自己紹介
私たちは「松原の救護列車を伝える会」という、長崎県大村市の松原という地域に住んでいる、いわゆる、おじちゃん・おばちゃんで作るグループ(元松原小学校PTAの仲間)です。
私たちが住む長崎県大村市の北部、松原地区には、79年前長崎市に原子爆弾が投下された後、怪我を負った被爆者が列車で運ばれ(救援列車)、松原地域の住民により、救護をされたという歴史があります。そしてその場所は、旧松原尋常小学校、今の大村市立松原小学校でした。
この時の詳細な記録(手記)を、2013年に発見したのが、松原の救護列車を伝える会メンバーの一員、村川でした。
村川は、この手記の証言者、元衛生兵の福地勝美さんを電話帳で見つけ、奇跡的に会うことが叶ったのです。当時福地さんの年齢は88才でした。そして、福地さんから被爆者の救護活動をされた時の更に細かな証言をお聞きする事が出来ました。更に、松原地区の救護活動に携わった方々を探し出し、経験談を纏めたのです。
そして、集まった証言を纏めて、2013年8月9日、地元の子ども達も分りやすいように朗読劇という形にして、地元の子ども達に伝えました。
しかし、その2013年の年末に福地勝美さんは、ご病気によりお亡くなりになられます。
福地さんは松原の子ども達に直接会って、松原小学校での救護活動のこと、そして戦争の無い「平和の大切さ」を伝えたいと最後まで願っておられました。
松原の救護列車を伝える会では、この朗読劇を毎年、8月9日(原爆投下日=平和祈念日)や平和学習日に長崎県内の小学校にお邪魔し、朗読劇の公演を行い、これまでの訪問は20回を超えました。
このプロジェクトで実現したいこと
女の子を探したい
2013年に福地勝美さんに出会い、亡くなられるまでお目にかかれたのは、3回でした。
その度に、福地さんは手記に残されていない、心残りをお話されていました。
それは、松原小学校の救護所に、お母さんを探しに来た女の子の話。
「被爆者の治療に追われ、めまぐるしく忙しかった救護所に、小学校2、3年生ぐらいの女の子が『お母さんを探している』と訪ねてきた。あの状況(原爆が投下され甚大な数の負傷者が出た中・・7万人を超える)で、女の子は、松原小学校に運ばれてきていたお母さんに会うことが出来た。でも直ぐにお母さんは亡くなってしまわれた。 私は忙しくしていて、その後、女の子がどうなったのか分らない。 あの後どうなっただろうか。」
そして女の子に伝えたい。
「福地さんは亡くなるまで、あなたのことを心配していた。」
この福地さんの想いを、武蔵野美術大学映像学科の学生と一緒にアニメーションと言う形で表現しました。
このアニメを沢山の人に観て頂き
福地さんの想いを、女の子に届けたい。
沢山の人達に知って欲しい。
福地さんは生きて女の子に会えたなら、なんと声を掛けられたでしょうか。
この福地さんの想いは、苦しい戦時下と戦後を生き抜いた、沢山の子ども達に届くと思っています。
そして、今の世代、未来を生きる私たちに出来ることは
そしてこのプロジェクットを通して、度重なる震災や、今も世界で起こる戦争や内戦下で起こり生まれている、悲劇に想いを寄せ、平和や安全を考え行動する、きっかけにして欲しいです。
プロジェクト立ち上げの背景
松原の救護列車を伝える会は、9年前の戦後70年の節目に、松原小学校に救護所があった歴史を伝えていくため、松原小学校にモニュメントを設立しました。
このモニュメントには、「未来への郵便屋さん」と言う名前がついていて、現在の平和を未来へ行こう守っていこう。という気持ちを込めて、当時の松原小学校の児童と先生達と、そして武蔵野美術大学の「たびするムサビ」のメンバーの皆さんと一緒に作りました。
2015年以降も、武蔵野美術大学の三澤先生をはじめとする、たびムサの
メンバーと定期的な交流をしてきましたが、2019年~2023年は新型コロナ感染症拡大に伴い活動や交流が制限されました。
そ2023年5月コロナの制限が解かれる頃、「福地さんの女の子への想いを伝えたい。残したい。」という強い気持ちがメンバーに湧き上がり、その方法について様々議論をしましたが、思い描くものに近づく事が出来ませんでした。 そこで相談したのが、これまでお世話になった武蔵野美術大学の三澤一実先生。 あっという間にひらめかれ「短いアニメにしては?」との案で、映像学科の高谷智子先生を紹介頂きました。
2023年8月に高谷先生と映像学科でアニメーションを作る大学生、大学院生3名が長崎を訪問して下さり、現地視察と取材、打ち合せを行いました。
現在の準備状況
企画から約1年を掛けて、アニメーションがほぼ完成しました。
沢山の方の賛同と、ご協力を頂き、今年の夏の公開に向けて準備をしています。
また完成前の試写会を行い松原小学校の児童、地域の方へと福地勝美さんのご家族に観て頂きました。
その際の新聞記事リンク⇒長崎新聞
ニュースでの放送 ⇒長崎文化放送
リターンについて
3000円 アニメーションの最後のクレジットでお名前を掲載させてください。
5000円 アニメーションの最後のクレジットでお名前を掲載させてください。
+私たちのが住む松原地域の銘菓 「へこはずし」9個入り
10,000円 アニメーションの最後のクレジットでお名前を掲載させてください。
+私たちの住む松原地域の銘菓 「へこはずし」箱入り入りギフト用
30,000円 アニメーションの最後のクレジットでお名前を掲載させてください。
+私たちが住む松原地区の伝統工芸職人手作り「ペーパーナイフ」
スケジュール
2024年7月 クラウドファンディング
〃 8月 公開準備
8月以降 公開
8月~10月 リターンの発送
最後に
79年前の女の子に、そして沢山の人に、この福地さんの想いが届きますように。ご協力を是非、御願いいたします。
最新の活動報告
もっと見るご支援を頂き誠にありがとうごさいました。
2024/08/03 17:58拡散支援の御礼ご支援、または拡散のご支援を頂きました皆様、そして、観てくださっていた皆様へここ2週間ほど、大変お騒がせしました。おかげさまで、クラウドファンディングも完了しました。ご支援をくださりました方の、お名前を映画のクレジットに掲載させて頂く手続きを進めてまいります。皆さんのご協力あっての映画が完成致します!クラウドファンディングの目標金額には届いておりませんのでご心配して下っている方もおられるかもしれませんが、どうぞ、ご安心下さい。松原、大村近隣にお住まいの方が、直接ご支援くださりました。そのため製作に掛かった費用、またリターンの分は確保できたところです目標までは後一歩でしたが不足分につきましては、映画公開後に展開していくための諸経費であるため、再考し今後準備を進めていく所存です。引き続きではございますが、映画公開しましたら、拡散、シェアなどのご協力をお願い申し上げます。#おおむらし #長崎県 #平和 #アニメ #campfire #支援 #クラウドファンディング #届けたい #長崎原爆の日 #武蔵野美術大学 #映画 #短編映画 もっと見る
NHK長崎の特集に掲載されました!
2024/07/30 21:28アニメで伝える救援列車の記憶 | NHKページをご覧下さっている皆様ご支援下さった皆様7月19日にNHK長崎放送局にて放送されました特集が記事になりましたのでお知らせ致します。ご覧いただけましたら幸いです。あと3日間頑張ります!リンクです→アニメで伝える救援列車の記憶 | NHK もっと見る
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