プロジェクトについて

皆様こんにちわ、CONNERS SEWING FACTORYの小中儀明と申します。

私は生まれ育った滋賀県・東近江市でデニムの縫製をしております。
20歳の時に地元・東近江市で起業しアメリカンカジュアルのショップ「FORTYNINERS」にて洋服の販売をスタート。

初期メンバーには従兄弟で芸人のダイアン・ユウスケも

2013 年には縫製職の経験がないのに、ビンテージミシンが稼働する縫製工場を作ると決め、「コナーズソーイングファクトリー」を立ち上げました。
デニムに何の縁もない東近江で最初は色んな人に「そんなん無理や!」と言われながらのスタート。
「どうやってミシンを集めるねん!?」、「誰が縫えるねん!?」、「誰が買うねん!?」
そんなことを周りの方々は沢山言って下さいました。

その度に「俺は絶対にやれる!」と言い聞かせ、自分たちを信じてやってきました。

ミシンがないのに先に工場を作ると、ボロボロの建物を自分たちでリノベーションして工場にしました。

ボロボロの建物を自分たちでリノベーションした最初の工場

そこから約10年。毎日毎日ミシンを踏んでジーンズを縫ってきました。
一日12時間、年間300日近い時間をひたすら縫います。

初めは1本のジーンズを作るのに3時間かかっていましたが、今では50分ほどで縫えるほど技術も上がってきました。この10年で作った着数はジーンズとデニムジャケット合わせて1万着を超えてきます。
それでも飽きることなく、毎日縫えるのが楽しく、ワクワクしながら仕事をしています。

1日の終わり頃には手がインディゴで染まってます



この10年間、ずっと心にあるのは、『縫製職はめちゃくちゃ楽しい!』と『デニムで地元に恩返しがしたい!』の2つ。

一つ目の『縫製職はめちゃくちゃ楽しい!』を多くの人に知ってもらうべく、これまでも工場からミシンを持ち出し、イベントや野外で「ライブ縫製」というものを行なってきました。

縫製職は基本、裏方の職業。これまでは人前で縫うなんてことは、まずない業界でした。
それではいつまで経っても、縫製職の魅力が伝わらない、価値が上らない。
表舞台でミュージシャンのように、人に見られながら縫製する。
それによって、多くの人に知ってもらい、憧れられる職業にしたい!そんな想いがあります。

お店と工場の前にミシンを並べてのライブ縫製

二つ目の『デニムで地元に恩返しがしたい!』はデニムを通じて我々のことを知ってもらい、お店や工場のある東近江市に来てもらいたい。そのために、私が作るジーンズは通信販売をしないという、時代に逆行した販売の仕方を当初からしております。そのため、現在も店舗のある東近江に各地からお客様が来てくださります。
「生まれ育った東近江を新しいデニムの聖地にして、全国から沢山の人に来てもらいたい!」

この二つをさらに、全国に広げていくのが今回のプロジェクトです。

10tトラックにミシンを積んで、全国の様々なところに行き、デニムのライブ縫製でデニムの魅力と、縫製職の楽しさや新しい価値を多くの人に知ってもらう。

どうせ、トラックで走るなら移動中もアピールできた方が良い。
何ならそのトラックがそのままライブ縫製のステージなってしまう。

そんなことを考えました。
目立つことで認知を得て、興味を持ってもらうきっかけを作る。

そして普段は「東近江でしか買えない」価値を作って、東近江に足を運んでもらう。
そうすれば、飲食やホテル、観光地など地域経済活性の手助けになるのではないかと常に考えております。

そのための、大きな一歩として10tトラックでジーンズのライブ縫製をしていきます。


少し私たちの工場について話させてください。私たち、CONNERS SEWING FACTORY(以後CSF)はジーンズなどのビンテージウェアを研究し、1950年代以前のアイロンを使わない手曲げ縫製など、現代では失われた技術を使い個体差のあるモノ作りを行う世界でも稀な工場です。

なので、一般の縫製工場と違うところが沢山あります。

通常の縫製工場では分業で縫製が行われていますが、CSFでは1人の職人が全縫製工程を1人で行います。

ここにあるのは全て私が使うミシン。1人でこれだけ使います。

ジーンズを縫うのに必要なミシンは最低8種類。私はこの倍の16台のミシンを使い分け一本のジーンズを縫い上げます。

職人をニードルワークアーティストと呼び、量産品ではなく、1点1点が違う作品と呼びます。

また、制作をする人間が顔を出し、お客様と直接話すことで自分の作品に対する責任と、お客様のより深い理解と思い入れが生まれます。


これにはある方のご提案とお力添えがあります。

その方は三重県松阪市の運送業・有限会社ACTIVEの粕谷 直希社長。

私たちは全縫製工程を行うため、ジーンズを縫うのに1人で10数台のミシンを使い分けます。もちろん、野外でライブ縫製をするとなると、10台以上のミシンを運ばないといけません。

そんな時に、弊社のお客様でもある粕谷社長がトラックを出して下さり、ミシンを運んでくださってました。
そんな粕谷社長が言ってくださったのが
「ウチの10tトラックを使ってなんか面白いことをやらへんか」です。

そこには、粕谷社長の熱い思いがあります。
「トラックやトラックドライバーのこと、運送業界のことを多くの人に知ってもらいたい」
トラック業界•運送業は慢性的なドライバー不足に加え、2024年問題と言われる労働環境の法改正によって、さらなる離職や人手不足の危機にあります。トラックが止まるということは、社会の血液が止まること。人々の生活に影響が出る。


トラック業界•運送業界を盛り上げるために何かしたい。
あなたたちの発信力で助けてもらえないかと言って下さいました。

子たちや女性の方など、普段トラックに触れる機会の少ない方にも、実際にトラックに触れる機会を作る。トラックにはこんな使い方がある、ドライバーもこんな楽しい仕事ができる。色々な方に知って頂くことが大事だと話されています。

そんな想い思いが私たちと重なり、10tトラックのフルペイント企画が立ち上がりました。

ペイントされたトラックは平時は有限会社ACTIVE様のお仕事で使用してくださるので主に三重県内を走ります。イベント時はミシンを積み、全国を駆け回るデニムトラックになります。


私たちは縫製職の価値を上げるため、滋賀県・東近江市をデニムの聖地にするために、これまでも様々な活動をしております。

富山県中央通り商店街でのライブ縫製の様子

滋賀県・三井アウトレットパーク滋賀竜王でのライブ縫製の様子

店舗と工場のある東近江市八日市駅前の本町商店街とのコラボレーション
「東近江をデニムの聖地へ」の起点とすべく、東近江の中心地・八日市の駅前のデニム化を行っております

地域の私鉄「近江鉄道」さんとのコラボレーション

遠方から来られるお客様の足、近江鉄道の活性化を目的にコラボ企画を行いました

母校の中学校(東近江市)で全校生徒に仕事について語る講演

地域の小・中・高校で子供たちに仕事の楽しさや夢の叶え方についての講演も多数行って来ました

東近江市長 小椋 正清様からの応援メッセージ


我々のデニムを着てくだ着て下さっている著名人の方々も応援して下さっています

左から、滋賀県出身の桂三度さん、東野幸治さん、庄司智春さん

初期メンバーで従兄弟のダイアン・ユウスケも応援してくれてます


リターンについて

デニムにまつわるリターンやここでしか手に入らないリターンをご用意しております。


プロジェクトの実施スケジュールは、完成後お披露目イベントを予定。

2024年の秋以降、年に数回、各地でイベントなどを行う予定です。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • トラックのペイント費用
    ミシン積み込みのための昇降ゲート設置費
    デザイン費
    CAMPFIRE手数料(支援額の17%)

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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