■ご挨拶■
ブレイルフレンドリープロジェクトという活動をしている加藤英理と申します。
「ブレイル(braille)」は英語で点字のこと。
点字や点字の楽譜をモチーフにしたアート作品「ブレイルフレンド」を制作しています。
「自分らしさは気付いた回数」をテーマに、目が見える見えない関係なくどんな人も一緒に楽しめる作品を作っています。
現在は熊本県を拠点に、作品展や点字体験ワークショップ開催しています。
また、熊本地震や令和2年7月豪雨の復興支援として、チャリティ企画や被災地とコラボしたグッズ販売を行っています。
https://www.braillefriend.com/
点字楽譜「ハッピーバースデートゥーユー」点字楽譜「ハッピーバースデートゥーユー」
赤いてんとう虫が、点字のメロディの並びになっています。

点字体験ワークショップ点字体験ワークショップ


ブレイルフレンドリープロジェクトの新たな取り組みとして、「点字ブロックサポーター(一口オーナー)」を募集するプロジェクトを始めます。

■プロジェクト立ち上げの背景■
くま川鉄道は、熊本県南(人吉球磨地域)を走るローカル鉄道です。
地域の足として残された第三セクター方式で運営する鉄道で、開業以来、赤字経営の中、令和2年7月豪雨災害により甚大な被害をうけた現在も、部分運行を続けながら令和7年度(2025年度)の全線再開に向けて復旧工事が行われています。
そのような状況であるため施設整備が行き届かず、点字ブロックが設置されたホームでも劣化し補修・メンテナンスが行き届いていない状況です。
そこで、私たちは体の不自由な人も安心して利用できるように、多良木駅の点字ブロックの補修を目的とした「点字ブロックサポーター」を実施するクラウドファンディング立ち上げ、皆様にご支援を募る事にしました。

1.点字ブロックの基本情報
・点字ブロック(正式名称「視覚障害者誘導用ブロック」)は、視覚障がい者が安全に外出するために必要不可欠なものです。
誘導(線状)ブロックと、警告(点状)ブロックの2種類あります。
・岡山県発祥で、日本から世界へ広がっています。
・原則として黄色。
 全盲の方だけでなく、弱視(ロービジョン)の方も利用します。
 一般の見える人(晴眼者)に対して、「ここに凸凹がある」という注意喚起にもなっています。

<点字ブロックの存在に気付いていますか?>
 点字ブロックは、道路だけでなく駅や公共施設など社会のいたるところにありますが、多くの人は意識していない・気付いていません。
そのため、物を置いてふさいだり、破損したままになっている場合があります。
下の画像のように、視覚障がい者優先のATMまで点字ブロックで誘導しているのに、マットでふさいでいるケースも。

銀行ATMの点字ブロック。マットでふさいである銀行ATMの点字ブロック

 視覚障がい者が使う白い杖(白杖)も知られていないので「杖をついている=足が不自由な人」と思っている人も少なくありません。
また、点字ブロックの存在を気にかける人が少ないため、財源が適切に運用されているか、予算がどこから出ているのかも知られていません。

 <点字ブロックを「障害」と考える人がいます!>
点字ブロックの凸凸が、車いすユーザーやベビーカー、足の不自由な人にとっては歩きにくく、転倒のリスクになっています。また、注意喚起のための黄色が、古い町並みや観光地など周囲の景観にそぐわない場合があります。

灰色でカーブしている点字ブロック。デザイン優先の点字ブロック。カーブしていると方向感覚が分からなくなるのでNG。 ●障害は社会全体の課題です。
設置施設だけが費用を負担する必要はありません。
自分が使うものは自分で購入したり参加費を払ったりするのが本来の姿のはず。
ところが、当事者である視覚障がい者は設置費用を払っていません。
これからの社会情勢(少子化・物価上昇・災害など)によっては、既存の社会システムを維持していくのが困難になる可能性があります。

2.くま川鉄道が抱える課題
令和2年7月豪雨の被害が大きく現在も部分運行が続いています。
令和7年(2025年)の全線再開に向けて復旧工事を進めていますが、資金・人員確保が難しい状況です。
点字ブロックなどを整備し、体の不自由な人にも配慮した鉄道にしたい、という思いはありますが、くま川鉄道を利用する視覚障がい者は、数年に一人いるかいないか、という程度です。そのために予算を割くのは現実的ではありません。
現在、点字ブロックが設置されていない駅が3駅、多良木駅の点字ブロックが劣化しており、設置・メンテナンスをしたいが、予算が確保できません。
また、点字ブロックがあると、「黄色い線の内側まで下がってください」とアナウンスできるため、一般の乗客の安全にもつながります。

<2024年1月の破損状況>
多良木駅ホームの点字ブロック(約34メートル)をメンテナンスします。
・接着タイプの点字ブロック69枚:すべて張り替え  
・埋め込みタイプの点字ブロック42枚:高圧洗浄機などで洗浄後、塗装めくれている。一般の人(高齢者など)もつまずきやすく、危ない。はがれている。

<2024年3月29日の多良木駅>

■リターンについて■
①5万円コース:サポーター証明書+多良木駅ホームにお名前入りプレート設置(限定10名)
②3万円コース:サポーター証明書+撤去した点字ブロックのアップサイクル品(限定20名)
③1万円コース:サポーター証明書
④5000円コース: 撤去した点字ブロック1枚(限定20名)
⑤2000円コース:お礼状(オリジナルポストカード)

■スケジュール■
クラウドファンディング募集:5月31日まで
リターン発送:6月~随時
点字ブロック張り替え作業:7月下旬
リターン①5万円コース(プレート設置):8月
リターン②3万円コース(点字ブロックアップサイクル品制作):8月末
リターン②3万円コース発送:9月

■資金の使い道■
①点字ブロック張り替え費用:550,000円
②リターン制作費用※1:270,000円
③郵送費用(販促物・リターン):30,000円
④クラウドファンディング手数料※2:150,000円

※1  リターン制作費内訳 
  サポーター証明書制作費(デザイン・印刷)10,000円
  駅に設置するプレート制作費 200,000円
  点字ブロックアップサイクル品制作費 60,000円(1枚3000円として計算)
※2 目標額(①②③の合計:850,000円)の17%として計算

■どんな人とも友人として関われる社会を目指して■
視覚障がい者が駅のホームから転落する事故は、後を絶ちません。
都市部の駅では転落防止の安全柵が設置されてはいますが、周囲にいた人(健常者)の無関心によって引き起こされるケースが多いことが、特徴の一つとされています。
視覚障がい者が持つ白杖や、道路などに設置された点字ブロックが何のためにあるのか知らない人は、まだまだ多いのです。
健常者側の無関心の理由として、「自分には関係ない」「知識や資格がないと話しかけてはいけないのではないか?」というイメージがあります。
障害は当事者だけでなく社会全体の課題でもありますから、知識や資格がないことが、困っている人に手を差し伸べるブレーキになってはいけません。
ブレイルフレンドでは、アートを通じて多くの人が楽しみながら点字に親しむことを目標としていますが、こういった社会課題を解決する一助になると考えています。
そして、どんな人とも友人として対等に関われる社会を作ります。

■プロジェクトのアイデアはどこから?■
 2016年に大阪に行った時のことです。
 大阪駅と阪急百貨店の間の歩道に、「目の不自由な方のものです。モノをおかないで!」と書かれた点字ブロックを見つけました。
大きな文字で正しいことが書いてあってもみんな無視して踏みつけて歩いていました。
踏みつける(歩く)人の数が熊本のそれとは桁違いで、悲しくなり、こんなことしたって無駄じゃないかとも思いました。
それから、どうしたらみんなが点字ブロックを踏まなくなるのか、と考えるようになりました。
ステッカーが貼られた点字ブロック「目の不自由な方のものです。モノをおかないで!」
と書かれた点字ブロック

すぐに解決策を思いつくわけもなく、頭の片隅にボンヤリと置いておきながら月日は流れ、2022年になりました。
長年引っかかっていた点字ブロックについて、専門家の知恵をお借りすれば、何かヒントが得られるのでは?という思いがあり、「YYコンテスト」というビジネスコンテストに応募したのです。
 SDGsを提唱したムハマド・ユムス財団が運営するビジネスアイデアコンテストです。

書類審査に通過した後は、予選(プレゼンテーション)に向けて専任のメンター(コーチ)がついて、4ヶ月ほど研修を受けて企画を練りました。
コンテストには落選しましたが、ずっとぼんやりと頭にあったアイデアを事業計画書(企画書)まで作り上げることができて、手ごたえを感じたのです。

とはいえ、事業計画書を作ったところで机上の空論です。
点字ブロックがある場所は、道路や駅など公共の施設がほとんどで、こんな一個人が
「プロジェクトをさせてほしい」と言ったところで相手にしてくれるだろうか?と不安の中、プロジェクトの実施場所を探すのに約1年かかりました。
そして、昨年11月に球磨郡多良木町で開催した作品展がきっかけとなり、くま川鉄道様の理解のもと、プロジェクトを進めることになりました。
今回のクラウドファンディングを進めるにあたって、すでに様々な方のご理解とご協力をいただいています。
そういった方々の思いや助力を無駄にしないためにも、必ず目標額を達成したいので、皆様のご支援お願いいたします。

 

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/04/18 16:10

    以前からブレイルフレンドのグッズを扱っていただいている「UMU(ウーム)」さんに、クラウドファンディングのチラシを置いていただきました。チラシと一緒に写っているのは「いぐさ」という畳表の材料です。熊本県八代市は、いぐさの生産量日本一!畳を作る際に出る切れ端に色をつけて、インテリアとして再利用さ...

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  • 2024/04/14 15:51

    2000円コースのポストカードは、2016年4月14日・16日に発生した熊本地震をきっかけに制作しました。1回限りの寄付ではなく継続して販売することで、息の長い支援をしようと、甚大な被害を受けた南阿蘇村の湧き水(白川水源)で作った和紙を仕入れ、オリジナルのポストカードを販売しようと企画しました...

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