人の足が遠のきつつある、高松の奥座敷「塩江温泉郷」上西地区にある廃校と空き家を使って現代サーカスの滞在制作施設を。地域の人々と力を合わせ、国内外で唯一無二の「現代サーカス」滞在制作拠点で、塩江の魅力を世界に発信! 映像は2016年に上西小で滞在制作をし高松市屋島での公演の様子です!ご覧ください

プロジェクト本文

▼はじめにご挨拶

 みなさん、こんにちは。一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリー(SCF)代表の田中です。

 SCFはフランス発祥の身体芸術である「現代サーカス」を日本に広め、アーティストを育成し、見応えのある作品を作るために2012年から活動してきました。フランスを中心とした海外の団体とも積極的に交流しており、昨年、ヨーロッパの現代サーカスネットワークであるCirco Strada(シルコストラーダ)の正式会員に認定され、現在、アジアネットワークの立ち上げでも大きな役割を担っています。その甲斐もあって、サーカスに興味をもってくれる観衆、アーティストが地元にも着実に増え、海外との交流も年を追うごとに活発になってきています。

 しかし、私たちには活動の拠点となる練習施設がまだありません。これまで香川のいたるところで作品を創作しながら、よい拠点となる場所を探し続けてきました。空中芸をするに十分な広さを持つ施設があり、アーティストが集中できる環境があり、受け入れてくれる地元の人がいる。そんな場所を探し続け、この塩江町上西に拠点を作ると決めました。

 このプロジェクトで旧上西小学校の体育館と校庭を練習施設として使い、近くの空き家を宿泊施設にすることで、新たに大規模な施設を建てずにアーティストインレジデンスを作ることができます。私たちはすでに上西小でなんども滞在制作を行なっており、運営の見通しもついています。

 そのキックオフのための資金を、みなさんの協力で集めたいと思っています。

 どうかご支援をお願いいたします。

一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリー代表

田中未知子

▼アーティストインレジデンス施設「Shiono-Air」が目指すもの

 このプロジェクトでは2015年に廃校となった上西小学校と学校近くの空き家を一体化した、現代サーカス滞在施設「Shiono-Air」を発足、運営していきます。この施設は主に、現代サーカスの国内アーティストによる作品の創作や、海外のアーティストを招いたワークショップ、SCFの主催するフェスティバルで上演される作品の創作を行うためのものです。それだけでなく将来的には、サーカスに関係する舞台美術の創作施設やリガーと呼ばれる専門職の育成施設としても稼働させたいと考えています。詳しい運営方針に関しては▼運営の方針をご覧ください。

現代サーカスの良いところは「人を集められる」ことです。アーティストや観衆だけでなく、ショーを成立させるための様々な専門集団もサーカスによって集まってきます。残念ながら人の足が遠のきつつある塩江町上西地区に現代サーカスと瀬戸内サーカスファクトリーの力で世界中から人を集め、上西の魅力が多くの人に伝わるためのハブとして、「Shiono-Air」が機能していければよいと考えています。

 

▼上西でアーティストインレジデンスを開く理由

 瀬戸内サーカスファクトリーはすでに上西地区でいくつかの滞在制作、公演を行い、地元の方々との協力関係を作ってきました。最初は数ある協力地域のひとつでしかなかった上西ですが、言葉が通じない外国人だろうと迎え入れ、その季節の収穫物でできうる限り最高のもてなしをしてくださる地元の方々の熱意に心打たれて、次第に「上西に拠点を作りたい!」と考えるようになりました。

 また上西地区は「内場ダム」という全国でも古い部類に入るダム湖を擁し、周囲の山林とダム湖が豊かな自然環境を形成しています。日々鳴き交う鳥や虫たちの声、朝靄の水鏡に浮かぶ別世界、山なみに沈む夕日、そういった風景は創作を行うのに欠かせない想像力の源です。

▼瀬戸内サーカスファクトリーの上西での活動実績

 これまで瀬戸内サーカスファクトリーが上西で行ってきた事業は以下です。

 §2016年「日仏共同創作公演 空中パフォーマンス YA!」

 公演本番は高松市屋島山頂で開催されましたが、滞在制作は上西小学校を使って2週間に渡って行われました。フランスで伝説的な空中芸パフォーマーのブノワ・ベルヴィルを招いて、日本人アーティスト3人とひとつの作品を創作。このとき、上西の方々が地元の食材で郷土料理を作り、もてなしてくれました。この地元のホスピタリティから全てが始まったと言っても過言ではありません。

  §2017年「音楽と演劇の醸造所 the nest -魂の宿る処- 」

 1977年から人形浄瑠璃を学び、33年間国立文楽座に在籍した人形遣い、勘緑と彼の主催する木偶舎による創作人形浄瑠璃公演。フランスからピアニストのチボー・ルヴェルとチェリストのスタン・デュゲを招いて楡木彩生の和紙オブジェを舞台装置とし、震災を語り、治める物語が演じられました。上西の豊かな土壌と人間味に見せられた勘緑氏は、定期的に上西を訪れて、創作や交流を行っています。

 

 §2018「上西親睦バーベキュー」

 これは滞在制作ではありませんが、瀬戸内サーカスファクトリーが上西にこれまでの感謝を伝え、これからもよろしくお願いしますという気持ちを込めて、バーベキューを行いました。上西小学校には地元の人が作った「イノシシ型」や「ウシ型」のバーベキューコンロがあり、それを使って地元の方々、今まで上西で制作をしたアーティストなどを招いて和やかな雰囲気で交流会を行いました。

§滞在制作・ワークショップ

 2018年にはプロの大道芸人「あんこ」と四国を中心に活動するジャグラー「松葉川健一」、地元の足長パフォーマー「STIHLT」を招いて行われた高松市石清尾八幡宮の市立祭での大道芸の滞在制作が行われました。上西小学校体育館で、空中芸のトラスを建てての制作でした。

 

 また、高松市内にあるオリーブ園での、フランスからチャイニーズポールダンスで有名なニルダ・マルティネスを招いたプロアーティスト向けワークショップの際、基礎的なトレーニングや即興演技などが上西小学校を利用して行われました。

   

 そのほか、瀬戸内サーカスファクトリーが行ってきた事業全体は多岐に渡り、ここで全てを紹介することはできません。ぜひ、この動画と公式ホームページをご覧ください!

 

 URL:  http://www.setouchicircusfactory.com/archives.html

▼資金の使い道

 「Shiono-Air」にかかる初期投資は以下を予定しています。(体育館は現状のまま使用可能なため、改修費用は必要ありません。)

  1. 宿舎の整備(古民家改修) 1,000,000円

  2. サーカス練習・創作のための器具購入、設備投資 500,000円

  3. サーカス技術チーム(リガー)養成 500,000円

 このうち1と2の経費を合わせた1500,000円をみなさまのご支援でまかないたいと考えています。

▼運営の方針

 「Shiono-Air」は主に現代サーカスアーティスト向けの滞在制作施設ですが、それだけでなく、一般の人にも使ってもらえる滞在施設として徐々にできることを増やしていきたいと思っています。

 運営にあたっては、「旅館業法」を取得し、SCFのウェブサイトを通して一般の方の利用申請も受け付けます。利用料金は低めに設定し、できるだけ多くの方に気軽に利用していただける施設を目指します。施設維持管理のための人員は地元から雇用し、少しでも地元雇用の創出に努めます。

また、体育館や校舎、校庭の利用方法に関しては関係者の高松市行政、上西地区の住民と協議を重ねており、三者が納得のいく形での運営に努めます。

 現在検討している利用方法は以下の3つです。

 1. SCFが招待したアーティストによる創作、主催するワークショップなどの会場

 2. 予約フォームを使ってのAIRとしての利用(現代サーカス以外のアーティストも含む。)

 3. 宿泊施設(素泊まり)としての一般の方の利用(アーティスト以外も含む。)

これに加えて、将来的には定期的な子供向けサーカス教室の運営、舞台美術などのアーティストのアトリエの開設、サーカス技術チームのトレーニング施設の開設などを行いたいと考えています。

▼リターンについて

 リターン品は、AIR施設ができた場合にその施設を利用したいアーティスト向けのものと、そうでないものをご用意しております。

 特に塩江産物産セットは、地元上西の方々の果樹園や畑で収穫されたものをひとつひとつ手で収穫、選別し、送らせていただきます。アーティストたちも舌鼓を打った上西の食材をぜひみなさまもお楽しみください!

 また、瀬戸内サーカスファクトリーのグッズや来年のフェスのチケットなどもお選びいただけます。

▼最後に

 ネット通販などが発達してきた昨今、東京などの大都市圏から地方に移住しても買い物に困ることはそれほどありません。しかし、美術館や映画館、劇場などのアート関連の施設や公演は都市圏に集中していて、地方では悔しい思いをすることも少なからずあります。

 瀬戸内サーカスファクトリーはフランスの文化政策をモデルとして、芸術に投入される資本やアーティストなどの人的資源を分散させることで、地方により多様な文化を持ち込み、地方でも様々な分野の藝術を楽しめるような社会を作る嚆矢として活動しています。それだけでなく、四国・香川に色濃く残る芸能にじっくりと目を向け、デフォルメすることで日本の文化の多様性を再評価する働きも担おうとしている団体です。

 安易な商業化に傾かず、しかし観衆の心を掴みながら、身体藝術としての現代サーカスを地方に根付かせるために、Shiono-Airの応援をどうか、よろしくお願いします!

 文責:瀬戸内サーカスファクトリー事務局/塩江町地域おこし協力隊 村山 淳

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