先ず、私たちのことを紹介させていただきます。
 私たち「NPO法人 福祉コミュニティKOUZAKI」は、行政や企業の助成制度を活用し、海岸の公園化を進めると共に、地域規模の環境危惧に対応するために2008年5月に法人化されたNPO法人です。こうざき住民や大分市民に対して、「環境保全・美化」「住民相互の支えあい」「子どもと若い親世代の参画による活動」をとおして、「楽しく憩え、安心して暮らすことができ、子供たちの声が響きわたる地域社会の実現に寄与すること」が法人の目的です。私たちは、環境保全・美化、賑わう地域づくりの観点から、こうざき自然海浜公園の整備・運営を行ってきました。

 「こうざき自然海浜公園」は、私たちが(NPO設立前から)40年掛けて手作りで整備してきました。(少し厚かましい自慢話のようですね。すみません。)

 こうざき自然海浜公園は大分市東部、佐賀関半島の別府湾側基部にあります。私たちは1981年からこの海岸を手作りで整備してきました。

 先ず、こうざき自然海浜公園の全景動画をご覧いただければと思います。

海浜公園の最新MAP(40年掛けて整備してきた成果とも云えます)

 BBQ施設、トイレ、シャワーも完備し、1年を通して多くの方々から利用されています。

賑わうBBQ施設(150人収容可能)

子供たちのカヌー体験

 活動の一部を動画にしてみました。


 動画にありました「住民による海岸清掃活動」は2005年から19年続いております。

 こうざき海岸は貴重な自然海浜でもあります。環境保全にも多くの取り組みを行ってきました。1988年7月にはウミガメが上陸し、こうざき海岸で産卵が発見されてから、その保護活動を続けてきました。産卵されたウミガメの卵

ウミガメの産卵が確認された場所

 また、準絶滅危惧種に指定された「コチドリ」の保護も長く行ってきました。

コチドリの保護活動

 こうざき海岸はバラス砂利の海浜で、コチドリの産卵地として適しています。下の写真は2024年6月に発見されたものですが、バラス砂利の保護色に隠れ、他から見えにくくなっています。

 つい先日分かったことなのですが、なんと10年前に足環を付けた当時のひな鳥が成長して帰ってきたのです。下の写真がそのコチドリです。私たちは「続けてきてよかった」と、とても感動しました。

帰ってきた足環を付けたコチドリ


 海岸には稀少な塩生植物も見られます。ハマカンゾウ、ハマユウ、コウボウムギ、ハマゴウ、ハマボウフウなどの群生があり、豊かな自然を感じることができます。

ハマカンゾウ

 春には可憐な浜大根の花が咲きます。可憐な花に癒されます。

 私たちは今後も環境保護、地域福祉、地域の賑わいのために、活動を続けていきます。

 こうざき自然海浜公園は海水浴やBBQを楽しむ方々で賑わっています。また、最近ではキャンプを楽しむ方も増えてきております。うみ亀荘と名付けたログハウスもご利用いただいております。そこで私たちは考えました。「こうざき海岸で快適に宿泊できるようにして、美しい夕陽を眺め、星空のもと長く静かな夜を過ごし、そして朝陽まで楽しんでいただきたい。また、研修施設としても使ってもらえればよりうれしい。」と。そのために、手作りでキャンプ場の整備をすると共に、(海岸西方のキャンプ場&ログハウスエリアに)水洗トイレ・温水シャワー・五右衛門風呂・サウナ・固定テントを新設したいと思っています。そうすることにより、利用される方々がより快適に宿泊できるようになります。新施設の整備には約1,200万円の資金が必要になります。900万円は自己資金と県からの補助金で、不足分の300万円について、皆様のご支援をいただければと願っております。キャンプ・バンガローエリアに水洗トイレと温水シャワーなどを設置予定

現在のうみ亀荘とキャンプエリア

5月のイベントではテントサウナをトライアル

夕暮れ時のこうざき海岸(息の呑む美しさです)

 私たちが運営し守ってきた「こうざき海岸」の歴史を振り返ります。

1971年、こうざき海岸(現在の海浜公園エリア)の埋め立て計画が発表されました(下記計画図の青の部分)。

 地域は「工場誘致により地域の繁栄を願う埋め立て賛成派」と「こうざきの美しい海を守ろうとする埋め立て反対派」が対立し、地域は分断されてしまいました。10年間対立が続きましたが、1981年、大分県は埋め立てを断念しました。それを受け私たちは、地区の青年有志で話し合った結果、ここに海水浴場を立ち上げることにしたのです。以降この海水浴場の整備を手作りで進めていきました。「海は残った」のです。

 2003年には通年憩うことができる「こうざき自然海浜公園」として整備することを決定し、行政や企業の助成を受けながら公園化を進めてきました。

 月1回、地域の皆で海岸清掃を続けています。

海岸清掃の後に記念撮影

 将来の自然豊かな海岸を夢見て、植樹作業も続けています。地元の小学生、海外からの技能実習生などが、2009年から植林活動を行っています。

 これらの活動が評価され、2016年、環境大臣表彰「環境美化活動功績者賞」を受賞しました。これからも、海岸清掃、コチドリ・ウミガメの保護、塩生植物の植栽、松などの植樹、環境教室の開催などを通して、環境保護と海岸美化に努めてまいります。

5年前に植樹した松が大きく育ちました また、最近では海外留学生や技能実習生などの利用が多くなっており、こうざき海岸周辺の国際化が進んでおります。今後も海外との交流拠点として盛んに利用されることを願っております。

 ご支援いただきました皆様には、プロジェクトの進捗を2026年度までに10回、メールにて報告させていただきます。また、私たちのWEBサイトにて、動画による報告も随時行います。

 また、BBQ施設(小型移動コンロ型)の利用券を提供させていただきます。こうざき海岸に是非お越し願えればと思います。

●小型移動コンロ型 利用時間4時間 3,000円 の利用券

 また、BBQ施設(煉瓦製固定コンロ型)の利用券を提供させていただきます。

●煉瓦製固定コンロ型 利用時間4時間 5,000円 の利用券

 また、BBQ施設(煉瓦製固定コンロ型)の利用券2回分、または、ログハウス「うみ亀荘(10人宿泊可能)」の宿泊券を提供させていただきます。

●煉瓦製固定コンロ型 利用時間4時間 5,000円 × 2回分の利用券

●ログハウス「うみ亀荘(10人宿泊可能)」の宿泊券(12,000円相当)
         (うみ亀荘は旅館営業の許可を得ております。大分市指令2314号 平成20年7月9日)


こうざき海岸では毎月植樹を行っております。植樹の際にネームプレートを設置させていただきます。5年間、年1回メールにて状況を報告いたします。

・掲載期間:2024年10月から事業が存続する限り掲載
・掲載方法:名前と日付。名前はローマ字限定(焼き文字にする予定)
・注意事項:支援時、必ず備考欄に掲載を希望されるお名前をご記入ください

 BBQ施設(煉瓦製固定コンロ型)5,000円、キャンプ場利用3,000円、駐車場代 1回500円の年間利用パスポート(本人のグループのみ利用可)を提供させていただきます。

●2024年9月から 

 ・キャンプ場、ログハウスの整備(住民による作業)

●2024年10月から12月 

 ・五右衛門風呂、固定テント、サウナの設置(住民による作業)

 ・費用(約400万円)

●2025年1月から6月

 ・水道敷設工事(水道管延伸工事)

 ・費用(約200万円)

●2025年10月から2026年1月 

 ・水洗トイレ、温水シャワー設備

 ・費用(約600万円)

※進捗については、WEBサイトからは動画で随時、ご支援いただいた方々に直接メールにて10回報告させていただきます。

活動40年を記念して建立された記念碑

 こうざき自然海浜公園は「地域住民が手作りした自然海浜公園」です。これからの10年を見据えた時に、「どうすれば、こうざき海岸がより楽しく賑わい、海外からの旅行者も受入れ、豊かな自然を守っていけるか」を考えてきました。このプロジェクトは、40年掛けて手作りしてきたこの海岸を、私たちの誇りとなるような、そして多くの皆様が訪れてくれる海岸にしていくものです。しかし、残念ながら私たちはいささか高齢化しています。現メンバーの最後の仕事としてこのプロジェクトを成功に導きたいと思っております。そして、このことにより「この海岸の価値が後世に伝わっていくことになる」と強く確信しております。
 皆様のご支援を心よりお待ちしております。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください