プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。

◆はじめに

はじめまして。NPO法人First Stepの岩崎と申します。

私たちは「ひきこもり・不登校の当事者の苦しみを根本的になくす」ことをミッションに、不登校・ひきこもりの親(家族)の相談事業に力点を置いて、東京都新宿区を中心に当事者の自立を支援しています。

ひきこもりは、そこから派生して様々な社会問題に発展しうるもので、社会全体で考えていかなければならない問題です。しかし、センシティブな内容であることから、なかなか問題が顕在化せず、時に当事者のご家族ですら「他人に相談したくない」と支援を求めずに問題が深刻化するケースも少なくありません。

そこで今回、ひきこもりのことをより多くの人に知ってもらうために、クラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げました。これまでもさまざまな支援活動を行ってきましたが、今回のクラウドファンディングは、その活動を通じて、より多くの人々にひきこもり・不登校にまつわる重要な問題について知ってもらうことを目標としています。


◆世間という砂の中に埋もれて見えなくなってしまった「ひきこもり」の人たちを救いたい

内閣府調査結果によると全国で15歳から64歳の生産年齢人口において、146万人存在し、幅広い年代に50人に1人という驚くべき割合で苦しんでいる人たちがいると推計されています。

しかも、中高年では女性が半数超を占めているという結果も出ています。

ひきこもりは、長らく「親の育て方の問題、仕事もしない怠け者」であるとして安易な自己責任論、家族責任論として社会的偏見の中で放置され、結果的に問題をこじらせてしまい、ひきこもりが長期化し、もはや社会復帰をしたくてもできないという人たちが溢れている社会状況にあります。

また、ひきこもりは、たとえば身体障害者のように見た目から判別できるわけではなく、勇気を振り絞って行政等に相談をしたとしても、ひきこもり経験者以外には苦しみを理解されにくいものです。度重なる無理解のせいで、人間不信に陥ってしまう人も少なくありません。結果、「本人がひきこもり状態にあることを発信しない、声が出せない」という苦しい状態にあり、さらには家族も世間体を気にして自分たちだけで解決しようとするため、どうしても、家族まるごと孤立化してしまいがちになります。それがゆえに、ひきこもり当事者は、最後の頼みの綱の公的福祉サービスでさえも対象とならず、福祉制度の狭間に落ちて苦しんでいる人々となっています。

このままでは、ひきこもっている当事者を支える家族も高齢化し、さらには収入や親の介護に関して問題が発生する8050問題という大変な社会的問題は深刻化するいっぽうでしょう。

私達は世間という砂の中に埋もれて見えなくなってしまった人々をなんとか掘り起こし、救いたいと考えています。


◆NPO法人First Stepの取り組みについて

ひきこもりの問題に対して、私たちは相談事業を中心に取り組んでいます。

中核スタッフの過半はピアサポーター(元当事者やその親)で、相談者のやりきれない気持ちを理解しやすい人たちです。そのスタッフたちの活動を有資格者などのスタッフたちが援護射撃してくれています。豊富な経験にもとづく柔軟な発想と行動で、困っているみなさんの「はじめの一歩」を応援します。

前身団体「始める一歩の会」の活動を継承し、20年以上に渡って、元当事者の親を中心としたスタッフたちが、不登校・ひきこもりで孤立しがちな多くの家族を支援し、前向きな展開のきっかけづくりをしてきました。私たちはこれまでの支援で培ったノウハウやカウンセリングなどの専門知を用いて、親の気づき・変化の機会を増やし、当事者である子供の変化を図ることを活動の主軸にしています。

オープンダイアローグの手法にも似たグループ対話「親の勉強会」を入り口として、家族の個別相談、当事者への直接的・間接的支援など、タイミングと状況に応じたアプローチで、家庭環境の改善のお手伝いを提供しています。

他団体と協力しながら、当事者の居場所づくりや相談の場づくり、交流イベントの開催なども行い、家族以外の人間関係を広げていきます。東京都新宿区・高田馬場を活動の中心としていますが、全国各地の遠方からも多くの参加があります。コロナ禍を経てオンラインによる相談活動にも力を入れ、1家族でも多くの悩める親や当事者に向けて支援を実施しています。

(NPOロングランフェスタ2023@新宿における団体紹介)

◆このプロジェクトで実現したいこと

「ひきこもり・不登校の問題を広く知ってもらうため、フライヤーを制作したい」というのがこのプロジェクトの目標です。ホームページなどネットを通じた周知・啓発だけではなく、リアル・対面での周知も重視していきたいと考えています。

今回のプロジェクトで作成したフライヤーは、教育機関や地域の公共施設、コワーキングスペースなどに掲示したり、勉強会、講演会開催時での会の紹介資料、等で配布する想定です。

悩んでいる当事者とその家族だけではなく、周囲の人がひきこもりに対しての理解を深めていくことで、助けを求めやすい環境や、支援の輪を広げていくことを目指しています。


◆資金の使い道について

支援いただいた資金はすべて、フライヤーのデザイン・印刷・配布のための費用として使用します。デザインはまだ未定です。フライヤーは少なくとも5,000部は制作したいと考えています。

2024年4月下旬 クラウドファンディング終了

2024年5月 デザインの検討 お礼メールの発信

2024年6月下旬 フライヤー制作完了        

2024年7月上旬 フライヤー配布開始 


◆最後に

ひきこもりや不登校といった社会問題への理解を深め、解決に向けた一歩を踏み出すために、私たちのプロジェクトにご支援いただければ幸いです。この機会に、社会への貢献につながる素晴らしい経験を共に積んでいきましょう。



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 広報/宣伝費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

社会課題の解決を
みんなで支え合う新しいクラファン
集まった支援金は100%受け取ることができます
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  • 2024/04/30 23:20

    皆さん、こんにちは!NPO法人First Stepの岩崎です!いつも応援ありがとうございます!みなさまの温かいご支援のおかげで、目標金額の80%を突破しました!本当にありがとうございます!皆さまからいただいたご支援金で、フライヤーを作成し、ひきこもりの問題を多くの人にお届けするという目的の達成...

  • 2024/04/25 09:34

    皆さん、こんにちは!NPO法人First Stepの岩崎です!いつも応援ありがとうございます!みなさまの多大なるご支援のおかげで、これまで14人の方にご支援いただき、目標金額の50%を突破しました!本当にありがとうございます!First Stepとして初めてのクラウドファンディングということで...

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