いつでも・どこでも・誰とでも。

美味しいレトルトのボルシチ

私が「レトルトのボルシチ」の開発を決意した理由は、安心で良質な素材、たっぷりのビーツを使って丁寧に調理したボルシチを、様々なシーンで楽しめるご馳走にして欲しかったからです。手軽・軽量・冷めても美味しいので、キャンプや登山などのアウトドアシーンでもお召し上がりいただけます。ボルシチは栄養価が高く、忙しい日々を過ごしているワーカーや、一人暮らしで料理がなかなかできない方、震災など万が一のための非常食・常備食にもおすすめです。みなさまの過ごし方に合わせたシーンがきっと見つかるはず。「いつでも、どこでも、誰とでも。」をモットーにレトルトのボルシチを、みなさんのお供として連れて行ってください。

【レトルトボルシチの魅力】

1、温めても、常温でも、冷やしても美味しい

2、一人でも、家族とでも、楽しめる

3、キャンプや登山のアウトドアや非常食にも

4、パンにも、ご飯にも相性抜群

5、大切な方へのギフト、ご自分のご褒美に

お店でボルシチを召し上がっていただいたお客さまからは、

「細胞が目覚めました!」

「からだが喜んでいる感じがします!」

「内臓が綺麗になるイメージが持てました!」

など、とっても嬉しい言葉を頂きます。このボルシチは、スムーズに体に取り入れることができます。『食卓Labo 88』のお料理は、次の日に胃にもたれません。化学調味料や添加物に頼った食べ物が溢れる現代だからこそ、本当に必要な適量の塩と体に良いオリーブオイル、信頼できる生産者さんから届く野菜や魚、肉など、高品質の材料を選別し丁寧に調理しています。ボルシチも家族のために作るような気持ちで、調理しています。

お店『食卓Labo 88』のご紹介

旦那さんとの出会いで山梨に移住し『食卓Labo 88』というごはん屋さんを開いたのが2018年5月のこと。富士山が見える高台で、空気の流れがクリアに感じた場所にお店を作りました。まるで家でくつろいでいるような空間で、旦那さんが作る野菜や、全国のつながりのある生産者さんの農産物を使ったごはんを作っています。メニュー構成は日常と非日常の中間くらいをイメージ。オリーブオイルを使って天ぷらを揚げたり、出汁にオリーブオイルを合わせたり、和食だけではなく私が訪れたヨーロッパやアジアで食べた家庭料理も取り入れています。イタリアのマンマと同じ、それぞれの家庭にそれぞれのトマトソースのレシピがある。そんな気持ちでお客さまをお迎えしています。5年経った今では口コミでお越しいただくお客さまがほとんどで、お客さまからお客さまへと伝言ゲームのように伝えていただいています。お客さまと一緒に「食の楽しさ」を発見したい! よくお越しいただくお客さまからは「ラボさん」と呼ばれる事が多いのですが、「Labo」と名付けたのは、新しい食の発見をしてほしいから。

「ビーツって何ですか?初めて食べました!」

「オリーブオイルをかけたら、さらに美味しくなったよ!」

「こんな食べ方したことがないけど楽しい!」

そんな、みなさまの記憶に残る食事を提供したいから。食卓を囲むという行為は、家族が人間の最小単位で一番大切な心と身体を作る場所だと思っています。食を通じてみんなが集い日々の取りとめもないことを共有する。そんな場所にしたいと思いつけた名前です。食=楽しい、を感じていただくこと。それは私にとって永遠のテーマだと思っています。『食卓Labo 88』の88とは横にすると「∞無限大」。漢字にすると「八は末広がり」となります。食を通じて出会ったお客さまとのご縁が長く続きますようにとの思いを込めて。これからもお客さまと一緒に発見しながら最高の場所を作っていきたいと思っています。

そんなお店の人気メニューにボルシチがあります。一昨年(2022年7月)ウクライナの伝統料理「ボルシチ」が無形文化遺産に登録され、そこからビーツへの感心も広がりましたが、『食卓Labo 88』ではオープン当初からお出ししているメニューです。それではなぜボルシチなのか?それは、ビーツを農薬不使用で栽培することを依頼されビーツを研究しはじめた時に遡ります。

ビーツは体に良いことづくめ

このお店ができる10年以上前に、農業女子仲間から「ビーツを栽培してもらえないか」という相談を受け、育てたビーツを料理に使ってみたらその美味しさに驚きました。ビーツは海外ではメジャーな野菜で、ホテルのモーニングのサラダバーにもありますし、マルシェやスーパーマーケットでも簡単に手に入る野菜ですが、当時国内には情報も少なく、ECサイトでも数件の情報しか無かった時代でした。あれこれ調べてみたら栄養価が高い(見るからに!)ことも知る事ができました。みなさんも一度は耳にした事があると思いますが、飲む輸血、食べる天然の輸血と言われるほど高い栄養価を持っているんです。血管を強くしなやかにしたり、腸内環境を整えてお通じが良くなったり、腸内細菌を増やすことで、肌に透明感が出てシワの改善につながったりと良いことづくめ。『食卓Labo 88』では「美血・美通・美肌」をキーワードにビーツをみなさまにお伝えしています。

『食卓Labo 88』で使用しているビーツは、全て旦那さんの農園『ニイニィの旬野菜』で育てられた採れたてのもの。以前それ以外のものを使用してみたところあまりにクオリティに違いがあり、旦那さんのビーツはミネラルが豊富で、甘くて、土くさくないということに改めて気付かされました。お店を始めてからは、せっせと料理に取り入れ、工夫して調理していました。フレッシュサラダやポテトサラダ、もちろんボルシチも。山梨でボルシチが食べられるなんて!と驚かれ喜んでくださるお客さまが多い中、「ビーツは土の味がするから苦手」とおっしゃられるお客さまにこそ、うちのビーツを食べてみて欲しいのです!本当に美味しいので。

そこで初めにひらめいたのが、ビーツを使ったオリジナル商品『ビーツアイスミルク』でした。なんとビーツを20%も入れてしまった驚きのアイス。綺麗なピンク色を表現したくて「これでもか!」というぐらいたっぷり使用。お店でデザートをお出しした時のお客さまの反応がたまりませんでした。

「わぁ!綺麗なピンク色!」

「美味しい!」

「意外にさっぱりしてる!」

と、嬉しいお声。サプライズ感100%! 甘さ控えめで後味さっぱりな『ビーツアイスミルク』を食べればビーツに苦手意識がある方でも、かなりハードルが下がると思います。


その頃、地元の山梨日日新聞さんでお店とビーツの話を取り上げていただいたことをきっかけに、県内からたくさんのお客さまがご来店くださいました。その時にできたのが「ビーツのフルコース」です。山梨県の方々は、家庭菜園をされている方が多く、中にはビーツを作っていらっしゃる方もいましたが、調理の仕方が分からない、という方々が多くいると聞きました。前菜からメインのボルシチ、デザートのビーツアイスまでお出しするコースは好評で、お家でビーツを使う際のヒントにもしていただけているようです。

 日常にビーツを取り入れて欲しい、5つのメリット


メリット1:話題性

実はビーツは「奇跡の野菜」(「カリウム」「鉄」「葉酸」など栄養素が豊富で”医者いらず”と呼ばれています。)その色の効果もあり、3つ星レストランではなくてはならない存在です。

メリット2:栄養が豊富

赤い色は「ベタシアニン系の色素」(ポリフェノール)で強い抗酸化作用があり、活性酸素を抑制します。香りや苦味の成分を示すファイトケミカルのひとつでもあります。免疫力を高め老化を抑制するなど体の調整をしてくれる大切な栄養素です。

◾️主な栄養成分(生100gあたり)
カリウム:460mg 葉酸:110μg 食物繊維:2,7g 糖質:6,6g ビタミンC:5g

メリット3:見た目が華やか

ビーツは、綺麗な赤い色が特徴で、ソースやスープサラダに使われることが多い野菜。一般的なビーツの旬は5月〜7月、10月〜12月ですが、『ニイニィの旬野菜』では、通年栽培を目指しています。また、ビーツの形が綺麗だと、味もより一層美味しくなるので形の良さにもこだわっていいます。

メリット4:保存性

土の中で育つ実物で、冷蔵で比較的長い期間保存できます。

メリット5:成人病予防効果が期待できる

ビーツに含まれている「一酸化窒素(NO)」NOは、血管の内皮細胞から放出される物質で、血管を拡張してしなやかにして、血圧を安定させてくれます。 NOは、血管を若く保ち、動脈硬化を防ぐ作用があるのです。 NOをたくさん放出できれば、血圧が下がり、血管も柔らかくなる。そんなNOの働きや食物繊維、オリゴ糖が豊富なことで、 腸内の善玉菌を増やしてくれる効果が期待できます。 腸内を綺麗にし、血管を柔軟にすることで 体内循環が良くなり隅々まで栄養を巡らせてくれる。 さらに抗酸化作用も高いことから肌ツヤも良くなるのです。 動脈硬化、糖尿病予防など、肝臓の機能向上にも効果があると言われています。  


ビーツは身体だけでなく、環境にも優しい

『ニイニィの旬野菜』では地球に優しい循環型農業を行なっております。大地のエネルギーに育まれたビーツはコールドプレスジュースになり、まだ栄養価が残る果肉はニイニィの畑の肥料になります。果実を乾燥・発酵させて、畑に還す。この循環があるからこそ美味しいビーツができるのだと信じています。みなさまにとって少しでもビーツが身近なものとなり、美味しく召し上がっていただけるよう、ビーツのピクルス(山梨県の「心の酢」とオーガニックシュガーを使用)やビーツチョコレート(ベネズエラ産カカオさとうきびを使用)など、様々なバリエーションのビーツ商品を開発しました。



美味しいたべものは、人を笑顔にする

幼い頃から朝起きると、お台所ではすでに出汁や味噌、ご飯が炊ける良い匂いがしていた。母方の祖母も同居していた父方の祖母もとても料理が上手で、家の中にはいつも良い匂いが漂っていました。夕方、学校から帰ると、やっぱり魚の焼ける匂いや、野菜が炊ける匂いがしてほっとしたのをよく覚えています。良い匂いがする場所にはいつも人が集まり、井戸端会議が始まる。いつしか我が家は地域の方々のたまり場となり、週末には父や母の職場の方々もよく飲みに来ていました。私はそんな大人の笑顔や笑い声が大好きだった。そして、そんな光景がずっとうらやましかった。そう!きっとわたしはずっとそれがしたかった。美味しいたべものは人を笑顔にするということを、祖父母たちが教えてくれたから。家族に喜んでもらっていた手料理をたくさんの人に振る舞うと言うこと。きっと、山梨に『食卓Labo 88』を開いたのはもはや必然だったのだと思います。

私は大学卒業後、住宅メーカーに就職、その後広告代理店に転職し仕事中心の生活を送っていました。そんな中山梨へ移住したのは、44歳の時に乳がんを患い、食への関心が高まったことがきっかけです。もともと食べること、食事の風景、料理を作る事が大好きでしたが、改めて「人間の体は、口から入るものでできている」と気が付き、食べるものにより気を付けるようになりました。まずは乳製品を控え、オリーブオイルのテイスターの勉強を始めることからスタート。オリーブオイルで調理することを中心とした生活を始めたら体がとても軽くなり、「自分の経験を周りのみんなにも伝えたい!」そんな思いでテイスターの資格を取得。国内外の産地を回ったり、収穫のお手伝いに行ったりと、オリーブオイルに魅了された日々を送ります。そんな中西洋野菜への知見も深めていたので、当時まだ国内で珍しかったビーツもすんなりと取り込めたように思います。

私のルーツ

さて、私が料理をはじめたのは、確か小学校2年生くらいの頃。料理と言っても、主に祖母のお手伝い(今思えば、お手伝いは最大かつ最高の現場実習‼︎)。台所に立つ祖母の横で、鰹節を削り、お米を研ぎ、すり鉢で茶豆や胡桃をつぶして磨る。きっと祖母はこう考えていたのだと思います。子どもにとっては大変な作業だけれど、女性は台所に立ち、家族のご飯を作るもの。ならば、外で仕事をしていた母の代わりに「孫にもきちんと教えなければ」と。料理以外にも掃除の仕方、お裁縫、立ち居振舞い、年中行事(季節の催事)など、その多くのことは家を守っていた祖母から教わりました。

家族のために、誰かのために

祖母たちの作る美味しい料理を食べるのが大好きだったので、必然的にどうやって作るのかが気になり、あーここで塩を入れるのか! こうやって切るんだ、こんな順番で味をつけるんだ!と、興味津々で祖母の姿を観察していました。まるで魔法のように手際良く、ささっと一皿作り上げる祖母は、わたしにとって憧れの存在。あの頃のレシピを思い返しながら、見よう見まねで作ってみる料理はまだまだ祖母たちの足元にも及ばない。にんじんが入らない白くてふわふわの金平…あれは何で味をつけていたんだろう?無花果の甘露煮は氷砂糖だけで炊いていた様な記憶があり、昨年挑戦してみたが、時間のかかることかかること…。もっとちゃんと見ていれば良かったと、今更ながら思うのです。

祖母は夕方16時くらいから台所に立っていました。そして母が帰宅し、父が帰って来てみんなで食卓につき、1日の出来事を話しながら食事をする。そんな昭和の時代が懐かしいです。時間がゆっくり流れていました。祖母は食事のマナーにも厳しく、親子喧嘩もしょっちゅうしましたが、それも今となっては懐かしい思い出。食卓で覚えた御作法は一生物だし、それらを含めて料理に関する出来事は私の成長過程に大きく関わっていたことに気付かされるのです。

祖母のDNA!「食」の楽しい時間をシェアしたい

家族のために作る料理、近所のご婦人方のために作る煮物、自分ではない誰かのために時間を使うって凄いことだなと感心します。それも祖母からのDNA。私も家に人がいることが大好きで、お店を開く前もしょっちゅうワイン会や食事会を開いていました。そんな流れもあり、山梨県産の大粒で旨味たっぷりの“あけぼの大豆”を使った『手前味噌の会』など、お店でも素敵な方々を招いてイベントを開催しています。友人のスイーツ店(山梨市の『季節の台所rondnoeud』を主催する手塚さん)とのコラボで始まったイベントです。他にも、"歌うアイアンマンCATSUくん"こと倉井 克幸さんとのコラボ『酒と肴とシャンソンと』や、『オリーブオイルのテイスティングセミナーとお料理の会』、ワイナリーさんをお迎えしての『メーカーズワインディナー』など、たくさんの皆さまに楽しい「食」のつながりを体験していただいています。


私が大好きだった祖母のように、自分が本当にいいと思うものを皆さんに知ってもらいたい。そして、甘くて美味しいビーツのボルシチを通して食の大切さや幸せをシェアしたい。 もしご支援を頂きました暁には、レトルトボルシチはもちろん、甲州ワインや、良質な県産肉、富士山と八ヶ岳を臨絶景のロケーションで土と触れ合う農業体験など、山梨県の魅力を存分に堪能いただける返礼品をお返しいたします。ぜひ皆さんのお手元に、レトルトのボルシチを届けられたらと思っております。


応援よろしくお願いいたします!




  • 2024/04/23 11:55

    ご支援者様・プロジェクトページをご覧の皆様へこの度は、「ビーツ愛がとまらない! 甘くて美味しいビーツで作るボルシチ」のご支援、またページをご覧いただき誠にありがとうございます。『食卓Labo 88』の数野りかと申します。皆様のおかげでプロジェクト開始早々、目標金額の約7割を達成しました。皆様の...

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