皆さんのご支援がウガンダを救います!
皆さんはウガンダと聞いてどのようなことを思い浮かべるでしょうか?南アフリカ共和国やエジプト、エチオピアやガーナなどは聞き馴染みがあり比較的想像しやすいかもしれませんが、ウガンダと聞いてもなかなかピンとこないかもしれません。
実はウガンダは世界で一番人口増加率の高い国なのです。女性が一生のうちに産む子供の平均数は7人。2007年は人口2300万人だったのが2014には3800万人、2050年には1億3000万人にまでなるとも言われています。少子化が叫ばれて久しい日本にとっては羨ましくも思えますが、そうとばかりも言えません。現在ウガンダでは国内人口の85%の人々が1日500円以下で生活を送っています。主な職業は路上やマーケットでの商品販売で、商品は多岐にわたります。靴や衣服、野菜に果物、魚や肉・焼いた鶏肉の他にサイダーなどの飲み物やエッグロールなどです。中でもエッグロールはウガンダの首都カンパラのストリートフードの中で一番人気があるもので、それを売るベンダーの中には1日に700円ほどの収入を得る物もいますが、1日にそれだけの収入を得るために200個ものエッグロールを作る必要があります。エッグロール1個あたりたった4円にも満たない収入しか得られないのです。
これだけ働いているにもかかわらずこの収入での生活、あなたは想像できますか?
500円より多い700円ならいいじゃないか、国際支援をしたことがあり、世界には500円よりもっと安い収入で日々暮らしている国もある、そういう方もいらっしゃるかもしれません。ですが、先ほども言ったように、その収入で子ども7人を含めた9人を養うことを考えてみると、十分とは程遠い収入ですよね。
そのような状況に追い打ちをかけるような事実もあります。彼らの働いているマーケットが非合法だということです。合法なマーケットで商品売買するには、税金を払ったり正式な手続きを通す必要がありますが、日々500円で生活している彼らにその余裕は残念ながらありません。そのため非合法マーケットしか働く場所がないのです。人口の85%が500円以下の生活を送っているため、非合法マーケットのその規模はとてつもなく大きくなっています。政府や市としてももちろんその状況は放っておくわけにはいかず、時々予告なく非合法マーケットに現れてはベンダーたちをマーケットから追い払ったり、器具を取り上げたり、最悪の場合は彼らを逮捕してしまうこともあります。お金がないから非合法に働くしか方法がないのに、さらに新たな器具を買わなければならなくなったり職を失ってしまう悪循環にどんどんはまってしまいます。
ベンダーたちはマーケットから追い出される、仕事を続けられないという恐怖とそれを隠密に済ませるための汚職に日々苛まれています。
さらには、エッグロールを作るのにコンロで炭を使う必要がありますが、ベンダーはその際に発生する煙を毎日吸引しているため、健康へのリスクも高まってしまいます。毎年25000人が炭煙に関連する症状で亡くなっているというデータもあるほどです。
そういった現状とは裏腹に、現地の人々はとても活気に満ち溢れ、僕らにとびきりの笑顔をみせてくれました。子ども達もお父さんやお母さんとともにマーケットに来ており、遊びまわったり両親の仕事を手伝ったりしています。とても好奇心が旺盛で僕らの元に走り寄ってきてくれてはいろいろなことを教えてくれたりもしました。才能も能力もあり、モチベーションも高い。大学に行ってビジネスをもっと学びたい、テクノロジーが大好きでその道の仕事に就きたいという若者たちに何人にも出会いました。ただ非合法な現状と”機会”に乏しいこと、この点だけが彼らを阻んでいるのです。
データだけでは計り知れない現状を目の当たりにし、現地の人々から逆にエネルギーまでもらった僕たちは、どうにかして彼らが今の現状を打破するお手伝いをしたい、そしてもっと住みやすくもっと機会に恵まれた未来を子どもたちにバトンタッチして渡したい、その思いが強くなり、僕たちは「ムサナ・カート」を始めました。
僕たちが達成したいことは救済でも援助でもなく、あくまでベンダーたちによりよい機会を与え、さらなる自立を手助けすること。そうすることが彼らにとって一番いい方法だと知っているからです。
ムサナ・カートとはストリートベンダーのビジネスにクリーンエネルギーを供給することのできる、太陽光パネルを搭載したストリートベンダー用の可動式カートです。
ムサナ・カートは組み立てユニット式になっており、電気コンロの他に冷蔵庫や携帯電話の充電機器など多様なビジネス機能をベンダーのビジネスに合わせて追加することができます。
ムサナ・カートとはストリートベンダーのビジネスにクリーンエネルギーを供給することのできる、太陽光パネルを搭載したストリートベンダー用の可動式カートです。
ムサナ・カートは組み立てユニット式になっており、電気コンロの他に冷蔵庫や携帯電話の充電機器など多様なビジネス機能をベンダーのビジネスに合わせて追加することができます。
ムサナ・カートが可能にすること
例えば非合法の問題。政府や市議会は、きちんと彼らを管理したいという思惑がある一方で、非合法マーケットの規模が大きすぎて手詰まりな状態なのです。その市議会と交渉の末、ムサナ・カートが合法であると市議会から認可証をいただけることができました。つまり、そのカートを使っているベンダーも合法ということになるわけです。正規なビジネスが展開できると、むやみに機具を没収されて余分な出費がかさむ、なんてこともなくなり、安定した収入が見込めるようになります。
太陽光発電に関しては、電気代が節約できることはもちろん、例えば今までソーダしか売っていなかったベンダーたちが携帯充電器を設置してそれを別の収入源としたり、小さなモニターを設置して広告を流して集客を増やしたりと、太陽光発電で今まで以上に売れる商品数を増やすことができます。
煙に関しては、提携先機関から手配した、炭よりも煙を大幅に抑えるコンロをカートに搭載してベンダーの健康を守ります。
私たちはムサナ・カートこそがベンダーのビジネスの効率性を飛躍的に向上させ、貧困から抜け出す力となると確信しています。
チーム・Musana(ムサナ)
僕は今サンフランシスコで社会起業学(ソーシャル・アントレプレナーシップ)を学んでおり、クラスメートの中から世界をもっといい場所にしたいと思う美しい心と物事を成し遂げる強い心を持ち合わせた2人の女性に出会いました。現在はチームを組んでこの「ムサナ・カート」プロジェクトに取り組んでいます。
フランス人のマノン・ラヴァウド(Manon Lavaud)は恐れを知らぬ我らがリーダーであり、ヒマラヤ登山やニカラグアでのサーフィンから、ストリートマーケットへ導かれてきました。
ウガンダ出身の”タリー”ことナタリー・ビタテュレー(Nataliey Bitature)はドリーマー(夢みる者)であり、世界経済フォーラムにてアフリカ人女性イノベーターとしてトップ5に選ばれました。
私、久保田啓介はメカニカルエンジニアでありながら、機械を越えて人に対して驚くべきパフォーマンスをみせます。カンパラ市内のマーケットでのフィールドリサーチを終えた際、たくさんの友達ができ、それ以来携帯が鳴り止むことがありません。
あなたの1円が世界をよりよい場所に変えます!
マーケットで使用するのに最適な機能を搭載したソーラーパネルカートをデザインし、3人のベンダーを選定した上でその新たなカートとそのビジネスモデルをマーケットで実際にテストしたいと考えています。
皆さんからいただいた資金は現地ウガンダへの渡航費とそのプロトタイプの製造に使わせていただきます。
リターンとして、Musana(ムサナ)限定Tシャツ・スマホケース・そして男性用としてアフリカ柄の蝶ネクタイ、女性用としてヘアバンドを用意しました。デザインも綺麗で実用性があり、きっと街中でも注目を集めてくれますよ!
そして、もう一つあなたにやってもらいたいこと。それは、とにかくこの「ムサナ・カート」をできるだけ多くの方に紹介して知ってもらうことです。
どうかあなたの周りでわたしたちを応援し、サポートし、協力していただけるような方がいらっしゃいましたら、ぜひ一人でも多くのそのような方に「ムサナ・カート」をシェアしてください。再生可能エネルギー・国際開発に情熱を燃やす方、大歓迎です!私たちムサナチームはこのプロジェクトに全力をつぎ込んでいます。すこしでもよいものを提供できるよう、いかなるフィードバック・サポートの他、質問や書類送付などもよろこんで受け付けております。どのようなささいな内容でも構いません。ぜひご連絡くださいますよう、よろしくお願い致します!
最後に
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
現在カンパラには約1万人もの路上ベンダーがいます。彼らを救うためにも、皆さんの応援・サポートをぜひともよろしくお願い致します!
今しきりに「グローバル」という言葉は使われ至る所で飛び交っていますが、グローバルとは何もアメリカやヨーロッパとつながるだけではありません。「地球規模で物事を捉え考える」という「グローバル化」にはこういう方法もあります。恵まれた環境に育った日本人として、それを還元する僕なりの方法で始めたこのプロジェクトは、皆さんからのご支援で成り立つものです!
カンパラで、アフリカで、そして世界中で、路上ビジネスに僕らなりのルネサンスを一緒に起こしてみませんか!!
最新の活動報告
もっと見る【40万円突破!!】ここ4日間で10万円の右肩上がり!
2016/08/11 14:36みなさんのここまでのご支援・ご協力にただただ頭の下がる思いです!本当にありがとうございます! 目標額150万円に対する40万円ということで、道のりはまだまだ長いですが、40万円に到達したのも確か!4分の1以上に到達したことになります。ただここ数日のご支援の伸び率をみると、過去に比べてぐーっと伸びてきております! 残るところあと2週間!!応援してくださる方々がまだまだいるからこそ、立ち止まったり引き返すわけには参りません。ここまでご支援くださった方々を裏切ることなど、どうしてできましょう? ここまでくればもうできることは何が何でもやり、何が何でも目標額到達までもっていきます!そのためにも、もう一度みなさんのお力が必要です!皆さんがご支援いただいたという事実は、皆さんの周りの方々の背中を押す力になります!皆さんが支援したという内容とともに、ぜひ今一度SNSでのシェアをお願いいただけませんでしょうか? お一人様最低ご支援金額の3000円いただければ、それは私にとってとてつもなく大きなご支援となります。一日100円を一ヶ月間だけこのクラウドファンディングに回していただきたく存じます!何卒みなさんのお力を今一度お貸しください! ここまでのみなさんのご協力に感謝致しております!本当にありがとうございます! もっと見る
30万円突破!!
2016/08/08 00:19みなさんにご支援いただいているおかげで、この度支援額が30万円に到達致しました。ここまで本当にありがとうございます! キャンペーン終了まで残すところ20日間を切りました。今後とも変わらぬご協力をよろしくお願い致します。 もっと見る
20万円突破!
2016/07/19 06:49皆様にご支援いただきましたおかげで、キャンペーン開始から2週間にして20万円に到達致しました。皆様のお力添えがなければ成しえないことですので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます! 今後もなるべく多くの方の目に止まるようにキャンペーンを引き続き広めていきたいと考えておりまして、そのためにさらに皆様に御力添えを賜りたく存じます。ご賛同いただけるようであれば、ぜひ一週間に2回ほど投稿のシェアをお願いしたいです。シェアの方法ですが、みなさんフェイスブックで私の投稿をご覧いただいているかと思いますので、私の投稿を引用してみなさんのウォールにPublic(公開)を選択してシェアいただきたいです。どうかご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。 また、キャンペーン公開から本日に至るまで、プロジェクト内容に関することからご支援いただく際に受け取っていただけるリターンの内容について、お問い合わせからご不満な点や腑に落ちない点など、幅広い範囲でご意見・ご質問をいただいております。今回のプロジェクト内容から致しまして、日本とこのプロジェクトの間のつながりや関係性が見えにくいこと、社会起業という概念が日本の文化にあまり浸透していないこと、クラウドファンディングや寄付という概念そのものが日本ではあまり好意的にとられない傾向にあるというところは私自身よく理解しており、厳しいご意見があることは重々承知致しております。その中で目標金額まで着々と進んでいるという点で、皆様には本当に感謝しております一方で、もし皆様がシェアされる中で上記のようなご意見やご質問がございましたら、ためらうことなく私までご連絡・ご伝達いただくか私にその方をおつなぎいただきたいです。そういった活動も私にとりまして十二分のご支援と捉えておりますので、その点もぜひ皆様にご協力願います。 少し長くなりましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございます!ここまでの皆様のお力添えに頭の上がらない思いです。今後ともぜひとも宜しくお願い申し上げます! もっと見る
コメント
もっと見る