首都圏から一番近い楽園「伊豆下田」。全国の地方都市同様、定住・交流人口減少により、その中心市街地(旧町内)は加速度的に疲弊しつつあります。その活気を取り戻すべく「下田旧町内 みんなのふるさと化プロジェクト」を立ち上げました。その第一弾として旧町内の小さな空き家を改修し、交流の拠点にしたいと思います!

プロジェクト本文

▼はじめに

 皆さん、はじめまして。下田市を中心に、〈ゆるい・伊豆〉をコンセプトに、街歩きやイベントを企画している任意団体『ゆるいず』を主宰しています、佐藤デザイン事務所・佐藤潤と申します。


はじめまして、佐藤です。趣味は温泉です。よろしくどうぞ。

 過疎化に悩む故郷・下田を盛り上げたい。市民としてできることは一体何か?そのように考え、このたび「下田旧町内 みんなのふるさと化プロジェクト」を立ち上げました。

 現在ゆるいずでは、最近急増中の、街なかの空き家を改修し、多くの方が利用できる小さなコミュニティハウスを作ろうと思っています。その費用の一部と、一緒に下田を盛り上げてくれる仲間を集めたく、クラウドファンディングに初挑戦することにしました。


▼下田旧町内とは

 都心から電車に揺られること、約2時間半。『首都圏から一番近い楽園』とも呼ばれる静岡県下田市。白く美しい砂浜や、透明度の高い海、季節ごとの花々や港町の風情など、数多くの魅力にあふれた、風光明媚な街です。


下田市は、黒船来航の舞台・開国の街としても知られています。港に面したエリアには、幕末期の貴重な歴史遺産も数多く残っています。

 今回のプロジェクトの舞台は、下田駅から歩いて行ける中心市街地で、地元の人たちが「旧町内」と呼んでいるエリアです。旧町内では夏には伝統祭、「下田八幡神社例大祭」が行われ、古来より息づく文化に市民は皆、愛着と誇りを持っています。

 祭典のクライマックス『太鼓橋』。小神輿をつなぎ、両側から押して、アーチ型の橋を作ります!

▼「みんなのふるさと化プロジェクト」立ち上げのきっかけ

 静岡県で最も人口の少ない市である下田市は、2017年、市内全域が過疎地域に指定されました。かつては商店が立ち並び、地元の人や港湾関係者など多くの人で賑わっていた旧町内も、観光客や定住人口の減少に伴い、空き家や空き店舗、空き地の駐車場化が顕著に。現在街は、これまでにない静けさに包まれています。

『殿小路』と呼ばれる、港へ続くかつてのメインストリートも、ほぼシャッター街になっています。

 そんな状況をなんとか打破できないかと考え、数年前から『ゆるいず』では、カメラで街の魅力を撮影しながら、様々な方法で観光客や住民に下田の魅力を再発見してもらう、ソフト面での取組を主に活動を続けてきました。


着物を着付けてもらい、街なかのフォトジェニックなスポットで撮影会を開催。

日本一とうたわれる300万輪の紫陽花が咲く下田公園で、浴衣のモデルさんとの撮影会。

ブーム再燃のオールドレンズを、老舗の写真屋さんから思い思いに借り、街なかを撮影!

 このような、ソフト面での取組が、ある程度成果を出してきたところで、ハード面の整備も行おうと考え、誕生したのが「下田旧町内みんなのふるさと化プロジェクト」です。


▼プロジェクトで実現したいこと

 下田旧町内に増え続ける空き家や空き店舗、空き地などに新たな価値をつけ、寝泊りする場所や食事をする場所などの物理的な「場」づくりと、“おかえり”といって迎えてくれる地域の人々との交流、精神的な「居場所」づくりができないか。…


 街歩きを進める中で、そう思うようになっていきました。街の中に「場」が生まれれば、路上ではできない様々な企画を行うことができます。また、下田に住む方との出会いや、下田を訪れる方同士の出会いも、より密にする機会を作れます。


 物件とはご縁があり、旧三町目(現二丁目)にある築50年の空き家を、ゆるいずとして取得することが出来ました。この通りには、『油画茶屋』さんというカフェがあり、

古民家カフェ『油画茶屋』オーナーの志田さん(左)はカメラにも詳しい。

料理家・栗原はるみさん推薦の、国産素材しか使用しない『山田鰹節屋』さんや、祭典の参加者全員の〈肉じゅばん〉を染め上げる『相馬京染店』さんが並んでいます。旧三町目の皆さんも、空き家が生まれ変わることを、楽しみに見守って下さっています^^

『相馬京染店』の軒先。こちらでクラファン開始宣言をさせて頂きました!

祭典の時の旧三町目のシンボルは『天の羽衣』。町内でも珍しい女神様のお飾りです。



 この空き家の名前は、HAGOROMOにしようと考えています。三町目の皆さんへの感謝の気持ちと、女性も楽しめるような企画が沢山できるといいなという願いを込めて…


 まずは、街歩きの基点となる『交流カフェ』として。ここで地図を見たり、街の説明をしたり、地元の人が遊びに来れば語らいながらお茶したりします。

 それから、着物や時代衣装などの『着付けルーム』として。和装で歩く下田はまた格別^^人気の撮影スポットで撮った写真は、街歩き後すぐにHAGOROMOでプリントアウトし、ご本人様に差し上げます◎

武田美容院の着付け室にて。鮮やかな手さばきで、みるみる変身。男性の皆さんも嬉しそう!

 さらに、下田の街なか商店街の商品を知ってもらう『アンテナショップ』としても整備。下田の魅力を知ってもらうきっかけをつくり、お客様が興味を持ったらそのお店まで連れて行ってあげたいと思います^^

下田には、魅力的な食材がいっぱい!乾物など保存が効くものも多く、値段もサイズもお手頃です!

港町に似合う吹きガラス。分厚くてカラフルなグラスは、市内の喫茶店でも使われています。

 多機能を有するコミュニティスペースを一階に整備し、二階は旧町内で様々なPRをしたい方々への貸しスペース(展示会やセミナーなど)や下田とご縁ができた方々の「ふるさと」として寝泊りができる部屋に整備したいと思います。HAGOROMOを拠点にし、食は定食屋さん、お風呂は銭湯を使うなど、まち全体をひとつの滞在施設にできれば…と考えています。


 そして、イベントや滞在をきっかけに、地元民と観光客の方々とのご縁を結び、下田市を〈心のふるさと〉にして頂くこと。ここを第一に考え、様々な企画を考えています!


▼これまでの活動

 これまで、本プロジェクトに共感してくれる人を増やすため、プロジェクト説明会を数回行い、様々な意見や応援の言葉を頂きながら、ブラッシュアップを行ってきました。

 分かったことは、地元の皆さんは一様に、危機感と課題意識を持っており、変化の兆しを待っていたということです。また、下田市は〈週末だけ下田〉〈夏だけ下田〉といった方々が、もともと多くいらっしゃいます。このような方々にも、どうすれば下田が「帰りたいふるさと」になりうるか、ご意見を頂いてきました。併せて、SNS上でも「下田旧町サポーターズ」というグループをつくり、下田の魅力を発信するだけでなく活動への賛同とご理解を深めつつあります。

もと製氷所の跡地に建つ『Nanz Village』で会食しながら説明会。多くの方々が集まりました!


▼資金の使い道

 今回、購入した空き家をリノベーションする費用として、約450万円の見積りが出ております。主には下水道を含む水周りの整備と、老朽化した屋根の修繕に最も経費が必要となります。調達した資金は、その一部に充てさせて頂きたいと考えております。


▼これからの活動

 様々な切り口から『あるがままの伊豆をゆるく楽しむ方法』を提案してきたゆるいずですが、これまでは知人友人が趣旨に賛同してくれ、参加して下さるパターンが主でした。

 これからはより多くの出会いを求め、また、下田市に新たな雇用とビジネスの可能性を生み出すべく、ゆるくとも確かな経済が街の隅々まで潤すよう、工夫したいと思います。

 具体的なアクションとしてはまずHAGOROMOを6月頃までに整備し、7月中旬頃にはコミュニティスペースとして始動させていく予定です。

 また、HAGOROMOだけでなく、ゆるいずで所有する他の空き物件や空き地にも付加価値をつけ、面的な取組に広げていく予定です。

説明会で使った資料。「旧町内」を新しい感覚で捉え、『旧町民』になりたくなる仕掛けをします!

カメラと着物の街歩きをベースとし、

・商店街に協力を請い、『お買い物ご朱印帳』を作る。

・時代衣装を着て頂き、街なかでロケーション・フォトを撮影。

・商店街の逸品を集めたアンテナショップ、和カフェのオープン。

・移住して上手に暮らしている方々を講師に招き、移住促進茶話会。

・最終的には民泊!

と、今後やりたいことは盛り沢山^^

 カメラを持って伊豆に撮影に来てくれた方、移住を考えている方、また、地元で商店を経営されている方、さらに祭典奉仕者の皆様にも、優待制度を設けたいと思っています。

空き家見学会に来てくださったご家族。小さいお子さんには、古い家にもわくわく!

星空撮影会に集まってくれた皆さん。遠方の方も多く、仮眠できる場所を作ってあげたい…

▼リターンについて

 ゆるいずが得意とする『ちょっと変わった街歩きガイド』を中心に、写真撮影や衣装着付けの体験料、各イベントへの無料参加券、HAGOROMOの施設利用券、グッズとしては、地場産品の詰め合わせやオリジナルの手ぬぐいまで、下田ファンの皆様に幅広く喜んで頂ける内容を考えています!※グッズ以外の全てのリターンは、有効期限が5年間となっています(皆様のもとに、開始時期のお知らせと共にメールでお届けします)。

下田らしい街歩きやショッピングができ、出会いもいっぱいの『ゆるいずツアー』で街へGO!

▼運営メンバー

・佐藤潤(広告デザイナー)

佐藤デザイン事務所として、下田のご当地キャラ『ぺるりん』もデザインしました!お陰様で意外とゆるくない毎日です(笑)佐藤デザイン事務所

・武田歩(着付け・美容業)

静岡県美容業生活衛生同業組合・下田支部支部長。その優れた技術による受賞歴は多々。若手スタッフを育てつつ邁進中!
Hair & Facial Care TAKEDA

・森田陸(地域活性化プランナー)

静岡市在住、全国各地、更に海外まで飛び回る、切れ者の地域プランナー。色々とご縁のあった下田愛ハンパなし。

・土屋尊司(リノベーションアドバイザー)

2018年夏、下田市白浜の民宿『勝五郎』を継ぐ。センスの光るリノベーションに脱帽!クリエイティブな毎日^^
下田市白浜『勝五郎』


・サポーター(Facebookグループ『下田旧町サポーターズ』を中心に、ゆるいずのコンセプトに賛同して下さる方々を随時募集中!)

※今回クラウドファンディングのリターンとして、『2年間お試し下田旧町民』を全ての項目に設定しました。3年目からは年会費3,000円がかかりますので、どうぞご検討ください(退会はいつでも自由です)。

※「下田旧町サポーターズ」はFBグループの名称で、今後もイベント情報や下田の魅力を情報発信していきます(無料です)。「下田旧町民」はバーチャルの町内会組織で、町内会費をいただく代わりに、イベントの割引や施設利用の割引を受けられる会員組織です。


▼最後に

私は伊豆下田市で生まれ、育ちました。深い自然と、情緒あふれる街角、それらが織りなすフォトジェニックで独特な情景と、何より、人情に厚く、個性豊かな下田の人々を心から愛しています。私が困った時、苦しい時、そばにいてくれたのは、いつも下田の人々でした。街と共にありたい。今も、そしてこれからも、ずっとそう思っています。

街が衰えていく様子を目の当たりにし、誰かが何かを興してくれるのを待っていましたが、いつの間にか、自分が何かを興すべき年齢に達していました。何もできなかったと悔やむより、何かは残せたと思いたい。ご縁が結ばれた仲間達と協力しながら、変化の兆しを故郷・下田に作りたいと思います。

どうぞ、下田を愛する方々、力をお貸し下さい。皆さんが思い描く、新しい下田の形を、具体化していきたいと思います。ご理解・ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

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    2018/12/18 00:30

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    活動報告

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