


梅野さんは、長岡天満宮のある、長岡京市出身の庭師で、大変ご助力いただきました。

ある集まりで、「モノがありふれる現代社会の中で、自然の大切さを忘れていないだろうか。」という言葉を投げかけられました。その言葉が印象にいまでも私の中に強く残り、今回のこのプロジェクトのきっかけになりました。





今回、私たちのミッションとして「人と自然と地域を繋げる」ということを掲げています。本来、人間の生活は多くの人や地域、場所、自然など多くの関わりの中で成り立っています。しかしデジタル化が進んだ現代では、自分自身が社会から隔離されていると感じることも少なくありません。その隔絶された 関係性を取り戻し、わたしたちの日常に自然の奥ゆかしさを取り入れるためのアイテムを提供します。




私たちは今回、エッセンシャルオイル(精油)ファブリックスプレーの二つを作成します。


エッセンシャルオイル(精油)はアロマオイルと異なり、植物から抽出した天然由来の原液のことを指します。原液ですので、必ず希釈してお使いください。ハンカチやタオル、マスクに一滴垂らして頂く使用方法や、マグカップにお湯を張って頂き、そこに数滴垂らして、香りをお楽しみ頂く使用方法もございます。

ファブリックスプレーには、ハーバルウォーターを使用しています。ハーバルウォーターとは、植物を水蒸気蒸留しそれによって得られる芳香成分を含む蒸留水のことです。こちらはそのままお使いすることができ、エッセンシャルオイル(精油)とはまた異なる香りをお楽しみ頂けます。マスクや部屋、衣類など、様々なモノ、空間への香りづけに最適です。



(長岡天満宮の間伐された檜)

檜は、日本書紀にも記述があるほど長い歴史がある、日本固有の木です。法隆寺や伊勢神宮などの寺社仏閣にも、神聖な木として使われてきました。今回は実際に長岡天満宮に植林されている檜を使いますので、お守りにもなるでしょう。

檜は含まれている成分からリフレッシュ効果リラックス効果が期待されており、精神や神経に良いとされています。防虫効果や血行促進による、疲労回復、冷え性の緩和も期待されています。(※上記の効用は特徴であり、保証する内容ではありません、ご注意ください。)

エッセンシャルオイルやファブリックスプレーは同じ檜でも、地域や抽出部分、作成方法で香りが異なります。ぜひこの機会に、実際にお手に取ってご体感頂ければと思います。


リターン

1 エッセンシャルオイル

2 ファブリックスプレー

3 エッセンシャルオイル&ファブリックスプレー



〜地域の皆様と協力して〜



エッセンシャルオイル(精油)の材料となる檜がある長岡天満宮です。
私たちも実際に訪れ、梅野さんや宮司さんにご協力いただき、この目で歴史や自然を体感しました。



長岡天満宮は京都府長岡京市天神にある市民から親しまれている神社です。私が訪れた日も数多くの方がご参拝に訪れていました。現社地周辺は平安時代に菅原道真の所領であったとされ、道真が在原業平らと共にしばしば遊んで詩歌管弦を楽しんだ縁深いところであるといわれています。

キリシマツツジが有名ですが、それ以外にも四季折々の美しさが楽しめます。ぜひ公式インスタグラムをご覧ください。



間伐する際のエピソードの中に「間伐する日を新月、製材する時を満月にしている」というものがあります。それは、自然と月の満ち欠けが相互に関係し合っていて、非常に大事にしていることだそうです。この月という言葉は、この長岡天満宮のご祭神で、学問の神様としても有名な菅原道真公が好んで和歌にも使っています。



長岡天満宮の本殿の屋根は檜皮葺(ひわだぶき)という伝統的な方法で作られています。
檜皮葺(ひわだぶき)を作る技術は、2020年にユネスコ無形文化遺産にも登録されました。材料には樹齢約70年以上の檜の立ち木から向いた皮を成型した檜皮が用いられます。確認される最古の檜皮葺は、668年の崇福寺のものであり、非常に歴史が深い技術です。しかし、現在は、檜皮葺の職人である原皮師(もとかわし)や、檜皮を葺く葺師(ふきし)、竹釘を作る竹釘師などの後継者問題、材料確保の問題が深刻化しています。

加えて、長岡天満宮ではアライグマなどの獣害被害もあり、現代のコンクリートと比べて維持管理が難しい現状にあります。



(台風によって地面がえぐられ倒れた倒木)

加えて、自然災害の被害もあります。昨今の地震のように、自然は私たちの想像を超える力を持っていることを改めて実感させられました。長岡天満宮でも、2018年の台風21号により甚大な被害を受け、1692年に寄進された「二の鳥居」が倒木によって倒壊しました。その他にも、敷地内の木を適度に間伐し、電線に接触することによる火災や建物の接触などを防ぐ必要があります。

これらの課題に限られた予算の中で対応する必要があります。
日本の宗教に対する意識が薄れていく中で、これらの問題をどのように解決していくのか考える必要があります。


檜の間伐には梅樹園の皆様にご協力頂きました。

梅樹園は庭の本場、悠久の時間と世界に誇る庭園群の京都を本拠に展開する庭師集団です。

詳しくはこちらをご覧ください。

(実際に間伐した木材です)



精油の抽出には、京都の杉乃精の皆様にご協力いただきました。

精油は水蒸気蒸留法という伝統的な方法を用いて抽出します。杉乃精さまの特徴として、周りの豊かな自然を生かし、蒸留は地下水を組み上げて、沸騰は薪を用いて行われています。焚き付けの火力や薪の位置も、原料の質や抽出の具合に応じて調整していらっしゃるので、自然なままの柔らかい香りを残して抽出されます。さらに焚き付けの薪は間伐材や山地残材を使っており、環境や自然への取り組みも魅力的です。仏へも輸出をしている日本を代表する蒸留所です。





〜今後のスケジュール〜



今後のスケジュールと資金の使い道について説明します。


クラウドファンディング→製造→運搬→梱包作業→発送

製造、運搬、発送は、クラウドファンディング終了次第、迅速に行います。(大部分が手作業ですので、できるだけ迅速に行いますが、少しだけお待ちいただく場合がございます。どうかご理解ください。)


もし、皆様にご支援いただければ、商品の材料、製造、運搬、PRなどにお使い致します。また、今回は一回分の製造ですが、次回以降の製造、新しい商品の試作などの今後の活動にも使用させて頂きます。(一部はcampfireの手数料、配送費に使う予定です。何卒、ご理解をよろしくお願いいたします。)

材料費 約5-6万円
運搬費 約4-5万円
製造費 約4-5万円
運送費 約3-4万円
手数料 約3-4万円
その他雑費 約2-3万円



皆様、最後までご高覧いただき有難うございます。
実は今回、クラウドファンディングは人生初で非常に緊張しています、、。

このような文章を書くのも初めてで、私たちの想いが伝わっているのか不安ですが、


とにかく


エッセンシャルオイル(精油)で忙しい日々にリラックスできる時間を少しでも作りつつ、地域や自然の魅力を少しでも知っていただけると大変嬉しく思います。

今回は、エッセンシャルオイルとファブリックスプレーの製作ですが、「人」と「自然」「地域」を繋げる輪のような新たな活動をこれからも行っていきたいと思います。活動は、随時インスタグラムで更新いたしますので、お見守りいただければ大変嬉しいです。

ぜひ応援よろしくお願い致します!

  • 2024/04/01 00:37

    3月31日をもって、クラウドファンディングを終了いたしました。初めてのクラウドファンディング。私たちの想いが伝わるか心配な日々でしたが、皆様の温かいご支援によって無事目標金額を達成することができました。本当に、本当にありがとうございました。嬉しい限りです。さて、今日から段階的にお礼品製作を進め...

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