日本のZENを、よりよい形でアメリカに、世界に伝えたい。

はじめまして。一般社団法人インターナショナルZENカルチュラルセンターです。

現在、私たちは「天平山菩提心寺プロジェクト」として、アメリカに伝統的な木組み建築を用いたZENの修行道場を建設しています。この修行道場の建設を完成させ、ZENをよりよい形でアメリカに、そして世界に伝えるために、今回クラウドファインディングさせて頂きました。

まず、なぜ私たちがこのプロジェクトをやろうと思ったのか、お話しさせてください。

今アメリカで、古き良き日本文化が注目されており、茶道、華道、墨絵、和太鼓など、様々な分野で人々が活動しています。

 

そんな日本文化の中でも、特にアメリカで着実に広まっているのがZEN。でもそこに「あるもの」を加えなければなりません。

今、アメリカで展開されているZENは、日常の喧騒を離れ、スピリチュアルな時間を過ごすことはできてても、真の禅を学ぶことにはなっていません。

坐禅をすること、知識としての禅を学ぶだけではなく、朝の洗顔や食事、トイレ、掃除、風呂、睡眠など、日常の生活のすべてを禅の精神で過ごすこと、そこから心も整ってきます。日常の立ち居ふるまい、一挙手一投足のなかに禅の精神を体現することが求められます。

それを、

 只管打坐 威儀即仏法 作法是宗旨

と、言います。

 

正しいZENを世界に広めるためにも、アメリカにZENの真髄を広める必要があります。

アメリカにある多くのZENセンターでの修業は、部屋を用意して坐禅を組む、座学で考え方を教えるというスタイルがほとんどです。

しかし前述したように、ZENの真髄は、食事や掃除、挨拶や会話など、くらしの中で体感する「気づき」から得られるものです。

そこで私たちは、日本のZENの真髄をアメリカに広めるべく、ライフスタイルからZENの真髄を学ぶ「くらせる修行道場」“天平山菩提心寺”を建設することにいたしました。

また、アメリカでのこのプロジェクトが成功すれば、アメリカから世界へとZENを価値ある形で広めることができやすくなるのです。

天平山菩提心寺プロジェクト - アメリカに、ZENの真髄を学べる「くらせる修行道場」をつくりたい。

IZCCのプロジェクトとして、アメリカ・カルフォルニア州レイク郡にZENの修行道場を建設しています。東京ドーム約9.5個分(13万5千坪)の土地に、七堂伽藍の整った伝統的な木組み建築を用いたZENの修行道場です。

 ↓は 2022年の完成予想図です。

 

 総ヒノキ造りの伝統的な日本建築を、日本人の宮大工の指揮の下、現地の職人さんたちと協力して建設を進めています。

 

これまで集まった資金で僧堂と東司(トイレ)はほぼ完成。

 

 

現在は、未完成部分の資金調達を進めています。

 

 

責任者の秋葉玄吾老師

今回のプロジェクトの総責任者は秋葉玄吾老師が務めています。

日本の禅文化は鈴木大拙(1870-1966)によって1950年代に海外で広く知られるようになりました。その後1960年代には鈴木俊隆(『禅マインド ビギナーズ・マインド』の著者)などにより禅センターが創設され、各地に広がっています。秋葉老師は曹洞宗の北アメリカ国際布教総監(曹洞宗の北アメリカでの出先機関の総責任者)でもあります。

 

秋葉老師はスティーブ・ジョブズが師事していた乙川弘文老師の親友で、乙川老師の葬儀を司った時、スティーブの奥さん、ローレンがその場に列席していました。ローレンはスティーブが癌の宣告を受けた時、秋葉老師にジョブズの葬儀をお願いしたいとの希望を持っていました。しかしその後、時が経ちその話は実現しませんでした。

 

著書に『あれこれ考えないで、坐りなさい』(すばる舎)があります。

 

 

 

さいごに

今、アメリカで注目を集めている日本のZEN(禅)。みな、純粋にZENを求め、学んでいます。ZENにはまだまだ計り知れない力があります。

日本のZENを、よりよい形でアメリカに、世界に伝えたい。

世界に広まるZENをもっと価値あるものとするために、みなさま、どうか私たちに力を貸してください。

 

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