こんな楽しみ方ができますよ～　↓↓↓をご覧ください

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　新型コロナによる”通いの場の閉鎖”は、地域在住高齢者の「フレイル※1」を急加速させました。その後、2023年5月に新型コロナが5類に移行、少しずつ通いの場が再開されてきましたが、コロナ以前の活気は未だに戻っていません。さらに、本年4月「孤独・孤立対策推進法」が施行され、地域在住高齢者の孤独・孤立問題をどのように解決していくのか。いかにして、地域との繋がりをつくるかが大きな課題となっています。

　そこで！デデ～ン！　2022年にゼミ生達と考案・制作した『80GO（フレイル予防）かるた』の出番です！このかるたは、フレイル予防に大切な「栄養」「運動」「社会との繋がり」について、かるたを楽しみながら学んでいただくことをコンセプトとしています。これまで多くの方から「いますぐ買いたい」「いくらで売ってるの？」「いつになったら売ってくれんねん」などのお声を頂き、なんとか形にして出版したいと思っていました。ただ、複数の出版社に掛け合うも、採算の問題で取り合ってくれず・・・（涙）。

　そんな時、あるご高齢者様が『クラファンやったらええねやん！』と。その一言がきっかけとなりこのプロジェクトが始まりました！

※1：フレイルとは、「加齢に伴い心身が老い衰えた状態」のことを言います。一方、早期に介入して対策を行えば、元の健常な状態に戻れる可能性があります。

＜運営者側＞
・楽しくフレイル講座ができる（地域サロンや施設レクリエーションのマンネリ解消）
・説明書、スライド、配布資料もありすぐに始められる
・一部に競争の要素を含むため、簡単に盛り上がる
・解説数を調整するだけで、時間調整ができる
・かるたの解説をきっかけに、話したいテーマ（例：栄養、運動、社会との繋がり、認知予防）に導ける
・参加者の自立度に合わせて、解説内容や身体を動かす内容を調整できる
・閉じこもり高齢者を再び通いの場へ導ける
・孤独・孤立対策のきっかけ作りになる

＜参加者側＞
・アイスブレイクで初対面でも仲良くなれる
・取り棒があるため座ってでも実施できる
・かるたのサイズが大きく（130×95mm）、高齢者が扱いやすい
・少人数でも大人数でも実施できる
・かるた遊びをしながら「フレイル予防」が学べる
・とにかく“楽しい”

（おまけ）
★小学生のお孫さんとおじいちゃん・おばあちゃんが一緒に遊ぶ（交流する）ことにも適しています！

＜制作者　教員：井尻＞
　「80GO（ハチマルゴー）※2」とは、「80歳になっても自分の足で歩いて外出ができる」というフレイル・ロコモ克服のための医学会宣言（2022年4月）の中で発表されたキャッチフレーズです。現在、このことを目標にした取組みが始まっています。なかでも、このかるたはフレイル予防に大切な「栄養」「運動」「社会との繋がり」について、かるたを楽しみながら学んでいただくことをコンセプトに、“かかりつけ管理栄養士”を目指す学生達が考案してくれました。

＜制作者　学生＞
　高齢になると人と会う機会が減って、閉じこもりがちになってしまいます。その方々にこのかるたを知ってもらうことで、交流の機会を生み出すことを目標にしています。

＜制作者　学生＞
　かるたのどれに着目するかによって、何を伝えるのかを工夫できるところが良いと考えています。

＜制作者　学生＞
　参加者みんなで「歌ったり」「運動したり」、とにかく楽しんでやっていただくことを目標に制作しました。

＜制作者　教員：廣岡＞
　このかるたをきっかけに、地域住民の通いの場の復活、また、地域包括支援センター職員やデイサービス職員と一緒にこのかるたを広めながら、地域高齢者の健康に繋げていけたらと考えています。

＜制作者　学生＞
　フレイルじゃないと思っている人も、フレイルに該当するかもしれません。このような早い段階での気付きになればいいなと思っています。

＜制作者　学生＞
　このかるたを通して、フレイルを多くの人に知ってもらい、予防に繋げてもらいたいです。

※2：「80GO（ハチマルゴー）」は、2022年4月に一般社団法人日本医学会連合から発表された、フレイル・ロコモ克服のための医学会宣言のキャッチフレーズです。本かるた及び本かるたを利用した活動は、日本医学会連合とは無関係ですので、本かるた及び活動についてのお問い合わせは、大阪樟蔭女子大学までお願いいたします。

医療法人 松若医院 院長
松若良介 医師

　日常診療している患者様が身体的にも精神的にも衰弱していっていることを目の当たりにしています。特に認知機能の低下に関しては「社会参加」が非常に大切なんです。普段あんまり出歩いていない人たちが、こういうかるたをちょっとするだけで、何もしていないよりもずっといい社会参加になります。「週に1回デイサービスに来ているだけやわ」といっている方たちにこそ、こういうかるたで頭をリフレッシュして頂きたいんです。このかるたのいいところは、かるたを読みながら、スクワットをしたり、早口言葉をいったりと非常によくできたゲームです。ちょっと弱ってきている人たちに、できれば定期的に実施してほしいですね。65歳以下の方は、是非ご両親世代の元気を守ることを目的にご支援をいただけると幸いです。

　これまで30か所以上の通いの場で実施、500名を超える皆さんから高評価を頂いています！

【質問①】
『80GOかるた』を利用することで、生活を良くするなど何らかの効果があると感じましたか？

【質問②】
『80GOかるた』を活用することで自分自身の生活改善につながると思いますか？

【質問③】
今後もこの『80GOかるた』を地域の交流の場所などで活用したいですか？

　本かるたを利用した98%（491名／501名）の高齢者が「生活を良くするなど何らかの効果がある」と回答。とくに、「食生活や生活習慣の見直し」「参加して活動する（社会参加）」というところに大きなメリットを感じておられます。さらに、「自分自身の生活改善に繋がる」「地域の交流の場で活用したい」と回答した高齢者も90%（450名／501名）であり、フレイル予防に効果絶大であることは間違いありません！

　こんな素敵な感謝状もいただきました（涙）

　上記の特徴を持つ『80GOかるた』を多くの方々にご活用頂き、”フレイル予防に役立てて頂きたい”という学生達の想いを叶えるため、できるだけ安価で購入できる体制を構築することを目的としたクラウドファンディングに挑戦します。

　大阪樟蔭女子大学 健康栄養学部で教員をしています井尻吉信と申します。大学で教鞭をとりながら、地域のクリニックでも管理栄養士として患者様の栄養食事支援に従事しています。約10年ほど前より、フレイル患者様の支援を行うことが急増。そのことをきっかけに、フレイル予防に関する研究を行ってきました。特に、コロナ禍以降は、コロナフレイルに負けないための様々な地域活動（下記の写真参照）を行ってきました。これからも、大学生×地域在住高齢者の世代間交流を進めていきます！！

＜かるた企画・制作＞
●大阪樟蔭女子大学 健康栄養学部 臨床栄養学研究室　井尻吉信（教授・管理栄養士）
●大阪樟蔭女子大学 健康栄養学部 臨床栄養学研究室　廣岡　咲（助手・管理栄養士）
●大阪樟蔭女子大学 健康栄養学部 臨床栄養学研究室　2022年度ゼミ生

＜協力＞
●医療法人松若医院　松若良介（院長、医師）
●株式会社アフ　西之坊篤（代表取締役、介護支援専門員）

＜映像＞
●心を写すフォト／ビデオグラファー　SUBAL（社会福祉士）