はじめまして。「いけやん」こと福島勇人です。
現在は、大阪府東大阪市にある自立支援センター「ぱあとなぁ」で、障害者の仲間づくりの活動などを行っています。
1977年に脳性麻痺の障害当事者として生まれ、健常者と共に学校生活を送る中で音楽と出会いました。
歌の力で人と人を繋げたい、障害者が当たり前に暮らせる社会を作りたいと日々活動しています。
今回は、3月にカンボジアで活動した仲間とともに「アジアの空からプロジェクトチーム」を発足しました。プロジェクト立ち上げの経緯や想いなどまとめましたので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願い致します。
「音楽の力で、社会を変えたい!」これが僕の願いです。
カンボジアの障害者の現状を、音楽という手段でたくさんの人に伝えたいと考えています。
そのために僕の作った「アジアの空から」という歌をCDにして多くの人に届けたいですし、PR活動として全国を巡り、一人一人に自分の声で語りかけたいです。
僕が初めてカンボジアを訪れたのは10年前。カンボジアの道はガタガタで整備されておらず、車いすに乗っている当事者は気軽に出歩くことができない状況でした。もっと言えば、車いすを持っている当事者は恵まれていて、田舎に住む障害者には一人で出歩く手段がなく家から出ることができない人もいると聞き、そんな現状に衝撃を受けました。
カンボジアの障害者が社会参加するきっかけを作るため、2018年3月7日~14日まで再度カンボジアを訪れました。現地の仲間とともに、イベントの開催やアピール活動を行ってきました。
あれから10年経ち、カンボジアの街並みも変わってきていますが、車イス利用者にとっては歩道などの整備が十分でなく、ガタガタな道が多く移動しづらい場所も多く残っています。また、社会参加の面でも教育を受けることや、働いて収入を得ることもまだまだ難しいという話を聞きました。
そこで僕もカンボジアの障害者のために何かできないかと考え、現地を訪れた仲間とともにプロジェクトの立ち上げを決めました。
ぱあとなぁの活動は1986年に誕生した「自立の家つばさ」という福祉作業所から始まりました。現在も地元で『どんなに障害が重くても地域で生きる』という理念を掲げ、仲間づくりや相談支援、ヘルパー派遣業務など様々な取り組みを展開しています。
その中で、僕が担っているのは、ピアカウンセリングという事業です。当事者同士だから言えること相談できることなど、仲間としてたくさんの当事者に向き合っています。
仲間づくりの場として月一回開催している「ふれあい喫茶」も、今年で15年目になり、毎回30人ほどの仲間が集っています。
また、法人の取り組みとしてアジア支援も行っています。
主な取り組みに、民間の公益財団法人が行う「アジアの障害者リーダー育成事業」の研修生の受け入れがあります。若手当事者リーダーの育成のため日本各地で様々な研修を行い、帰国後も意欲的に活動されています。
本プロジェクトの目標金額は、『1,500,000円』です。
ご支援いただきました資金につきましては主に、
・レコーディング、ミックス・マスタリング費用
・CDプレス、ジャケットデザイン、PR費用
・カンボジアへの渡航費(往復)
・リターン作成 等の費用に充てさせていただきます。
いけやんが作成した壁画は、リターンで活用予定です!
今回はCD作成・販売までが主なプロジェクトですが、今後の展開として、CDの売り上げをカンボジアの「プノンペン自立生活センター」に届けたいと考えています。
障害者が自由に出歩ける社会の実現のため、バリアフリートゥクトゥクの購入や、支援活動にかかる費用として活用してもらう予定です。バリアフリートゥクトゥクは、車いすのまま乗車できる安価な乗り物です。僕たちがカンボジア滞在している間も、何度もお世話になりました。まだまだ市内に走るバリアフリートゥクトゥクの台数は少ないので、もっとみんなが乗れるように、1台でも多くのトゥクトゥクをプレゼントしたいです。それと同時に、障害者の乗車割引制度の創設についても、プノンペン自立生活センターから政府に訴えていく予定です。
どうか、いけやんの想いに賛同いただき、「あじ✯そら」プロジェクトを応援してください。音楽の力で、一緒に社会を変えてやりましょう♪
カンボジアの障害当事者が自由に出歩ける社会を目指して、走れバリアフリートゥクトゥク!!!!!
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