
はじめに
はじめまして、京都で「グルテンフリー&ヴィーガン」メニューを展開する鵜野友紀子(うのゆきこ)と申します。
私たちが目指すのは、食のバリアフリー。アレルギーや体質、病気、健康、宗教上の理由で食べられないものがある、「食」を諦めている人がまだまだ多い現状を変えたいのです。

そんな想いをさらに広げるため、3店舗目を京町家にてオープンすることを決めました。
京都ならではの町家空間で、よりリアルに本物の食文化を感じてもらうーーしかし、この新店舗の立ち上げには相応の資金が必要。そこで、社会課題解決型クラウドファンディング「GoodMorning」にて、皆さまからのご支援をお願いしたいと思います。

- 1.日本ではアレルギーを持つ人が年々増え、大人になってから突如発生する場合も、小麦・卵・乳など主要原材料が食べられないケースも多発。
海外ではセリアックというグルテン不対症の人が人口の1%-2%にものぼる。 

- 2.海外からの観光客が多い京都では、ハラール・コーシャ・ベジタリアン・ヴィーガンなどのニーズがさらに拡大。
- しかし、外食産業の大半はまだ「全員が安心して満足に食を楽しめる」レベルに届いていません。アレルギー対応の別メニューを仕方なく選ぶ、一見入ってなさそうなメニューに実は入っている。あるいは外食自体を諦める方々が存在します。
それが私たちの切なる願いであり、解決すべき社会課題だと強く感じています。

1店舗目:京都一乗寺「むしやしない」

- 約18年前にオープンしたケーキ屋。22種類のアレルギーを持つ男の子のためにアレルギー対応スイーツを作り始めたのがきっかけ。
- 2年前には完全グルテンフリー&ベジタリアンのケーキ屋へリニューアルし、世界中から訪れるお客様に喜ばれています。目の前の男の子を笑顔にしたいという素朴な思いからスタート!
2店舗目:祇園のラーメン店

- 繁忙期には2時間待ちになるほどの大行列、国内外の観光客やアレルギーを持つ方に支持され、Googleレビュー★4.6の高評価。
- アレルギーがある人からは「初めてラーメンを食べられた」
べジタリアンやヴィーガンの方からは「安心して食べられるものがあった」と感動の声。 - この事業の必要性を痛感!
- 3店舗目:寿司&居酒屋(今回のプロジェクト)

- 「ラーメン・寿司・居酒屋・アフタヌーンティー」を一度に楽しめる店を、京町家でオープン予定。カレーやハンバーグ、ミートボール、天ぷらなど、新メニューを多数開発し、より多くの人のニーズに応えたいと考えています。京町家の庭や灯篭、すりガラス、井戸の名残を活かしつつ、海外の方にもわかりやすい英語・ピクトグラム対応で、真のフードバリアフリーを実現!
新店舗の特徴:もっと選べて、もっとワクワクする!


- ラーメンだけでなく、カレーをリニューアルし、ハンバーグやミートボールなど肉感たっぷりに見える一皿も動物性不使用で実現。

- ハラール対応メニュー、五葷抜き、ナッツフリー、ソイフリーなどのメニューは多数、その他事前相談で個別対応OK。



- (オーストラリア人 ヨガ講師 サミさん)
- 豆腐作り体験、ヨガと朝食コラボなど、食と文化を融合したイベントを開催予定!

- 京都の風情を感じながら、誰もが同じ料理を選べる“真のフードバリアフリー”を目指す。
- 京町家は京都の独特な町並みや文化を体現する建築で、木造の繊細な造りや伝統的な意匠が魅力です。
- しかし古い建物を維持するには費用やノウハウが必要で、多くの町家が取り壊しや空き家のまま放置されています。
- 私たちは京町家と新しい食文化と組み合わせることで、歴史的建造物を次世代へ継承したいと考えています。


理由の一つに関空で遭遇したムスリムの人との出会いがあります。
今から約8年前、日本にインバウンド需要が本格的に始まった頃のことです。ある日、ハラールを厳守するイスラム教の方が何気なくコンビニに入ってしまい、豚やアルコール成分が含まれている商品を誤って購入する場面に遭遇したんです。彼らにとって、お酒や豚肉は絶対に避けなければいけないもの。豚は「ゴキブリ並みに忌避すべき存在」という感覚だそうで、少しでも混ざっていたら食べられません。 しかし当時の日本のコンビニや飲食店では、ハラール対応の表示など皆無に近く、アルコールや豚の成分がカタカナ表記されていても、外国人観光客は全く理解できない。

例えば「ゼラチン入りのケーキ」は豚由来の原料が使われていることが多いのに、どこにもそんな情報はありません。 「米粉のたこ焼き」なのに小麦粉が多量に使われていた…… こうしたケースに何度も出会ううちに、外国人観光客や特定の宗教・アレルギーを持つ方にとっては、あまりにリスクが高いと思うようになりました。 誤表示や曖昧な表記の問題 日本食には、お酒やみりん、醤油、味噌など、発酵文化由来の調味料がたくさんあります。それ自体は素晴らしい文化なのですが、アルコールや動物性原料が隠れている場合が多々あるのに、英語表示などが十分でないのが現実。 外国人から見れば、「アルコール」がカタカナで書かれていても何のことかわからない。 「みりん風調味料」や「和牛エキス」など、日本人以外にとっては未知の材料ばかり……。

8年前は特に、インバウンド観光客が増えるスピードに日本の対応が追いついていなかったんです。 “わかる人がやるべき”と決意した理由 その体験を経て、私は「日本では、宗教的制限やアレルギー対応を本当に理解している人がまだ少ない。だったら、わかる私がやらなければ」と思うようになりました。 ハラール対応のための表示や調理オペレーションの整備、ベジタリアン・ヴィーガンが安心できる厳格なメニュー分け、完全にアレルギーに配慮したラインでの製造や、英語・ピクトグラムを使ったわかりやすい表示 こうした対応は、もはや「お店の善意」だけではなく、日本が観光立国を目指すうえで不可欠なインフラになりつつあります。けれど、実際にやろうとすると、コストも手間もかかるため、多くの飲食店はなかなか踏み込めないのが現実。だからこそ、必要性を本当に理解している人が先導していかなければ、いつまでも変わらない――そう強く感じたのです。 「彼らにとって“当たり前に食べる”ということが、 いかに難しく、時には危険を伴うか」 その事実を正面から受け止め、私は“彼らの最後の砦になろうと”実践を始めました。

現在の取り組みへ
こうした経緯があって、また、さらにより多くの人に喜んでもらうために、五葷(ごくん:ニラ、ニンニク、ラッキョウ、ネギ、アサツキなど、臭いの強いネギ科の野菜)抜きのメニュー(厳格な仏教徒の人が避けられる食事)やジャイナ教メニューを開発したり、豆乳パティシエにもかかわらず、増加しているソイフリー文化に対応するために大豆すら使わないハンバーグを開発したりしています。(2月末クラファン開始予定)また、安全に食べていただけるように店舗のオペレーションや材料表示を徹底的に見直したりしています。初期投資や開発には、困難や手間はかかりますが、それで喜んでくれる人が確実にいると思えば、やりがいも大きいです。 「インバウンドが本格化した8年前に見た問題」は、今なお完全には解決していません。アルコール含有、豚由来原料、動物性出汁などを英語やピクトグラムで明示する文化が十分根付いていないからです。 しかし、だからこそ先駆者的に取り組む意義があると考えています。ハラールやコーシャ、ベジタリアン・ヴィーガン、アレルギー対応……さまざまな制限がある人でも「日本の食文化ってすごい」と思ってもらえるよう、これからも挑戦を続けていきたいと思っています。

プロジェクト概要
- 開始日:2024年2月10日(予定)
- 終了日:2024年3月9日
- 目標金額:100万円
- 店舗オープン予定:2024年3月10日
- ・支援金をもとに内装・設備を整え、オープニングイベントを計画中!


こうした声をたくさんいただくたび、私たちは食のバリアフリーの必要性を痛感します。まだ少数派かもしれない。でも、“誰もが普通に食を選べる社会”こそが本来あるべき姿だと信じています。
最後に:ご支援よろしくお願いいたします
支援していただいた方には、リターンを通じて新店舗オープン後に感謝の気持ちを形にしてお届けします。皆さまの応援で、3店舗目を成功させ、アレルギーや宗教的制限のある方も“同じ卓”で笑顔を咲かせる場を広げましょう!
ご支援・ご声援、どうぞよろしくお願いいたします!
最新の活動報告
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応援ありがとうございました
2025/03/10 15:261. 2/25からのプレオープンについて2月25日より、プレオープンとしてヨガなどの体験イベントを実施しました。お越しくださった皆さまには、施設やサービスを一足先に体験していただく機会となり、貴重なご意見やご感想を頂戴することができました。今後の本格稼働に向けて、大変参考となっています。2. 本日のグランドオープンそしていよいよ、本日3月10日にグランドオープンを迎えます!既に多数のご予約をいただいており、どんな出会いや新しい体験が生まれるか、スタッフ一同とても楽しみにしております。オープン日:3月10日(月曜日)場所・URL:〒606-8376 京都府京都市左京区大菊町155皆さまのご来店・ご利用を心よりお待ちしております!3. 今後の展開や支援内容について今後のイベントや、新しい取り組みの詳細、そしてクラウドファンディングでの支援に対するリターンや特典の提供状況については、改めて活動レポートやメール等にて随時ご報告させていただきます。クラウドファンディングにご支援くださった皆さまには、引き続きプロジェクトの進捗をお伝えしながら、皆さまの応援にお応えできるよう全力で取り組んでまいります。最後に改めまして、ここまでサポートしてくださった皆さまに心より感謝申し上げます。無事にグランドオープンを迎えることができたのも、皆さまのお力添えがあってこそです。今後とも温かいご支援・ご声援をどうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る

















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