社会課題の解決をみんなで支え合う
無料掲載をご検討の方はこちら

プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。

このたびの令和6年能登半島地震により被災された皆さま
心よりお見舞い申し上げます。
どうぞ一日も早く、皆さまに安心安全な日常が戻りますようにお祈り申し上げます。
Trauma Treatment Therapist Group(TTTG)と申します

こんにちは。はじめまして。

私は、北海道札幌市で「こころとそだちの相談室 みなみな*のんの」というカウンセリングルームを開いている臨床心理士・公認心理師の関根惠と申します。私は、20年近くカウンセリングルームや学校などで、いろいろな方の相談に当たってきました。その中で、多くの方の不調やお悩みは、過去のトラウマが影響していると感じるようになってきました。そこで、いろいろなトラウマケアの研修を受け、トラウマからくる不調やPTSDなどの対処法を学んできたのです。しかし徐々に、トラウマのカウンセリングが必要な方に十分提供できていないと痛感するようになってきました。トラウマのケアは、その効果についてエビデンスも多く報告されるようになってきています。しかし、カウンセリングの料金は高額なことが多く、なかなか必要としている方に提供できないことに悔しい思いを抱いてきました。そこで、同じような思いを抱いている心理専門職有志と、無料でトラウマのケアを提供するシステムを構築したいと考え、クラウドファンディングで皆さまのご支援ご協力をお願いしたいとTrauma Treatment Therapist Groupを結成いたしました。


「心のケア」は必要です!

「心のケア」については、いろいろなところで耳にするようになりました。日本は自然災害も多く、加えて新型コロナ感染症や、人間関係、特に性暴力被害、DV、虐待、いじめ、パワハラ、モラハラ等々によるストレスによって、トラウマ(心的外傷)を受けて「心のケア」が必要な方が増えました。トラウマによるさまざまな心身の症状が続くと、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と呼ばれる状態になり、生活にも支障をきたすようになります。こうした方々には、薬物療法に加え、心理療法が効果的とされ、さまざまなトラウマセラピーが生まれました。しかし、心理療法を受けることは、まだまだハードルも高く費用も高額です。

そこで私どもは、トラウマセラピーに精通した心理専門職から「心のケア」を無料で受けられるをシステム作ろうと考えました。そのためにクラウドファンディングを立ち上げたのです。

このプロジェクトで実現したいこと

「心のケア」・・・この言葉は、今いろいろなところで耳にするようになりました。

日本で特に「心のケア」の必要性が叫ばれるようになってきたのは、1995年の阪神淡路大震災以降と思われます。その後も、豪雨災害、台風、火山の噴火などの自然災害、事件や事故、人間関係(性暴力被害、DV、虐待、いじめ、SNSによる誹謗中傷)によるストレス、大切な方を亡くす喪失や更に新型コロナ感染症の影響などでも「心のケア」が求められるようになってきました。「心のケア」は大きな出来事の後の特別なものという印象がありますが、毎日の生活の中でも必要とされるようになってきていると思います。

 

必要とされるトラウマのケア

現代社会においては、前述のようにさまざまなことが、大きなストレスとなって、私たちの心に深い傷を負わせることがあります。これをトラウマ(心的外傷)、そうしたストレスをトラウマティック・ストレスと呼びます。トラウマ自体は自然に回復することもありますが、心身に長期にわたって影響を与え続けることもあります。それは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と呼ばれるものです。突然その出来事を思い出して体調が悪くなる(フラッシュバック)、眠れない、その出来事を思い出させるような人や場所を避ける、また、悲嘆、うつ、心身症、閉じこもりなど心身の健康や生活自体にいろいろな影響を及ぼし、とても苦しくてつらい状態になります。こうしたPTSDのケアは医療と心理双方のケアが必要となるものです。

皆さまの中には、「トラウマというほど生死にかかわるような大きな出来事を体験したわけではない」、「このくらいのことは他の人も経験しているから『心のケア』というのは大げさだ」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、ある出来事がその人にとってどういう意味を持つかは、人によって異なります。仲の良い友人から言われた何気ない一言が心に突き刺さって、その後何か似たような出来事が起こった時に、特に意識してもいないのに眠れなくなったり、胸が苦しくなったり、涙が出てきたりすることがあります。時には、何十年も経った後で、怖い夢をみたり、外に出かけられなくなったり、激しい怒りが湧いてきて意図せずに強い言動をとってしまいトラブルになってしまうこともあります。

家族との関係でも、覚えていないような幼い頃の出来事が、その人のその後の生き方に関わってくることも多いのです。何事にも自信が持てなかったり、何をやっても自分は中途半端だと感じたり、自分の気持ちを出せずに我慢しているうちに、自分は本当はどう感じ考えているのか、どうしたいのか、わからなくなってしまう人も多いです。実は、このような日常生活のストレスがトラウマになると、その影響は大きく長く続き、治療も難しく時間がかかることも多いのです。

「心のケア」、特に「トラウマのケア」は、医療職や臨床心理士・公認心理師などの心理専門職、中でもトラウマセラピーの十分な知識を持ち、多くの治療経験を積んでいる人が行うのが望ましいでしょう。「トラウマ」の反応は、心だけではなく体の反応でもあるので、それについて専門に学んでいる者が行う必要があると言えます。「トラウマセラピー」を受けて、新たな「トラウマ」を受けることがあるという話も聞いています。トラウマのケアは難しいものであり、慎重に行わなくてはいけません。

このようなトラウマに対して、20世紀後半から多くの治療法が発見、研究、開発されてきました。TFT(思考場療法)、EMDR、SE(ソマティックエクスペリエンシング)、BSP(ブレインスポッティング)、BCT(ボディコネクトセラピー)、ホログラフィートーク、TSプロトコル、TF-CBTなど多々あります。その効果についてのエビデンスも数多く報告されております。私どもは、これらの治療法を用いて、さまざまな症状が軽快し安全・安心な日常と自分らしい生活を取り戻せるようお手伝いができるのではないかと思っております。しかしながら、こうした治療法のほとんどは、保険適用も無く高額なものになることが多く(1回10,000円前後)、必要としている方全てに提供することはなかなかできていません。また、どのように治療機関にアクセスできるのかもわかりにくく、不安を抱えている方々にはなかなか届かないことも多いのです。
そこで私どもは、トラウマのケアを必要としている全ての方にトラウマケアを提供するシステムを作りたいと思いました。全ての人が安心して無料でトラウマのケアを受けられ、それを提供する心理専門職にも適切に対価が支払われるシステムが必要だと考え、そのためにクラウドファンディングの活用を企画した次第です。

このプロジェクトでめざしたいこと

この度の能登半島地震の被害は甚大で、多くの方が命を落とされました。心よりお悔やみ申し上げます。また、残された方々も、毎日の生活にも復旧に時間がかかり不安な毎日をお過ごしのことと存じます。これまで、私たちは記憶に新しい中でも非常に大きな震災をいくつも体験しております。阪神淡路大震災でも心のケアの必要性が指摘され、その後の東日本大震災では臨床心理士などの心理専門職も被災地に入り「心のケア」を行うようになりました。熊本地震、北海道胆振東部地震でも心理専門職が「心のケア」に当たることが増えてきました。それでも、おそらく必要な方々に十分な心理支援が届いているとは言い難いと思われます。日本全国で見てもそもそも心のケアができる心理専門職が身近にいないのではないでしょうか。都市部には心理カウンセラーのオフィスが多くありますが、地方ではなかなか開業カウンセラーは多くありません。どこに行けば相談できるのかわからないし、果たして相談しても良くなるのかもわからない、そんなご不安をお持ちの方も多いでしょう。

これまで心のケアは、実際にお話しをうかがい必要なケアを提供するには現地に赴かなくてはならなかったのですが、近年オンラインでの相談ができるようになり、アクセスしやすくなりました。今では、日本全国から、いえ、もっと広く世界各地からでもご相談を受けることができます。そして、無料でしたら匿名でもビデオOFFでもご相談していただけます。もし続けたいとお感じになれば継続することもできますし、あまり効果がないとお感じになっても無料でしたら安心にご利用いただけます。

ぜひ、多くの方々に心のケアを体験していただきたいのです。能登半島地震の被災者の方はもちろんのこと、現地で休みなく支援されている方々、全国から支援に行かれた方々もひとしく心のケアが必要です。私も東日本大震災で現地に心のケアで支援に入りました。また北海道胆振東部地震の支援も行っております。支援に行った方々がその後体調を崩されることも非常に多いのです。私は、支援に行く前に心ケアについて知識やスキルを学び、支援からお戻りになりましたら心理専門職による心のケアを受けられるのが必須と考えております。ぜひ私たちの無料相談をご利用いただけたらと思います。

今回のプロジェクトでは、お一人30分前後の相談で心理職が一人2時間ほどを担当する予定です。心理職2人体制で2024年2月から土日祝日の夜間、21時から23時の間ご相談いただけます。1日に4人の方にご利用いただけます。

ご相談の申込みはすでに始めております。支援は待ったなし。ですので、ぜひご利用ください。

春の30分無料オンライン相談 以下をクリックしてお申込みください。

https://peatix.com/event/3825888/

もちろん、震災だけでなく、他の自然災害や事件、事故などのトラウマから、これまでのつらい体験に紐づいて過去のトラウマティックな記憶が思いだされてくることも多いのです。ですから、自分のつらさはトラウマのせいではないとか、自分のつらさは他の人に比べたらまだ小さいとか、思わずにぜひ相談していただきたいと思っています。


1月末~  プロジェクトの開始に関する周知活動を開始しました。

      (相談の申込みもすでに入ってきております)

2月    クラウドファンディングの告知を開始いたします。
3月31日 クラウドファンディング公開終了
~5月   支援状況に応じて活動を行い、資金が無くなるまで継続予定です。

(50万円を達成できれば5月までは継続できますが、支援額によってはそれ以前での終了することもあります)



ご支援は、心のケアをできるだけ長く継続するために使われます

目標金額を50万円に設定いたしました。カウンセラー一人1日2時間6,000円で、1日2人体制です。2月から5月くらいまで、土日祝日に40日ほど実施できると思います。私たちは、心理専門職のグループですので、リターンにかかる費用以外は、ほぼ全て相談の協力金としてカウンセラーに支払うことができます。皆さまのご支援はできる限り多くの方のご相談にご利用いただけるようになっております。(達成金額によっては5月より短くなることもございます)

TTTGではこれまでに、2023年8月19日から9月3日までの16日間、夜の9時から12時までの3時間zoomによる30分の無料オンラインカウンセリングを実施いたしました。のべ34人の方のご相談を受けることができました。相談後のアンケートで多くの方からご感想をいただきました。以下いくつかご紹介いたします。 

  • こんなにも質の高いカウンセリングを無料で受けてよかったのだろうかと思うくらい、悩みに素早く適切にアプローチしてくださりました。おかげさまでカウンセリング後は非常に気持ちが楽に前向きになりました。私は現在無職で収入のない状況のため、今回こういった形で金銭的な負担なくカウンセリングを受けることが出来てとても助かりました。
  •  TFTを実践することができてよかったです。本を読んで一人で実践してみたときはあまり効果がないような感じでしたが、指導してくださる方と一緒にやると効果が感じられました。無料でしたし本当にありがたいです。
  • トラウマへの向き合い方、本、心の持ちようなど様々なアドバイスを頂きました。中でも「1人で向き合ってはいけない」という事は盲点でした。

アンケートでは、9割以上の方が「カウンセリングを受けてよかった」、全員が「今後も無料カウンセリングがあった方が良い」と回答されました。


また、12月からは、冬の30分無料オンライン相談を実施しました。

2023年12 月から2024年1月14日(日)までの土日を中心として25日間、21時から23時までの2時間、2名の心理専門職がZoomでお話しをうかがいました。期間中102の相談枠を設けておりましたが、8割以上の83枠にお申込みが入りました。実際にご相談にみえたのはのべ71人で7割近いご利用率となりました。これは、無料相談としては、驚くほど多いと思われます。ご相談者様は、広く日本全国23都道府県からお申込みがあり、海外からのお申込みもありました。
ご協力いただいたアンケートでは、多くの方からご感想をいただきました。以下いくつか抜粋してご紹介いたします。

  • セルフケアでやってきたことや、知識はあったけれどやってみなかったことを、30分で急かすこともなくしていただき、そしてその効果のたかさと初めての安心、強くなった感覚に驚き、感動しました。やっぱり本当に、専門の経験や知識、あたたかな心を持っている方に話を聞いていただくことの力はものすごいものなのだな、と実感しました。本当に感謝しています。
  • 30分の間に多くの対処方法を教えていただきました。勇気を出して申し込んでよかったです。カウンセリングは私にとっては高額で、受けた方がいいと思いながら中々決心がつかずにいました。このような機会をいただき、ありがとうございます。
  • 短い時間なので簡単なことしかできないと思っていたら、予想よりも本格的な療法?を受けられてどんな感じなのかイメージが湧いたのと、オンラインでも効果があることに驚きました。

最後に

私どもの想いを最後までお読みいただきありがとうございました。関心を持っていただいて、心より感謝申し上げます。

もしご賛同いただけましたら、ご家族やお知り合い、お友だちにもお声がけいただけないでしょうか。関心を持っていただけることが大きな励みになります。そして、もしよろしければ一口3,000円からのご支援をお願いできないでしょうか。

ご支援をしていただいた皆さまには、リターンとして心理職によるストレスについての情報提供の動画を配信したいと思います。災害や事件、事故などの後や人間関係での傷つきで、どのような反応がおこるのか、そしてそれに対する「心のケア」はどのようにするのかについての情報を提供し、「心のケア」は医師や心理職が行う特別なものではない生活の中で使える方法もあること、またそれを体験していただいて、お家ですぐに使える、ご自分にもご家族にもお友だちにも教えてあげられる、そんな動画を配信したいと思っています。

また、1万円のご支援をいただきました場合には、いつでもどなたでもご利用いただける30分のオンラインカウンセリング券を1枚提供いたします。ご自身でお使いになられても良いですし、どなたか必要な方にさし上げていただくこともできます。

3万円のご支援では、リターンといたしましていつでもどなたでもご利用いただける50分のオンラインカウンセリング券1枚を提供いたします。ゆっくりとご相談いただけるので、きっとご満足いただけるものと思います。

お一人でも多くの方にご賛同いただき、30分無料のオンライン相談を多くの方に提供できますように、心理専門職による「心のケア」「トラウマケア」を継続していけますように、ご理解、ご協力、ご支援のほどどうぞ宜しくお願いいたします。



<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/04/01 00:00

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2024/03/30 18:51

    「心のケアを無料でお届けしたい…」この想いだけで、皆さまにご支援をお願いしてまいりました。ご支援いただき本当にありがとうございます。なかなか目標に達することができず、皆さまにご心配をいただいているように思います。春休みや年度末、新学期など3月4月は環境の変化が大きく、不安や緊張で眠れなくなった...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください