令和6年1月1日に発生した能登半島地震は、穏やかなお正月を過ごしていた私たちの生活を一変させました。

この地震を通して、私たちは地域の内外のつながりの重要性と心強さを改めて体感しております。


震災後の被災した建物




能登の持つリソースと外部の支援を活かしあい、中長期にわたる復興を見据えた活動を実施するため、「たすけ人」を立ち上げました。

もともと過疎化と高齢化が進んでいた能登において、地元の力だけで復興することは不可能です。

地域外から多くの支援者が続々と訪れてくださいます。

地域外のリソースを最大限に活用しながら、地域内の課題を解決し続けるためにも、どうぞ、長期にわたる私たちの復興活動をご支援ください。



たすけ人は、能登半島地震からの復旧、復興に向けて活動している地域内外の各種団体が参画するボランティア団体です。

それぞれが、自律的に活動しながらも、お互いの情報を交換しつつ、復興に向けての最大化できるように団体が中心となって発足しました。




私たちは 発災から、珠洲市の方々と一緒に力を合わせて復興させるために、ボランティア団体たすけ人という名前で運営を開始しました。

 以来、行政やボランティアセンター、災害ボランティア団体と連携しながら、想い溢れる一般ボランティアの方々を受入れ、 一緒に活動してきました。

一般ボランティアの受入れが 3ヶ月で1万人程度と個人の活動が限られる中、復興の一翼として、これからも引き続き被災地で 活動して参ります。 どうぞ、引き続きのご支援を よろしくお願い致します。




能登半島地震における支援活動を一過性のもので終わらせず、継続して強化することで珠洲市の復興するため、珠洲市が続いていくための支援活動を行うことが重要だと考えています。

禄剛埼灯台は、石川県珠洲市に位置する灯台

地元では、設置されている町の名前から「狼煙の灯台」と呼ばれている。歴史的・文化的価値の高さから、Aランクの保存灯台に指定されているほか、「日本の灯台50選」にも選ばれている。



見附島は、石川県珠洲市にある無人島

島の形を軍艦に見立て軍艦島、あるいは見月島の別名があり、能登地方のシンボルとなっている。

能登半島国定公園内に位置しており、石川県の天然記念物に指定されている。


いつまた、どこで今回のような大規模な災害が発生するか予測はできません。

平時からの災害ボランティア・支援団体の共同体としての相互扶助関係の構築が大きな力になることは間違いありません。


たすけ人は、災害支援と持続可能な復旧・復興を目指しております。

人口も激減するでしょう。

私たちの手で、支援してくださる皆さんの力を借りながら、取り戻していきたいのです。





皆様この記事はご存知でしょうか?

能登地震ボランティア、志願3万3千人も活動中は1% 「静かすぎる被災地」復興にも影響

※2024/3/24 12:00 産経新聞の記事、下記内容は記事を一部抜粋しています。


能登半島地震で石川県に登録している公的な災害ボランティアが約3万3千人に上るのに対し、実際に活動中なのは約370人と登録者の約1%にとどまることが、県のまとめで分かった。

これまでの累計活動数も延べ約1万人と全体の3割程度。一方で民間のボランティア団体は元日の発災直後から数多く活動しているものの、マンパワー不足に悩んでおり、両者をどうつなげていくかが「ボトルネック」解消の鍵を握っている。


「被災地としては静かすぎる」


3月7日、県庁で開かれた有識者らによる復興に向けた「アドバイザリーボード会議」の初会合で、委員の一人からこんな声が上がった。平成23年に起きた東日本大震災や28年の熊本地震など過去の災害と比べて、ボランティアら外部からの支援活動が活発ではないとの指摘だった。

県によると、災害ボランティアは3月19日時点で約3万3千人が登録。一方で、同18日時点で実際に活動しているのは輪島市など被災6市町で計370人程度と、登録者の1・1%にとどまる。1月27日からの活動人数の延べ1万720人でみても3割程度だ。

その理由として、今回の被災地特有の「半島性」が挙げられる。金沢市と奥能登地域を結ぶ数少ない幹線道路である高速道路「のと里山海道」と能越自動車道は3月15日、応急復旧を終えて全区間が通行可能となったものの、途中区間からは輪島方面への一方通行のみ。断水が続く地域も多く、宿泊施設の再開もままならない。

こうした道路や宿泊事情から県や国は当初、ボランティアの往来を控えるよう呼びかけたが、それがいまだに尾を引いている面もあるという。


石川県によると、災害ボランティアは3月19日時点で約3万3千人が登録。

一方で、3月18日時点で実際に活動しているのは輪島市など被災6市町で計370人程度ボランティアしかいないという足りない状況だが、全国には行きたい人はいるけど行政の手続きが間に合わず被災者と支援者がいます。

実際の現状は、ボランティアの方が少なく困っていて、ボランティアの人数が足りなさすぎて「被災地としては静かすぎる」と言われています。

なぜなら地元の人達が被災者で避難をしている、行政の方々も被災者の1人のため避難者も多く、被災地コーディネートができず、ボランティアの方がきてもアテンドできない状況だからです。

記事でも記載されている通り、被災地コーディネートができず、ボランティアの方がきてもアテンドできない状況です。

そのため、ボランティアの人でも足りていないのが現状です。

だからこそ、たすけ人の私たちが被災地コーディネートを行い、ボランティアの方が来てもアテンドできる環境を提供し続けて行くことが重要だと思っております。

たすけ人は食料や宿泊場所を自ら確保し、物資の提供や炊き出し、避難所の運営支援、重機を使った作業など、それぞれの得意分野で活動しています。これまで多くの支援をしています。

このプロジェクトを通じてボランテイア活動の支援者と被災者の架け橋となるため、1人でも多くの方にこの活動を知ってもらいたい。

安心して住める環境にするための復興作業、そして継続的なボランティア活動を行うために、ボランティアの方の衣食住の確保も必要です。クラウドファンディングを通じて、継続的な復興支援をするために、このプロジェクトを立ち上げました。





1月1日の地震発生直後、新潟県在住のたすけ人の代表 佐藤優心さんは、能登半島地震発生直後に、珠洲市市役所の付近に住んでいた知人と音信不通となり、自家用車いっぱいに物資を入れて、能登→珠洲市まで15時間かけ現地に到着。

※当時は長蛇の列で1キロ進むのに30分〜1時間もの時間がかかった。


大量の支援物資を積んだ車

珠洲市の道中、間一髪、巻き揉まれずにすみました。

ついたのも次の日の朝3時、能登半島になった瞬間、電波が入らなくなり、

自家用車いっぱいに積んだ物資を法隆中学校に届け、その後、車を走らすと携帯の電波が入った。


震災直後の珠洲市のでは井戸を利用することでき、

ガスも都市ガスではなくプロパンガスのおかげもあり利用することができた。

唯一、Wi-Fiが通っていた家があり、

たすけ人の代表 佐藤優心さんのInstagramを通じて震災後の現状を配信することに。


最初は欲しいものを各箇所の避難されている方々に聞いて回った時のメモ


1月3日に2回目の支援物資を届け、

1月4日〜5日、全国から支援物資を集めて1月6日に支援物資を届けた。


1月7日に水がなくなり、自身の活動を通じて声をかけてくれた人が2t分の飲料水を持ってきてくれることとなり、島根県出雲ボランティアセンターのセンター長さんがわざわざ届けてくれた。

そのおかげもあり、避難者の方々に8日、9日には水や物資を届けることができた。


数多くの活動を行い、そこから2月に入り、出雲ボランティアセンターさんが、井戸を掘って下さりシャワーを作ったり、瓦礫の片付けに軽トラック4台を寄付。ブルーシートやスコップも寄付してくれたり、沢山の方から物資の支援、炊き出し、修繕作業などの活動を行い、今に至ります。




たすけ人は、代表佐藤優心さんと珠洲市の方々と力を合わせて、復興のため補足しました。


珠州市の下記皆協力してくださる皆様

石橋ゆういちろうさん

石橋よしこさん

石橋松太さん

石橋たまみさん

石橋たえさん

矢田ヨシノブさん

佐藤愛子さん

かずこさん

しょうかんさん

出雲ボランティアセンター長 石橋けんいちさん


ここからは言葉では伝えきれないほどの、多くの方々が力を合わせて復興作業をしてくれている写真をお届けします。



沢山のボランティアの方々が力を合わせて、被災した方に炊き出しを提供した時の写真


沢山のボランティアの方々が力を合わせて、被災した方に炊き出しを作っている時の写真


ボランティアへ直接伺えなかった方々から頂いた、手紙付きの炊き出しの写真


全国から集まる支援物資を届けた時の写真

支援がこんなに集まりました






今回のご支援金は珠洲市を活動エリアとして、以下の活動の人件費および交通費などの活動経費として使用します。

1. 避難所▪︎避難者▪︎支援者のアテンドとコーディネート

避難所およびボランティアに来られた方のアテンドと被災地コーディネートを実施します。避難所の運営管理リーダーや避難者のニーズ・課題をお聞きし、行政機関・福祉機関・民間の支援に繋ぎます。


2. 支援物資・炊き出しの調整

被災者のみなさまの暮らしを支える物資や食事を必要な場所・人に届けます。

必要に応じて外部からの物資や炊き出しの依頼とのマッチングを行います。


炊き出しに必要な費用

たすけ人は、毎日炊き出しを行っています。

1回の炊き出しの費用は1日あたり3万円〜5万円がかかります。

1ヶ月あたり約100万円、12月までの炊き出しとした場合、約700万円の費用が必要です。

支援物資の材料を集めても全ての人に行き渡らないため、足りない分はお金を出し合って材料を購入し、

毎日の炊き出しをしています。

少しでも多くの方からの支援を頂けると幸いです。


支援物資に必要な費用

支援物資を届けるために、毎日3台の車を稼働させて物資を届けています。

1日1台あたり2000円かかるガソリン代。

3台稼働で15万円/月、12月までの炊き出しとした場合、約100万円の費用が必要です。

支援物資があっても、避難者の手元に届けるために車の燃料費が必要です。


3. 基地(避難所)の設置

能登に入ってから高速道路が寸断されているため珠洲市まで4時間近くかかる。

そのため、行って帰って来れるけどボランティアさんの二次災害になり、本末転倒になる可能性があるため。そのための基地(避難所)の設置。

現地の被災者、地域の人たちやボランティアさんがちゃんとボランティアできるための環境、被災者のために避難場所としても利用できます。

基地も雨漏りをしているため、基地が崩れたらボランティア活動ができなくなる。

50人は受け入れることはできるけど、今の借家は修繕をしている状況。

基地を修繕している風景

※基地とは・・・

被災した地元から離れた方の家を借家として許可をいただいて、基地として利用させてもらっている。被災者の方から、ここを拠点として利用してくださいと言われている。基地を増やす場合は、基地を見つける活動も必要。

被災して地元から離れた方の家を借家として避難所へと利用させていただいております。


雨漏りを防ぐためにブルーシートを屋根に貼ってます

基地の修繕費:300万円(1つの基地に対して)

壁、柱、屋根の補強、ボランティアの方や避難者の方が安心で安全に暮らせる環境を作ります。


断水が続いているため、井戸を掘るための重機の購入や、重機の燃料費。

物資を運ぶための運送車など・・・

珠洲市を復興する為にも、ボランティアでの限界があります。

その為にも支援をいただけると幸いです。


業者がかかるまでに時間はかかるし、そうなるとボランティアの手が絶対必要となる。

行政も間に合っていない、その間に壊れていって住めない状況が続くと・・・

ボランティアが足りていないくて、ものすごい局面になっていく。

ガソリンを入れてくれたり、1つの基地で保管できるものも何リットルを超えたりする場合は、有資格者がいないといけない等。まだまだ解決しなければいけないことがまだまだあります。



また珠洲市に帰ってきたい・・・

安心して住めるように帰ってきたいと安心してもう1度住むことができるように、たすけ人はその活動を支援していきたいと思います。

ただただ帰ってこれるだけじゃなくて、辛い想いをした人たちだけじゃなくて、被災されてる人たち自らが、被災地支援をすることによって被災地の方々が本当に来る方ががこれる状況にする。

もちろん活動時点で談話されていくと思うけど、心のケアであの時助けてくれた、被災地でも支援者の人たちに写していって今後の能登半島だけではなくて起こしていきたいし、色々な人たちに勇気や希望を与えられたらいい。そういうチームを作りたい。能登半島の復興を通して、日本の人たちが人を助けるという人助けができるという流れを作りたいと思っております。

今この被災地の人たちが、能登以外に震災が起きたときに、被災地の人たちは必ず恩返しをしにいきますと言ってくれる。と信じています。


これからも引き続き被災地で 活動して参ります。 

どうぞ、引き続きのご支援をよろしくお願い致します。

  • 2024/05/23 22:22

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