プロジェクトの実行者について

「黒羊舎準備員会」(有志メンバー)の代表者・加藤太一(32)と申します。生まれは信州上伊那。大学卒業後に信州に戻り、森林組合職員・地方新聞記者・労働者協同組合職員などを経験してきました。学生時代に政治経済学を中心に、多くの人文書を読み漁りました。X(旧twitter)では「革命を告げる流星 タイチ・カトー」の名前で、自分なりの考えを発信しています。

信州・長野県の伊那地域に地域に根ざした、小さくて個性的なセレクト型書店「黒羊舎」を開業することを目指しています。読書文化・出版文化豊かなこの地域で、人々の生活に寄り添い、新たな交流の場を提供したい。そんな願いを胸に、有志数名とこのプロジェクトを企画しました。

このプロジェクトで実現したいこと

私たちの目標は、伊那地域に新しいセレクト型書店…訪れた一人一人の来店者に寄り添い、ともに一冊の本を選び出していける書店「黒羊舎」を開業し、この地域に暮らす人々に交流の場と読書の感動を届け、地域の活性化に貢献したいと考えております。多くの出版人・作家を育んだ信州で、過疎化や停滞の波を吹き飛ばし、信州の仲間たちに活力・思索・感動をもたらすような書籍を届けてまいります。

黒羊舎は小さく、それでいて他にはない個性的な書店を目指します。在庫は少なめに、その代わりこまめな選書と発注を心掛け、来店客の皆さまの要望に精一杯・丁寧に応えて行きたいと考えています。そして、いずれは法人化or組織化と、小規模な出版活動、本の生協、古本の取り扱い、出張書店の取り組みなど、多彩なサーヴィスの実現を図ってまいります。

プロジェクト立ち上げの背景

デジタル化が進む昨今、この信州でも地元の書店が次々と姿を消しています。しかし、膨大な情報量のネット社会で、何が真実で正義なのか?人はいかに生きるのか?混沌とした世界の中で多くの人が当惑しています。そんな時代の中で、私たちが改めて注目したのが本と書店でした。

私たちは熟考のメディアとしての本の価値を信じています。実際に手に取り、思考を働かせながら向き合える本には、人の人生を変え、地域や社会の流れを変える力があります。デジタル化が進んだ社会だからこそ、私たちには一冊の本を手に取り、穏やかな時間の流れの中で一冊の本と向き合う機会を必要としています。しかし、今までの書籍流通の仕組みでは、地方に出回らない本が多くありました。

そこで私たちは小取次や直取引・注文販売などの仕組みを通じ、本を必要とする一人一人の来店者の要望や事情・意向を聞き取りながら、一冊の本を選び・仕入れて販売する書店を作ろうと考えました。そこには、本への愛着とともに、愛する郷里の活性化には文化活動が不可欠だという想いもあるのです。

信州・長野県は過疎に悩む地域を多く抱えていますが、この土地は古田晃(筑摩書房創業者)、岩波茂雄(岩波書店創業者)、島崎藤村(作家)、新田次郎(作家)などを生んだ、豊かな読書文化・出版文化をもつ土地です。その魅力を伝える場所を作り、地域と読書人に寄り添う新しいスタイルの書店を開業することを通じて、大切な故郷の再生・活性化に貢献したいと考え、このプロジェクトを立ち上げました。

これまでの活動と準備状況

プロジェクト立ち上げに先立ち、信州南部の伊那市・辰野町の2か所を候補地として物件探しを進めています。また、仲間たちで議論することに加えて、商工会議所・不動産会社・税務署・地域の皆様と相談・対話を重ね、どのような書店が求められているのか、意見を集約してきました。その結果、「多様化した書籍流通の仕組みを活かし、地域に根ざしたセレクト書店を開業する」というコンセプトを固めました。現在は、おおよその仕入れ先を決定し、どのような本を取り扱うべきか書籍のラインナップを検討するとともに、資金計画・創業計画の作成と充実を図っています。

リターンについて

電子メール・絵葉書での御礼の他、店舗オリジナルの冊子・グッズ(文具・栞・ブックカバー・Tシャツなど)の制作・発送を計画しています。加えて、高額の支援を行っていただいた方には、店舗で発行する予定のリトルプレス・冊子に文章や名前を載せる権利・支援者の皆さまが「売って欲しいと思う本」(自身の作品でも可)を一定数店頭に並べる権利、支援者の方がリトルプレスやZINEの作成・販売を行う場合のサポート(詳細は個別相談)などを返礼とさせていただきます。

スケジュール

集まった金額の内、返礼品用意のための費用+クラウドファンディングの手数料を40パーセント程度と想定したうえで、残りの30パーセントを仕入れ費用の一部に、20パーセントを物件費・改装費とし、残る10パーセントはレジスターや備品の購入に充てる予定です。

【スケジュール】(若干の変更の可能性はありますが、その場合は逐次報告させていただきます。)

[5月初旬]…事業計画・資金計画を入念に確認の上、完成させる。伊那・辰野の商工会と複数回コンタクトを取りつつ、クラウドファンディングのスタートを図る。

[5月中旬]…出店場所の最終決定を行い、契約に進む。クラウドファンディングの応援を各方面に呼びかける。

[5月終盤]…役所・税務署での手続きを行う。クラウドファンディングの進展状況を確認。

[6月初旬]…決起集会。仕入れる本のラインナップを一通り決定する。仕入れルートの形成と広報活動を進める。(予定通り資金が集まらない場合、信用金庫と融資相談。)

[6月中旬]…物件の清掃・修繕・改装を進める。予算を抑えつつ、什器の確保。

[6月終盤]…仕入れを進め、在庫を確保して行く。返礼品用意も併行して行う。店舗の広報にも注力。

[7月初旬]…SNS活動本格化。最終準備。

[7月中旬]…店舗開業。オリジナル冊子制作。

[7月終盤]…返礼品の発送を開始する。


最後に

このプロジェクトを通じて、伊那地域に新たな文化拠点・交流拠点を創出し、地域の皆様に愛される書店を開業すべく尽力致します。私たちの想いに共感していただける皆さまの温かい支援を心より御待ちしております。伊那市・辰野町のいずれかで、7月頃の開業を目指し、準備を進めています。皆様のご支援が、地域に新たな活気をもたらし、地域社会の変化のきっかけとなります。何卒、宜しく御願い致します。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • リターン仕入れ費

  • レジスター、備品などの資機材費。

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

  • 2024/05/31 16:57

    最終日と成りました。この間、初めての企画立案や告知に試行錯誤していましたが、後半は特に代表加藤が何処かから貰ってきてしまったコロナウイルスで前後不覚の状態に陥ってしまう(漸く今日になって熱は下がってきました) など、思うように行かない事も多々ありました。案の定、目標達成には及ばなかったものの、...

  • 2024/05/10 13:02

    Instagramでの宣伝をスタートさせました。手探りですが、写真と拙文を徐々に載せて参ります。信州黒羊舍(代表:加藤太一)(@kokuyousya2024) • Instagram写真と動画 URL:https://www.instagram.com/kokuyousya2024/店舗用のX...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください