プロジェクトの実行者について

小さなナチュラルワインの輸入元、37ワインズの坂口と申します。2007年よりイタリアを中心としたナチュラルワインの輸入販売を生業としています。コロナ禍でワイン販売が厳しかった中、昨年8月、三重県津市の田舎にある祖父が残してくれた畑に、長年構想を練っていた「ワイン・食・農」をテーマとした宿泊所「hatake」をオープンしました(旅館業営業許可番号:津2394-0002)。自分達で調理が楽しめるダイニングキッチンを備えた、宿泊料金にワインテイスティングが含まれる宿泊所です。日本伝統の在来工法を採用、バリアフリー設計、土石流を粉末にしたシラス素材の内外壁、イタリア規格の窓や扉、イタリア直輸入の水回りや照明、溶接を得意とする私自身が製作したバーカウンターやダイニングテーブル、ワインセラー等、細部にかなり拘ったワイン愛好家の為の特別の宿泊所です。もちろんワインを嗜まない方にも、圧倒的な静けさ、直に整備される果樹園や畑等、そしてプロジェクトの対象である鳥獣保護区の林等、老若男女問わずゆったりした田舎の滞在を楽しめる施設です。



このプロジェクトで実現したいこと

このプロジェクトでは、宿泊所建設の決め手のひとつであった約4,600平米の鳥獣保護区の林を守る為、その土地を購入し、太陽光発電開発の為の森林伐採から保護することを目指しています。鳥獣保護区で野生の動物も生息するこの林は、地域の防風林としても機能しており、地域の環境保全にも欠かせない貴重な場所です。この林を守ることで、生物多様性と地域住民の生活環境、そして「hatake」の宿泊客が自然を満喫する為の環境の保護を図りたいと考えています。



プロジェクト立ち上げの背景

地方の過疎地等をターゲットとした太陽光発電開発は、地域の環境に深刻な影響を及ぼしています。昨年5月にも、宿泊所の北部にある約1万平米の林が太陽光発電の為に伐採され、時折周囲が防風にさらされる様になってしまいました。もちろん、そこに生息していた鳥や野生動物達も今はもういません。林のオーナーから「太陽光発電開発業者からこの林を買い取りたいという申し出があった」旨を聞かされた時、頭に浮かんだ選択肢はただひとつ、この林を買い取ることでした。環境保全も大切なことですが「hatake」建設の決め手となったこの林の消滅は余りにも衝撃的で、「何としてもこの林を守るぞ」という決心をしました。



これまでの活動と準備状況

幸いなことに、林のオーナーにもこちらの趣旨を理解して頂き、林を保全する為に出来れば契約は早い段階でということで、2024年3月に同林の売買契約を締結するに至りました。加えて、代金の支払いに猶予を頂くという契約内容への了承も頂きました。



リターンについて

以下の2つをご提供させて頂きます。

1. 宿泊所「hatake」の宿泊体験
2. 自社輸入ナチュラルワイン


・販売場の名称及び所在地: 37ワインズ/三重県津市雲出島貫町909-3 
・酒類販売管理者の氏名:坂口幸伸
・酒類販売管理研修受講年月日:令和4年6月9日  
・次回研修の受講期限:令和7年6月8日 
・研修実施団体名:三重県小売酒販組合連合会 

※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。
※20歳未満の方はこのリターンを選択できません。


スケジュール

2024年3月:物件の契約(既に契約済)
2024年7月末:クラウドファンディング終了
2024年8月:購入代金415万円支払い
2024年7月:リターンによる宿泊受付及びワインの引き渡し開始



最後に

この林がいかに貴重であるか、言葉で説明することの限界を感じています。リターンの宿泊体験を通じて、同林を保全することの意義を感じて頂ければと思います。週末のバードウォッチャーを楽しませる多くの鳥達のさえずり、穏やかな風による木々の揺れの音、時折現れるキツネやタヌキ等の野生動物、全てが本当に貴重な環境資源です。防風林として地域住民に貢献する側面も非常に重要であると思います。何卒ご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 宿泊所に隣接する鳥獣保護区の林を守る為、約4,600㎡の同林を購入します。

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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