こんにちは、このページをご覧いただきましてありがとうございます。
私たちは
自然と調和し豊かに生きる心を自然に育んでくれる
『やまとことば』という日本独自の言語を守り伝えていきたい
と思い活動している「うまし国やまとことばの会」という団体です。

文化と聞くと学問や芸術が思い浮かびますが、
「言葉」もまた文化を伝えていく一番身近なものの一つです。

この「言葉」を次世代に伝え、
子供たちが豊かで、ありのままの自分を肯定できるよう育ってほしい!
との思いで、
今回、日本独自の文化が詰まった「やまとことば」を大切に守り伝えるため
『やまとことばの日』を設立するプロジェクトを立ち上げました!

みなさんは「やまとことば」をご存じでしょうか?
漢字には音読みと訓読みがありますよね。
その訓読みにあたるものの多くが実は「やまとことば」です。

「やまとことば」は漢字や外来語が入ってくるずっと前から、
古いものは1万6千年前の縄文時代から使われてきたものとも言われています。

そんなに長く受け継がれてきた言語をいまでも使っているとは
なんと素晴らしいことでしょうか。

しかし当たり前に使っているため、
これが文化を継承している大切なことだという実感がわかないかもしれません。

そこで「やまとことば」を受け継いでこれたことをお祝いし、
大切に守り伝えていくため
8月18日を『やまとことばの日』の記念日としたいと考えています。
8月18日は 「や(8)まと(1)ことば(8)」 の語呂合わせから選びました。

そして記念したイベントを開催し、
素晴らしい文化を皆さんと一緒にお祝いしたいと考えています!

「やまとことば」についてもう少しお話します。
「やまとことば」は先ほどもお伝えした通り
日本に漢字が入ってくる前から使われてきた独自のことばで
一音一音に意味があるという、世界でもめずらしい言語です。

「やまとことば」の特徴のひとつには母音が中心ということがあります。
どの音も長く伸ばすと「あいうえお」のいずれかの音になります。

また、発声の仕方や語感がそのまま意味をつくっています。

例えば「ア」は口を大きく開いて発声しますから、開く意味。
「ウ」は口を閉じて発声しますから、閉じる意味。
また「う〜」と力をためるところから「生み出す」という意味も持ちます。

例えば「あいうえお」の音にはこんな意味があります。



全ての音にこれらの意味が込められているので
日本語を話す人は音に対して情緒豊かになることが分かっています。
例えば秋に虫の声を聞くとしんみりしませんか?
これは日本語話者の脳の使い方によるものという研究結果があります。
話すことで心が自然と調和する。

実は私たちは「ことば」によって文化も受け継いでいるのです。

・日本語は古くから使われている「やまとことば」がもととなっています。
 それがいま現在も使われており、さらに一音一音に深い意味があることを知ることで
 自分が使う言葉に誇りが持てるようになります。

・日本が神話「古事記」は「やまとことば」で書かれた現存する日本最古の歴史書です。
 そして神話は現在も続いており、日本が世界最古の国であると知ることができます。
 これは非常に誇り高いことです。
 長く続く歴史の中ではさまざまな苦難があったはずですが、
 乗り越え、引き継いでくださったご先祖様たちに感謝するきっかけになります。

・言葉を通して日本に伝わってきた感性や理念に触れ、
 多くの祈りで国が続いてきたということを感じることができます。

・「やまとことば」に込められた言霊(ことだま)を知ることで、
 自分の名前に秘められた意味や使命、名付け親の想いを感じることができます。

ここで日常でも使っている「やまとことば」をいくつかご紹介します。


●行ってきます・行ってらっしゃい
多くの人が出かけるときには「行ってきます」と言って家を後にされることでしょう。
「行ってきます」は英語に訳せない、矛盾した言葉です。
「行って帰ってくる」ですから。
一時あなたの(家族の)前を離れるけど、またあなたの前に帰ってきます、
という気持ちが込められた言葉です。
家を出ると、誰でも必ず戻ってくることができるとは限りません。
だからこそ「帰ってきたい」という祈りを込めた約束の言葉なのです。
そして送り出す方も「帰ってきてほしい」という祈りを込めて、
「行って(帰って)いらっしゃい」と送り出すのです。

●あした
数十年まえに流行った歌の曲名に「明日がある」があります。
曲名の通り、明日に希望を抱かしてくれる、口ずさむと心が晴れる歌でした。
「翌日」と「明日(あした)」を比べてみると、
「明日」の方は気持ちが明るくなるように思えます。
「あした」はやまとことばです。
最初にご紹介した「開く、明ける、明るい」という意味の「あ」から始まりますね。
「あした」は単純に今日の次の日ではなく、
今日起こったことなどを統一(「し」には「統一」という意味があります)させて、
新たに時空を開いて高く(「た」の意味)出ていく。明るく進んでいく。
「あした」なのです。

●お湯
「湯(ゆ)」と聞くとどのような印象を持たれますか。
多くの方が温かい水、温泉を思い浮かべられるのでは?
英語では「ホットウォーター」。
「湯」の漢字を生んだ中国でも「熱水(レシュイ)」と表現するそうです。
やまとことばの「ゆ」は単に熱い水ではなく、
触れると体も心も緩め、癒してくれる温度に温められた水のことです。
「湯」という外来の漢字に、
ゆったりとしてくれる「ゆ」という一音のやまとことばをあてはめました。
それだけでなく、偉大という意味がある「お」をつけて、
心身を癒してくれる暖かい水を「お湯(ゆ)」と敬っているのです。

いかがでしたか?
普段当たり前に使っているものですが
奥深さと優しさを感じていただけるのではないでしょうか。

私たちの活動の一つに、
『絵本 やまとことば神話』の読み語りがあります。

『絵本 やまとことば神話』の表紙

この絵本は日本神話『古事記』の冒頭文を
「やまとことば」で読み解いた絵本です。

『古事記』と聞くと
  難しそう
  昔のお話でしょう
  歴史や国語は苦手で
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

特に古事記の冒頭文は難しいと言われ、省略されていることが多い部分ですが
「やまとことば」で読みとくと、
宇宙や地球、そして私たち人間の壮大なお話が描かれていることがわかります。
しかもそれは神様のお名前として書かれているので、
「音」で読むのがカギとなります。

綺麗なイラストと分かりやすい言葉で絵本になったものが
『絵本 やまとことば神話』です。

この絵本の読み語り会を通して『古事記』や「やまとことば」を知り
お喜びの声をいただいていますのでご紹介します。

イベントは、
日にち:8月18日(日)
時 間:午後1時30分~午後4時
会 場:日比谷図書館 大ホール
にて開催を予定しております。

イベントの具体的な内容については現在計画中ですが、
以下のような内容で検討中です。
内容が決まりましたら順次ご案内させていただきます。

・やまとことばについての講演
・名前を音で紐解いてみよう
・ありがとう瞑想
・やまとことばと古事記
・自由研究にも!やまとことばと古事記クイズ

資金の使い道

今回のプロジェクトの目的は
①8月18日『やまとことばの日』を記念日とする準備
②『やまとことばの日』記念イベントの開催

【目標金額】
①ファーストゴール 20万円
記念日準備費用:15万円
リターン準備費用:1.6万円
CAMPFIRE手数料:3.4万円

②ネクストゴール 50万円
記念日準備費用:15万円
イベント会場費用:10万円
リターン準備費用:16.5万円
CAMPFIRE手数料:8.5万円

③サードゴール 80万円
記念日準備費用:15万円
イベント会場費用:10万円
イベント準備費用:20万円
リターン準備費用:31.4万円
CAMPFIRE手数料:13.6万円

④最終ゴール 100万円
記念日準備費用:15万円
イベント会場費用:10万円
イベント準備費用:20万円
リターン準備費用:38万円
CAMPFIRE手数料:17万円

実施スケジュール

4月    応援Facebookグループ立上げ
5月    クラウドファンディング開始
7月    クラウドファンディング終了     
7月~9月 お礼状・リターン発送
8月18日  『やまとことばの日』記念イベント開催

講演著述業/東洋日本思想家
一般社団法人林英臣政経塾 塾長
一般社団法人綜學社やまとことば語り部養成協会 代表理事
『絵本 やまとことば神話』著者
林 英臣(はやし ひでおみ)様

日本に漢字が入って来るずっと前から話されていた言葉が大和言葉です。
古事記も大和言葉で書かれているのですが、なんと表記は全て漢字でした。
そのため解読に手間取り、特に古事記の冒頭部分が分からなくなっていました。
やがて、江戸時代の国学者の研究と、戦後の研究者らの努力によって、大和言葉の音義(音の意味)が分かりようになりました。
その結果、古事記の冒頭には「宇宙のはじめ」と「地球のはじめ」と「人間のはじめ」という壮大な物語が描かれているということが判明しました。
これを大人にも子供にも学んでいただき、日本の素晴らしさと、私たちの祖先の英知に触れて欲しいと願います。


画家
『絵本 やまとことば神話』絵
白川 一郎 様

ひとつからの始まり〜宇宙を造化した神様によるその広がりから地球創生、そして人類の誕生〜
国や民族や宗教まで超越した壮大な物語。誰もが知りたいであろう普遍的であり正に神秘的なお話。
太古の昔の先人達が語り継いできたこの物語を林英臣先生と共に創出した絵本やまとことば神話。
今回の企画に大賛同いたします。



式内明神大社
美奈冝(みなぎ)神社
宮司 内藤 主税(ないとう ちから)様

私は神社の神職です。
霊力があれば、祈るだけで神様に通じるのでしょうが、残念ながら持ち合わせず、大和言葉の祝詞にて祈願者の想いを神前にお伝えしています。
神様と人の取り持ち(いわば通訳)で、その都度最適な言葉を探します。
『絵本 やまとことば神話』からは
古代人の宇宙観、地球の成り立ち、人間の使命を感動的な美しい絵と大和言葉での解釈に、宮司の私にも沢山の発見がありました。



毎日、当たり前のように太陽が昇ります。
生きていくのに必要な空気や自然環境、地球は
何も対価を支払わなくてもその恩恵をたくさん私たちに与えてくれます。

日本人はこうした当たり前だけれどかけがえのないものに
「かみ」という名前をつけました

神・紙・髪・守・上
どれも大切なものです。

それぞれの音を紐解くと、
「か」…はっきりせずに奥深い
「み」…ものごとの本質、優しさ
となります。

「やまとことば」にはこのように
言葉それ自体に大自然への感謝や感動の気持ちが込められており、
私たちは知らず知らずのうちに言葉を通して
様々なものに命を感じる豊かな心を受取ってきました。

言語が失われた地域と、
動植物など地域固有の種が滅んだ地域は重なっているそうです。
それは言語を通して、その地域の生態系を維持するために
必要な情報が伝えられているからと考えられています。

「やまとことば」という日本独自のことばを次世代に伝えていくことは
何よりの文化継承になると私たちは考えています。

是非ご一緒に、素晴らしい文化が末永く未来に紡がれていきますよう
ご支援をいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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