自己紹介

番伊は江戸中期に七尾で歌舞伎小屋・お料理・宿屋を提供する芝居茶屋「青海楼」として創業しました。300年余りにわたり船員・積荷でにぎわう七尾湾の浜沿いで、地域の皆様、七尾を訪れる皆様に愛されてきました。

日本最大級の曳山祭り「デカ山」の活動の拠点として、また七尾商工会議所はじめ、ロータリークラブ、ライオンズクラブ、青年会議所やNPO団体などの総会や定例会の場として、地域の交流拠点として地域の皆様からたくさんのご利用をいただいておりました。

各種団体の会合で能登会席をお楽しみいただいておりました。

能登では1年を通じて300種類を超える魚が水揚げされ、特に冬場の「ぶり」「なまこ」「かに」が有名です。豊かな水産物を使って能登会席料理として地元の方々はじめ、たくさんの観光客の皆様にご提供してきました。

能登は食の宝庫。この誇りを次世代につないでいきたい。その想いで2013年から能登で水揚げされた漁獲量日本一を誇る「能登ふぐ」のブランド立ち上げにもたずさわり、能登ふぐ会席は当店の看板メニューにもなりました。

能登ふぐ会席:能登で水揚げされた天然ふぐをてっさ、てっちり、天ぷら、焼き物などをお楽しみいただけます。


このプロジェクトで実現したいこと

新型コロナで途絶えていた人々の交流がようやく戻り、まちに元気が出てきた矢先に地震が発生しました。当店で開催していた各種会議・交流会・商談会すべてがまた途絶えてしまいました。

おいしい能登会席を食べながら熱く語り合い、笑いあう、そんな当たり前の時間を取り戻したい。地域の皆さんが元気に活動し、復旧・復興の支えとなりたい。静まり返った館内で片づけをしていると、私たちが今しなければならないことがはっきりと見えてきました。

地域に笑顔を取り戻すため、皆様のお力をお貸しください。

プロジェクト立ち上げの背景

当初は自力再建を考えておりました。しかし、現実を見てみると、2020年から始まったコロナウィルス感染症による売上低迷で、自己資金は十分といえず、各所からの借り入れもまだまだ積みあがっています。

地震被害も、これくらいなら自己資金で頑張れると思っていましたが、業者の見積もりをとると予想を大きく上回っていて、自力再建は難しいと思いました。

スタートが遅くなりましたが、融資元からのアドバイスを受け、この度クラウドファンディングに初めて挑戦させていただきます。

駐車場に大きな亀裂が入り、建物は段差が発生しました。

代々受け継がれてきた大切な器が破損しました。

お料理を盛り付ける器、店内を飾る花器も破損しました。
接客用の着物も修繕が必要な状態です。
リターン品について

ご支援いただきました金額により、お礼のメッセージ、能登ふぐ会席のお食事券を郵送させていただきます。


スケジュール

地震発生後、社員一丸となって壊れた器や酒類、調度品などの片づけを進めてきました。こまごまとした自分たちでできる片づけはおおよそ完了しています。

2月半ばまで断水が続いたこともあり、水が来てから初めて水道配管が破損していることに気づきました。これからは建物の修繕や水回りの修繕など業者にお願いする工事が始まります。

能登全域で大規模に復旧工事が必要となっているため、業者のスケジュールが大変過密となっており、当店の復旧工事完了の見通しがなかなかつかない状況にあります。現時点での予定としては、今年秋ごろにはお客様に安全にご来店いただけるように復旧工事を進めたいと考えております。


資金の使い道

・修繕工事(駐車場、玄関段差、外壁、自動ドア、水道配管)
・設備費(食器類)
・人件費


最後に

行政団体、経済団体、市民団体、非営利活動団体など、能登の中核都市七尾ではたくさんの団体が活動されています。規模は様々ですが、100名を超える団体も数多くあります。以前はこうした大規模団体を受け入れる飲食店が七尾市街地で数件ありましたが、ここ10年ほどで後継者問題等により廃業が進み、現在は当店だけとなりました。

当店をご利用いただいていた各種団体の皆様から被害状況について、また再開めどについてたくさんのお問い合わせをいただき、団体活動の拠点としての役割を身にしみて感じております。

再び故郷を担う方々の活動を支え、元気と笑顔があふれる地域づくりの拠点として復興したい。地域の皆さんと共に、また心から笑顔になれる場所を取り戻したい。

これから七尾地域で復旧・復興活動を進める人々の交流拠点再開のためにも、皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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