セミクローズドイベントだったにも関わらず、大きな反響があった「Art In The DARK vol.0」から1か月以上が経ちました。
ご支援いただいたみなさまに、感謝申し上げます。
また、そのイベント内容が評価され、5月上旬に、千葉県は我孫子の10,000人が集まるとされるSDGsをテーマとしたイベントの情報をもらえました。
特別枠としての招待でも何もないのですが、その規模に向けて当団体の思想と全盲アート「Art In The DARK」を通じて、1人でも多くの方に、障害者を取り巻く社会課題への啓発ができればと強く願っております。
● Art In The DARK とは ●
私たちはNPO法人ソーシャルアート市場(いちば)は、障害者アートを通じて、一人でも多く社会参画ができる「きっかけ」創りと、
そこに関わる全ての人々の、社会的信頼と貢献を高めていく活動を行っています。
当団体のコンテンツの1つである「Art In The DARK」は、全盲者が創造するアートを、晴眼者であるみなさんが「視れない」鑑賞者となり想像をする。これまで「視ていたこと」「視えていなかったこと」の新しい気づきの「きっかけ」が体験できます。
● なぜ全盲アートなのか ●
世界では約2.8億人、日本国内では約160万人が視覚に何らかの障害があると言われています。国内における視覚障害者の就労率は5%前後であり、職業別では「あん摩マッサージ指圧師」32.4%が最も高い割合です。一方で、当事者の「あん摩マッサージ指圧師」の給与は一般平均の1/2以下であり、当職業のマーケットも年々縮小していると言われてます。
国内では、知的障害者や発達障害者のアートが脚光を浴びる中、視えないからこそ人々を魅了する全盲者アーティストがいることを世に伝えて行ければと思っています。
● Art In The DARK への想い ●
代表の知人である全盲の方から、「本当は、やりたいこと他にもあるんです」という一言がきっかけとなり、「全盲者・視覚障害者”だから”、消去法で残された選択肢”しか”選べない」ではなく、「”だからこそできる”可能性と創造性があり、選択の自由が”ある”」という思いに至りました。
当団体の思想である「関わる全ての人々の、社会参画のきっかけ」を軸におき、アートとしての魅力と可能性を最大値で発揮できるようにしました。
”創造と想像のギャップ”で、参加者の感情が揺れ動いてもらえればと思います。
● Art In The DARKイベントvol.1の概要 ●
◇イベント名:みんながつながるSDGsフェア@我孫子
★イベントサイトはこちらから★
◇日時:5月5日(日)6日(月)10:00-16:30
◇会場:水の館手賀沼親水広場・水の館
◇住所:千葉県我孫子市高野山新田193
◇入場料:無料
◇当団体コンテンツ:※状況により予告なく変更になる場合はご了承ください。
<5日> 「全盲世界」のアートを体験!
・「目隠し」をした状態で、指定されたテーマを描いてもらいます。
・周りの人と対話をしながら描いてもOK! 1人で黙々と描いてもOK!
・最後に感想をお伺いします。
・描いたアートは無料で持ち帰りも出来ます。
<6日> 全盲アーティスト「あなたの似顔絵描きます」
・「目隠し」をした状態で、全盲アーティストの前に座ってもらいます。
・アーティストと対話を繰り返します(話のネタは何でもOKです。スタッフから投げかけることもあります。)
・アーティストは、あなたの声を頼りに輪郭を、あなたの声色から色彩を整えます。
・完成した後に、目隠しをしたままアーティストの想いを聴き想像してください。
・合図で目隠しを外し、ご自身の想像と創造のギャップをお楽しみください。
・買値はあなたが決めてください。「購入しない」もOKです!!
・最後に感想をお伺いします。
● リターンについて ●
5種類ご用意しました。
詳細はリターン項目をご確認ください。
● 資金の使い道 ●
アーティスト交通費:約2万円材料費:約4万円
1.当日イベント運営ための経費(見込み)
・全盲アーティストアート製作費:5万円(0.5万円×10枚予定)
・運営スタッフ謝礼:6万円(日当、交通費、昼食代等含む)
・駐車場/運搬費:3万円
・広報PR費:3万円
・画材:5万円(アート体験、似顔絵のキャンバス含む)
※余剰分は、団体の今後の継続的活動のための費用へ活用させてください。
● スケジュール ●
2024年4月末 クラウドファンディング終了
2024年5月5日、6日 イベント出展
2024年5月末 リターン発送
● 最後に ●
当団体の思想に共感してくれる当事者や関係者の方々は、日に日に多くなっています。
とてもありがたい一方で、私たちの言動をネガティブにとらえられお叱りを受けることも多くなってきました。
指摘されたその瞬間は、本音でいうとすごく傷つきますし、何日も悩みます。
しかし、そんな時こそ団体の理念に立ち戻ります。
「社会参画のきっかけ」を提供すること。
これはすなわち「きっかけ」を求めている方にとって、大切な仕組みや思想でありたいと思います。
求めていない方に対しての情報やサービスの提供は、押し売りになってしまうからです。
人それぞれ、心境や境遇、その時のタイミングなど様々です。
必要な時に、必要な存在で在りたいと思います。
「道に迷ったら、とにかく進みます。悩んでてもわからないので。」ととてつもない明るい笑顔で、当団体の全盲アーティストが述べられていました。
当事者からの何気ない一言や行動で、勇気をもらい助けられている人たちは沢山いるのではないでしょうか。
みながそれぞれの得意分野やできることで手を取り合い、楽しみながら未来の可能性を紡いでいく、そんな世の中になるきっかけの企画になれれば本望です。
※サムネの毛筆「Ari In The DARK」は、当団体の視覚障害者(手帳1級)アーティストの作品です。
<募集方式について>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
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2024/06/02 11:07ソーシャルアート市場(いちば)支援者のみなさまへこの度は、5月5日-6日に開催されました『Art In The DARK~全盲者が描く、対話型アートイベントを1万人に届けたい!~』へのクラウドファンディングでのご支援、誠にありがとうございました。ご支援のおかげで、2日間で約6,000人来場する素晴らしいイベントに出展することができました。また、当団体のブースには行列ができるほどの盛り上がりもあり、中には当事者アーティストに握手を求める参加者の姿もありました。お礼のご連絡が遅くなりましたこと、お詫び申し上げるとともに、ご支援に心より感謝申し上げます。「イベントレポート」「Art In The DARKステッカー」などのリターンについては、準備が整い次第、対象の方に個別でお送りさせていただきます。NPO法人ソーシャルアート市場(いちば)を今後ともよろしくお願い申し上げます。 もっと見る
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