5月11日プロジェクト公開初日に100%達成!
次なる目標金額を150000円に設定させて頂きたく存じます!
皆様ご支援何卒よろしくお願い申し上げます!
▼はじめにご挨拶
私は吉村大作と申します。大阪市内で地域新聞を発行する傍ら、チャリティプランナーというお仕事もさせて頂いております。チャリティプランナーとは何か?それは多分野に渡り社会奉仕を企画することを使命としています。これまでに様々なジャンル(アフリカ地域の教育支援、乳がん検診率の向上、独居老人支援、地域活性化など)の社会奉仕を企画してきましたが、実はライフワークとして一つ大きなテーマを持っています。そのテーマは私の小学校の時からの夢である世界平和です。その実現を最終目標に日々活動しています。世界平和と言うと抽象的ですが、具体的な支援をしていきたいことが「紛争国の支援」です。そこで今回は一部の地域で紛争が続くナイジェリアにて平和構築活動をしているNPO法人アクセプト・インターナショナルに呼び掛け、彼らと共にナイジェリアの支援を行うことになりました。
【アクセプト・インターナショナルについて】
アクセプト・インターナショナルでは社会・世界から取り残された人々への人道支援を行っています。ボコ・ハラムの猛威により発生した国内避難民や、難民でもあるケニアのソマリアユースギャング、そして拘留中のソマリア人海賊など、支援ニーズが非常に高いにも関わらず、様々な理由により、社会から、世界から無視されている人々に対して、状況に応じた持続可能な支援を行っています。
【アクセプト・インターナショナル】https://www.accept-international.org
▼このプロジェクトで実現したいこと
アクセプト・インターナショナルのナイジェリア事業部長・澄川みずき より
ナイジェリア事業部では、弊団体の「『受け入れる』という姿勢を軸に、武力ではなく平和的手法でテロと紛争を解決する」という活動理念に基づき、イスラム過激派組織ボコ・ハラムの襲撃で故郷を追われ、トラウマを抱えながらも持続的な社会復帰を目指すユースに対して支援を提供します。
2014年2月に設置された首都アブジャのドゥルミにある国内避難民キャンプでは、北東部から逃れてきた約2,700人が生活をしています。その半数以上が25才以下のユースと言われており、ボコ・ハラムによる襲撃や性差別的暴力など、様々な理由で心にトラウマを抱えています。
国内避難民の中には故郷である北東部には戻らず、首都アブジャを中心に生活拠点を移すことを希望する人たちもいます。しかし、その心のトラウマが原因で新しいコミュニティに馴染めず、周囲の理解を得られないまま孤立してしまうことがあります。そういった経験は彼らの社会復帰を阻害するだけでなく、大人になって自身が他人に暴力を振舞ったり、子どもに虐待してしまう結果に繋がることが考えられます。この負の連鎖を断つ必要性は認識されているものの、国際機関や政府、現地機関による援助は物資・財政支援に集中しており、今日に至るまで持続的な策が取られていないのが現状です。こういった事態に対応すべく、ナイジェリア事業部では、これから同国の発展を担うすべてのユースに焦点をあて、国内避難民に対するエンパワーメントやメンタルケア事業の実施に向けて調整しています。
▼具体的な支援内容と資金の使い道
ドゥルミ国内避難民キャンプにいるユースを対象とし、カウンセリングワークショップや啓発活動を中心としたメンタルケアプログラムを提供します。
<予定している内容>
・幻滅対策ワークショップ (Disillusionment Management Workshop)
国内避難民の人たちに対し、これから社会復帰へと進んでいく過程で起こりうるリスクや最悪の出来事をコミュニティ内で話し合い、その際の対処策を事前に検討して抵抗力を高めるためのワークショップを開催します。
国内避難民に対する援助が物資支援や職業訓練に集中する一方、心のケアや幻滅対策が不十分なままだとせっかくの支援が効果を発揮しないどころか、期待を失うことで無能さを感じるなど、かえって社会復帰を阻害する結果に陥ってしまいます。彼らが意欲を持って継続的に社会復帰へと進んでいくためにも、自分たちで想定される問題を認識し、それらに対応できるようにすることで抵抗力を養成します。
・アートワークを用いたメンタルケアプログラム
国内避難民キャンプのコミュニティ内でテーマを決定し、それに基づいて同じ悩みや症状を抱える人たちが共に一つの絵を描きます。言語化しづらいお互いの感情を表現し、一つの絵を完成させることで達成感を得るだけでなく、集団内での自己理解・自己肯定感も養成できると言われています。このアートワークの基本となる考えは、メンタルヘルスの病棟等でも実際に採用されている集団絵画療法です。
ボコ・ハラムの襲撃によって様々な苦難を経験した国内避難民は、人々への信頼を喪失している者も多く、それらが生活上でのストレスに繋がっていると考えられます。そのため、絵画という非言語的手段を用いて、まずコミュニティ内のメンバー間で感情の共有や受容、励ましを促進し、次第に社会復帰に向けたトラウマの解消へと導きます。
▼今回の支援内容と必要な金額について
①幻滅対策ワークショップ (Disillusionment Management Workshop)
②アートワークを用いたメンタルケアプログラム
のいずれかを総計50人に提供したいと考えています。
どちらも1人1500円が必要となります。
①②の参加費:1500円×50人=75000円
必要金額合計:75000円
▼リターンについて
【写真:ナイジェリア料理「オクロ」 提供:世界の料理研究家、松本あづさ先生】http://jp.ndish.com/
今年は世界的なスポーツの祭典が開催され、ナイジェリアも出場します。スポーツの祭典には多くの国々が出場することから、ナイジェリアを始めとする世界の国々を知るまたとない好機だと考えています。そこで、リターンといたしまして、出場各国・各地域を代表する人気料理のレシピを、その料理解説を付記して提供いたします。是非とも各国レシピをご活用頂き、世界の祭典にふさわしい美味しい料理を存分にお楽しみ下さい。
【協力:世界の料理研究家、松本あづさ先生】http://jp.ndish.com/
▼ナイジェリア国情報について
ナイジェリア連邦共和国(通称ナイジェリア)は、1960年に英国から独立し、現在ではアフリカ最大の人口である1億8,000万人を抱える西アフリカの独立国家です。また、同国には500を超える民族グループがあり、多種多様な言語や伝統文化が存在していることから、アフリカの「多民族国家」として形容されることも多いのが特徴です。主要宗教はイスラム教徒、キリスト教徒となっています。
ナイジェリアには、有数の石油産出地帯(ニジェール・デルタ)があることから油田開発が非常に進んでおり、過去10年間で飛躍的な経済成長を遂げています。2014年に南アフリカ共和国の国内総生産(GDP)を抜いて以来、アフリカ最大の経済規模を有する国になりました。そんなアフリカ一の人口・経済規模を持つナイジェリアですが、一方で都市と地方間の所得格差が拡大しており、深刻な社会問題の一つとなっています。実際に、国際機関が発表したレポートによると、「2019年には2億人、2050年には4億人と人口増加が見込まれている国であるが、一方でナイジェリア政府が定める国内貧困線に対する貧困率は64%と非常に高い水準にある」と警告されています。特に石油資源の恩恵をほとんど還元されず、またボコ・ハラムによる被害を受けている北部においては、幼児の栄養失調や低い識字率、若年失業率など様々な課題があげられます。
▼ナイジェリアのテロ被害状況について
2002年にナイジェリア北東部マイドゥグリで結成されたイスラム過激派ボコ・ハラムが、16年に渡り暴力的行為を展開しており、依然としてテロの脅威は存在しています。組織名は現地語※から「西洋教育は罪」を意味します。結成当初は、シャリーア(イスラム法)の普及を目的とした小規模な反体制運動に留まっていましたが、2009年頃ナイジェリア当局による摘発で治安部隊と戦闘に発展して以来、政府機関のみならず一般市民をターゲットとする無差別テロを繰り返すなどして過激化しました。2014年4月には、北東部ボルノ州チボクで公立学校を襲撃し、276名の女子生徒を誘拐したことから、同組織による手口が爆破だけでなく誘拐も含まれていることで世界から注目を集めました。
今年に入ってからボコ・ハラムによるテロ行為は既に15件以上確認されており、約200人もの死傷者が発生しています。2009年以降のボコ・ハラムによるテロ行為で、死者は約2万人、故郷を終われた国内避難民(IDPs)は200万人にのぼると言われています。また、その影響はナイジェリア国内に止まらず、国境を接するカメルーンやニジェールなどでも暴力や誘拐行為が確認されており、現在に至るまで西アフリカ地域の治安を脅かすイスラム過激派組織として認識されています。
※「ボコ」はハウサ語で「偽りの」、「ハラム」はアラビア語で「禁止」と訳される。つまり、西洋式の教育はイスラムの教えに反するものとして、「偽りの教育の禁止」を意味している。
▼これまでの活動
チャリティプランナー吉村大作について
社会的活動をライフワークとし、どんな分野の社会課題に対しても、高度な企画力と独自の感性を持って問題提起できる。斬新な手法からスタンダードな手法までを使いこなし、発信力の強い社会活動を理論に留めることなく実現させる。どの企画にも「チャリティ=社会奉仕」の要素を組み入れる。現在は「紛争国の支援」を中心に活躍している。国営放送、民放、大手新聞社からの取材が絶えない。
【これまでの主な実績】
社会活動の原点は2011年の東北大震災。映像の凄まじさに心を突き動かされ、震災が起きた3月から早々に「ねがいごと、100こ。プロジェクト」を立ち上げる。卒業旅行、バスケットの大会、理容室の再会、この世に存在しないぬいぐるみの復元、高校応援団の再結成など、震災がなければ叶えられていたであろう被災地の願いごと100こを現実に叶えた。当時は普通のことが夢のように遠い存在に変わっていたことを大阪の地から察知。現地の人だけでなく、現地に何かできないかと苦悩していた人々まで、双方から高い評価を受けた。
2011年9月
学生NGO「日本ソマリア青年機構」設立。早稲田大学に在籍していた永井陽右とソマリア人学生の2名で「紛争地ソマリアの問題を解決する」団体として発足。
2011年11月
ソマリア人学生の長期留学支援事業(Study Abroad Project)を開始。
2011年12月
早稲田大学以外の学生も加入。現地学生団体と合併し、ソマリア人メンバーとともに活動を本格始動。
2012年10月
ソマリア・ケニアのソマリア人難民居住区にてスポーツ用品の寄付を通じた平和構築事業(Cheer up Somali Sports Project)を開始。
2013年2月
American Express Japan主催「Student Challenge for Change 学生みんなでつくるイイコト・プロジェクト!」にて全体1位の956票を獲得。
2013年9月
ソマリア人ギャングの脱過激化・社会復帰支援事業(Movement with Gangsters)を開始。
2014年7月
「第28回人間力大賞(青年版国民栄誉賞)」にて人間力大賞、外務大臣奨励賞を受賞。「大学生 OF THE YEAR 2014」にて総合グランプリを受賞。
2015年3月
2014年度早稲田大学小野梓記念賞(特別賞)、早稲田校友会稲魂賞受賞。
2015年3月
日本メンバーの募集を首都圏から全国に拡大。
2016年5月
『僕らはソマリアギャングと夢を語る--「テロリストではない未来」をつくる挑戦』が英治出版より発売。
2016年12月
代表理事の永井が日経ビジネス「次代を創る100人」に選出。
2017年3月
ソマリア人ギャングの脱過激化・社会復帰事業での受け入れギャング総数が70名を超える。
2017年3月
NPO法人アクセプト・インターナショナル設立(初期メンバー35名)。
2017年8月
『ぼくは13歳、任務は自爆テロ。: テロと戦争をなくすために必要なこと』が合同出版より発売。
2017年9月
ソマリア人ギャング組織「カリフマッシブ」の全受け入れと同組織の解散を完了。
▼最後に
物資・財政支援はもちろん必須ですが、心のトラウマを残したままでは精神的に不安定なままであり、国内避難民の方々にとって自立が難しい状況に陥いることが案じられます。ナイジェリアの将来を担うユースが前向きに社会復帰への道を歩めるよう、みなさまのご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
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