[リレー・フォー・ライフとは]

 リレー・フォー・ライフ(RFL)とは、地域全体でがんと向き合い、がん患者さんを支え、がん征圧を目指すチャリティーイベントです。1985年、アメリカの1人の医師が24時間走り続け、がん患者支援への寄付を募ったことから始まりました。リレー・フォーライフ・ジャパン滋賀医科大学(RFLJ滋賀医大)は学生が主体となって運営する日本で唯一のカレッジリレーであり、今年度で3年目を迎えます。2017年度には総歩行距離2343.75km, なんとびわ湖11.7周分歩きました。リレーウォーク以外にも当日はパネルディスカッションや歌のステージ、検診、チャリティーブース・模擬店出展、ルミナリエセレモニーが行われます。今年度の開催は10/13(土)~10/14(日)です。

 

リレー・フォー・ライフを支える3つの理念(リレー・フォー・ライフ・ジャパンHPより)

Celebrate 祝う

がんの告知を乗り越え、今を生きているサバイバーや家族などの支援者を讃え、祝福します。

Remember 偲ぶ

がんで亡くなった愛する人をしのび追悼します。また、病気の痛みや悲しみと向き合っている人たちを敬います。

Fight Back 立ち向かう

がんの予防や検診を啓発し、制圧のための寄付を募り、がんに負けない社会をつくります。

この3つの理念を大切にしながら、がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指していきます。

 

[実行委員長挨拶]

2018年度の実行委員長を務めます滋賀医科大学3年の大胡 滴と申します。

日本初のカレッジリレーとしてスタートした滋賀医科大学でのリレー・フォー・ライフも、今年度で3年目を迎えます。滋賀医大での1年目から実行委員としてリレー・フォー・ライフを経験していく中で、様々な出会いや学びがありました。

このイベントにどんな思いを抱えているのか。

どんな思いでいま歩いているのか。

これまでつらかったことや楽しかったことはどんなことか。

将来の医療者となる私たちに期待することはどんなことか。

私たちにありのままを語ってくださるその姿や言葉に、強く心を打たれました。

社会経験が少なく、開催・運営にあたりこれまで壁にぶつかることもありました。でも、若い世代だからこそ、伝えられること、変えられることが必ずあり、学生だからこそ、社会に与えられること、影響を及ぼせることが必ずあります。

若者ならではの活気や元気でたくさんの人を巻き込んで、がん啓発や社会的な支援の面で新たな流れを生み出せるように、そして、イベントを通して参加してくださる方に勇気や夢、希望を与えられるように、今年度も頑張っていきます。

よろしくお願いいたします!

 

リレー・フォー・ライフ・ジャパン2018滋賀医科大学

実行委員長 大胡 滴

 
[リレー・フォー・ライフ参加者の声]

私が初めてがんと診断されたのは46年前のことです。甲状腺がんでした。その頃私は32才で、結婚して、子供も生まれ、家族を支える為にバリバリ働いていた矢先のことで、これから先自分も家族もどうなってしまうのか、突然暗闇に突き落とされたような大きな不安に襲われました。

特に当時はがんだということを周りに言えるような環境もなく、もちろんリレーフォーライフのような取り組みもなかったので、親戚にも、会社にも打ち明けることが出来ず、私のがんとの闘いはそれはそれは孤独なものでした。

(中略)

初めて参加したリレーフォーライフは 私の予想をはるかに超える感動的な体験でした。
これまで自分ががんだということを誰にも言えずに来た私が、大勢の人達の前でがんサバイバーとして胸を張ってサバイバーズラップを歩き、周りで皆さんが暖かい拍手を送ってくれている。
隠す必要はないんだ、受け入れてもらえるんだという安心感と、これからの治療も必ず乗り越える事が出来るという希望をもらい、涙が止まりませんでした。

トラックの周りで拍手と声援を送ってくれている人達の中に、私の妻と子供の姿もありました。紫のTシャツを着て笑顔で誇らしげに歩く私の姿を見て、妻も涙が止まらなかったと言います。
その後私は2002年64才と2014年75才と肝臓がんの手術を受けましたが、毎年実行委員として同じ会場に戻って来ました。
今はより多くのがんサバイバーに 私と同じように胸を張って生きていってもらうために、リレーフォーライフの実行委員として活動をしています。

明路英雄さん

(リレー・フォー・ライフ・ジャパンHPより)

明路英雄さんは主にRFLJ芦屋で活躍されていらっしゃるサバイバーの方で、2017年にはアメリカ対がん協会からヒーローズ・オブ・ホープ(希望のヒーロー)に選ばれました。ヒーローズ・オブ・ホープとは自らの病と闘い、人々に希望や勇気を与え、前向きにがんに立ち向かうサバイバー、ケアギバーの代表として、RFLに参加する各国から選ばれています。

今回掲載させていただいた感想はヒーローズ・オブ・ホープ受賞時の記事より明路さんから許可をいただき抜粋しました。全文は下記のURLから読むことができます。

2017年認定 2018 ’Global Heroes of Hope’ の横顔 その1

 

[リレー・フォー・ライフ・ジャパン滋賀医科大学へのご支援をお願いします!]

リレー・フォー・ライフの開催にも多額の費用がかかり、私たち学生だけではその資金をどうすることもできません。ですが、皆さまに少しずつご協力していただければ充実したイベントを開催することができます。

提供していただいた資金は主に会場関係費(音響機材や照明機材等にかかる費用)、広告制作費(チラシやポスター等にかかる費用)、事務局運営費等に利用させていただきます。昨年度は会場関係費625,000円、事務局運営費80,000円、販促品製作費75,000円、広告制作費45,000円、企画関連費・次年度繰越金100,000円で、支出計は925,000円でした。

なお、本プロジェクトは All-In 方式であり、目標金額を達成できなかった場合でもプロジェクトを実行いたします。クラウドファンディングを通していただいた資金はイベントの運営にのみ活用される予定で、目標金額には日本対がん協会への寄付金を含んでおりません。ただし、目標金額を超えて集まり、余剰の運営費となった分につきましては日本対がん協会へ寄付させていただきます。

リレー・フォー・ライフ・ジャパン滋賀医科大学実行委員の活動は当日のイベントだけに留まりません。実行委員のこれまでの活動やイベントに向けての活動は Twitter や Facebook にて随時発信していますので、是非フォローやいいね!をお願いします!

 

リレー・フォー・ライフ・ジャパン滋賀医科大学 Facebook

リレー・フォー・ライフ・ジャパン滋賀医大 Twitter

 

[イベント内容とリターンについて]

イベント内容

①24時間のリレーウォーク

 がん患者さんやそのご家族、支援者、学生などがたすきをつないで夜通し歩きます。共に歩いて語り合うことで、「がん患者さんは24時間病気と闘い続けている」という想いを共有するとともに、明日を生きる勇気を分かち合います。

②ルミナリエセレモニー

 がんで亡くなった方や闘病中の方へのメッセージをキャンドルの光で浮かび上がらせます。

③ブース(がん検診、がん相談、グッズ販売、飲食店、マッサージなど)

 がんに対する啓発、認知向上のためがんの検診や相談を行います。また、有志の方々によるブース出展もあり、グッズの販売や飲食物の販売が行われます。

④ステージイベント(講演会、楽器演奏、ダンスなど)

 今年は若年世代のがんに対する取り組みとしてAYA世代(Adolescent and Young Adult, 思春期・若年成人にあたる15~39歳)のがん患者さんによるパネルディスカッションや、30代における罹患率が最も高いがんである乳がんについて、医師による講演を実施します。

リレー・フォー・ライフの主要なイベントは年に1度のリレーウォークですが、リレー・フォー・ライフ自体は年間を通したチャリティー活動です。

 

リターンについて

感謝の気持ちを込めてスペシャルなリターンをご用意しました! リターンのグッズは全てリレー・フォー・ライフ滋賀医科大学オリジナルグッズです! 実行委員イチオシのグッズはTシャツ! イベントのときだけでなく普段でも着たくなるポップなデザインで人気です!

トートバッグとマグカップは数量が少ないため、申し訳ありませんがリターンを数量限定とさせていただきます。トートバッグとマグカップを含むリターンにはイベントでの様子を撮影した写真もありますので、是非はやめにゲットしてください!

①リストバンド ②ボールペン ③クリアファイル ④缶バッジ ⑤タオル ⑥Tシャツ ⑦トートバッグ ⑧マグカップ

 
[その他]

寄付金の使い道

リレー・フォー・ライフの活動を通して寄せていただいた募金はイベント運営費を除いた全額を日本対がん協会へ寄付し、以下の事業に活用されます。(以下の事業説明はリレー・フォー・ライフ・ジャパンHPより)

 

・がんの悩み相談

 誰に相談したらいいのか分からない。不安な気持ちを聞いてほしい…。心配ごとや不安な気持ちを一人で抱えず、どうぞホットラインをご利用ください。がん相談ホットラインでは、看護師や社会福祉士が、患者さんや家族、大切な人などからのご相談をお受けしています。

 

・プロジェクト未来

 アメリカでは、リレー・フォー・ライフで集められた寄付金によるがん研究の結果、白血病などの新薬「グリベック」が開発され、多くの命が救われました。日本でも、日本癌学会と協力して、新しい治療法や新薬開発に向けた研究の助成に寄付金が活用されています。近い将来、日本のがん医療にも大きな変化が起こることが期待されています。

 

・がん専門医育成

 日本国内の意欲ある若手医師が、がんについての高度な知識を学ぶため、海外の専門施設で研修するための費用の一部を助成しています。国内で研修する医師へのサポートから始まり、2010年度にはリレー・フォー・ライフ・ジャパンへの寄付金をもとに「RFLマイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞」が設立され、アメリカ最大のがんセンター・MDアンダーソンへの医師の派遣もスタートしました。2014年度からは、シカゴ大学への派遣も始まり毎年3名の医師が選ばれて高度な知識と経験を身につけて、帰国後に日本で活躍しています。

 

・がん検診率アップ

 早期発見、治療こそ最大のがん予防。国際的にみても国内の受診率はまだ低いのが現状です。胃、大腸、肺、乳がん、子宮頸がんという5つのがんを対象に受診を呼びかけるキャンペーン、乳がん無料クーポン配布や子宮頸がんの啓発セミナーなど多角的なプログラムを通して意識改革を促しています。

 

2018年度RFLJ滋賀医大のチラシ

 

協力団体・企業

今回、クラウドファンディングにご協力いただいた団体様です。クラウドファンディングを始めるにあたって様々なアドバイスをいただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

株式会社irodas 様

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