コロナ禍に追い討ちをかける能登半島地震。
残したい憩いの場「氷見の民宿」がキャンセル続きで大ピンチ！

みなさんこんにちは！そしてはじめまして。富山県氷見市にある民宿あおまさの女将、青木栄美子です。

わたしは氷見で生まれ、地元のみなさんから「あおまさのお孫さん」と声をかけていただきながら氷見で育ちました。そして氷見で夫と出会い、結婚した「民宿と氷見」をこよなく愛する人間です。

現在は、去年4月に祖父から継承した民宿を夫婦で営み、あおまさの女将として、SNSで氷見の魅力を発信しています。

皆さんもご存知の通り2024年元日に発生した能登半島の震災。

被災による影響が各所に帯びておりますが、隣県である富山県氷見市にも、その影響は決して小さくありませんでした。

自転車で10分しか離れていない場所でも斜めに傾いてしまった建物、断水してしまった建物など、その影響も本当に様々です。

幸い、私たちの宿は建物の被害や断水の影響はほとんどなかったものの、予約済みのお客さんからキャンセル連絡の電話が鳴り止みませんでした。

本来であれば、12月から2月は寒鰤の季節でたくさんの人たちで賑わっているはずだった氷見。

「落ち着いたら行くね」とたくさんの方に声をかけていただくものの、いったいいつになったら「落ち着く」のか…

先行きが見えない状態で、私たちを含め民宿を営む人たちは不安でいっぱいの毎日を過ごしています。

あなたの力を借りて、氷見の民宿を守りたい

本当は、次の休みには氷見に来てもらって、おいしい海の幸を味わってもらって、民宿で最高の思い出を作ってもらいたい！って大声で言いたいのがホンネです。しかしそうもいかない。

氷見よりもっと震源に近い地域では、町や集落まるごと壊滅的な被害を受け、今まさに家族を失ってしまったり、住む家をなくしてしまったりした人たちがいます。そんな現実をよそに、観光を楽しむ気持ちになれない方も多いと思います。

とはいえ、このまま待っていては、氷見の民宿がどんどん廃業に追いやられてしまう。
この状況がいつまで続くか分からない不安を抱えながら、ただただ時間が過ぎるのは居ても立っても居られず、今回クラウドファンディングというカタチを取ることにしました。

どうか、皆さんのお力をお貸しいただけると嬉しいです。
まずは、私たちが愛する氷見がどんな場所なのか紹介させてください。

海とともに生きる人々のまち、氷見市

氷見市は、能登半島の付け根にある人口約4.3万の小さなまちです。昔から定置網漁がさかんで、漁場と港が近く、どのお店に行っても新鮮でおいしい魚が食べられるのが魅力です。朝5時ごろに網から上がった魚が、7時半には宿に届く新鮮さ！しめたての魚の刺身は食感が全っっっ…然違います！

あの豊臣秀吉の出席した宴会にも氷見のブリが献上されたのだとか。
寒ブリはもちろん、イワシやノドグロなど、四季折々のさまざまな種類の魚介が一年を通して水揚げされます。
寒ブリはもちろん美味しいし、季節ごとに食べてもらいたいほど、そのほかの魚たちも美味しいんです！

家族や仲間を繋ぐ氷見の民宿文化

もともと氷見には、忘新年会、結婚式や法事、町内会の行事など、冠婚葬祭を地元の民宿で行う文化があります。

ホテルよりも圧倒的に民宿の数が多く、観光協会に登録されている宿泊施設29件のうち、25件が民宿です。氷見の人たちにとって民宿は「家族や仲間との憩いの場」なんです。

また、氷見のどの民宿で海鮮料理を食べても新鮮で美味しいです。
（どんな高級レストランにも「新鮮さ」では負けませんよ！）

能登震災による打撃と必死の活動

能登半島の根元に位置する富山県氷見市でも最大震度５強を観測し、氷見市北大町を中心に全壊、半壊などの住宅被害が出たほか、道路のあちこちで地割れが起き、氷見市内全域で最大14000戸が断水しました。

多くの民宿が断水し、かき入れどきのお正月にお客さんを迎えることができず、氷見市内の断水が完全復旧した1月21日までの期間、長期で営業を停止した宿も少なくありませんでした。

立ち止まりようやく気づいた自分たちの状況

震災直後は必死だったので、とにかく自分たちでできることをしようと、宿で炊き出しや温泉の無料解放をおこなっていました。私たちはおにぎりと味噌汁を作るのが精一杯でしたが、近所の干物屋さんや居酒屋さんもおかずを持ってきてくれるなど協力してくれて、だんだんと支援の輪が広がっていきました。

数日経って、やっと民宿の電話の対応ができるようになったのですが、その大半がキャンセルの連絡。気づけば1月の宿泊や宴会の予約は、ほとんどがなくなっていました。

・仲間や家族が被災してそれどころでない

・地震があったところに行くのが怖い

・大変な災害があったときにお酒や食事を楽しんでよいかわからない

といった理由など様々ですが、地震が起こってからたった数日で、予約全体の８割がキャンセルになりました。

民宿仲間の話を聞くと、同じように余震への恐怖や自粛ムードによるキャンセル連絡が相次いでいて、「月末の支払いレベルできつい」とか「数百万円の損失」と深刻な状態でした。

※補足しておきますが、キャンセルしたお客さんは全く悪くありません！客観的に見て、海が近く、余震のリスクがある場所に行くことについて、延期やキャンセルは当然のことだと思います。

ただ、やっとコロナ禍から立ち直った矢先の出来事で、どの宿もこの現実に頭を悩ませています。

未来のために今私たちが出来ることを！

震災後、キャンセルの連絡は相次ぎましたが、同時に皆さまからの暖かい言葉もたくさんいただきました。また、民宿仲間と集まって自分たちの宿や氷見全体の宿を存続させるために、何ができるのかを真剣に話し合いました。その結果、このクラウドファンディングをすることにしたのです。

当然のことながら、私たちにとってもクラウドファンディングは初めての試みです。どのように受け取られるのか、ちゃんと伝わるのか不安な気持ちも正直あります。

ただ言えるのは、氷見から民宿をなくしたくない。この場所、この文化を残し続けたい。そう強く願っています。みなさんが来てくださって初めて民宿はカタチをなします。

氷見の美味しい料理に顔をほころばせ、たくさんの笑顔が溢れる時間を過ごしてもらうことが私たちの嬉しさにも繋がっています。

今すぐとはいかなくても、どうか、落ち着いたら氷見のまちに来て楽しんでください！できれば、ひとつの宿だけでなく、連泊していろんな宿を巡ってほしいです。

そして、たくさんの人と触れあって欲しいです。きっと、氷見の魅力が伝わるはずです。

応援の方法

応援の方法は３通りあります。

①「落ち着いたら行くねクーポンを購入」で支援

②「氷見の民宿とにかく応援コース」で支援

③「一緒に二次会行こうよ！チケットを購入」で支援

リターンのご紹介

①「落ち着いたら行くねクーポンを購入」で支援

◇12,000円→ご希望の民宿でのクーポン10,000円分

◇24,000円→ご希望の民宿でのクーポン20,000円分

◇36,000円→ご希望の民宿でのクーポン30,000円分

◇60,000円→ご希望の民宿でのクーポン50,000円分

◇110,000円→ご希望の民宿でのクーポン100,000円分

※クーポンについては参加店舗の中からお選び頂き、必ず「備考欄」に宿泊を希望する民宿名をご記入ください。
※ご登録いただきましたメールアドレスにデジタルクーポンを送付いたします。
※1回の決済ごとに手数料がかかりますので、複数の場合はまとめて購入がお得です。
※宿泊券有効期限：クーポン到着後～2025年4月30日。年末年始、お盆、大型連休は使用できません。
※会計時お釣りは出ませんので予めご了承下さい。
※万が一応援していただいた店舗が廃業になってしまった場合は返金できかねる場合もありますことをご了承ください。

②「氷見の民宿とにかく応援コース」で支援

◇5,000円

◇10,000円

お名前を民宿各社のHP・SNSにてお名前をご紹介させていただきます。掲載の可否について、備考欄に「掲載可能」「掲載不可」のいずれかをご記入下さい。

※キャンプファイヤーの手数料や、振込など手続きにかかる手数料を差し引いて、プロジェクト参加事業所の今後の事業継続に向けた活動資金とさせていただきます。

③「一緒に二次会行こうよ！チケットを購入」で支援

支援のお礼に、宿泊してもらった民宿のオーナーやスタッフが、夜の氷見の街を案内します。

※参加店舗に宿泊していただくことが前提の返礼品です。このリターンに宿泊代金は含まれません。
※こちらに飲食代は含まれません。飲食代はご自身でお支払いいただきます。民宿側の飲食代は民宿側でお支払いいたします。
※対象店舗：民宿あおまさ、浜辺の宿あさひや、湯の里いけもり、移り住みたくなる宿イミグレ

参加店舗

民宿あおまさ
〒935-0024
富山県氷見市窪3203-1
電話番号：0766-91-5157

浜辺の宿 あさひや
〒935-0032
富山県氷見市島尾2195
電話番号：0766-91-2045

湯の里いけもり

〒935-0007
富山県氷見市指崎1632
電話番号：0766-74-6123

移り住みたくなる宿 イミグレ
〒935-0424
富山県氷見市小杉232-1
電話番号：0766-92-2200

民宿うらや
〒935-0413
富山県氷見市小境44
電話番号：0766-78-1216

実施スケジュール

2月15日　クラウドファンディング スタート
3月31日　クラウドファンディング終了
4月中旬以降：支援者にデジタルクーポンのご送付、民宿HP・SNSでの寄附者様のご紹介

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最後に

私たちが愛するまち、富山県氷見市。能登半島地震によって、大きな被害も受けましたが、一歩一歩復興に向かって動き出しています。

私たちはこれからも生まれ育った氷見市の魅力を、より多くの方々に届けていくための民宿運営を続けて参りたいと思います。

ぜひこのプロジェクトに多くの方にご参加いただき、プロジェクトを応援していただいた皆様と氷見のまちでお会いし、氷見市の魅力を熱く熱くお伝えできること日が来ることを、心よりお待ちにしております。

最後まで長文をお読みくださり、ありがとうございました！