プロジェクトについて

自己紹介

「特定非営利活動法人まきばフリースクール」理事長の武田和浩です。


不登校やひきこもりや社会的養護を必要とする子供達の養育など、様々な生き辛さを抱えて苦しんでいる人が、安心して暮らせる心の居場所づくりを25年してきました。

(25年前に建設したまきばフリースクール)


「まきば」が目指して来たのは、生き辛さが価値に変わるコミュニティです。

互いの傷みや哀しみを繋がる力に変えて、マイナスとマイナスを掛け合わせればプラスになる。「負の相乗効果」で互いに満たし合い、支え合うコミュニティです。


「まきば」は、来る者拒まず、否定せず、排除せず、何でもOK。どこにも居場所のない人を歓迎して受け入れ、その人が笑顔になるためなら何でもする。こちらが力尽きるのが早いか、その人が元気になるのが早いかの真剣勝負。殆どはこちらが精魂尽きて沈没するのを見届けて、みんな元気になっていく。助けたつもりが助けられ、元気になった人のパワーに引きずられてこちらも生き返る。いつもその繰り返し。そんな無茶なことを25年やって来ました。いつ破綻してもおかしくない崖っぷちに火の車で25年続いてきました。

(職員の赤ちゃんとデイサービスのおばあちゃん/お昼寝)


どこにも安心できる居場所のない人があちこちからやって来るので、まきばは幼児からお年寄りまで、スペシャルな必要を抱えた人の宝庫です。その人が喜んで出来る事を手伝ってもらい給料を払います。そのようにして一緒に7つの事業を運営しています。スタッフ40名と利用者60名が毎日元気に活躍しています。

(毎年恒例の田植え/まきばのお米は自給自足です)


一人ひとりが抱えている凸凹を平らにするのではなく、そのまんまを肯定して尊び、歯車が噛み合うように互いのスペース(必要)を満たし合い、支え合うことを大事にしています。

自分と社会に失望し孤立している人が、必要な手当と栄養を受けて、他者との信頼と愛着関係を構築していく中で、これまでハンディだと思っていたことが誰かを励ましたり勇気づけたり、あるがままでも大丈夫、私もあなたも素晴らしいと実感して、自分らしく輝く姿を沢山見てきました。

(ひきこもりの青年たちが信頼できるスタッフと二人三脚でお世話させてもらうお泊りデイサービス)


どこにも安心できる居場所がなかったら「まきば」に来て下さい。マイナスはマイナスを掛け合わせればプラスになります。生き辛さはシェアすれば宝に変わるのです。

(事情があって親と暮らせない子供たちを18歳まで養育するファミリーホーム愛子園)


この理念のもとに、来るもの拒まず、否定せず排除せず、誰でもOK、生き難さを繋がる力に変えて①老人介護事業や、②ファミリーホーム、③自立援助ホームや自立準備ホーム、④障害福祉サービス事業や、⑤フリースクール、⑥シェルターや緊急一時保護、⑦ポニー牧場やポツンと一軒家ワンダーランドなど、7つの事業を取り組んできました。

(自立援助ホームのスタッフ)


様々な生き難さを持っている人達と一緒に、信頼できるスタッフの寄り添いの中で事業がどんどん拡大してきました。

(必要に迫られて増えていった「まきば」の7つの事業)


不登校やひきこもりでもいい、凸凹でも、メンタルが不調でもいい、一人で悩まなくていい。みんなの得意と苦手をシャッフルして、支え合い、助け合い、満たし合いの中で一緒に歩んでいこう。そんな歯車が回り出す『循環するコミュニティ』を広げていきたいです。「まきば」のスタッフ40数名の半数以上は、まきばで元気になった利用者で構成されています。

(就労支援事業所の若者たち)


そんな「まきばフリースクール」25年の軌跡を『自叙伝』として発行します。

(開設当初の武田ファミリー)


私たち6人家族でスタートした「まきば」が25年の歳月を経て、毎日100名の人が集うコミュニティに成長しました。ここに至るまでのドラマを『自叙伝』として出版して、さらなる飛躍の踏み台にしたいと願っています。

誰もがそのままで必要な役割を担っている。一人ひとりの持ち味が発揮され活躍する循環型地域社会を実現するために、現在「まきば」で取り組んでいる3つのプロジェクトを紹介します。

(まきばポニー牧場/宮城県大崎市)

①まきばポニー牧場に循環型拠点の農家Cafeレストランを建てる

2019年5月〜大崎市古川の広大な松倉栗園のフィールドをお借りして、動物たちと触れ合うことが出来る「まきばポニー牧場」をスタートしました。現在はポニー3頭、ヤギ3頭、子牛1頭を飼育しています。ポニーとの触れ合いや、ヤギの乳を搾ってチーズやアイスクリーム作り、新鮮な牧草をたっぷり与えて健康な肉牛を育ててランチで提供したり、発酵食品の味噌󠄀や梅干しや、手作りハムなどの食品加工など、自分たちで作った安心安全な食材で「農家Cafeレストラン」を運営します。ここが働く練習の場となり、自給自立のホップステップとなるように。またいつでも誰でも安心して集える交流の場となるように。

(毎月/まきばポニー牧場で開催しているフリーday)

2年前に建設資金を集めるクラウドファンディングに挑戦して、総工費の半分の1,300万円が集まりました。ログハウスの材料となる杉材もチェンソーで加工して準備万端です。ポニー牧場の高台の牧草地に建てられるように「農地転用許可申請」の手続きを進めています。建設資金の充当のためにも更に多くのサポーターが必要です。そのためにこの『自叙伝』が有効に活用されることを願っています。

(チェンソーでハンドカットのログ材加工)


②築館/ポツンと一軒家7,000坪のフィールドを活用して第3の居場所事業を展開する。

3年前の7月に、NPO栗原空き家バンクの紹介で、7,000坪(2,3ha)の土地と、築80年の古民家を取得しました。周りに家がないポツンと一軒家です。キャンプファイヤーも野外ライブも星を観る会も出来ます。ここをみんなのワンダーランドにしよう。子ども達の遊び場やアスレチック、陶芸やツリーハウス、男の隠れ家、ピザ窯や、山菜採り。

地元にある東北職業能力開発大学校の先生と学生さんが、授業の一環としてボランティアでリフォームをさせて欲しい…と申し出があり、一緒に改修作業を進めています。家でも職場でも学校でもない、安心できる第3の居場所を作っていきます。泊まることも出来ます。そのための改修工事費用が必要です。今年の11月に日本財団の第3の居場所事業にも応募します。


③緊急一時保護やシェルター、制度の狭間で行き場所を必要としている人が暮らせる「ごちゃまぜのシェアハウス」を運営する。

2000年の1月に家内と一緒に研修を受けて宮城県の登録里親になりました。事情があって親と一緒に暮らせない子ども達を家庭に迎え入れて一緒に生活してきました。2009年に、その子供たちのグループホーム(里親型ファミリーホーム愛子園)を始めました。14年間で17名の子供たちを養育しました。現在虐待などで緊急一時保護される子供たちは跡を絶ちません。宮城県の一時保護所では収容できる人数の2倍の子供たちが保護されています。民間の家庭的な受け皿が必要です。

(ファミリーホーム愛子園)

不登校やひきこもりも増加の一途を辿っています。体調不良で休職している学校の先生も全国で6,000人を超えています。様々な生き辛さを抱えている人がごちゃまぜで支え合い助け合う、…そんなコミュニティを形成して「まきば」は25年間成長してきました。ここに可能性があります。生き辛さが価値に変わる可能性です。

2022年8月にサウンドハウスこどものみらい財団の理事になりました。一人でも多くの今困っている子供を助けるためです。

そのために必要なのは「先立つ資金」と「人材」と「仲間」です。思いと方向性を共有して一緒に応援してくれる同志が必要です。そのために、まきばの『自叙伝』を出版してこのプロジェクトを前進させていきます。

(まきば20周年記念のシンボル/ツリーハウス)


「まきば」が25年間大切にしてきた事は、予算があっても無くても、そこに見過ごせない必要があるならば、後先考えないで手を差し伸べるというチャレンジを続けてきたことです。そんな事をしたら、助けを必要としている人以上に不足とピンチに追い込まれますが、人は人で傷つき、また人で癒やされることをたくさん経験してきました。


私に出来ないことが、あなたには出来る。あなたに出来ないことでも、私なら出来ることがある。二人が力を合わせれば、誰かの笑顔のために、偉大な事が出来るのです。

「まきば」に出会って人生に影響をを受けた人が、何とかしてもっとまきばを応援したい。沢山の人にその活動を知ってもらいたい。…という願いが起こされ、そのために『自叙伝』を出版しよう。…私があちらこちらで講演しながら、この本を手に取ってもらって、…困っている人がまきばに繫がり、元気を充電してそれぞれの輝きを放つ。受ける側から与える側へと成長する。…その人達を応援する人の輪が広がり、「思いやりが循環するコミュニティ」を充実させたいきたいです。


リターンについて

【応援プランA〜D】の4種類とし、どのプランも同じリターンとさせて頂きます。

お礼のメッセージと、完成した『自叙伝』を1冊送付致します。


スケジュール

2023年8月〜「自叙伝」の取材が始まる (計7回)

2024年3月〜原稿の校正(計4回)

5月〜印刷→製本

6月 クラウドファンディング終了

6月末『自叙伝』完成、引き渡し

8月 リターン発送


資金の使い道

制作費:約224万円

広報費:約10万円

発送費:約10万円

手数料(17%+税):約56万円


応援メッセージ

幼稚園教諭  平塚 綾さん


『武田さん、ちょっと寄って良いですか?』

『どうぞどうぞ!お待ちしていますよ!』

こんなやり取りが、数年前から行われ、いつの間にか、私と娘にとって、無くてはならない大切な場所となっている“まきば”。

私達親子の人生にとって、とても大切な存在となり、人生を変える事になるジャージー牛の“クッキー”と出逢えたのも“まきば”です。

場所は勿論の事、武田さんの存在そのものが、そこを訪れる人、全てのパワースポットとなり、たくさんの人達の癒しや心の拠り所となっています。

“まきば”に来る子ども達は、笑顔が溢れ、時には本気でぶつかり合いながら、逞しく生き生きと過ごしています。

大人達は、日常のしがらみから離れ、お互いの存在を尊重しながら、みんなで子ども達を見守り、そこで本来の自分を取り戻す。

そんな場所を、長い年月を掛けて作り上げ、いつ、どんな時も、どんな人も境遇も、全てを受け入れる武田さんの姿は“尊敬”という言葉では言い表せない程、素晴らしいものです。

しかし、その半生は、壮絶なものだったと聞きます。

たくさんの人を救う為に、犠牲にして来たもの、葛藤や苦悩…。

そこを経て、今、たくさんの人々を救う武田さんや、それを支える家族の人生を、ぜひ多くの方々に知って欲しいと強く願っています。

“みんなの居場所”となっている、まきばと武田さんをこれからもずっと応援しています。



応援メッセージ

NPO法人ハーベスト代表理事/宮城県農業大学校 副校長 山﨑 賢治


武田さんと知り合ったのは5年前、私達ハーベストが取り組んでいるキャリアセミナーの講師として

中学校でお話いただいたのがきっかけでした。

そしてその後何年か後にようやく武田さんの「まきば」にお邪魔して衝撃を受けたのでした。

そこには、おそらく多くの人が共感できる「幸せ」が溢れている場だったのです。


子どもたちが笑顔で駆け回り、お母さんたちがホッとできて楽しそうにおしゃべりをしていて、オジサンたちが素敵な音楽を奏でている。そんな中で遊びに料理に動物たちのお世話に八面六臂の大車輪を全力で取り組んでいる武田さんの姿。とても真似はできないけど、微力でもお手伝いしたいと毎月のまきばフリーdayに参上することとなりました。


毎月のまきばフリーdayは武田さんの活動や生き方が凝縮された1日、毎回沢山の幸せを噛み締める場になっています。そして武田さんが作ってきた「まきば」のコミュニティは、いろんな人の凸凹を組み合わせて創られる幸せなみんなで創るコモンを具現化したものだと思います。


そんな場を創り上げてきた武田さんがどんな風に生きてきたのかを知ることができる自叙伝はきっと多くの人の共感を生む舟となって世界に広がっていっていくれると思います。


武田さんが創り出してくれた幸せなコモンが日本中いや世界中に広がっていくことを願いながらこのプロジェクトの応援をしていきたいと思います!「ブルーハーツより愛をこめて」を聴きながら


応援メッセージ

高橋 麻理 (たま)

 作業療法士

 プレーリーダー


まきばは何だか心地の良い所です。


私は作業療法士として、一人一人が活き活きとした生活をできるように‥と考えてきましたが、武田さんはそれを実行されている方だと感じています。


これまで、今の社会(学校や会社、制度‥)で生きることを前提に、子どもの支援をしてきましたが、武田さんは、この社会の在り方から問い直し、より自然に近い社会を想像しているように思います。人をこの社会に当て嵌めるのではなく、好きなこと・ぴったり合うことを仕事にもして、自由にのびのび、その人らしくいられるように‥元気に過ごせる場を‥無ければ作ればいい!と。なるほど!それに越したことはない!と感じました。

その方が、一人一人の異なるパーソナリティーが生き、みんなが元気に、そして、ほどよく助け合え、社会が上手く回っていくように思います。


2年前に、まきばへ来て、それを実感しています。そして私自身、ほぼストレスフリーとなりました。


困っている人がいれば、制度なんて関係無く、出来ること・やりたい関わりをすることを許されてジレンマが少なく‥

そして、まきばの上司は皆、スタッフとも子ども達とも対等に接し、でも困った時には子ども思いの良い方法を導いてくれ、とても頼りになります。また、色んな人たちに出会うことができ、助けられ、自然や動物にも助けられ、幸せだな‥と感じます。


武田さんの自叙伝が無事に出版され、年齢や障害の有無等で分けられずに、こんな風に幸せだな‥と感じられる社会が広がっていくことを願っています。

そして、苦しんでいる方の心身が癒され、活き活きした人生となりますように。



「他の方からいただいた応援メッセージは、活動報告にお載せしています。ぜひご確認ください。」


最後に

「恩送り」で循環する地域社会を足元からつくっていきたい。まきばフリースクール25周年の節目に、その足跡を『自叙伝』として出版します。誰かに助けて欲しいそのままで、誰かの助けになれる。生き辛さが価値に変わり、笑顔が循環するコミュニティを益々充実させていきます。皆様のご支援とご協力をどうぞ宜しくお願いします。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

エンタメ領域特化型クラファン
手数料0円〜 企画からリターン配送までお任せプランも!
無料掲載をご検討の方はこちら
  • 2024/06/16 17:56

    クリスタルボウル奏者ホリスティックセラピスト遠藤 園子 【メッセージ】初めて武田さんにお会いしたのは、何年前だったでしょうか。たしか、友人の「蓮の家」の光子さんが会わせたい人がいると、まきばに連れて行ってくれたのが最初だったと思います。             お客さんもきておられて、あまりゆ...

  • 2024/06/16 17:32

    特定非営利活動法人muku 理事長MUKU  FARM福井 宏昌 ▷メッセージ実は私、まだ武田さんとお会いしたことがありません。でも、宮城から遠く離れた大阪や広島の知人から武田さんのお話を伺う機会があり、武田さんの活動をSNSでずっと追いかけています。口でいいこと言う人はいくらでもいると思いま...

  • 2024/06/15 21:44

    中島坊童事務所中島 坊童 ▷メッセージ2023年8月17日の午後。東京都内の病院の精神科。閉鎖病棟の談話室。私は30代の男性と話していた。彼は自宅の自室で10年以上ひきこもっていたが、長年抱えている精神的な疾患が急激に悪化し、1か月前から入院生活を送っている。私は彼の支援者のひとりだ。その日、...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください