※能登が被災した関係で、新しい商品・サービスを提供することが難しく、既存の商品・サービスにてリターンを設定しています。また、ご支援金額を復興に活用させて頂くため、一般販売価格より高い金額を設定している場合があります。
被害状況やポチスパギフトについて
震災に伴い、道路の陥没や地割れなどの被害を受ける工場。
工場内は様々な設備や道具が倒れています。①
工場内は様々な設備や道具が倒れています。②
本社から工場へ向かう道路の大きな陥没。迂回して移動しています。
石川県能登半島で鍛冶屋をしている4代目の干場健太朗です。家業に入って10年が経ち、これまで斜陽産業であった鍛冶屋を立て直すため、EC事業、受注管理のDX、職人技の動画マニュアル、修理のプラットフォーム、海外展開などを強力に推し進めてきました。しかし、2023年5月の能登地震に続き、2024年1月1日、千年に1度と言われる地殻変動を伴った突然の大地震で被災し、店舗や工場、倉庫などに亀裂や段差、物の散乱、機械設備が倒れるなど被害を受けました。近隣道路は地割れや陥没が多く、近隣家屋も倒壊しているなど、想像を絶する風景が広がっています。また、停電、長期化する断水や物流がストップすることで機会損失も含めると、弊社だけでも1000万円以上の被害があると推計されます。
従業員の中には、全壊、半壊、一部損壊、そして避難施設から職場に来て、会社の復旧に尽力してくれています。もちろん物理的に出勤したくてもできないスタッフもいますが、スタッフ全員の安否が確認でき、今後一丸となって会社や地域の復興・復旧に取り掛かろうとしています。その気持ちは、自分達が被災していても誰かの役に立ちたい、早く日常を取り戻したいという思いが突き動かしています。
ふくべ鍛冶は、創業明治41年、刃物の製造・修理・販売をしています。私達の原点は、地元能登の営みと暮らしを支える道具づくり、修理して再利用してもらう「鍛冶屋(野鍛冶)※1」の文化にあります。限りある資源を大切に使うべき時代。私達はこの文化を地域の生活に密着した行商やインターネットを活用した。グローカルな視点で継承していきたいと考えています。
※1:野鍛冶とは、地域特有の道具を製造・修理している鍛冶屋のことで、戦後、日本全国の集落に1軒ずつある程数多く存在していました。しかし、時代の変化により、道具の機械化や産業構造の変化、高齢化による担い手不足などに伴い、今では全国の中山間地や半島・離島などに100軒程にまで少なくなっています。
奥能登は農林水産業や伝統産業が主幹産業です。弊社は、奥能登の農林水産業、伝統産業・文化を支える職人の手元となる道具を製造・修理し、地域の産業を支えている側面があります。例えば、輪島塗や海女さんの道具、ナマコ・サザエ取り・開け、ワカメ取り、カキ鋏、水産加工業者が使う包丁や貝開け、定置網用のロープを切る刃物、加賀鳶はしご登りに使う特殊釘、牛の爪切り、囲炉裏のわたし、火箸、珪藻土コンロを整形する槍、和ろうそくの燭台など数100種類の道具を供給しています。また、全国的に野鍛冶が減少する中で、全国各地から伝統産業・文化を支える職人さんからの特殊な依頼にも応えています。そうしたことから、数少ない野鍛冶の技術を継承していくことで、日本の大切な文化を守ることに貢献できると考えています。
弊社は、能登半島北部の奥能登地域にある能登町宇出津という地域で活動をしています。海にも山にも近く、自然の恵みを生業としている業種や地域内で経済を回している業種がほとんどです。そして、今回の震災で地域内の経済は大打撃を受けています。また、今まで地域外貨を稼いでいた漁業、農業、観光業、伝統産業も大きな被害が出ています。そうした中で、宇出津にある弊社は、相対的に見ると奇跡的に被害が軽めであったことは不幸中の幸いであったと思います。
そこで、「今、弊社に何ができるのか?」この問いを突き詰めていくと、できるだけ早く地域内外の経済活動を回すことで、地域内から奥能登の復興に貢献できるのではないかと考えました。
今回「ポチスパギフト」という、包丁研ぎができる箱を友人知人にお送りできるリターンご用意しました。お客様が箱をご支援頂き、ご自宅にある包丁を箱に入れて、最寄りのポストに入れるだけで、専門の包丁職人がスパっとした切れ味にしてお戻しする国内でも類例がないサービスだと自負しています。
お客様には、研ぎたい包丁だけをご用意いただければ、梱包箱や送料など全て込々なので、簡単に手続きができます。
是非、沢山の方にポチスパギフトをご利用いただき、より多くの方が能登半島地震の復興に気持ちをお寄せていただく一助になればと思います。
これから本当の意味での復興が始まります。私も、会社、地域のために奔走していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ポチスパギフトの内容と特徴
機能性①
最適な修理方法を職人の目で判断する。
機能性②
刃物の材質の特徴を引き出す。
機能性③
熟練の職人が刃物の仕上がりを常に追求。
機能性④
ギザギザが切れ味の秘訣。
機能性⑤
サポートが充実!!
1.送料・梱包箱
2.刃先のカケ直し
3.サビ取り
4.包丁の歪み調整
5.仕上りの写真確認(ビフォーアフター)
機能性⑥
「こんなサビた包丁でも直してもらえる?」といった相談ができる、LINEのカスタマーサポートがあります。お気軽にお問い合わせください。
QRコードでLINEの友だちを追加
LINEアプリの友だちタブを開き、画面右上にある友だち追加ボタン>[QRコード]をタップして、コードリーダーでスキャンしてください。
実際の使用シーン
ポチスパギフトの誕生・開発ストーリー
(商品の誕生秘話)
2018年10月にポチスパ(包丁研ぎ宅配サービス)を国内最初に開発し運営してきました。当初は、自分の切れなくなった包丁のために利用してもらうお客様が多かったですが、お客様から「地方の実家のお母さんに箱を送りたい!」「料理教室に通っているお友達に送りたい!」などの声が多く届くようになりました。
そうした中、令和6年能登半島地震が起こり、職人が思うように職場に集まれなくなり、製造工程が分断されることによって、製品の完成やサービスの提供ができないようになってしまいました。すると被災した熟練の職人が、「家や避難所でじっとしているより、包丁を研いでいた方が前向きになれる。仕事を続けたい。」という言葉を口にしました。このまま復旧まで長い期間を待っているより、長年培われた技術をお客様のために活かしたい。そして、復興を願う気持ちを形にした応援の輪を全国に広げたいと思い、今回のプロジェクトを実施してみようと考えました。
能登には、輪島塗を始めとした伝統工芸やモノづくりを支える沢山の技術者がいます。また、農林水産業に携わる多くの技術者がいます。われわれ鍛冶屋もそうした技術者を道具で支える役割があります。この役割を全うすることで、様々な産業を助けることができます。どんな状況であっても「職人の技術やノウハウの活用を止めてはならない!」。技術さえあれば、復興できる。そう信じて、日々、地域やお客様を想い、仕事に向き合っています。
(商品の製造工程)
包丁研ぎの工場であるポチスパBASEの様子
包丁研ぎの様子①
包丁研ぎの様子②
利用方法・操作方法
◆ご利用の流れ
◆対象の包丁(長さと重さの上限)
◆専用BOXの組み立て方
◆修理品の発送手順
仕様
商品サイズ・重量 32.5cm×27cm×1.0cm・100ℊ
(組み立て時)32.5cm×24cm×3.0cm・100ℊ
同梱されている物 ①包丁の梱包袋、②ゆうパケット送り状、③ご利用ガイド
商品の材質製造国 日本
保証期間 1年間
FAQ
Q1 ステンレス製など、どのような包丁でも修理可能ですか?
A1 特殊な包丁(セラミック製や、パン切など)以外は、三徳包丁、牛刀、出刃包丁、柳刃包丁、ペティナイフ、中華包丁など、ほぼすべての包丁が修理可能です。
Q2 他社メーカーの包丁も修理できますか。
A2 はい。国内・国外製問わず修理受付いたします。
Q3 包丁の仕上がり具合ですが、包丁に研磨傷がついたりしますか?
A3 細心の注意を払って研いでおりますが、刃の腹部や柄の上部が砥石などによる研磨傷がつく場合がございます。また、包丁に印字された文字なども稀に薄く消えてしまう場合がございますので、予めご了承願います。
Q4 そば切り包丁や中華包丁も研いでもらえますか?
A4 そば切り包丁も中華包丁も箱に入れば研ぐことができます。他の包丁に比べて研ぎには通常の倍の時間がかかるものの、研ぎ作業が工夫されており、同じリードタイムでお渡しできます。
Q5 包丁研ぎは、ある程度機械で行ってから手で仕上げていますか?全て手作業でしょうか?
A5 包丁の状態によりますが、7割程度は水研磨機を利用し、最後には荒砥石、中砥石、仕上げ砥石を使用して職人が手作業で研いでいます。
Q6 専用BOXへ入らない包丁はどうすれば良いですか?
A6 当店へ郵送いただければ修理いたします。その場合、事前にご連絡(お問い合わせフォームなど)いただき、どのような包丁か、種類や大きさなどをお聞かせください。
※大きさの目安として、刃渡り24cm以上の刃物はポチスパ専用BOXには入りません。
Q7 修理品の投函期限が切れるとどうなりますか?
A7 専用BOX到着後、期限内(およそ1年間)に投函いただけないと郵送できなくなります。その場合、送料はお客様のご負担となりますのでご注意ください。
Q8 自宅やマンションの郵便受け口が小さいのですが、入らない場合はどうなりますか?
A8 郵便受けに入らない場合は、不在配達通知書を差し入れ、配達を行う郵便局へ持ち戻ります。恐れ入りますが、お客様から不在票へのご連絡をお願いいたします。
Q9 個人情報に関する取り決めはされていますか?
A9 個人情報の取り扱いについては、下記のとおりです。
(個人情報の取り扱い)
1. 個人情報の収集と利用目的:当社は、お客様から収集した個人情報を適切に管理し、サービス提供、お問い合わせ対応、商品の発送等の目的で利用します。
2. 個人情報の第三者提供:当社は、法的な要請やお客様の同意がある場合を除き、お客様の個人情報を第三者に提供しません。ただし、業務委託先への提供、法的義務の遂行等の場合には例外として第三者に提供することがあります。
3. 個人情報の安全管理:当社は、個人情報の紛失、漏洩、改ざんなどを防止するために適切なセキュリティ対策を実施します。
4. 個人情報の開示・訂正・削除:お客様は、自己の個人情報について開示・訂正・削除を求めることができます。詳細な手続きについては、当社までご連絡ください。
5. 個人情報の取扱いに関して適用される法令・規制を遵守します。
Q10 保障・サービスについて、お預かりしたお客様の包丁が破損したり、配送途中で紛失した場合、保障はありますか?
A10 弊社ではPL保険に加入しており、保険内で補償いたします。
今後のスケジュール
プロジェクト開始 2024年2月
プロジェクト終了 2024年5月
リターンお届け予定 2024年6月
※月2000箱製作し、順次発送。
※修理BOX到着後は、お客様のタイミングで包丁をお送りください。
リターンについて
◆とにかく応援!1000円コース×1000個
◆ポチスパギフト1本 3,000円×箱数
1.BOX:1箱、2.2箱、3.5箱、4.10箱、5.30箱、6.50箱、7.100箱、8.500箱
◆ポチスパギフト2本 5,000円×箱数
1.BOX:1箱、2.2箱、3.5箱、4.10箱、5.30箱、6.50箱、7.100箱、8.500箱
ご支援金額の使い道について
2024年8月31日までに、ご支援金額の用途について、詳細を活動レポートにて報告いたします。
事業の再建について
まずは、被災した工場などの修繕や職人が継続して働ける環境づくりに取り掛かりたいと思います。
職人は、仕事があってはじめて技術を活かせるようになります。仕事が確保され、お客様に喜んでいただけることが何より嬉しいです。今回のプロジェクトを契機に、多くのお客様と繋がり、職人の技術が継続的に活用され、能登の雇用の場として地域に貢献をしていきたいと思っています。
実行者紹介
弊社スタッフ
震災から能登の色々な経営者の方とお話をしています。
「再建まで時間がかかる」「家族、従業員も守りたい」「資金繰りも不安だ」「拠点を変えなければならない」「人が集まらない」「自分だけ経済活動をするのは・・」などなど。
今後について、色んな不安な声が多いのは当然です。
そんな中でも、「今まで通り、元に戻すのではなく、時代に合った新たな取り組みが必要だ」「物流や人員確保のため、会社の2拠点化を進めたい」など前向きな声も聞こえてきます。経営者にできることは経済を止めないことです!
では、我々はまず何ができるのか、何が産業復興につながるのかを真剣に考えた結果、CAMPFIREを活用し、多くの皆様の善意を形にしたい。そして、能登半島の復興の兆しとして象徴的なプロジェクトを立ち上げたいと考えました。
また、「職人の技術やノウハウの活用を止めてはならない!」
技術やノウハウは、取得するために多くの年月がかかりますが、一度止まると簡単に元に戻ることは難しいものです。
今回のプロジェクトは、「‐115年の歴史を繋ぐ- 奥能登の野鍛冶技術を届けて、地域の中から震災復興に貢献する」です。
このプロジェクトを通じて、日本全国に「令和6年能登半島地震」のご支援の輪が広がり、1日でも早く復興できるよう努めてまいります。
これから本当の意味での復興が始まります。私も、会社、地域のために奔走していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
株式会社ふくべ鍛冶 代表取締役 干場健太朗
応援企業様・機関様のメッセージ
大変嬉しいことに、多くのお取引き企業様や支援機関様からメッセージをいただいています。今後応援下さる企業様、機関様におかれましては、活動報告等にてお伝えいたします。本当にありがとうございます!
リスク&チャレンジ
プロジェクトに関する情報
・プロジェクトの属性:国内修理
・代理店によるサポート:初期不良のみ交換対応(到着から7日以内)
・実行者(国):日本 ・企画国:日本 ・製造国:日本
※包丁を修理した際の使用感などに関しては、感じ方に個人差が予想される製品でございます。そのため、使用感等に関する返品・返金はお受けいたしかねます。
※初期不良以外に関する返品・返金はお受けいたしかねます。
※デザイン・カラー・素材などの仕様が一部変更になる可能性がございます。
※ご支援の数が想定を上回った場合、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合がございます。
※本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。ご支援の性質上、配送遅延のおそれがございます。
以上の注意点につきましてあらかじめご理解とご了承いただいた上でご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
最後に、本製品を手に取った皆様に喜んでもうえるよう、チームメンバー一同心を込めて対応していきますので、 応援よろしくお願い致します。
※本プロジェクトは寄附控除にはなりません。
※能登が被災した関係で、新しい商品・サービスを提供することが難しく、既存の商品・サービスにてリターンを設定しています。また、ご支援金額を復興に活用させて頂くため、一般販売価格より高い金額を設定している場合があります。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る【ご報告】リターン商品の発送が完了しました!
2024/05/22 11:32この度は、ふくべ鍛冶の【能登半島地震復興プロジェクト】にご支援いただき、本当にありがとうございました。予定通りリターン商品の発送が完了しましたので、ご報告します。品質に万全を期しておりますが、商品に関するご質問やご要望がございましたら、遠慮なくお知らせください。これからも皆様に価値ある体験をお届けできるよう努めてまいります!応援ありがとうございました! もっと見る
目標金額達成!
2024/04/30 10:22本日、私たちの目標金額が達成されました!社員一同、皆様のご支援に心から感謝するとともに、能登半島地震の復興に向けて奔走いたします。本当にありがとうございます!お届けは6月を予定していますので、引き続きよろしくお願いいたします。 もっと見る
「がんばろう!能登半島」ステッカーの秘話
2024/03/27 14:59東日本大震災で被災した仙台地域にあるトランバード社(https://tranbard.co.jp/)は、弊社のWEB関連事業のサポートを依頼している会社で、「がんばろう!能登半島」のステッカーデザイン並びにステッカーを全面的にご支援をいただきました。https://tranbard.co.jp/fukubekaji_support/沢山の方に支えられて事業ができていることに感謝しながら仕事に励んでいます。 もっと見る
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