兵庫県・香住温泉の「さだ助別邸ICHIJO」は、山と海に囲まれた自然豊かな町にひっそりと佇む全6室の小さなお宿です。2021年9月にグランドオープンしてから、たくさんのお客様に支えられ、今年で4年目を迎えることができました。これまでご滞在いただいたお客様からのお声で多かった、「貸切風呂を増やして欲しい」というご要望を実現し、今後更に、お越しいただくお客様に喜んでいただきたいという想いから、今回このプロジェクトを進めています。

兵庫県北部にある香美町香住は、全国有数の漁獲量を誇る漁港を有した町です。都会とは言えない小さな町ですが、豊かな自然に恵まれています。雄大な山岳地帯、清らかな矢田川、美しい日本海、良質の泉 源など、実に多くの豊かな自然資源を有しています。 また、自然と風土の恵みによって育まれた但馬牛、松葉ガニ、活イカ、地酒、特別栽培米、 二十世紀梨など、第一級の高級食材がそろっています。

主に京阪神にお住いの方の「香住」へ蟹を食べに行くという文化もあり、町内各地には、漁港で水揚げされた、カニを中心としたお料理をふるまう民宿や旅館が約190軒あり、観光地として賑わっておりました。しかし、近年では、家族経営の宿が多いため、後継者不足や、年々高騰する漁獲高や、減少する漁獲量、コロナ禍等の影響により、閉業するお宿が多くなってきているのが現状です。

このまま誰も何もしなければ、衰退していく未来を感じ、【100年後も活力のある地域へ】というビジョンを掲げ、これからもこの香住ならではの温かい風景や風土を残していくために、小さい会社ながらも新しい挑戦をして、地域に貢献したい。そんな想いから、「さだ助別邸ICHIJO」をオープンいたしました。

そんな「さだ助別邸ICHIJO」を経営・運営する(有)Saikaは、今年で有難いことに創業64年を迎えております。
これまでの歴史を簡単ではありますが、紹介させていただきます!

ちなみに「さだ助」とは屋号であり、私たちが暮らす香住では、お互いを屋号で呼び合う文化が根付いていることから屋号を店名として使用する方が多い地域です。

昭和38年
初代 松下市郎は、代々受け継がれている農業に従事し、夏は磯漁、春・秋は米作りや梨、冬は京都へ荷降ろしの出稼ぎに行く生活でしたが、昭和38年の豪雪で梨の木が倒れて危機を感じ、これからの時代を見越して翌年、三田浜海水浴場に、海の家「まつや」を開設致しました。これを機に、観光業へと転進することになったのです。


昭和47年
母智枝と共に、電気も通ってない田んぼの真ん中に、一軒(現在地)、民宿「定助」を開業するに至りました。宿を営みながら、今までどおり米、梨、野菜作りを続け、魚介類は港へ出向き仲買人を通して買い付けに行き、お客様に新鮮なお食事をご提供して参りました。又、有志と共に香住温泉を掘削、客室も当初から増築を重ね、現在に至る道筋を作ってくれました。


平成5年
初代 松下市郎から2代目 松下弘行へ事業を受け継ぐと同時に、「定助」を「さだ助」と改名し、同場所に4階建ての和モダンな建物へと建て替え、新たなる出発を試みました。



平成18年
干し物などお客様に提供できるものは、なるべく、自分達の手作りで安心安全な食材を届けたいとの想いで、自ら朝競りに立つ仲買人となり、漁港近くに、干物屋「干市」かんいちを開きました。その名の由来は、干物屋の「干」 そして、創業者 松下市郎の「市」の一文字を取り命名致しました。


■平成25年
「さだ助」の20周年を機に、自分達がこの地域に何かできることはないかと考え、若者が再び帰って来れる町づくりに貢献していきたい。近隣の町、又季節問わず、この地に訪れる人を増やし、海、山を通じてこの地の自然を満喫していただきたい。日本は、島国であるにもかかわらず魚を食べる機会が減っているので素材を工夫し魚の美味しさを知ってもらいたい。そんな想いから干市を、「KANICHI」と表記を変え、現在の香住浜の前に移転リニューアルオープンいたしました。


令和3年
コロナ禍という大きな影響がある中、今後の旅館業の未来を見据えて、新たな「さだ助」の挑戦として 「さだ助」のリニューアルオープン。更には、「さだ助」の真隣に全6室のスモールラグジュアリー旅館「さだ助 別邸 ICHIJO」をグランドオープンいたしました。


山陰・香住 山と海に囲まれた自然豊かな町にひっそりと佇む全6室の小さなお宿です。

「今、私達にできる最高の香住を届ける。」

この何もない田舎町、香住の当館にお越しいただく、お客様は、私達に何を期待し、何を求めているのかを深く考えました。それはきっと、地域ならではの、文化、風景、食材、そして、ここで暮らす私達、すなわち「香住」を感じることであると考えます。お客様にお越しいただけた際には、今私達にできる最高の香住をお届けしたい。そんな気持ちで日々お客様をお出迎えしております。


ここでしか食べられない四季折々の至極のお料理。

ICHIJOのある兵庫県「香住」は、海と山に囲まれた町。冬の松葉ガニや香住ガニで有名なこの町には、四季折々に変化する豊富な海の幸がございます。仲買人を務める主人は、自らの長年の経験からなる目利きでその日最良の魚介類を競り落とし、新鮮で、今だからこそ味わえる厳選素材をご用意しております。さらに山の幸では、但馬牛や八鹿豚、自家製米や山陰のお野菜などをご用意致します。海と山がある、「香住」だからこそ味わえる贅沢なお食事を真心を込めてご用意しております。

■香住が誇るブランド蟹「香住ガニ」

■ほぼ毎朝、香住漁港にて朝競りに立つ、仲買人の主人

■香住ならではの四季折々に変化する、真心を込めたお料理

■ゆったりとした空間のお食事処「物見遊山」


館内にいながら地域の文化、自然に触れる空間。

広い館内に全6室の客室は、全て異なるデザインが施され、約40㎡のゆったりとした空間が広がっております。田舎ならではの温かい空間で、お寛ぎお休みいただけます。

雅 MIYABI 46.58㎡
香住の漁師町でよく見かける民家の壁『鎧張り』をICHIJOなりに解釈して「雅」という視座で町の風情を構築することで着物を用いた鎧張りという新手法で表現しています。

波音 HAON   32.73㎡
香住の浜辺「香住浜」をイメージした時空間。 眼前に広がる香住の海。おしてはひいてを繰り返す波の音。 流れ着く流木。香住の海の表情です。 そんな香住浜をイメージした空間です。

オープンラウンジ「漁火」
インクルーシブのラウンジは、地酒やアルコールソフトドリンク、おつまみ、アイスなどをご用意。
香住の町の表情を異なる角度で醸し出した時空感で、自分の好きな使い方をしていただける場所となっています。


自分時間を過ごす

チェックインからチェックアウトまで自分の好きな時間の過ごし方ができる処をご用意しています。
体験、オープンラウンジ、ブックスペース、スムージーなど食事や温泉以外にもあなたの今の気分に合う処が見つかります。

お茶BAR体験
宿が厳選した6種のお茶の中からお客様の好きなものを選びお召し上がりいただけます。チェックイン後のひとときをお茶の香りが癒します。

石臼コーヒー体験
地元但馬で焙煎された長く愛されているコーヒー豆を風味を活かした石臼で。
自身で引いたコーヒーの香りや擦れる音、味など五感を刺激し忘れられない体験となります。



「さだ助別邸ICHIJO」館内には天然香住温泉を源泉とし、サウナを設置した2つの異なるデザインの貸切風呂をご用意しております。
ご宿泊のお客様は、別棟になりますが、「さだ助本館」大浴場もご利用いただけます。

■貸切風呂「山景 SANKEI」

天然香住温泉を源泉とし、モダンな和の空間の中に香住の自然の山や木をイメージしたデザインをとり入れています。銀引きの柔らかい光に目で癒され、ミストサウナで体全体を包まれるような温かさでリラックス、リフレッシュしていただけます。

■貸切風呂「海 KAI」

天然香住温泉を源泉とし、モダンな和の空間の中に銀引きで香住の海をイメージしたデザインを取り入れています。同室にあるドライサウナと併せて使って日々の疲れを癒すことができます。

さだ助本館 大浴場
ICHIJOに隣接している姉妹宿「さだ助」の大浴場もご利用いただけます。
天然香住温泉を源泉とし、男湯、女湯共に大浴場と露天風呂を有します。
ご利用時間 当日15時から21時30分 翌日7時から9時30分


そして今回、お客様からのご要望に応えたい、
プライベートな空間でより快適なひと時を過ごしていただきたい! 
そういう想いからこの貸切風呂増設プロジェクトが発足されました!


2024年6月現在、浴室・脱衣所共にデザインは確定しており、既に工事にとりかかっています。
完成は2024年7月上旬を予定しております。

貸切風呂「大地 DAICHI」

完成イメージ図

▼浴室・・・香住の雄大な自然の中でも「大地」をイメージしたシンプルで落ち着いた空間。
 ※天然香住温泉を源泉とした温泉。

▼脱衣所・・・水周りも木のぬくもりを感じる優しい空間


香美町香住は、これまでカニ旅行にお越しになるお客様に支えられ、これまで観光地として栄えてまいりました。家族経営の民宿が立ち並び、宿の規模は小さいけれど、お越しいただいたお客様に漁師町らしい豪快で新鮮なお料理と天然の香住温泉、田舎町ならではの真心を込めたおもてなしで喜んで帰ってもらいたい。そんな想いでお迎えしているお宿が多い地域です。
コロナ禍という未曾有の危機を、これまで支えてくれたお客様のおかげで何とか乗り越えることができましたが、私たちを含めて、大きな苦境に立ち、変化を求められました。
今、香美町香住では、前述したように、漁獲量の減少に伴う、漁獲高の上昇や物価高の上昇により、仕入れ値があがり、宿には高付加価値化が求められており、家族経営の民宿が多いこの地域では、その変化に対応できず、また後継者がいないため、この機会に閉業されることを決意した宿も多くあります。

私は、この小さな田舎町が大好きです。
目の前に広がる日本海。あたりを見渡すと雄大な山々に囲まれ、その恵みを四季折々に味わうことができ、
ゆったりとした空気の中で、地元づきあいが色濃い、温かい人々が暮らしているこの町を、自分の子供、さらにはその先の未来まで残していきたい。
そして、この町に来るお客様に、その魅力を全力で伝えて、この町を好きになってまた来てほしい。
そんな想いで、日々お客様をお出迎えしております。

そのためには、私達がその未来に向けて、行動を起こさなければと考え、コロナ禍の真っ只中、地域の未来につなげる願いを込めて、「さだ助別邸 ICHIJO」をグランドオープンいたしました。
これからも時代の変化や困難な状況が訪れることもあると思いますが、この度の貸切風呂の増設プロジェクトのように、お客様のお声や時代の変化に合わせて、挑戦をすることを続けていきたいと考えております。

小さな会社ではありますが、先陣を切って挑戦し続け、成功することで、私達が望む未来【100年後も活力のある地域へ】つながり、地域へ貢献できるのではないかと考えています。

そしてこれからも、「こつこつ」「謙虚であれ」という先代からの教えを大切に、お越しいただく一人一人のお客様に、この地域ならではの、ここにしかない「最高の香住」を届けていくと共に、お客様の良い想い出の一助となりますように努めてまいります。

皆様のご支援とお越しを心よりお待ちしております。


3代目 松下 孝樹





■2024年6月~  :クラウドファンディング実施 & お風呂工事着工

■2024年7月   :さだ助別邸「ICHIJO」お風呂【大地】完成

■2024年8月~    :リターン発送


貸切風呂完成後の8月以降ご利用いただけるご宿泊チケットと当館の姉妹店KAN-ICHIの「極旨干物セット」「香住ガニ2匹焼きしゃぶセット」チケットをご用意しました。ご都合にあわせてお選びいただけると幸いです。
★ご宿泊チケット ・・・利用可能期間:2024年8月1日~2025年5月31日
【平日限定】
 •13,000円ご宿泊券・・・通常より3,000円お得にご利用いただけます!
26,000円ご宿泊券・・・通常より6,000円お得にご利用いただけます!
39,000円ご宿泊券・・・通常より9,000円お得にご利用いただけます!
65,000円ご宿泊券・・・通常より15,000円お得にご利用いただけます!
91,000円ご宿泊券・・・通常より21,000円お得にご利用いただけます!

【土日祝日限定】
 •11,500円ご宿泊券・・・通常より1,500円お得にご利用いただけます!
・23,000円ご宿泊券・・・通常より3,000円お得にご利用いただけます!
・34,500円ご宿泊券・・・通常より4,500円お得にご利用いただけます!
・57,500円ご宿泊券・・・通常より7,500円お得にご利用いただけます!
・80,500円ご宿泊券・・・通常より10,500円お得にご利用いただけます!

受け渡し方法:2024年8月以降順次チケットを郵送させていただきます。

       その後お客様より公式HP又は電話にてご予約お願いいたします。

       その際、クーポン保有の旨をお伝えください。


※他割引サービス、クーポンとの併用はできません。
※おつりは出ませんのでご了承ください。


★KAN-ICHI商品引換券・・・発送は2024年9月に限らせていただきますのでご容赦ください。
・「極旨干物セット7,000円分」・・・通常より2,000円分お得な内容物となっております!
・「極旨干物セット13,000円分」・・・通常より3,000円分お得な内容物となっております!
・「香住ガニ焼きしゃぶセット2匹分」・・・通常より5,000円~10,000円分お得です!

 ※香住港・柴山港で主人自ら目利きし、仕入れたものをひとつひとつ手作業にて熟練の技と経験で加工・処理をしております。 



基本情報

さだ助別邸ICHIJO

〒669-6564 

兵庫県美方郡香美町香住区下浜636

636, Kasumiku Shimonohama, Mikata Gun Kami Cho, Hyogo Ken, 669-6564, Japan

公式ホームページ



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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