ごあいさつ

千葉県茂原市で音威子府食堂を営む、佐藤 博です。

100年以上の歴史のある音威子府村そばを守るためこのプロジェクトを立ち上げました。

<生年月日>

1954年12月13日

<出身地>

音威子府村

<趣味>

楽しくお酒を飲むこと!



勝手ながらちょこっと私の人生を振り返ります。

1953年、北海道音威子府村のそば農家に生まれた私は音威子府村の名物、音威子府そばをただただ普通のそばとして食べていました。

それから18年の時がたち、集団就活という社会の波に乗り千葉県茂原市に辿り着いた。そこからの人生はその名の通り波瀾万丈。

ある日、むかし何事もなく食べていた黒いそば音威子府そばを思い出し、「音威子府そばをだすお店を作ろう!」あの時食べていた黒いそばは普通ではない珍しいものなんだとその時気づき、『音威子府食堂』を開いて3年間、音威子府そばを知らない異国の地千葉県茂原市では、珍しがられ黒いそばが広がって行くのを肌で感じ順調だった。

2022年9月、音威子府そばを唯一、製麺していた畠山製麺が黒いそばの製造を自らの手で幕を閉じた。



音威子府そばの歴史

「駅そば日本一」の音威子府そば長い歴史に幕『音威子府そば』を製造する畠山製麺(1926〔大正15〕年創業)が、今年2022年8月末日をもって100年近い長い歴史を経て廃業しました。

 音威子府そばの特徴は、コシが強く、それでいて滑らかな喉ごしが最後までしっかり感じられることです。麺は黒々して太め。断面が四角くツルツルなんです。

音威子府駅の駅そばとしても人気があり、「駅そば好きが最後にたどり着く」「駅そば日本一」ともいわれ、そば鉄(そば好きの鉄道ファン)からも愛され有名でした。

その“勲章”は、他に類を見ない特徴ある絶品そばと、のどかな風情を感じられる秘境駅で駅そばを食べるという、相当の移動時間をかけてたどり着く旅の楽しみからいわれたものです。

 ↑約50年前の音威子府駅 左端に見える建物が当時の駅そばです。


ちなみに、「音威子府」と書いて「おといねっぷ」と読みます。アイヌ語で「オトイネフ」(漂木の堆積する川口、泥が多い川)に由来しており、1963(昭和38)年に常盤村から音威子府村に改称しました。

音威子府村は北海道でそば生育の北限に当たり、道内第二の都市・旭川市と最北の地・稚内市のほぼ中間に位置、札幌からは特急電車でも3時間かかります。

「北海道で一番小さい村」と呼ばれるのは、人口が一番少ない約600人の村だからです。(『おといねっぷ』、2022年7月末現在)。 

この音威子府そばを提供していたのは、JR宗谷本線・音威子府駅と音威子府交通ターミナル構内の待合所にある立ち食いそば店の「常盤軒」です。音威子府駅は旭川駅から北に続く路線の分岐駅であり、そこから日本海側を通る宗谷本線、オホーツク海側を通る天北線(1989年に廃線)に分かれていました。共に終着駅は稚内駅です。


多くの乗り換え客がいて、待ち時間に立ち寄る人で繁盛していた。特急列車の乗り換えもあり停車、夜行列車もあった音威子府駅は、乗客にとっては駅弁もある大事な食事所でもありました。お店は一時、24時間営業をしていたほどの繁盛ぶりでした。

(ちなみに、天北線が廃止後、戦前からホームにあった店舗は1990年の駅舎改築に合わせて交通ターミナル・駅構内の待合所に移転した)。 

ところが、この常盤軒は2021年2月に残念ながら店主が亡くなり、閉店。1933(昭和8)年の創業から90年近くの営業に幕を下ろすことになった。そばのだしは利尻昆布と煮干しを使い、少し甘めでした。 この常盤軒を支えていたのが、冒頭の畠山製麺でもあったが、その製麺所もこの8月末に廃業してしまったのである。


音威子府そば復活

製造元の廃業に伴い、昨夏で姿を消した音威子府村の名物「音威子府そば」を「復活」させました。音威子府そばを看板メニューにしてきた私と東京の飲食店2店がタッグを組み、新しい音威子府そばを開発。音威子府産の原料を使い、独特の黒い色とそばの強い風味を感じる麺を再現し、好評頂いております。

 私の実家はソバ農家。高校卒業後に上京し、飲食業界で働いてきた。地元の名物を関東の人に味わってもらいたいと2019年1月末に食堂を開業した。

 2022年春、製造元の畠山製麺が廃業する意向が報道を見ると、「ショック。これからどうしよう」と途方に暮れていた。

 畠山製麺の音威子府そばは、ソバの実を殻ごとひく独自の製法で、そばの風味やコシが強く、麺が真っ黒なのが一番の特徴だった。

インターネットで購入もできる新音威子府そばインターネットで購入しているおそば

畠山さんのそばは門外不出の味。そばについて一から勉強しました。実家から原料のソバを取り寄せ、試作を重ね、畠山製麺のものと食べ比べを繰り返した。

三浦家製麺の斎藤実社長(44)は「ゆでた後の色味を再現するのがとても難しく、なぜ出せるのか理由を突き止めるまで時間がかかった」と言っていました。

 新音威子府そばが完成したのは2023年1月。音威子府食堂では「ざるそば」や「かき揚げそば」で提供し、来店客から「色が黒くてのど越しが良い」などと皆様からたくさんのお喜び声をいただいております。

 生きている間に音威子府でそばを作って販売していくのが目標。生まれ育った村に貢献したい。JR音威子府駅構内の名物そば店「常盤軒」、「音威子府から新しいそばを売っていきたい」と構想を描いています。






このプロジェクトで実現したいこと

音威子府そばを復活して一年が経ちました。音威子府そばを昔から愛してくれた人や復活させてから愛してくれるようになった人、様々な方達に食べていただき、喜びの声を頂いております。

どうにか皆様のお力をお借りしてお店の運転資金を募りたいと思いこのプロジェクトを立ち上げました。

多くの方に知ってもらうためパッケージの変更やホームページのリニューアルを行います。

建物も老朽化してきたのでいずれは移転も視野に入れております。


現在の店舗


↑現在の店舗



プロジェクト立ち上げの背景

各新聞に掲載されたことをきっかけに県外からのお客様も多くなりました。

2023年からやっているネット販売の注文もものすごい反響をいただきました。



たくさんの方々に応援いただきこのような実績を残すことができました。

もっともっとたくさんの方々に音威子府そばの魅力を知ってもらいたい、食べたことのない方に食べてもらいたい、、

この100年以上続く音威子府そばを途絶えさせたくない、こんな背景からクラウドファンディングをすることに決めました。



↑応援してくれている常連様



リターンについて

※備考欄の記入が必須になっておりますが、適当で構いません。

スケジュール

※ゆくゆくは移転も考えております。




資金の使い道

※パックの作成やホームページのリニューアルとして使わせいただきます。








最後に

今では幻となってしまった黒いそばを当たり前にしたい。

あの時何事もなく食べていた黒いそばを何事もなく食べてもらいたい。

『幻のそばから普通のそばへ』

それが私の夢の果てです。

千葉県茂原市町保4-7 音威子府食堂

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/02/22 13:59

    2月の極寒の中音威子府村に行ってきました!目的は取引先へのご挨拶です。ちょうど音威子府高校の入試とぶつかり若い子が多く見受けられました!これからの音威子府の発展に尽力していきます!!

  • 2024/02/21 11:13

    音威子府そばをまだ食べたことのない方に興味を持って欲しく新パッケージの作成を始めました。日本一黒いそばなので全体を黒で統一しました。まだまだ作成途中です。皆様のアイデアお待ちしてます!!

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