●プロジェクトの実行者について
私たち合同会社PortoParcoは、2023年6月に3人の作業療法士と1人の重度障害を持たれた方、そのご家族で立ち上げた会社です。
Porto(港)は新しい武器(知識・技術)をもって、まだ知らない世界(社会)へ出航(チャレンジ)するための準備をみんなで手伝う場を意味します。Parco(公園)はあなたにとって大切な活動が自由にできる場、対話ができる開かれた場を意味します。
弊社は、このPortoとParcoを小樽に暮らすひとと共創することをミッションにしています。
この度、小樽花園銀座商店街の空き店舗を活用し、喫茶付きコミュニティスペース「小樽に暮らすみんなの部室オタルブ」をOPENすることになりました。
●このプロジェクトで実現したいこと
オタルブは、「小樽のベンチ的存在」を目指しています。
①どんなひとにも自由なくつろぎを提供します:
自家焙煎珈琲やワイン、クラフトビール、ちょっとしたスイーツやおつまみをお楽しみください。本を読んだり、音楽を聴いたり、パソコン仕事をしたり、店主やご家族・友人との会話を楽しんだり、思い思いにお過ごしいただけます。
②あなたの夢やアイデアを応援します:
あなたが密かにやってみたいと思っているけれど、場所や道具がなくてできない、1人でやるには躊躇してしまうことなどに、チャレンジしていただけます。ハンドメイド作品などの委託販売、写真展、ママ・パパ友会、誕生日会、フリーマーケット、ワークショップ、研修会など、あなたの夢やアイデアを実現する場として、オタルブをご活用ください。
③ひとりで悩まず、あなたの声を聞かせてください:
住まいのこと、暮らしのこと、健康のことなど、普段の生活の中での本当に些細な「困りごと」があれば、なんでもご相談ください。電球交換、手紙などの代筆、各種申し込みやチケットなどの受取代行、草むしり、雪かき、買物・病院・役所・銀行や郵便局などへの外出同行、趣味のお供などご要望に応じて柔軟に対応します。
私たちでは対応できかねることやより専門的な支援が必要だと判断した場合には、「困りごと」の内容や状況に合わせて専門機関や専門店などにお繋ぎします。健康に関することは市の保健所や病院やクリニックなどの医療機関、生活に関することは市の生活安全課窓口や福祉事業所、障害者相談事業所などの専門家にお繋ぎし、専門家によるより適切なサポートを受けられるようサポートします。
●プロジェクト立ち上げの背景
私たちは、これまで病いや障がい、生きづらさを抱えた方々のリハビリテーションに作業療法士として、病院や施設、自宅、職場、学校などで長年関わってきました。
そのなかで、やっとの想いでまち(社会)に復帰したにもかかわらず、思うような生活を送ることができずに、「居場所がない」「役割がない」「自分らしく暮らせない」と自宅に閉じ籠もり状態となる方々を数多く目の当たりにしてきました。
また、小樽に暮らすひとの孤立・孤独の問題やまちに居場所がないとの声は、世代や性別、障害の有無などを問わず見聞きされます。誰しもが社会的なつながりが希薄になるリスクを抱えながら生活を送っている現実を知り、私たちはこれを解消するためのサードプレイスが必要だと感じています。
小樽には、居場所となりえる場が人手不足等により減少しています。特に商店街がある小樽駅南側エリアでは人通りが多い地区であるにもかかわらず、居場所として利用できる場所は極めて少ない状況です。
小樽花園銀座商店街に、ふらっとみちくさできる、人々が集い交流できる、そのひとが好きなことや得意なことに取り組むことができるオタルブをOPENすることにより、既存のサービスではサポートし切れなかった地域の課題解決に貢献するために、このプロジェクトに挑戦します。
●これまでの活動と準備状況
これまでに、オタルブOPEN予定の空き店舗を活用し、無料でコーヒーをふるまいながら、居場所提供する活動を計5回実施してきました。小樽に住む方だけでなく、近隣在住の方や道外、海外からの観光客などにもお立ち寄りいただき、何気ない会話からそれぞれの立場で感じる地域課題やニーズ、小樽の生活史までさまざまなお話を聞かせていただきました。
また、小樽の地域福祉を支える医療保健福祉に従事する専門家の方々からのヒアリングや小樽の未来や夢を語らう越境の場(名前はまだまだない会議〜おたるMIRAI共創カイギ〜)で小樽の現状を学びながら、共創しあえる仲間づくりを継続してきました。
さらに、小樽花園銀座商店街の空き店舗を利用するにあたり、商店街の皆さまからも応援やご支援の声をいただいています。
現在は、オタルブの内装や設備工事の計画を進めており、OPENに向けて準備を進めています。
●リターンについて
ご支援いただいた皆さまには、私たちから感謝のメッセージをお送りさせていただきます。
また、ご支援金額に応じて、活動報告レポート、イベント開催のお知らせ、オタルブでのイベント開催権利や企業様向けに企業名入りのプレートを広告として店舗外壁に掲示できる権利などをご用意しております。
●スケジュール
2023年6月 合同会社PortoParco設立
2023年7月 物件の契約完了
2023年12月 Free Coffee活動開始
Xアカウント(@PortoParco)運用開始
2024年3月 noteアカウント(オタルブ開設準備室)運用開始
2024年5〜6月 業者・オタルブスタッフ・サポートスタッフで内装工事
6月1日 クラウドファンディング開始
6月30日 クラウドファンディング終了
オタルブOPEN予定
●最後に
オタルブは、小樽に暮らす、小樽でひと時を過ごす方々がありのままの自分で居られる時間を提供するためのプロジェクトです。
小樽に暮らすひとが、小樽のまちなかでひと・もの・ことに触れ、小樽に暮らしてよかった、小樽に観光に来てよかったとますます小樽が好きになることが、小樽の望まぬ孤立・孤独をゼロにする第一歩だと思っています。
そのひとつのきっかけとして、オタルブを楽しく使いこなしていただければ甚幸です。
皆様のご支援とご協力によって、このプロジェクトはその実現に近づきます。
そして、このプロジェクトは、小樽に暮らすひとたちと共に、今後、随時更新され続ける取り組みです。
ぜひご支援をよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る「オタルブ」OPEN3ヶ月
2024/10/01 00:23皆さま、ご無沙汰しております。オタルブの作間です。前回の活動報告から2ヶ月。なんの音沙汰もないから、もしかしたら...オタルブ....つぶれちゃった...?! なんて思われていた方もいらっしゃるかもしれませんが、元気に活動継続させていただいておりました!これも一重にクラウドファンディングでご支援いただいた皆さま、オタルブに足を運んでくださるお客様、さまざまな形で応援くださる皆さまのおかげさまです。改めて、心より感謝申し上げます!!!さて、オープン後3ヶ月が経過したオタルブですが、日々変化の激しい毎日で、そのすべてお伝えすると、時間がいくらあっても足りません(笑)。今回は、オタルブがもつ3つの基本的な機能に沿って、いまのオタルブの様子をご報告させて頂きます。【機能1:喫茶】3ヶ月目にして、やっと喫茶メニューができました(笑)現在のメニューはこちら↓いろいろ増えましたー!スタッフであれやこれや試行錯誤し、お客様にも試飲していただいたりしながら、メニューを決めています。お客様たちからは、軽食やお酒のおつまみなどの要望も出ており、鋭意準備中です。そして、ここで大事なお知らせです!メニューの最上位に書かれている「オタルブブレンド」が2024年10月1日(コーヒーの日)から、豆販売もされることが決まりましたー!!!店舗での購入はもちろん、郵送も可能です。コーヒー部長三﨑、焙煎部長作間がさまざまな豆、焙煎度合い、ハンドドリップ具合いを繰り返し試し、やっと出来上がった一品です。ぜひ、ご賞味ください。【機能2:やりたいこと実現スペース】まちのひとたちのやりたいことを全力応援したい!そんな想いからはじまったこの取り組み。オタルブ店内にある「1棚1オーナーSHOP /月額1000円」も着々と店舗数を増やし、賑やかさを増してきました。また、店内では、読書、仕事や勉強、おしゃべり、英会話、イラスト、音楽、カメラ、針仕事などさまざまな趣味活動などを楽しむ方も増え、「男の調理練習部」や「手芸部」なども発足し、オタルブのコンセプトである「小樽に暮らすみんなの部室」に相応しい場になってきました。これからも、どこかの誰かのどんなやってみたい!が立ち現れるのかが楽しみです。イベントでは、小樽ベンチプロジェクト作戦会議、理科自由研究相談会、こびとまつり、ラム酒BAR、いしだちょこの森の表現者たち展など、まちのひとたちのやりたいことが実現されました。今後も各種イベントが順次予定されていますので、オタルブの公式X(https://twitter.com/Otarubu)、Instagram(https://www.instagram.com/otarubu/)をぜひ、チェックしてください!【機能3:暮らしの相談室】オタルブの機能の中では、まだまだ認知度が低いサービスになりますが、作業療法士が運営しているということからか、からだやこころの健康相談は思ったよりも寄せられている印象です。今後も微力ながら、生活のしづらさや生きづらさを抱える方々のお力にもなれたらなと思っています。あーやっぱり、これまでのオタルブのこと、全然書き切れませんでした(笑)皆さま、百聞は一見に如かずです!オタルブってなに?!って方も、ぜひ一度、ちょっと風変わりな喫茶店に足を運んでいただけたら幸いです。うっかりエンパワメントされちゃうかもしれません。それでは、オタルブでお待ちしております。 もっと見る
「オタルブ」OPEN1ヶ月
2024/08/01 01:02オタルブが6月30日にプレオープンをしてからあっという間に1ヶ月が経過しました。土日祝日のみの営業からスタートしたオタルブですが、もうすでに濃厚な日々です。こんにちは。珈琲焙煎部長に就任した作間です。といっても珈琲焙煎部員はまだいません(笑)興味・関心のある方はぜひお声がけ下さい!一緒に楽しみながら珈琲焙煎をはじめてみませんか?△オタルブに仲間入りした「手廻し珈琲焙煎機」さて、7月31日、皆様からクラウドファンディングでご支援いただいた1,308,009円がオタルブに届きました!改めて、心から感謝申し上げますとともに、130名の方々からお寄せいただいたお気持ちとご期待に、背筋が伸びる想いです。オープン1ヶ月が経過したオタルブは、有難ことに、地元小樽の方はもちろん、海外からの観光客の方まで、本当に幅広い方々にご来店をいただいております。さまざまな属性を超えた方々が、オタルブ店内で思い思いにお過ごしいただいており、まさに「カオス」です(笑)。小さな子が走り回ったり、泣いていたり、大声を出しても、咎める人は誰もいません。私の1歳になる娘もオタルブで出会うたくさんの人たちに遊んでいただき、とても楽しそうです。障害や病気を持たれた方が来店された時には、自然と「お互いさま」の雰囲気に包まれ、さりげない声掛けや手助けがみられます。常連さんも、はじめましてさんも、なんでか気づけば仲良くなっておしゃべりをはじめる。おひとりでゆっくり過ごしたそうな人には、みなさん、そっとしておいてあげる。オタルブは、そんな場所になっています。インクルーシブだの、地域共生社会だの、耳障りのよい理念をあちこちで見聞きする昨今ですが、オタルブにいるとそれがチープなものに感じるほどです。オタルブをご利用くださる方々にとっては、驚くほど、極々当たり前の感覚のようです。△オタルブ店内そんなオタルブ店内に小さなお店、「1棚ショップ」がオープンしはじめました。1棚ショップとは、みなさんのやってみたい!を形にする試みの一つです。店内に元々備え付けてあった棚を活用し、1棚1オーナー制で月額1000円で貸し出し、小さなお店をオープンすることを応援させていただいています。私もやってみたい!興味あるなあという方がいらっしゃいましたら、メッセージでも店頭でもOKですので、お声がけください。△素敵な1棚ショップたち生まれたばかりのオタルブですが、小樽に暮らす、小樽でひと時を過ごす方々がありのままの自分で居られる時間を提供できるよう場づくりし続けたいと思います。そのなかで、訪れる方々にオタルブを楽しく使いこなしていただければ甚幸です。6月30日のオープン後、オタルブは店内のレイアウトや備品だけでなく、空気感やサービス内容などを小樽に暮らすひとたちと共に更新続けています。まだまだ不十分なことばかりですが、焦らず、気負わずに、オタルブを小樽のみなさんと育てていきたいと思います。引き続きのご支援・ご愛顧の程、どうぞよろしくお願い致します。8月の営業予定はこちら↓ もっと見る
プレオープン後、半月が過ぎて
2024/07/17 12:38小樽は、夏本番を迎える暑さを感じる頃となりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか?オタルブの作間です。前回、クラウドファンディングの御報告と御礼の投稿をさせていただいておりましたが、オタルブは6月30日に無事に(?)プレオープンをしました。活動報告でのご報告が遅くなり、申し訳ありません。当日は、営業許可が間に合わず、ドタバタとフリーコーヒーでのプレオープンとなりました。やっぱり無事ではないですね(笑)でも、これも正しさや完璧を求めない私たちらしいのでOKかと。お許しください(笑)さて、プレオープン日には、40名近い方々にご来店をいただきました。ご近所さんから海外の観光客の方々まで、終始賑わった1日でした。また、開店祝いにお花やお菓子、さくらんぼなどの素敵な贈り物もたくさん頂戴し、改めて心から感謝申し上げます。せっかく、いただいたギフトを私たちだけで楽しむのは勿体無い!ということで、フリーフラワー、フリークッキー、フリーさくらんぼで、ご来店いただいたみなさまにも楽しんでいただきました!誰かの想いが詰まったギフトが、誰かと誰かの会話のきっかけをアシストする、私たちにとってはこの瞬間がとても感動的なギフトとなりました。プレオープン当日の様子をお裾分けしたいところですが、バタバタし過ぎて写真はほぼ撮れず、、、。ちょっとだけ共有させていただきます。詳細は、ぜひ、オタルブに来て確かめてください!△オタルブ外観△オタルブ入口△ミシン台を活用したおひとり様席△ベンチ席△テーブル席△カウンターまわり△シェア本棚と、こんな感じですが、今日現在は、さらにパワーアップしております!!!オタルブの外装・内装・サービスに完成はありません!誰かが、「サクラダファミリアみたいだね。」と言ってたので、今後、このワード、使っていこうと思います(笑)まだまだ、生まれて間もない、頼りないオタルブで、行き届かないこともたくさんあると思いますが、この頼りなさもオタルブの良さの1つだと思っています。オタルブは、完璧な完全な質の高い、高級なサービスを提供する場ではありません。どなたさまも、ちょっと肩の力を抜いて過ごせたり、ひとりゆっくりと本を読んだり書き物ができたり、オタルブにたまたま居合わせた方々がおしゃべりできたり、ひょんなことから一緒に何かをはじめたり、みなさんがリラックスして過ごせる「小樽のベンチ的存在」を目指しています。ひとりでオタルブに入るのが、ドキドキしちゃう方もいらっしゃると思います。大丈夫です。お迎えする側の私たちも、ドキドキしながらお待ちしているので(笑)「こんにちは。なんか初めてのお店って緊張しますよねー。」そんな会話からオタルブの時間ははじまるかもしれません。7月は土日祝日9:00-18:00、8月からは平日もオープンできるように準備していきます。みなさまのご来店をお待ちしております!******************************************前回の活動報告でもご案内させていただいておりましたが、以下、大切なお知らせです。今後、支援者の皆様へ順次リターンのご対応をさせていただきます。また、クラウドファンディングへのご支援の証として、「小樽に暮らすみんなの部室オタルブ部員証」を発行させていただくことにしました。オタルブ来店時に部員証を提示してくださった方には、飲食代から割引させていただきます。それに先立ち、部員証へ皆様のお名前(フルネーム)を記載させていただきたいのですが、クラウドファンディングの際にお名前をいただいていない支援者の方々が多かったため、改めてお名前をお知らせいただけますと幸いです。同様のご案内を7月初旬に、ご支援いただきましたみなさまへ個別でご連絡させていただいております。まだ、ご確認・ご返信をされていない方は、お手数ですが、クラウドファンディングの際にご登録いただきましたメールアドレス受信先をご確認下さいますようお願い致します。(すでにご返信をいただいているみなさまは、改めてのご返信は不要です。)それでは、引き続きよろしくお願い致します! もっと見る
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