皆様、こんにちは。

皆様は、カンボジアという国に対して、どの様なイメージをお持ちですか?
まあ、大抵の人が頭に思い浮かべられるのは、世界遺産のアンコールワットでしょう。

でも、それだけで無く、カンボジアにはポルポト派による国民大虐殺と、長きに渡った内戦と言う負の歴史があるのです。そして、その内戦の中で夥しい数の地雷が埋設され、その地雷は今でも多くの人々を苦しめ続けています。 

私は、元少年兵であり、今は地雷撤去のスペシャリストであるカンボジア人のアキ・ラー氏(通称アキラ)の活動を支援する為に2011年からカンボジアに住んでいます川広と申します。
アキラ氏の作った地雷博物館で、日本人向けのボランティアガイドをしています。

 

この度、そのアキラ氏による日本での講演会を企画致しました。

9月に1ヶ月間掛けて、日本全国を縦断致します。

開催地の詳細は、HP「アキラ地雷博物館・日本人応援団」の「ニュース」の欄に記載しておりますので御確認頂きたいのですが、その講演会実施の為の費用の一部をこのクラウドファンディングにて皆様に支援して頂きたく、皆様の御協力をお願いする次第です。

 

 

アキラとは、本名をアキ・ラーと言いますが、日本人への親しみを込めて通称アキラを用いています。

そのアキラは、1973年生まれで現在45歳になりますが、カンボジアの内戦時代にポルポト派によって少年兵に仕立て上げられ、10歳から20歳までを正に少年兵として戦争に明け暮れる毎日を過ごし、その間に多くの地雷を埋めさせられました。
内戦が終結した20歳の時、多くの地雷被害者の姿を目の当たりにし、自責の念から地雷撤去活動に生涯を捧げる決心をしたのです。
その頃は単独で、しかも機械を使わず手作業での地雷撤去活動でした。
そして、地雷の怖さ、戦争の悲惨さをカンボジア人だけで無く世界中の人々に知らせる為に、1999年に最初の地雷博物館を街の近郊に独力で設立しました。現在の博物館は、2007年にカナダ人の協力を得て、シェムリアップの郊外に建てられたものですが、街の中心から遠方にも関わらず、毎日世界中からの多くの来館者で賑わっています。日本からも、大勢のお客様に来館頂いております。


アキラは、地雷博物館に併設してリリーフセンター(養護施設)も開設し、地雷被害者の子供達や戦争孤児を引き取って育てました。今も、家庭的に恵まれない子供達30人を、そのリリーフセンターで育てています。

 


実は、5年前にそのアキラ氏による日本での講演会を、京都、大阪、岡山、東京、福岡の5箇所で開催し、大変好評を博しましたが、今回は北海道から沖縄まで日本全国1道1都8県を回ります。
アキラ氏の事をより多くの日本人に知って頂くと同時に、カンボジアの内戦の歴史を通じて、戦争の悲惨さや平和の尊さをより深く考え、日本の平和問題について思いを馳せるきっかけにして頂く為の講演会です。


前回は、日本に渡りましたのはアキラ氏と、アラ(子供の時、爆弾で片腕を飛ばされ、その後アキラ氏に引き取られてリリーフセンター(養護施設)で育ち、今はアキラ氏の下で地雷撤去活動をしている青年)と私の3人だけで、渡航費、国内での交通費、宿泊費、講演会実費費用など全てを講演会引き受け団体に按分負担して頂きましたが、今回はアキラ氏の家族を含めて8人で日本に渡航致します。
8人の内訳は、アキラ氏の家族5人、ポーイ(子供の時、地雷被害で片腕と片目を失い、リリーフセンターで育って現在はアラと同様アキラ氏の下で地雷撤去活動をしている青年)、通訳のカンボジア人、そして私です。

アキラ氏は、10年間に及ぶ死と隣り合わせの極限生活の中でPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患い、今でも時々体調を崩します。5年前の講演会の時にも、精神的にも肉体的にも度々不調に陥り、毎日の様にカンボジアの家族に電話を掛けていました。ですから今回は、家族に精神安定剤の役割を果たして貰い、アキラ氏に平穏な気持ちで講演に専念して貰いたいと考えました。

今回も、前回同様宿泊費、食事代も他の費用と合算して引き受け団体に負担して頂くとなると、金額が大幅アップしてしまうので、クラウドファンディング(皆様の善意)に頼る事に致しました。

 


 

獲得目標金額300万円は、次なる計算によります。

日本での滞在期間 
2018年9月3日~30日

講演会実施時宿泊場所 
札幌3泊、東京3泊、浜松3泊、甲府1泊、一宮4泊、広島2泊、長崎3泊、沖縄4泊、岡山3泊、大阪1泊  
計27泊致します。

よって、概算次の様に見積もっています。
宿泊費 1万円×8人×27泊=216万円
食事代 3000円×8人×28日=672000円
リターン送付代 20万円
合計 300万円

 

何としても、このクラウドファンディングで宿泊費、食事代300万円を集め、今回の講演会を成功させたいと願っております。
皆様のご協力を、心よりお願いする次第です。

 

 
 
 

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