初めまして、金光院の住職(代表役員)・戸川克彦と申します。

京都市にある浄土宗大本山・金戒光明寺の塔頭寺院である金光院は創建460年を迎え、さらに浄土宗は、本年春、開宗してから850年を迎えます。

これを機に今回、金光院で安らぐ宿泊プロジェクトを始動します。

庭園に直結する1つのお部屋を改装して身も心も安らげるお部屋をつくります。宿泊中は、庭園を自由に拝観可能です。

お寺でカフェも併設しておりますので、オプションでお料理もご用意いたします。

都会の喧騒から離れ、ゆっくりと流れる時間に身も心も解放されてみてください。

季節によっては、ホタル鑑賞や紅葉・桜のライトアップ等もお楽しみいただけます。

ホテルではなく、旅館でもなく、お寺に泊まる新しい体験で心も体も安らぐ最上のおもてなしを私たちがお届けします。


金光院は京都市の浄土宗大本山・金戒光明寺の境内にある塔頭寺院です。

社会の授業で出てくる浄土宗の宗祖・法然上人は、承安5年(1175年)43歳の時お念仏の教えを広めるために、比叡山を下り、

紫雲山の山頂の石の上で西に沈む夕日に向かいお念仏されました。

紫雲全山にみなぎり光明があたりを照らしたことからこの地に草庵をむすばれました。 言うならば、ここは浄土宗(お念仏)の発祥の地というわけです。

よく耳にする「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」とお念仏を唱えるのがこの浄土宗です。法然上人が浄土宗を開宗して、今年の春(2024年)、850年を迎えます。

金光院は、18ある塔頭寺院の中でも一番初めに建てられました。当院の本山である金戒光明寺の「金」と「光」の貴重な文字を頂戴して、創建された唯一無二の寺院です。


そして現住職を勤めるのが私、戸川克彦と申します。先代から住職を引き継ぎ13年。

現在、兼職をしながら寺院運営をしています。檀信徒も少ないことから法事等の法務の依頼も少なく、

さらには歴史的な建造物や宝物もないことから人をお寺に呼び込むこともできず、寺院運営に限界を感じておりました…

今までは、お寺に来ていただけるのは檀信徒のみでした。

コロナウイルスの蔓延に伴い、自粛の傾向はお寺にもおよび、お寺主催の法要も中止、檀信徒からの法事等の依頼もさらに激減しました。

このままでは、「460年続く金光院を私の代で途絶えさせてしまうかも?」という危機感を覚えるようになりました。

ようやく昨年頃から通常の世間に戻りましたが、昨年5月末に庭の小川付近にいるホタルを数匹見つけたことから、Instagramを通じて、

ホタルの鑑賞拝観を急遽実施したところ、遠方からもたくさんの方が来られました。

多い時には20匹ほどのホタルが目の前を飛び交い、大変喜んでいただきました。

そして色々な方とお話しすることができ、多くの方とご縁を結ぶことができました。

これを機に、たくさんの方にお寺に来てほしいという思いが膨らむようになり、

昨年夏のみのつもりで寺カフェ「お寺で気まぐれカフェ くろ谷 金光院」をOPENしました。

かき氷をメインに提供したところ、たくさんの方が食べに来ていただき、家族連れの方は、

小さなお子様が「美味しい!」と言ってくれ、家族で笑顔が賑わう姿を見て、嬉しくなりました。

そこでいろんな趣味や思いを持った方とお話しすることで、人の繋がりをもっと広げることができればとの思いが膨らみ、寺カフェも秋以降も常設し、

お子様も喜んでもらえるような特別拝観イベントも実施しました。

庭で宝石探しをした際に喜ぶお子様、その姿を笑顔で見守るご家族を見て、お寺って良い場所だなあと実感しました。

そうしていく中で、お寺という場所(空間)を利用して「開かれたお寺、そして社会貢献、

地域貢献できるお寺にしたい、さらにはお寺をhappyな場所にしたい」という将来像がはっきり見えてきました。

今は、460年続く金光院を私の代で途絶えさせたくないだけではなく、未来永劫続くよう私の代で活性化させたいとの想いです。

「お寺の住職は裕福」というイメージが強いと思いますが、実は日本の8割以上の寺院はお寺の仕事だけでは生きていけません。金光院もそうです。

うちのお寺は、檀信徒も少なく、不動産の収入も一切ないことから、安定した収入がありません。

収入は檀信徒の葬儀や法事のお布施収入や檀信徒会費に頼るしかありませんが、

老朽化した寺院の修復費や庭の剪定等、寺院の護持費は莫大な経費が必要となります。

そのため、兼職することでなんとか生活しながら、金光院を運営ができている現状です。

寺院運営への思いが膨らんでも兼職しながらでは寺院運営には限界があります。

近い将来、金光院の運営のみに集中したいと考えております。

先ほど申したとおり、「開かれたお寺、そして社会貢献、地域貢献できるお寺にしたい」そのためには、

まずは金光院のあり方を変え、安定した収入の基盤を生み出すことが必要です。

そのためには、世界的な観光都市の京都市という場所的利点も活かして、宿泊や寺カフェなどの事業を通して、観光の方にも来ていただけるようなお寺作りを目指します。

さらには、社会貢献、地域貢献できるような事業や様々なイベントを通して、檀信徒以外にも地域の方などが気軽に足を運んでいただけるよう、地域とともに生きるお寺作りを目指します。

また本年春、法然上人が浄土宗を開宗して850年を迎えます。

法然上人が承安5年(1175年)に浄土宗を開いて少し経つと、世の中は源平合戦に突入します。

戦乱により多くの人が不安な気持ちになったことや疫病で多くの方が苦しんでいる時代であったもあって「南無阿弥陀仏と称えれば誰もが救われる」という教えは、

民衆にも瞬く間に広まり、現在でも浄土宗の寺院は、全国に約7000ヶ寺があります。

昔のお寺という場所は、葬祭や布教の場であるだけではなく、地域における教育や福祉、

文化の拠点としての役割も担ってきました。お寺は寺子屋としても有名で子供に読み書きや計算を教えていた場所でした。

そして月日は流れ、2024年。コロナは5類に引き下がり、感染拡大以前の日常に戻そうという動きが加速していますが、

コロナが与えた感染症への恐怖は人々の脳に焼き付けられました。

コロナで多くのことが失われましたが、人との繋がりの大切さをあらためて感じられた方がほとんどだったと思います。

そして、コロナという疫病や世界では毎日多くの人が紛争による被害で苦しみ、

亡くなっている現在の世の中は、850年前と似た境遇です。これは原点回帰の機会だと思います。

お寺という場所は、みんなの場所です。

第1プロジェクトである宿泊事業を通して、色々な人が集まり、笑顔になり、悩みを共有でき、

そして都会の喧騒で疲れた心身に安らぎを与える場所にしたいです。 

みなさまの温かいご支援の程、よろしくお願いいたします。

1日1組限定。京都・金光院にて宿泊事業を始めます。金光院のお庭が見えるお部屋を1つ改装し、五感で安らげる最上の空間をお届けします。

都会の喧騒から離れ、心身ともにストレスから解放されませんか?

住職及び住職妻がメインとなり、あなたの身も心も安らぐおもてなしをさせていただきます。

歴史ある京都市は左京区の自然豊かな和文化を楽しんでいただければと思います。

金光院は460年以上という歳月を経てこの地に存在しています。ただそこに長く存在するだけではなく、仏様という存在や仏教の教えに寄り添ってきた場所です。

そのことを思いを巡っていただき、日常的な世界から少し異なる空間に泊まっていただくことで、

忙しい日常とは違ったゆったりとした気持ちになってもらいたいです。時が止まったような感覚を経験していただければと思います。

単なる音の静寂だけではなく、心の静寂という非日常的な世界観を感じていただけると思います。

お寺に皆さんが気軽に足を運んでいただき、日頃の心や体の疲れを癒して、なんとなくすっきりして心が安らいでいで帰っていただければ本望です。

【金光院】
住所:〒606-8331 京都府京都市左京区黒谷町30
アクセス:市バス「岡崎道」下車 徒歩約8分
地下鉄東山駅、京阪電車神宮丸太町駅 徒歩30分
宿泊費(予定):1名15,000円/泊 3名様からは1名につき大人50%割引。高校生以下は5000円

小川の流れに沿って庭石と草木を配し、四季折々の色合いを魅せる庭園。

金光院の庭園を我が家のように独り占めできます。

季節ごとに各種イベントを開催しています。

・4月上旬:庭園の桜ライトアップ
・5月:青もみじのライトアップ
・5月下旬〜6月上旬:庭園の小川で見られるホタル鑑賞
・11月下旬:庭園の紅葉ライトアップ及び金戒光明寺のライトアップ

・本山である金戒光明寺の広い大殿での朝のおつとめ参加
・写経とぬり絵写経
・手作り経本(浄土宗のおつとめ)教室
・手作り御朱印帳教室


・ハーバリウム
・ハーバリウムボールペン
・幸せのブッダナッツ
・扇子

朝食・夕食を希望される方には、オプションで用意させていただきます。

京都らしさを感じられるお食事を考えております。

金光院の周辺にあるおすすめスポットは4つです。

1つ目は、“くろ谷さん”の愛称で親しまれ、金光院の本山であり浄土宗の大本山である金戒光明寺。

1175年、比叡山の黒谷を下りた浄土宗の開祖・法然上人が、はじめて草案を結ばれた地で、

浄土宗最初の寺院である。幕末に京都守護職に任命された会津藩主・松平容保が本陣を構えた寺で、

近藤勇、土方歳三らを配下としたことから新撰組発祥の地とも言われています。

「浄土真宗最初門」の勅額がある山門、豊臣秀頼により再建された阿弥陀堂、

法然上人の御影を安置する御影堂など、境内には見応えある建造物が多数点在。

覆い被さるような螺髪(らほつ)が特徴的でアフロ大仏の名で親しまれている「五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆいあみだぶつ)」も必見です。

毎年行われる秋の特別拝観では、普段非公開の書院と紅葉が美しい回遊式庭園「紫雲の庭」が公開されます。

期間中は、紅葉がライトアップされ、幻想的な雰囲気です。

さらには、金戒光明寺の塔頭寺院にある栄摂院、真如堂、南禅寺等、徒歩圏内に紅葉の名所がたくさんあります。

ゆっくり散策しながら1日をお楽しみください。

2つ目は、平安神宮。地下鉄東山駅から金光院に向かって歩くと、平安神宮があります。

平安神宮は平安遷都1100年を記念して、明治28年に遷都のおや神様である第50代桓武天皇をご祭神として創建された神聖な名所です。

来る前に、訪れてみてはいかがでしょうか?

3つ目は、京都市動物園です。120周年を迎える関西で大人気の動物園です。

様々な動物がいて、小動物と触れ合える場所もあります。安らぎのひとつに動物もおすすめです。

4つ目は、京都市京セラ美術館や京都国立近代美術館の美術館巡りです。

京都市京セラ美術館は日本で現存する最古の公立美術館です。2020年にリニューアルされ、 3,800点以上のコレクションや企画展などの各時代のアートが展示されています。

京都国立近代美術館は京都を始め西日本の美術に比重を置き、京都画壇の日本画、

京都の近代洋画などを積極的に収集、展示し、陶芸、染織など工芸に重点をおいた活動は当館の大きな特色の一つです。

株式会社らくたび 
代表取締役  若村亮

【応援メッセージ】

歴史を振り返れば、京都は常に「 変化 」にチャレンジして各時代の荒波を乗り越え、

“ 千年の都 ”と称される長い歴史を積み重ねてきました。

金光院様の新しい時代への変化に敬意を表し、今回のチャレンジを心より応援したいと思います!

金光院檀家総代・ゲストハウス『京 KOZO 北野天神』
オーナー 田中耕造

【応援メッセージ】

私はゲストハウスを運営していますが、たくさんの世界の方々との出会いがあります。

これから、お寺で宿坊を運営する事で、全国及び世界の方々と繋がりを持ち、

社寺を中心とした日本文化の理解及び観光を含めた人的交流などを通じて、

地域の活性化に貢献できる事を大いに期待したいと思っています。

株式会社エディットプラス
代表取締役 萩原展孝

【応援メッセージ】

金戒光明寺の塔頭の金光院様が、宿坊を計画されているとお聞きして心が躍りました。

春夏秋冬どの季節もそれぞれの楽しみがある、このような空間での特別な体験はとても貴重だと考えます。

資金の使い道

今回ご支援いただいた金額は、手数料を除く全額を宿坊事業(住宅宿泊事業)のための改修費用として大切に利用させていただきます。

浄土宗開宗850年を迎える本年、浄土宗大本山金戒光明寺の境内にある塔頭・金光院は、泊まれるお寺としてリニューアルし、金光院のプロジェクト事業をスタートさせます。

1日1組限定で、金光院の小川流るる四季折々の庭園と神聖な寺院を独り占め可能です。

みなさまの温かいご支援の程よろしくお願いいたします。

金光院 住職・戸川克彦


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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