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自己紹介

初めまして。映画「3月11日」の監督を務めさせていただく、遠藤 百華(えんどう ももか)です。

数多くのプロジェクトの中から「3月11日」のページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。


私は現在大学2年生です。絵を描いたり、写真を撮ったりすることがすきです。CMやドラマ、映画の現場に美術部や制作部として参加する傍ら、脚本・監督として自主映画の制作を行っています。

遠藤百華のInstagramアカウント


あれから12年


2011年3月11日、東日本大震災が発生し、大きな揺れが東日本各地を襲いました。

震災で津波で家を流されてしまったり、家族や友達を失ったり、放射線が原因で避難生活を強いられたりした方達がいます。被害の大きさは言葉だけでは説明しがたいほど恐ろしいものでした。

当時6歳だった私は、波が街を飲み込む映像や動揺する大人たちにただ茫然としていました。まるで一瞬で住む世界が変わったような感覚を味わったのを覚えています。すぐに大阪での避難生活が始まり、何が起きているのか当時の自分は全てを理解することはできませんでした。

時が経ち年齢を重ねるにつれて、少しずつあの時何が起こっていたのか理解できるようになりました。

しかし、あの日の被害は、目に見えるものだけではありませんでした

現在、福島県の震災関連死の死者数は2330人以上にのぼります。(復興庁令和5年度3月31日時点)

震災関連死とは、震災と原発事故に伴う長引く避難生活やたび重なる引っ越し、大きな生活環境の変化などで、病気が悪化したり体調を崩したり、心身にストレスがかかり命を落としてしまうことです。

https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat2/sub-cat2-6/20230630_kanrenshi.pdf

どこにぶつけたらいいか分からない感情に苦しめられたり、将来が見えなくなって不安になったりした方たちもいると思います。目に見える失ったものが無くても、苦しかったり、悲しかったり、悩んだりした人もきっとたくさんいると思います。目に見える失ったものが無かったからこそ、自分の気持ちをどう表現していいのか分からない人もいると思います。自分の思いなんて分かってもらえないだろうと諦めている人もいるかもしれません。そんな人にも、自分の悲しいや苦しいを言葉や文字で表現してもいいということや、誰かに話したり、伝えたりすることに意味があるということが伝わるといいなと思います。


家族と離れた6年間

私は震災後、大阪で6年間の避難生活を送りました。その時から自分の生きる意味や人との向き合い方を毎日考えるようになり、考えすぎて、人生を諦めかけることもありました。

人はあんなにも簡単に死んでしまう、今まで大事に積み重ねてきたものでも一瞬で消えてしまう、と思い、その時から「何のために、何に向かって人は生きているんだろう」と考えるようになりました。

自分の生きる意味や人との向き合い方を毎日考えるようになり、考えすぎて、人生を諦めかけることもありました。

次第に私は、自分の気持ちを表に出すことに怖さを感じるようになっていきました。心の奥底にある、目に見えない悲しみや苦しみを、表現することが出来ない自分がいました

普段生活している中で、自分の負の経験を話したり、悲しみや苦しみを表現したりすることは、悪いことではないのに、人間は意識的に、暗黙的に避けている行為だと考えます。しかし、負の経験 や悲しみや苦しみを表現することで、同じような感情を持っている人にも、その出来事を経験していない他人にも、影響を与えられると私は考えています


映画「3月11日」に込めた思い

震災が起こったことで、私の人生がどう変わったかは分かりません。

震災が起きなかった世界線に生きることはもうできないからです。

ですが、自分が震災を経験したということに意味があると、今は思っています。震災を経験しなければ、命や時間の大切さに、こんなに早く気がつくことは無かったと思います。今回の映画「3月11日」は震災を経験した自分だからこそ作ることのできるものだと思っています。

震災が起こったという事実を無かったことにはしたくないです。忘れてほしくないです。だから映画として、目に見える形で残したいと思っています。

この映画を見てくださった方それぞれが上手く自分ごとに落とし込み、何かの原動力になったり、ふとした時に思い出したりするものにしたいです。


今回のプロジェクトについて

映画「3月11日」は、経済産業省令和5年度「福島12市町村学生アート制作プロジェクト」採択事業の1つ、学生映像コンテスト “今と未来”ファイナリスト作品となります。

スタッフは全員学生です

みんなで助け合い、励まし合って今回のプロジェクトを進めています。


先日、福島県へ一部のスタッフとロケハンに行ってきました。


映画を作るということの大変さと楽しさを味わいながら、毎日撮影に向けて準備を進めています。



【キャスト紹介】

赤倉 魁(あかくら かい)役 五十嵐 諒(いがらし りょう)さん

『311』この数字は、いつしか自然と僕にとっても少し特別な数字になっています。目にすると意識していなくても、無意識に身体の中で何かが駆け巡るような。それは様々な意味で自身の原動力にもなっている感覚もあるし、少し取り憑かれてるような、そんな不思議な感覚もあります。

この数字が、あの日の出来事が、これからの自分にとってどのような存在になっていくかは未知数ですが、この作品と向き合うことで、今の僕にとっての原点回帰ができる気がしています。遠藤監督が作品に込めてくれた内包的な想いを、しっかりとお届けしたいとおもいます。

https://gateagency.jp/talent/ryoigarashi/


赤倉 宙(あかくら そら)役 鈴木 唯(すずき ゆい)さん

私は、震災については両親から聞いたり学校の授業で教えてもらったりして知っていましたが、当時どんなことがおこって何があったのかは知っていることで体験していません。だからこの映画でたくさんのことを知ったり分かったりしたいです。役を演じて色々なことを私なりに伝えていけたらいいなと思います。

https://www.instagram.com/yui.suzuki0330/?hl=ja


小宮山 ちはる(こみやま ちはる)役 小夏 ひな(こなつひな)さん

小宮山 ちはる 役を演じます、小夏ひなと申します。

人には二度の死があるように、忘れてしまうことが1番恐ろしいと思います。忘れられない、忘れてはだめなことを 特別 だと思うからこそ今後も思い出が、記憶、記録が残り続けていくのだと思います。

自分にとっての特別をもう1度思い返し、大切にしていただけるような作品にしていきます。

https://www.instagram.com/syoku_su__hi/?hl=ja


波間 響生(なみま ひびき)役 真田 将太朗(さなだ しょうたろう)さん

3月11日の大災害は、当事者でない私の心にも生々しさを放つ記憶として残っています。兵庫県南部・阪神地域出身の私にとって、「震災」は周囲から教訓として何度も聞かされてきた言葉でした。それでも、あの災害の衝撃は凄まじく、自分と同時代にあった悲痛に目を背け、どこか触れないようにしてきた自分がいます。 この映画を通して、復興を支える記憶と記録の大切さに向き合い、それを伝えていく物語のお手伝いができれば幸いです。今回の機会に心から感謝いたします。

https://www.instagram.com/tarobee1212/?hl=ja


また今回メンターとして私たちをサポートしてくださる、南 虎我(みなみ たいが)さんのコメントもご紹介します。

ご覧頂き有難う御座います。

このプロジェクトにメンターとして関わらせて頂きます。映像,映画監督の南虎我と申します。

今回、企画書と脚本を読んで、監督のこれまでの人生や人柄、熱い想いの乗った文章やイメージに素直に心を動かされたのを覚えています。

学生達の燦然としたエネルギーや作品に対しての一つ一つの動き、その時々で見せる表情に、メンターであるにも関わらず、むしろ私自身が勇気付けられ、学ばされる瞬間が多々あります。この座組みが創りだす映画は、誰かの心を動かす様な作品になるはずだと確信しております。

人間の記憶はいつか色褪せて行きますが、映像として残せばそれは永遠に残り続けると信じています。

3.11。あの時、今、未来。の為に。

是非ご支援頂けましたら幸いです。

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そして、光栄なことに映画業界でご活躍されている方から応援メッセージをいただきました。一部ご紹介いたします。

【森ガキ侑大監督】

喪失感を持ったままの少女は成長して、今、その喪失感と闘いながらなんとかその感情を映画という芸術を通して身体で表現しようとしている。この12年前に起きた出来事でどんな子供たちが誕生してくるのだろうとふと考えた事があった。静かにもえたぎるエネルギーが溢れかえっていた。応援したいと強く思った。

皆さま、是非、応援してあげてください!!


【雨無麻友子(映画プロデューサー)】

監督が肌で感じた時間・空間が映しとられることの意義を感じました。東日本大震災が残した波紋のような目に見えない苦しみ、それでも生きていくための人間と人間の間にあるべき優しい心と関わりに対して、多くの方が考えを巡らすきっかけになるような創作になるよう切に願います。

映画づくりは時間もかかり、他者との共同制作や自身との対話で多くの困難も伴うと思いますが、企画の瞬間にあった信念を持ち続けることが大事だと思います。作品を楽しみにしております。


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そのほかにも、お世話になっている色々な方々に背中を押され、この度CAMPFIRE でクラウドファンディングをスタートさせることが出来ました。撮影まで1ヶ月を切り、緊張や不安を感じると同時に、私の想いをようやく見える形にできることがとてもうれしいです。

映画「3月11日」を、必ずいい作品にし、皆さんにお届けすることをお約束いたします。


東日本大震災を、無かったことにはしたくない。

この想いに少しだけでも共感してくれた方、ぜひ、私たちに手を貸してください。

私たちと一緒に、映画「3月11日」を未来に残してみませんか。


リターンについて

映画の視聴方法が2つあります!

①デジタルハリウッド大学で行われる上映会&トークイベント

②Vimeoのpass付き限定公開URL

①の上映会&トークイベントでは、私、遠藤やスタッフなどと直接会うことができます。映画を見終わった後、感想などを伝えてくださるととっても嬉しいです。日程は2024年の秋ごろを予定しています。学生限定価格もご用意しているので、学生さん達は是非、映画好きなお友達にも教えてあげてください!

当日会場に来られない方も、オンライン配信(アーカイブあり)を行う予定ですので、安心してお選びください!

②Vimeoのpass付き限定公開URLは、CAMPFIRE上のメッセージ機能にて配布する予定となっております。6月ごろの提供を予定しておりますので、上映会よりも早く観たい!という方にもオススメです。

①がついている以外のリターンには②のURLが含まれておりますので、ぜひお好きなリターンをチェックしてみて下さい!


その他、伝承館さんとコラボした追加リターンも予定しております。

何がくるかは、お楽しみに!


制作スケジュール

12月 撮影準備開始

1月上旬 クラウドファウンディング開始

1/23-27 撮影、同時に編集

2/5 納品

2/10 ファイナル審査会

3/12 クラウドファウンディング終了


資金の用途

車両費 232,000円

印刷費 4,000円

交通費 60,000円

機材費 80,000円

制作グッズ 45,000円

宿泊費 100,000円

その他 130,000円

衣装・小道具 23,000円

キャスト出演費 100,000円

リターン費 20,000円小計734,000円

手数料 約150,000円

合計約900,000円


最後に

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。

私たちの作品に対する想いが、少しでも伝わっていれば嬉しいです。

この作品を見てくださった方にとっても、この作品に携わっていただいた方にとっても、忘れられないものにしたいです。

沢山の温かいご支援、心よりお待ちしております!

SNSアカウントのチェックもぜひよろしくお願いいたします!

https://www.instagram.com/march_11__/?hl=ja


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/04/17 12:20

    皆さま、こんにちは。おひさしぶりの投稿になってしまいましたが、映画の完成まであともうすこしです!引き続き頑張って参ります!

  • 2024/03/12 12:48

    皆さま、こんにちは。映画「3月11日」のキービジュアルが完成しました!忘れたいのに、さがしていた。この言葉の意味は作品を見て、理解していただけるとうれしいです。データの関係で画質の良いものを活動報告のページに載せることが厳しかったのですが、InstagramやX(旧Twitter)のアカウント...

  • 2024/03/11 17:15

    今日で、東日本大震災から13年が経ちました。忘れないです。全部と一緒に、生きていきます。

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