はじめまして、『3時のドーナツ』代表の横手有希です。2年前に主人の故郷である熊本県山鹿市で、夫婦で無店舗販売『人と場所を繋ぐドーナツ屋』として開業し、様々なお店や場所で県内外問わず出店をしています。私たち夫婦は、地元山鹿市から信念を持って世界を目指しています。私たちのクラウドファンディング挑戦には3つの目的があります。
①店舗内装費や設備費 ②子育てママと夢や挑戦したい気持ちを持った人をサポート ③山鹿市の魅力発信

①店舗内装費や設備費
まず、店舗内装費や設備費の確保です。今現在、山鹿市鹿央町にある味土里工房で製造・包装を行っています。シェアキッチンのため、機材(発酵機・オーブン・業務用冷蔵庫など)は自社で所有していない為確保が必要です。これまでテイクアウト専門のドーナツ屋として運営してきましたが、多くのお客様から「売り切れで買えなかった」「もっと沢山作ってほしい」という声を受けており、実店舗を持つことで、より多くのお客様に私たちのドーナツを届けたいと考えています。

②子育てママと夢や挑戦したい気持ちを持った人をサポート
私たちと同じ子育て世代のママたちや、夢を持った人たちの挑戦をサポート・支援していきます。仕事と家庭のバランスを取りながら充実した生活を送れるように働く人たちが自分自身の可能性を最大限に発揮し、新しい挑戦を恐れずに取り組める環境を整えて、夢の実現をサポートしていく場を作り上げていきたいと思います。

③山鹿市の魅力を伝える
熊本県の北部に位置する山鹿市は、時代を超えて息づく歴史の宝庫です。この町は、豊かな自然環境に恵まれ、良質な温泉、豊富な歴史・文化遺産、伝統工芸・芸能、そして豊かな農林産物で知られています。また、山鹿市は熊本県内の45市町村の中でも、特に子育て支援事業に力を入れている街の一つとして知られており、2022年には全国の自治体を対象とした子育て評価偏差値ランキングで24位に輝くなど、子育てしやすい環境が整っていることが認められています。この素晴らしい山鹿市をもっと多くの人に知っていただき、地域活性化に繋げていきたいです。子供だけではなく大人も大好きなおやつの時間。私たちの作るドーナツを食べながら笑顔(幸せ)な時間を過ごして頂きたいという想いを込めております。

お客様の未来を創造するドーナツの提供
私たちが「3時のドーナツ」を営む上で最も大切にしていることは、単に美味しいドーナツを提供するだけではなく、体に負担をかけず、安心して安全に楽しんでいただけるよう、生産者の顔が見える素材を使用し、小さなお子様にも安心して食べさせられることにこだわっています。お客様がどんな瞬間に、どんなシチュエーションで私たちのドーナツを楽しんでいるのかを想像し、その一つ一つに寄り添うことを心がけています。私たちの願いは、ドーナツを通じて「食」や「生き方」、「働き方」について考えるきっかけとなることです。

さらに、私たちは店舗を持たずに販売を行っているため、事業者様に場所を貸していただくことなく販売はできません。このような状況の中で、事業者様、お客様、そして「3時のドーナツ」がwin-win-winの関係を築けるよう、限定コラボドーナツを販売するなど、常に新しいワクワクを提供してきました。事業者様の海外研修の経験から着想を得たドーナツなど、様々な試みを通じて、新しい価値を創出しています。

また、コロナ禍でオンラインが主流となる中、私たちはあえてオフラインにこだわり、お客様一人ひとりに熊本県や山鹿市の魅力を発信してきました。私たちの活動がお客様にとって熊本県や山鹿市を訪れるきっかけとなれば幸いです。この地の「ヒト、コト、モノ」の魅力を伝え、地域を盛り上げていくことも私たちの大切な使命の一つです。◯私の孤育て(ワンオペ育児)を救ってくれたドーナツ〜有希編〜
私たちは3年前まで長崎市に住んでいました。夫は朝早くから夜遅くまで働き、週末もほとんど家にいない生活でした。その結果、まだ小さかった長男は父親の顔を見る機会が少なく、見知らぬ人を見るように泣き出すほどでした。今では笑い話ですが、これが私たちの「日常」でした。

日々、子供との時間を充実させるために地域の支援センターや公園を訪れるものの、家族連れの姿に孤独を感じることも少なくありませんでした。朝から晩まで、すべて一人でこなす生活は当たり前でしたが、夫婦で子どもの成長を共有することのできない毎日は、常に私の心に重くのしかかっていました。見知らぬ土地で、頼れる人もいない中での孤独な子育て(ワンオペ育児)を経験しました。

そんな中、長男が1歳半の頃、「一緒に料理を作る」という新たな楽しみが生まれ、果物を切ったり、サンドイッチを自分たちで作ったり、バニラアイスに色々なトッピングをしたり。時間がかかることもありましたが、その時間が私たちにとって貴重な経験となりました。

特に長男が好きだったのは、「にんじんドーナツ」。離乳食から苦手だった人参を食べさせようと試行錯誤して作り上げたものです。私たちのキッチンで生まれたドーナツ作りは、単なるおやつの準備を超え絆を深める大切な時間となりました。

いつしか、自分で作るなら「子供に本当の美味しさを伝えたい」と思うようになり、シンプルながらも美味しいドーナツのレシピを追求しました。その結果、必要最小限の材料だけで作る、私たちだけの特別なドーナツが生まれました。

これが「3時のドーナツ」の始まりです。

◯家族の絆から生まれた新たな旅立ち〜裕貴編〜
建設業での忙しい日々を送っていた私は、転勤族としての生活、土日や昼夜を問わない仕事が当たり前の環境の中で、専業主婦である妻と共に家庭を築いてきました。しかし、仕事のために家族と過ごす時間が圧倒的に不足しており、久しぶりの休日には長男(当時3歳)が私に人見知りすることさえありました。家族一人ひとりとの大切な時間を作る努力が足りなかったのかもしれません。

その後、私の病気がきっかけで長期休養を取ることになり、家族と共に過ごした時間は、私の価値観を根底から変えました。それまで私は、仕事をして家庭にお金を持ち帰ることが自分の役割だと考え、家事や育児は妻が担ってくれていました。しかし、病気を通じて家事育児の大変さを実感し、妻への感謝の気持ちとともに、これまでの仕事第一主義を反省しました。

復職の時期が近づく中で、私は人生のターニングポイントに立たされました。このまま以前の生活に戻るのか、それとも家族を第一に考え、夫婦で何か新しい事業を始めるのか。私は後者を選択し、その決断を妻に伝えると、彼女は「今まで頑張ったね、これからは二人で頑張ろう」と力強く応えてくれました。

そうして、私たちは新たな一歩を踏み出すため、私の地元である熊本県山鹿市へと戻り、夫婦で活躍できる場所としてドーナツ屋を始める決意を固めました。この経験は、家族の絆の大切さと、一緒に夢を追いかける喜びを教えてくれました。

私たち「3時のドーナツ」は、2021年12月、熊本県山鹿市にある昔ながらの町並みが残る豊前街道での開業を目指しました。この地で、空き家やシャッター街の問題に立ち向かいたいという強い願いがありました。しかし、飲食業界未経験の私たちに物件を貸してくれる方はおらず、コロナ禍の影響もあり、計画は困難を極めました。

そこで、私たちは無店舗型ドーナツ販売へと方針を転換しました。テイクアウトに特化し、コロナ禍で外出を控える人々へ、私たちの行動力と商品を通じて「人と場所を繋ぐドーナツ屋」としての役割を果たすことにしました。県内外の様々な場所での出店を重ね、山鹿市への関心を高めることが私たちの新たな目標となりました。

◯3時のドーナツ」の夢と挑戦
日々、限られた数のドーナツを提供していますが、1日にできるのは最大で100個程度。この制限は、実店舗を持たず、必要な業務用設備が整っていないことに起因しています。お客様からは、「フワフワモチモチでおいしかったです」や「必ずまた食べたいです」といった温かい声をいただきながらも、「今回も売り切れで買えなかった」「もっと沢山作ってほしい」という切実な要望も受けています。これらの声は私たちにとって何よりの励みであり、同時に心を痛める原因でもあります。お客様の期待に応えたい一心で、しかし限られた数のドーナツしか提供できない現状との間で葛藤しています。

この課題を解決するため、そしてお客様により多くのドーナツをお届けできるようにするため、私たちはクラウドファンディングに挑戦し、実店舗を開設することを目指しています。実店舗があれば、私たちの想いやストーリーを直接お客様と共有できる場を持つことができ、より多くのドーナツを製造し、提供することが可能になります。

「3時のドーナツ」の次のステップ、実店舗の開設は私たちの大きな夢であり、挑戦です。クラウドファンディングの成功を通じて、多くの方々に私たちのドーナツを届け、お客様の期待に応えるための新たな旅立ちを始めたいと思っています。

多くの子育てママたちは、夢を追いかけたいという強い願望を持ちつつも、子供の存在や家庭の事情という大きな壁に直面しています。職場への負担や、限られた時間内での自分のキャリアや情熱の追求への躊躇、そして新しい挑戦への一歩を踏み出すことの難しさは、家族や社会からのサポート不足が原因であることが少なくありません。特に、転勤族としての生活や、子育てとの両立の難しさは、自己実現の道を探る上での大きな障壁となっています。

このような背景を踏まえ、「子育てママの夢や挑戦をサポート」するためには、社会全体で考えるべき重要なテーマです。彼女たちが自分の夢に向かって進めるよう、家庭、職場、地域社会が一丸となった理解と支援が必要です。ママたちが自分自身の可能性を最大限に発揮し、新しい挑戦に恐れずに取り組める環境の整備は、彼女たちの充実した生活と夢の実現のために不可欠です。

◯問題解決するための施策
具体的な問題解決のための施策として、「3時のドーナツ」では、雇用機会を通じて子育ての母親の夢と課題を支援していきたいと考えています。この計画は、「販売、サービス、共感、興奮」を強調し、給与提供、子育ての懸念共有、そして夢の実現に向けたサポートを核として、子育てママたちの雇用を促進します。チーム作りを通じて、不規則な子育てスケジュールを共有し、家庭の収入を増やすことを目指しています。さらに、子育て世代のニーズに特化した新規ビジネスの創出を通じて地域社会を活性化させ、山鹿市を子育てと雇用の両面で魅力的な場所にすることを目標にしています。

この取り組みが実現すれば、子育てママたちが自分の夢や挑戦を追求できる社会を作る一歩となります。彼女たち一人ひとりの夢が社会全体にとっての財産であり、その実現をサポートすることで、より豊かで多様な地域社会の発展に繋がります。

子育てママが笑顔で輝く姿はきっと家庭や子供達に良い影響を与えると確信しています。私たちがそうでした!

実店舗を開設することで、「子育てママの夢や挑戦をサポート」の期待に応えるための新たな挑戦を始めたいと思っています。山鹿市は、熊本県内の45市町村の中でも、特に子育て支援事業に力を入れている街の一つとして知られています。熊本市、宇城市、御船町と共に県から推奨される地域であり、2022年には全国の自治体を対象とした子育て評価偏差値ランキングで24位に輝くなど、子育てしやすい環境が整っていることが認められています。

山鹿市では、幼児教育と保育の無償化、放課後児童クラブ、奨学金貸与事業など、教育支援も充実しており、子供達が健やかに成長するための環境が整っています。また、山鹿市の独自の子育て支援には、不妊治療費用助成、出産後の産婦・乳児検診費用助成、産後ケア事業、1歳までの乳幼児健診、1〜6歳のブックスタート・プラス、小学生への小規模特認校制度やランドセル寄贈、高校生の奨学金貸与事業など、独自の取り組みがあります。これらの支援は、子供達の健康や教育だけでなく、家族全体の幸福感を高めるために設計されています。

私たちは、3時のドーナツで働く子育てママ同士が悩みやこれからのことを共有し個人の強みを活かした独自のチームビルディングと、その姿を応援してくださるお客様や地域の方とのコミュニティの創出を目指していきます。私たち「3時のドーナツ」では、地域の保育園で食育ワークショップを実施しています。地元山鹿の特産品や季節の素材を使ったドーナツ作りを通じて、子供達に油や火の取り扱い、防災意識について学んでもらい、熊本県内や山鹿市の生産者の取り組みを紹介することで、地域のつながりと誇りを育んでいます。

山鹿市の子育て支援と「3時のドーナツ」の取り組みは、子供達が豊かな自然と文化の中で育ち、家族が支え合いながら成長できる地域コミュニティを実現しています。この地での子育ては、ただの生活ではなく、日々が充実した家族の絆を深める貴重な経験となるでしょう。

集まった支援金は下記の用途で使わせていただきます。

目標金額:200万円
【支援金の使途内訳】
○開業資金:140万円
店舗内装費、設備費
○クラウドファンディングに関する諸経費:60万円
CAMPFIRE手数料、各リターン発送などにかかる費用、宣伝広告費リターン詳細は、各のリターンの詳細をご覧ください。

○2024年4月上旬 クラウドファンディング開始
○2024年4月上旬 物件契約及び着工
○2024年5月下旬 クラウドファンディング終了
○2024年7〜8月  各リターン発送
○2024年8月上旬 実店舗オープン最後までお読みいただきありがとうございます。

私たち「3時のドーナツ」は、このクラウドファンディングを通じて、山鹿市の豊かな魅力をもっと広く伝え、子育てママの夢や挑戦を支援し、地域活性化への貢献を目指します。実店舗を開設し、さらに多くのお客さまへ私たちのドーナツをお届けすることで、人々の生活に小さな幸せを提供し続けます。『3時のドーナツに行って元気をもらいに行こう!』って思っていただけるような店舗、チーム作りをしていきます!ご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

※本プロジェクトを利用して、プロジェクトオーナーと第三者(支援者を含む)との間の雇用関係を成立させることはございません。また、プロジェクトオーナー以外の第三者(支援者を含む)が当事者となる雇用関係の成立をあっせんすることもございません。このことは、本プロジェクトのリターンについても同様です。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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