プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。

1.はじめにごあいさつ

皆さま、はじめまして!

私たちFOS(フォス)は、東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学などの現役大学生が立ち上げたNPO法人です。FOSはギリシャ語で「」。あらゆる格差や差別に負けず全ての子どもたちに教育を届けたい。そんな思いで、主に中高生への学習支援・進学支援をおこなってます。


《法人概要》
名称:特定非営利活動法人FOS
設立:2022年7月6日
代表理事:長谷川雄飛
公式HP:https://npofos.or.jp/
※大学の教授の方々に顧問となっていただいています。

《これまでの活動実績》


2.このプロジェクトで実現したいこと

 今回、私たちは、不登校の小中高生が無料で使えるメタバース上の居場所、「フォスペース」(※)を作りたいと考えています。
 私たちのプロジェクトのこだわりは、「無料」で使えること、そして「メタバース空間」を活用することです。教育は、本来ならば誰もが無料で受けられるものです。学校に行けなくても、教育の機会・交流の場が失われることのないよう、フォスペースを無料で提供したいと考えています。またメタバース空間を使うことで、実世界に近い形での交流を可能にしながら、誰もが気軽にアクセスできるようにしたいと思っています。

※「フォスペース」は「FOS(フォス)」と「スペース」を掛け合わせて命名したものです。


《プロジェクト詳細》

⚪︎対象:全国の不登校の小中高生

⚪︎構造:以下のような構造でメタバース空間を設計する予定です。
 ・自習室:各自で勉強するスペース。
 ・休憩スペース:おしゃべりをしたり趣味をしたりなど、自由に過ごせるスペース。
 ・公演会場:ゲストスピーカーを招待し、講演をしてもらうスペース。
 ・相談室:子どもがスタッフに相談・質問できるスペース。保護者の利用も検討。
 ・多目的室:オンラインゲーム、カラオケ、映画鑑賞などができるスペース。

学習教材や、オンラインボードゲーム・電子書籍といった娯楽ツールの提供も行いたいと考えています。

※使用予定のoVice様のメタバース空間。レイアウトは変更の可能性があります。

⚪︎一日のスケジュール(仮):開室時間(月〜金 10:30~16:00)
 ・10:30~11:15:学習①(自習室で教材を使って自習を行う)
 ・11:25~12:10:学習②(上に同じ)
 ・12:10~13:00:お昼休み
 ・13:00~16:00:自由活動

これはあくまで目安であり、子どもたちには好きな時間に来て好きな時間に帰ってもらうことを想定しています。また、開室時間も状況に合わせて変更になる可能性があるのでご了承ください。

⚪︎スタッフ体制
 ・スタッフ1〜2人が常駐。
 ・メンター制度の導入:子ども一人に担当スタッフがつき、定期的な面談を通して学習状況の把握や各種相談を行います。


⚪︎学習支援
 ・学習教材の提供
 ・学習計画の作成
 ・質問対応
 ・プログラミング学習の提供


⚪︎不登校支援情報の提供
 ・不登校支援情報の提供
 ・保護者同士のコミュニティづくり
 ・不登校生徒向けの進学情報
 ・不登校経験者との交流


⚪︎イベントの開催
・オンライン
 ・企業の説明会
 ・ゲストスピーカー(著名人/不登校経験者/FOSメンバーなど)による講演会
 ・チームイベント(esportsなど)
 ・保護者相談会

・対面
 ・大学生・社会人との交流
 ・連携企業・団体によるイベント開催(全国各地)
 ・FOSの出張イベント
 ・季節のイベント(花見、ハロウィン、クリスマス)

※支援内容について、これらを理想として実現に励んで参りますが、状況に応じて変更が生じる可能性があります。ご了承ください。


3.プロジェクト立ち上げの背景

《当事者からの声》

 私たちのプロジェクトは、当事者からの声を受けて開始しました。不登校の子どもは、勉強が分からなくて悩んだり、集団生活を送ることが苦手だったり、様々な問題を抱えている場合も少なくありません。例えば、不登校の子どものうち57%が発達障害を、24%が不安障害などの精神疾患を有していることが明らかになっています。周りの友達と同じようにできない自分にいらだって自己肯定感が低下したり、二次障害的にうつになってしまうこともあります。また、子どもと向き合う保護者も同様に悩みを抱えています。実際に以下のようなお話を当事者の方からいただきました。

・不登校の子どもの保護者の方の経験談

「昼頃起きてきて、そのあとはゲームやYouTubeばかり。勉強の遅れや人との関わりが不足してしまうことが心配です。外に出て知らない人と直接かかわることが難しいため、児童館や地域の居場所等に参加することもできません。フリースクールに行くにも経済的に厳しい状況です。」

「家にいる間は常に子どもと向き合わなければならず、気が休まりません。勉強を見たり、昼ご飯の用意をしたり、引きこもりがちな子どもを外に連れ出したり、やることも増えるためストレスが溜まってしまいます。」

こういった状況の中で、家と外部の居場所の中間に、気軽に誰でも行けるオンラインの居場所が必要なのです。


《日本の現状》

実際に、近年不登校の子どもの数は増加し続けており、2022年度の小中学校における不登校者数は29万人を超え、過去最多となりました。

出典:「令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」(文部科学省)(https://www.mext.go.jp/content/20231004-mxt_jidou01-100002753_2.pdf)から抜粋

 
 そのうち、教育支援教室やフリースクールなどの不登校支援を受けている子どもは不登校全体の2〜3%程度と考えられており、ほとんどの不登校の子どもが支援を受けられていません。

 不登校のこどもが教育支援教室やフリースクールに通わない理由にはさまざまなものが考えられますが、主たるものとして経済的負担地理的障壁があげられます。

 不登校支援として中心的な存在であるフリースクールは、月に数万円ほどの費用がかかり、家庭にとって大きな負担となります。本来ならば無料で受けられるはずの教育に、お金を出さなければならない状況は本来あるべき姿ではありません。

 また、体験談でもあったように、フリースクールや学習支援所が家から遠く通うのが困難だったり、そもそも家から出ること自体が難しい場合もあります。そこで、経済的負担および地理的障壁を克服し、より多くの不登校の子どもたちに支援を提供するために、オンラインを活用した不登校支援を実施したいと思うようになりました。


4.資金の使い道

みなさまからご支援いただいた資金は、フォスペースの運営費やスタッフの人件費に充てさせていただきます。

《費用(年間)》

・オンラインツール使用料:30万
このプロジェクトではoVice様の提供するメタバース空間を使用する予定です。

・スタッフ人件費:300万 (年間174日)
(※長期休暇中は週2日開催。来年度は6月から翌年3月末を開校期間として7/25〜8/24を夏休み、12/25〜1/8を冬休み、3/1〜3/31を春休みと想定。)

たとえ居場所があっても、1番重要なのはそれを回す人です。スタッフ全員が無償のボランティアでは、子どもたちに質の高い十分な支援を提供することが難しくなります。子どもたちをサポートする人を雇うために支援金を使わせてさせていただきます。

・広告宣伝費:30万(寄付額により変動)
フォスペースをより多くの方に知ってもらえるための広報活動に使わせていただきます。


《クラファン目標》
第一目標:100万円(まずは夏場までの活動資金確保を目指します)


5.リターンについて

プロジェクトへのご支援に対して、私たちは感謝の気持ちを込めて以下のようなリターンをご用意しています。詳しい内容につきましては、リターン一覧をご覧ください。

《リターン内容》
・お礼のメール
・活動報告のメール
・寄付金受領証明書
・フォスペースHPへのお名前掲載
・フォスペースへのご招待


6.スケジュール

おおよそ以下のスケジュールで進めていく予定となっています。変更が生じる場合もありますので、ご了承ください。

2024年3〜4月:資金調達開始、メタバース空間の整備・各種設定・セキュリティ整備
2024年5月:スタッフ募集・採用・研修
2024年6月:広報活動、利用者募集サービス提供開始


7.最後に

 不登校支援活動をおこなっている団体は他にもあります。私たちよりも多くの人材・資金を保有している場合もあり、大学生の私たちが今更やることに、それほど意義を感じないかもしれません。ですが、たとえ微力であっても、一人でも救われる子どもがいるのなら動き出したい。そんな思いで、このプロジェクトの開始を決めました。ぜひ、みなさまの力を貸していただけないでしょうか。

 みなさまからのご支援を心よりお待ちしております。

#子ども #不登校 #居場所づくり #メタバース

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

社会課題の解決を
みんなで支え合う新しいクラファン
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  • 2024/04/06 02:32

    ご支援くださったみなさま、ありがとうございます!現在、17名の方にご支援いただき、達成率は13%になりました!しかしまだまだ支援が必要です。ぜひ、引き続きよろしくお願いいたします!さて、団体内では、・プラットフォームとして利用するoviceの部屋の設計・スタッフ研修案の作成・子どもたちの学習計...

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