プロジェクトの実行者について

このクラウドファンディングプロジェクトの実行者は、カンボジアの施設(New ChildCare center)に通う子どもたちと、私の勤務先(学校法人朝日学園朝日塾小学校)の小学四年生です。授業の中で、カンボジアとの交流があったのですが、その中で現地の子が絵を描き、本校の子が絵を並び替え、文章をつけました。新しい国際交流のあり方として、絵本を創り、作品を架け橋にしたいと考えたのです。


このプロジェクトで実現したいこと

カンボジアの子どもたちと日本の子とで共創した絵本を、より多くの子供たちに届けるため、きちんとした印刷物として製作し、配布したいと考えています。


これまでの活動と準備状況

本校では、カンボジアの施設に通う子どもたちに、文具や絵本などを送る活動をしてきました。今年は、その施設の出身者で、日本に留学した後に、カンボジアで日本とカンボジアを繋ぐ仕事に就いている方の話を聞くところから始めました。例年のように、文具や絵本を集めて送るだけだと、何となく「送る」と「送られる」の関係となってしまい、イベント的な取り組みになってしまうと思い、なんとかそれを打破したかったのです。

そこで、何かできないかと考えて出した答えが絵本だったのです。ただ、なかなか落ち着き所が見つかりませんでした。現地の子どもたちに絵を描いてもらい、こちらが文章を書くと提案しましたが、「紙もない、絵の具もないのに絵を描くなんて、イメージできない。」というのが第一声でした。あれやこれやとアイデアを出しながら、線と円を描いてもらうというところに落ちつきました。

現地から送られてきたスキャン画像を見るとびっくりしました。現地の子どもたちは、裏紙を使って絵を描いていたのです。私自身が、現地の貧しさに対する理解が足らなかったのです。とはいえ、四年生の子どもたちは、それぞれに絵を並び替えて、それぞれの物語りを創りました。

たくさんの絵本の原案が出揃ったところで、現地の子どもたちでも理解できそうなものをプロトタイプとして、PDFにして送りました。

現地の子どもたちは、予想以上に喜んでくれました。まさか、自分の書いたものが物語になるなんて!といった感じだったようです。

現在、日本語で書かれた物語の部分にクメール語を付けて、日本でもカンボジアでも読める状態にまで仕上がりました。

現地の施設を運営するNPO法人HEARTS of GOLDの方には、カラーコピーでいいので、100部ほどあればありがたいと言われました。どうせならきちんとした印刷物にして、贈りたいと思っているのです。絵本があれば、日本語や日本に興味を持ってくれる人が増えて、本当の意味での交流が始まるのでは。というのが先方からのご意見でした。もちろん私も同じ思いです。

リターンについて

支援者の皆様には、プロジェクトへのご支援に感謝を込めて、制作した絵本の一部や、特別なお礼状など、心温まるリターンをご用意しております。また、プロジェクトの進捗状況や結果を定期的に報告することで、支援者の皆様にもご期待に添えるよう、透明性を保ちながら活動を行ってまいります。


実施スケジュール

現在のスケジュールでは、絵本の校正までは済んでおり、このクラウドファンディングでお金の工面ができれば印刷会社に入稿する予定です。6月には、NPO法人HEARTS of GOLDの総会があり、そこで出来上がった印刷物をお渡しする予定です。今年の夏には完成した絵本を現地の子どもたちに届く予定です。また、支援者の皆様にも制作の過程や成果を共有するために、進捗状況を随時お知らせする予定です。


最後に

このプロジェクトは、カンボジアの子どもたちと日本の子どもたちが共に作り上げた絵本を、現地の子どもたちに贈るという国際交流の雛形となり得る素晴らしい取り組みです。皆様の温かいご支援をいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 作品の印刷費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

  • 2024/04/25 23:17

    ありがたいことにTVニュースで取り上げられました。そのニュース番組のYouTubeチャンネルで、アーカイブがご覧になれますので、お時間のあるときにご覧ください。5分弱のニュースですが、今回の授業のことやこれまでの本校での取り組みが凝縮された内容になっています。URLはコチラ↓https://y...

  • 2024/04/16 18:57

    本日テレビせとうちのテレビ取材を受けました。クラウドファンディングのことにも触れられました。学校のブログでも取り上げていますので、ご覧ください。https://www.asahijuku.ac.jp/primary/blog/detail.php?id=2901

  • 2024/04/13 06:49

    皆さんのおかげで、無事サクセスすることができました。本当にありがとうございます。ただ、プロジェクトはまだまだ終わったわけではありません。作品を形にして、現地に届けてもらい、子供たちのレスポンスを目の前にいる子どもたちと共有するまで、まだまだ道のりは長いのです。また、この国際交流の型が、広く知ら...

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