elf代表の村田里穂です。この度は、クラウドファンディングページをご覧いただきまして、ありがとうございます!
elf(エルフ)は、「森、人、動物、全ての命が調和して共に生きる世界」を願って始まった、インドネシアの森林再生事業です。
この度、日本からでも森林再生に貢献できる仕組みをつくるために、飲めば飲むほど森が増えるクラフトコーラ、「森のコーラ」のプロジェクトを開始いたします。そのために今回、クラウドファンディングをすることに決めました。
皆さんからいただいたご支援は、森のコーラのプロジェクトを開始するための初期費用に使わせていただきます。
また、このプロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額を達成しなかった場合、全額を返金し、プロジェクトの実行やリターンのお届けもございません。
ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。よろしくお願いします!
インドネシアの森林破壊について取り組もうと決めたきっかけは、アイスランド旅です。
たまたま発見した小さな森、その美しさに強く惹かれました。そこで心にふっと浮かんだのが「わたしは森を守りたい」という想い。
森林破壊の問題解決に取り組むと決め、まずはその現状を見てみようと、単身インドネシアに渡りました。
インドネシアの森林破壊が生み出した景色は、ただただ異様なものでした。
不気味なほどまっすぐ植えられた、パームの木々。車を数時間走らせても同じ光景が続いていました。パーム油の農家さんにお話を聞くと、パーム油農家は貧困なため、小学校に通えない・まともなご飯も食べられない子供たちがいることを知りました。
”便利”と”利益”のためにパームの木を植える。その代償に、森は壊され、野生動物はいなくなっていき、農家さんはその日生きることで精一杯。
私は、自分が動くことでこの状況を少しでも改善できるのなら、人生をかけて森林破壊の課題解決に取り組もうと心に決めました。
インドネシアの森林破壊の解決にあたり、「アグロフォレストリー」に目をつけました。
アグロフォレストリー(森林農法)とは、森林を再生しながら農業をするという農法のこと(詳細は後述)。森林破壊と農家の貧困、両方の解決に可能性を感じ、アグロフォレストリーを実践しているインドネシアの団体すべてに「学ばせてください」とメールを送りました。
唯一返信をいただいたNGO「Rimba Satwa Foundation(以下RSF)」のもとで学ぶため、2022年12月、再びインドネシア・スマトラ島に行きました。言語があまり通じないにも関わらず、RSF代表・Husniとすぐに意気投合。最終的には「対等に、事業パートナーとしてやっていこうよ」と言っていただきました。
こうしてインドネシアの森林再生事業「elf」が始まり、RSF協力のもと、アグロフォレストリーを取り入れた「森のコーラ」に繋がります。
elfは”Eternal life for forest” :森に永遠の命を の頭文字をとった言葉。
elfが目指す世界は、「森、人、動物、全ての命が調和して共に生きる世界」です。
国境や言語、すべての境界線を超えて、みなさまと共に創っていけたら、とても嬉しいです。
実は、インドネシアは世界で2番目に森林が破壊されています。
主な原因は、パーム油。パーム油は世界で一番多く使われている植物油で、パンやポテトチップス、カップラーメンなどの加工食品、洗剤、石けん、化粧品にも使用されており、スーパーに並ぶ商品の約半分に含まれていると言われています。
「植物油脂」と表記されるため、「パーム油」という言葉は、ほとんど知られていません。
パーム油がとれるアブラヤシの木は、熱帯地域という限られた土地でしか育たないので、この巨大な需要をまかなうことが難しく、インドネシアやマレーシアでは、熱帯雨林を伐採し、そこにパーム油の農場(プランテーション)を作っています。
今やインドネシアでは、日本の面積の半分弱の大きさの土地が、パーム油のプランテーションになっています(約1460万ヘクタール)。
スマトラ島は、日本の面積の1.25倍の大きな島で、1985年には国土の56%が森におおわれていましたが、この30年間で、半分以上の熱帯林が失われました。
パーム油のプランテーションに変わるために、まず熱帯雨林を焼き払うので、そこにいた野生動物の住処はなくなり、生態系も壊れてしまいます。
さらに、パーム油のプランテーションになってからも、パーム油がとれるアブラヤシの木のみ植えられているので、森に多様性が生まれず、動物の食べ物もないため、動物は住むことができません。
だから、パーム油のプランテーションは一見、木がたくさんあり、森に見えますが、”命がいない静かな森”なのです。
「飲めば飲むほど森が再生する」仕組みは、アグロフォレストリーという、森林を再生する農法にあります。
アグロフォレストリーとは、ひとつの土地に農作物やハーブ、果樹などの木々を組み合わせて育てる、農業と森林再生を同時に行う農法です。多様な植物の組み合わせが土壌のバランスを整えてくれるため、基本的に農薬や肥料は不要です。
さらに、植物の相互作用により一定の量を安定して収穫できるため、農家さんの生活向上にも繋がります。
「森のコーラ」4本につき、約1本の木が再生されます。
elfでは、現地NGO「RSF」が事業パートナーです。
RSFは野生動物と人の共生を目指す団体です。野生ゾウの保護、植林、環境教育のほか、パーム油の農家からアグロフォレストリー農家に転向できるプログラムを農家に提供する活動をしています。
RSFを介してアグロフォレストリーで採れたスパイスを日本に輸入し、森のコーラの製造・販売を行います。
森のコーラを飲めば飲むほど、アグロフォレストリーへの支持が増える=インドネシアの森が再生するという仕組みです。
また、売り上げの一部をRSFに寄付にすることで、RSFの取り組み全体を支援し、アグロフォレストリーにとどまらない、インドネシアの森林再生に貢献します。
イギリスの大学で4年間過ごした私は、日本を外から見ることで、日本の歴史、文化、言語、そしてその心など、日本の魅力を再認識しました。次第に「日本が好きだ」と心から思うようになりました。
日本の伝統や食も大切にしながら、アグロフォレストリーの香辛料を活かしたいと考えた結果、「日本のやさしさや繊細さがあるコーラ」にたどり着きました。
そして香辛料以外のコーラの原料は日本で探すことに決めました。
偶然にも、昨年移住した兵庫県姫路市は、柚子と、お米が特産品の地域。たくさんの方のご縁で、姫路市安富町にある安富ゆず工房さんの柚子果汁と、同じく姫路市安富町の手作り甘酒を使わせていただくことになりました。
それから、レシピ確定までは試行錯誤の日々が続きました。5種類の香辛料のベストなバランスを探ったり、柚子果汁の分量、甘酒の分量を変えてみたり、甘酒だけではコーラに必要なうま味が引き出せず、きび砂糖を入れてみたり…
そうして、約40回の試作を重ねて完成したのが、「森のコーラ」です。
森のコーラはシロップなので、コーラとして飲むときは炭酸水で3~4倍に希釈してお飲みください。
森のコーラ1本で、コップ5~6杯のコーラができます。
その他、お酒に混ぜたり、お湯で割ってスパイスティーにしたり、お菓子作りに使ったり、いろいろな使い方をお楽しみください。
私が最終的に実現したい世界は、「森、人、動物、全ての命が調和して共に生きる世界」です。
私は、森林破壊によりそこに住む動物が絶滅していくことも、現地の人の貧困も、動物と人間との争いも、自分の目で見てきました。
言葉を失うほどの衝撃的な体験をして思ったことは、「悲しさと理不尽だらけのこの世界を、調和の世界に変えたい」ということでした。
争ったり、奪い合うのではなく、全ての命が共に生きる世界を創りたい。
私は、それができると信じています。
御礼メールとお手紙(全てのリターンに含まれています)
村田里穂が応援していただいた皆様へ、心を込めてお礼のメッセージを書かせていただきます。
【森のコーラ】(シロップ)
炭酸水で3~4倍に希釈してお飲みください。森のコーラ1本で、コップ5~6杯のコーラができます。
森のコーラ1本 4500円
森のコーラ3本 12500円
森のコーラ5本 20000円
森のコーラギフト券 5000円
【お茶会セット】
森のコーラ1本+スパイスを使ったお菓子 10000円
【森のコーラ手作りキット】
森のコーラ2本分の手作りキット 7000円
各種香辛料などが入っていて、ご自身で森のコーラを手作りしていただけます。
【代表村田が、あなたの「好き」を取材する券】
森のコーラ1本+取材 10000円
あなたの「好き」を、代表村田里穂がオンラインでインタビューさせていただく券です。
ご自分の趣味でも、職業でも、あなたの好きで好きでしょうがないものを教えてください。
例)研究者、職人、美容師などの専門職の方、趣味で○○が好きすぎるなど
取材後、代表村田里穂のnoteに記事を掲載させていただきます。
【プレミアムコーラ】
森のコーラ1本+プレミアム木箱+HPにお名前掲載 5万円
ープレミアム木箱についてー
兵庫県姫路市にある家具・木工作家「木犀」さんにオリジナルで製作していただく、こだわりと愛が詰まった木箱です。
ご縁で巡り巡って「木犀」さんまでたどり着いたこの木材は、姫路市の、ある空き家の床の間に使われていた上質な木材(トチノキ)です。こちらを再利用して作っていただきます。
さらに、廃棄されてしまうかんなくずを梱包資材に活用したり、木箱自体も入れ物などに再利用できるようにしたりと、全てのものが循環する設計にしました。 優しい木の香りをお楽しみください。
【sobolonとのコラボ】
森のコーラ1本+sobolon地球バッジ 10000円海洋プラスチックで、世界に一つだけのジュエリーを作っている「sobolon」とのコラボリターンです。
sobolonは、「かわいいで地球を守る」をコンセプトに、海洋プラの回収から製作までを自分たちで行い、手間暇をかけて一つひとつ丁寧に製作しています。 今回、このコラボリターンのために、オリジナルで地球バッジを作っていただくことになりました。 世界に一つだけの、地球を守るかわいいジュエリーバッジを、身に着けてみてはいかがでしょうか。
【企業さま・店舗さまへ】
パンフレットに企業名掲載 1万円
パンフレットに企業名とロゴ掲載 2万円
パンフレットに企業名とロゴを大きく掲載+ホームページに掲載 10万円
子ども向け授業、ワークショップ開催券 3万円
森のコーラ10本+パンフレットに企業名+ロゴ掲載 7万円森のコーラ販売券+森のコーラ1本 4500円
…森のコーラを試飲後、自分の店舗でも販売したい!と思ってくださったレストラン、バー、カフェ、セレクトショップなどの店舗さまが、森のコーラを販売できる券です。このリターンを選択していただいた時点では、販売契約等の義務は発生いたしません。森のコーラを試飲後、販売したいと思っていただいた場合のみ、販売の契約をさせていただきます。【ご支援のみ】
御礼メール+お手紙 5000円
御礼メール+お手紙+ホームページにお名前掲載 10000円
御礼メール+お手紙+ホームページにお名前を大きく掲載 30000円-
3月12日 クラウドファンディング開始
3月14日~ 森のコーラ試飲会実施(東京、大阪、姫路)
3月21日 クラウドファンディング終了、発送準備
4月中旬 順次発送開始
初期投資:50万円
- 工場での試作費用:8万円
- 広報:25万円
- ロゴ、ラベルデザイン:17万円
製造費用:75万円(コーラ980本分)
- OEM:60万円
- パッケージ、梱包費:15万円
運営費用:30万円
- 倉庫:15万円
- 人件費:15万円
仕入れ費用:20万円
- インドネシアの香辛料:13万円
- その他仕入れ:7万円
アグロフォレストリーの苗木:25万円
- インドネシア現地パートナーのNGO「RSF」がアグロフォレストリーを広めるために使わせていただきます
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
コメント
もっと見る