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脳に関する疾患や症状は、未だに解決されていないものが多く存在します。

私たちGhoonuts株式会社は、
「脳の働きを促進することで、健常者、患者の隔てなく、希望的な人生を実現する」ことを目指して、2020年の8月に設立されました。
医薬品では解決が難しい、脳に関する症状や疾患を対象として、新たな解決法を提供していくことが私たちの使命です。

その1つとして、失語症という症状があります。
失語症は、脳卒中後などにおいて、言語機能に障害が残る症状です。
今回、私たちが目指すのはこの失語症の回復機会の増加です。
失語症がある方が、自宅で簡単にトレーニングができるアプリによって、回復機会の増加を提供して行きたいと思っています。
失語症がある方・そのご家族の方に、私たちのアプリをお届けしたいという想いから、今回クラウドファンディングに挑戦させて頂きました。

チーム紹介

Ghoonutsのチームメンバー。
左から、北尾太嗣(アプリ担当)、都志宣裕(代表)、行田智哉(理学療法士、研究担当)。


失語症とは、
脳の言語を司る部位の障害によって、「聞く、話す、読む、書く、計算する」ことが難しくなった状態です。

失語症は、脳卒中の発症後、約3割の方が後遺症として残る言語機能障害です。
言語機能に障害が残る為、その後の生活にも支障をきたす場合が多く、これまでお聞きした失語症当事者の方の課題はとても深刻な内容ばかりです。

また、ご本人だけでは生活が難しいケースも多く、ご家族のサポートが必要なケースが多く存在します。
しかし、本人との意思疎通などには苦労をする場面が多く、本人とそのご家族のどちらもが疲弊してしまうケースもよくあります。

加えて、現在、失語症に対する医療機器などは無く、未だに厳しい現実が続いています。
しかし、失語症は必ずしも回復しない症状ではなく、適切なリハビリにより、ある程度回復の可能性があります。

NPO法人全国失語症友の会連合会が実施した「失語症の人の生活のしづらさに関する調査」(2013)では、
失語症の回復は年単位であることが知られており、過去の研究報告では少なくとも発症後3年間の言語リハの確保が望ましい。しかし、日本の現在の医療制度ではこうした訓練を受けることは極めて困難である。

②退院後は、主としてデイサービス等による施設で、実用的なコミュニケーションを活性化するためのリハ等が行われることになっているが、こうした施設への言語聴覚士の配属はまだ少なく、リハの頻度も少ないのが実情である。

と述べられています。

その為、私たちは、主に下記の3点が失語症の回復にとって重要だと考えています。

今回、私たちは、
これらの3要素を持った失語症トレーニングアプリ「コトバサプリ(コトサプ)」をリリースすることで、失語症がある多くの方の支えになりたいと思っています!


※画面は開発中の内容ですので、実際の画像とは異なる場合がございます。


回復が困難と考えられがちな失語症ですが、実は退院後でも自宅でアプリを用いたトレーニングを継続的に行うことで、改善することが明らかになっています。
そこで、まずは重度~中等度の失語症向けのトレーニングをアプリに実装します!
アプリの展開後は、軽度の方が取り組めるトレーニングも拡充予定です。


コトサプには、より効果的に、楽しく利用できる5つのポイントがあります。

「退院した後、何をして良いのかわからない」
「国語の問題を探してやってみたけど難しくて自信が無くなった、、、」
「リハビリが無くなってから、前より言葉が出にくくなった」

そんな経験ありませんか?
失語症の状態は人によってそれぞれです。
適切なトレーニングを行わないと、なかなか力が付かず、継続できません。

「コトサプ」ではいくつかの難易度の問題を提供しており、ユーザーの状態に合わせた問題を選択できます。
また、ユーザーが不適切な難易度の問題を行っている時は、自動で調整する機能もあります。
そのため、問題選択に悩まず、安心して、楽しみながら続けることができます。


呼称問題
文字選択問題
聴理解問題
読解問題

コトサプでは8種類以上のトレーニングを提供しており、
「読む」「聞く」「書く」「話す」のそれぞれを練習することができます。

「読む」「聞く」は文字、単語、文章まで、
「書く」「話す」は文字、単語までを対象に練習できます。


コトサプでは、日々の進歩状況を目で見て確認することができます。
そのため、自分では気付きづらい変化を知ることができます。


2種類のオンラインサポートを提供します。

基本サポート
「アプリを使うのは初めて」
「どういう風に進めて良いかわからない」
そういった不安を解消できるように基本的なアプリの使い方や進め方についてサポートいたします。
サポートは、アプリ登録時及び使用開始から1カ月後など、定期的に相談をすることができます。

専門サポート(有料)
「言語の評価について詳しく聞きたい」
「もっと自発的にトレーニングして、もっと良くなりたい」
より専門的な意見が欲しい方を対象に、有料版オンラインリハビリサービス「ことばの天使」を紹介します。

「ことばの天使」は、これまで数百人の利用者に対し、オンライン上で言語のリハビリを実施してきたエキスパートです。アプリと併用して実施することで、より楽しく効果的に言葉を話せるようになります。


利用者の日々のトレーニング内容や結果は、かかりつけの病院や、オンラインリハビリ「ことばの天使」と情報を共有することができます。

担当の言語聴覚士は、トレーニングの進歩状況や正答率などを見ながら、ユーザーの状態に合わせて、適したトレーニング内容を選択して出題することができます。



私たちが開発する失語症トレーニングアプリ「コトサプ」は、失語症がある方が退院後にも回復を目指すことが出来るアプリです。

サービス開始にクラウドファンディングを活用させて頂くことで、当事者の皆さまと一緒に、より良いアプリの開発をしていきたいと考えています。

今回のアプリは、私たちにとってはじめての製品リリースとなります。

製品をリリースしたら終了ではなく、常に改善をして行き、当事者にとって意味のあるアプリを一緒に創って行きたく思っています! 


スケジュール

2024年6月 失語症トレーニングアプリ「コトサプ」のテスト提供開始

2024年7月 「コトサプ」の本提供開始
↑本プロジェクト終了から数カ月後には、アプリを使い始めることが出来ます!


資金の使い道

皆さまから頂いた資金は、本プロジェクトにかかる下記の費用に充てる予定です。

・アプリ開発費:約50万円

・広告/PR費:約8万円

・CAMPFIRE手数料:約12万円





<体験会について>
(詳細はメール等にて調整いたします)
※日程:2024年7月~9月頃
※内容:実際に失語症トレーニングアプリ「コトサプ」を使用し、体験頂けます。
※場所:東京都内・名古屋・京都・大阪・博多などの都市での開催を想定(各都市での実施を保証するものではありません)
※会場までの交通費や滞在費については、自己負担でお願いいたします。

<事前相談について>
(詳細はメール等にて調整いたします)
「コトサプ」を利用するに当たって、気になる点やご不明な点などに関する事前相談を個別に実施いたします。

<使用中の随時個別相談について>
「コトサプ」を利用している中で出てきた、気になる点やご要望などについて個別の相談を行います。

<第三者へのご送付について>
送付先のご指定について、後日メールにてご案内を差し上げます。

<失語症トレーニングアプリ「コトサプ」について>
無料のご利用期間後は、月額980円(税込)にて引き続きご利用頂けます。
本アプリの対象者は、重度~中等度の失語症がある方です。
ご自身が、本アプリでトレーニング可能かどうか疑問がある場合には、お気軽にご相談ください。
なお、今後、軽度の方にもご活用いただけるトレーニングを拡充予定です。
これにより、軽度~重度まで、幅広い失語症者の方にご活用いただけるアプリとなります。


株式会社くるみの森・NPO法人Reジョブ大阪 代表取締役・代表
言語聴覚士
多田(西村) 紀子 先生
 

<コメント>
ことばの回復には、練習の量と質が必要です。
失語症の方、お一人ずつに合わせてレベル設定ができるアプリがあれば、
自宅でいつでも練習ができて理想的だと思います。


京都光華女子大学 言語聴覚専攻 講師
言語聴覚士
大橋 良浩 先生

<コメント>
自主訓練だけでなく、言語聴覚士の訓練素材・データ収集としても使えるように工夫しました。医療機関〜在宅まで使えるアプリを目指します!


藍の都脳神経外科病院 リハビリテーション部
言語聴覚士
伊藤 海人 先生

<コメント>
失語症患者様の改善のため、より良いものを作りたいと思っています。
よろしくお願いします!


最後に

脳卒中も、失語症も、誰もが患う可能性がある症状です。
今、失語症が無い方も、決して他人事ではありません。

失語症がある方、そのご家族、その周りの方々全員で、
失語症があっても楽しく社会と関わり続けることができる未来を創っていきましょう!


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


会社紹介

私たちGhoonuts株式会社は、経頭蓋電気刺激という頭部を外側から微弱な電気で刺激することで、神経細胞の活動を促進する医療機器の開発を行っています。現在は、この技術を活用することで医薬品では治療が出来ない症状を治療することを目指しており、その最初の対象として失語症を改善する為の研究開発を進めています。

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