▼このプロジェクトで実現したいこと
外国人と日本人の出会いと交流を広げて日本の理解を深めたい。
地方の文化を世界に発信したい。
▼プロジェクトをやろうと思った理由
その1
観光案内所をやっていて外国人観光客がネットやガイドブックで知る地方の情報はごく一部で地方の魅力が伝わっていないと思ったからです。
地方に親戚や友人がいる人達が東京で外国人観光客をサポートしたり、地方から東京に来る旅行者が外国人観光客と交流できる宿泊施設があれば観光だけでなく、県内各地の魅力が世界に発信できて地方の活性化につながると思いました。
その2
外国人と交流のできる宿泊施設ができると学生や社会人の人達が海外留学の体験ができると思ったからです。
留学は英語を学ぶだけでなく日本の文化を見直したり見聞を広める体験ができますが、お金もかかるし行く人は学生全体の3%程度とのことです。世界の旅行者と文化交流ができる場があれば1つの国に留学する以上の体験ができると思いました。
その3
東北の震災では仮設住宅の入居までに半年近くかかった地域がありました。もし専門家の言うように首都直下型地震が起きたら仮設住宅が大量に必要になると思います。
災害がいつ起きるかわからない状況で仮設住宅を作ることはできないのですが、オリンピックに向けて不足する宿泊施設を、空きビルなど既存の建物を活用して短期間に低コストで作り移設できる構造にしておけば、いらなくなっても無駄にならないし、その施工経験は災害時に役立つと思いました。
▼プロジェクトの流れ
1.建築デザインコンペ
「日本の新しいユースホステルデザインコンペティション2020」
コンペの日程
開催予定 2017年1月
審査・発表 2017年3月
コンペの流れ
1.応募者がテーマ AまたはBを選びます。
<テーマ A > 地方文化
47都道府県の中から1つの県を選び県の文化をまるごと発信する宿泊施設をデザイ ンします。
<テーマ B > 現代文化
漫画、アニメ、ゲームの中から1つを選び現代文化を通して交流の輪を広げる宿泊施 設をデザインします。
審査・発表
優秀賞 : 建築、観光の専門家が優秀作品を選び表彰します。
一般審査賞 : インターネット投票により最多得票の作品を表彰します。
パトロン賞 : パトロンのみなさまの投票により最多得票の作品を表彰します。
出会いと交流賞 : できあがった施設がどれだけの出会いと交流があったかを競い合い
表彰します。
2.実現化
応募作品を事業者、自治体、投資家の方々にプレゼンし実現化します。
3.運営
運営チームを編成
建築、観光の経験者が若い人達をバックアップして運営します。
▼目標額を超えてご支援いただいた場合、以下のコンペを順番に開催いたします。
毎日
観光案内所には世界各国から旅行者がやってきます。話してみるとさまざまな日本文化に関心を持っています。
外国人観光客の約半数が東京に滞在または経由して地方に旅をしています。
▼これまでの活動
交流の きっかけづくりに地域の人たちが日本文化を教える文化体験を作ってきました。落語からはじめて書道、茶道と1つづつ増やして今20のプログラムになりました。教えてくれる講師も50人になり通訳のボランティアは200人を超えました。茶道の先生には80才を過ぎた方がいるのですが中国やロシア、スペインからも指名の予約が来たりします。
▼文化体験プログラム
三味線のプログラムに参加するのはギターやベースなど音楽をやってる人が多いですが講師が英語を話せなくても同じジャンルだとすぐに仲良くなれます。
尺八とか日本人でも吹いたことない人が多いと思うのですがサックスなど管楽器をやってる人たちは講師もびっくりするほど上達が早いです。洋楽器とは違う独特の呼吸方や竹の音色に感動するようです。
陶芸家の先生が「これが侘び、これが寂び」という風に作品を見せながら説明してくれるので日本の美意識を伝えるには茶道より陶芸の方がわかりやすかも知れません。
歌舞伎は江戸時代から続く伝統芸能ですがビジュアルだけでなく外国人が日本人の心情を理解するのに役立つ題材がたくさん含まれています。
料理体験では地元の商店で日本語を使って食材を買います。野菜など少しの量で買えるのに驚く人もいます。店の人と常連客とのやりとりとか物価や季節の食材など日本の暮らしが体験できます。
料理は文化の違いがわかる一番身近なプログラムです。主婦の方に家庭料理を教わり、季節を大切にする日本のくらしを体験します。
蕎麦打ちは職人さんの心意気にふれてもらうプログラムです。お蕎麦屋さんでプロから直伝で教わる時間は世界遺産を見るより価値があるように思えます。できあがったらご主人の打った蕎麦と食べ比べをします。
アニメや漫画だけでなく日本の伝統文化に関心を持つ海外の学生も増えていて、それを見た日本の若い人達が日本文化の素晴らしさに気がつくことが結構あります。
観光案内所の仕事
開業してひと月がたった頃、東日本大震災が起きました。商店街のアーチが大きな音をたてて揺れるなか新入社員の青年が(総勢1名ですが)「裏に独り暮らしのおばあさんがいるんで見て来ていいですか?」と言って走って行き、無事を確認して戻ってきました。彼はこの土地の生まれではないし、いつ知り合ったのかもわかりませんでしたが5年経ったいま、そのことがとても大事なことだと思うようになりました。外国人観光客がこの町を表現するときにネイバーフッドという言葉をよく使います。「ご近所付き合い」の意味ですが昔ながらの普通の暮らしが外国人旅行者もほっとして、それがこの町に外国人観光客を引き寄せているんだと思いました。
地方には若い人たちが出て行って近い将来お年寄りだけになってしまう町や村が多いと聞きます。新入社員の応募動機は外国人の居るところに身を置きたい、というものでした。現在約100人いる学生ボランティアの応募動機も1番は英語が使えることです。
観光案内所の役割は文字通り地域の観光案内をすることですが、外国人観光客が来ると若い人たちも来て、結果的に地域に活気がでてくるので日本各地に観光案内所を作ってほしいと思っています。
コンペについて
今回はデザインだけでなく短期間に低コストでできて移築ができる工法のアイデアも競います。また建物は人が入ってからが勝負なので複数の施設が実現化した場合、オリンピック、パラリンピック終了日までにどれだけの出会いと交流ができたかを競い「出会いと交流賞」が授与されます。コンペ作品の実現化は建築や観光を学ぶ学生の実践の場になり、施設で働く人達には世界中に友達ができる仕事場になります。実行委員一同全力投球しますのでご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。
▼資金の使い道
1.コンペポスター 152,500円
内訳
制作費 55,000円 (デザイン、製版代 30,000円+印刷代 25,000円)
(A1サイズ 500枚/594㎜×841㎜/コート紙135kg)
送料 97,500円(箱代55円+郵送料140円×500校/大学、専門学校)
2.募集告知広告費 150,000円 (50,000円/月額x3ヶ月)
3.賞金 900,000 円
内訳
優秀賞 300,000円 一般審査賞 200,000円 出会いと交流賞 300,000円
パトロン賞 100,000円
4.コンペサイト制作費 180,000円
5.トロフィー 36,000円 (10,000円×2個 8,000円×2個 )
6.授賞式、懇親会 80,000円 (会場費、飲み物代)
総額1,498,500円
総額の内、500,000円を企業様の協賛広告で集めますので
残りの998,500円をご支援いただければと思います。
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