▼はじめに
これまで「住んでいる場所なんて、ただ寝に帰る場所だ」と思っていました。
大きなショッピングモールがあり、安いスーパーやコンビニも多く、学校や病院にも不自由しないし、職場の東京にも近くて便利…、そこそこ暮らしやすい街、それが埼玉県川口市、そして蕨市です。
ただ、蕨駅周辺には書店が一軒もありません。なくなってしまいました。ギャラリー、イベントスペース、映画館はありません。カフェはほとんどチェーン店です。
▼プロジェクトをやろうと思った理由&このプロジェクトで実現したいこと
昨年、しばしば舎というブックカフェができました。トランスビューを通して本を仕入れ、読書会はもちろん、著者・編集者を招いてのトークイベント、手づくりワークショップや演奏会、スローマーケットを開催し、蕨市、さいたま市、東京都内からもさまざまな人が訪れるユニークなスペースとして知られるようになってきました。
今年5月、その場所でイベントが開けないことになったとき、運営していたスタッフの間で、「もう一度あの時間を共有したい。多くの人をつなげたい」という思いが募り、しばしば舎で出会った人たちと一緒に新しい店をつくることにしました。それが「Antenna Books & Cafe ココシバ」です。
▼これまでの活動(一部です)
スローマーケット:地域で手づくりをしている人たちが出店し、販売する月1回開催の手づくり市
ワークショップ:望月千秋さんの糸紡ぎ・手織り、オザワミエさんの編み物、久野綾乃さんのアイシングクッキー教室
著者・編集者トークイベント:
出版社トランスビューの工藤秀之さん、共和国の下平尾直さん、ブルーシープの江上英樹さんを招いての小出版を考える鼎談
学生がつくる働き方雑誌の続く理由-『POSSE』vol.35刊行記念イベント
『謀叛の児』著者の加藤直樹さんと『遊びの生まれる場所』著者の西川正さんの対談
『大阪ソースダイバー』を巡る対談ーブリコルール・パブリッシングの島田亘さん、ライターのかつとんたろうさん、オリバーソースの道満龍彦さんをお招きして
『悪者見参』著者の木村元彦さんと『私のエッジから観ている風景』著者の金村詩恩さんの対談
『新・神楽を知る本」著者の三上敏視さんの神楽ビデオジョッキー
『ルネ・マルタン プロデュースの極意』著者の林田直樹さん、編集者の松本伊織さん対談
ほか
絵画展・写真展:
『うみがめぐり』かわさきしゅんいちさん原画展
若葉たちの色彩ー亀井拓也さんの地域猫写真作品展
『River-Walk Vol.2』刊行記念の知来要さん写真展「川歩きの風景」
ほか
演奏会:
ギタートリオとソプラノの夕べ(オペラ歌手・歌唱指導者、和泉總子さんを中心に)
パンとワインとウクレレと(『はからない こねない まるめない』の著者、根岸ひとみさんのイベント)
コントラバス独奏と声によるコンサート(音楽詩劇研究所、河崎純さんのイベント)
ほか
その他:
連続ワークショップ 音nity(ユーラシアンオペラプロジェクト)
春風亭百栄さん、月亭太遊さん、林家彦星さんのしばしば寄席
TVCMをビールでも飲みながら皆でだらだらだら見る会
TOKYO Kurds/東京クルド(短編ドキュメンタリー)をみんなで観る―ディレクターの日向史有をお招きして
蕨ケーブルビジョン「どんな本でSHOW!?」公開収録
クルドの女性たちがつくったスイーツを提供する「クルドスイーツ☆パラダイス」
ほか
▼資金の使い道
現在、近くの商店街に場所を借り、7月中旬にオープンするべく、走り回っています。できてきた人のつながりと流れを止めないように、独自イベント開催や、地域のお祭りへの参加、オンラインでの情報発信も並行して展開しています。
いま借りた空き店舗はシャッターを開けると中が丸見え、完全なスケルトン状態です。オープンするためには外壁と内装の工事、電気や水道の工事、キッチンスペース、本棚やカウンターの設置、エアコン、照明、看板、テーブルや椅子、食器も揃えなければなりません。多くのお金が必要です。
↓現在の状態
↓完成予定図
▼リターンについて
物件はすでに決まっているため、支援していただいた皆さまにはお店のオープン予定にあわせて随時、お送りさせていただきます。
▼最後に
コーヒーを飲みに来た人、本を買いに来た人、イベントに参加した人同士が連絡先を交換し、また次のイベントに一緒に来てくれる、他のイベントに一緒に参加したり、ごはんを食べに行ったりしたり、そんな報告を聞いてはワクワクしていた時間はまだ終わりません。終わらせたくありません。
仮にこのクラウドファンディングで満額達成できなくとも、もちろんこの店をスタートさせる意志は変わりませんが、少しでも居心地のよい店にするために、皆さまのご協力・ご支援を心からお願いいたします。
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