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限定数に達していたリターンを“追加”いたしました!
▼はじめにご挨拶
初めまして。私たち東京電力ホールディングス(株)は、尾瀬の環境保護に取り組んでいます。尾瀬と東京電力の関係は、1951年(昭和26年)の東京電力設立時に尾瀬の一部を前身の会社から引き継いだことから始まります。
昭和30年代後半、尾瀬ブームで大勢のハイカーが訪れ、その数が増えるにつれ尾瀬の自然は荒廃していきました。東京電力は、その頃から尾瀬の自然保護に力を注ぐようになりました。
尾瀬の木道は、人が自然に与える影響を最小限に抑えながら自然とふれあうために敷かれています。この木道は尾瀬のほぼ全域をカバーしており、総延長約65kmあるうちの約20kmを東京電力が敷設、維持管理しています。特に荒廃が進んで広い範囲が裸地化してしまったアヤメ平では、木道の設置はもちろん、湿原の回復にも取り組んでいます。また、当時はゴミ問題も深刻で、数百あったゴミ箱にはゴミがあふれかえっていました。その際、尾瀬林業(現:東京パワーテクノロジー(株))とともに設置されていたゴミ箱の撤去を提案し、これが認められゴミ箱は撤去しました。これが、先頃のサッカーワールドカップで世界に賞賛された「ゴミ持ち帰り運動」の始まりであり、尾瀬が「日本における自然保護活動発祥の地」と呼ばれる理由の一つとなっています。
そんな尾瀬は、日本で29番目の国立公園「尾瀬国立公園」であり、群馬、福島、新潟、栃木にまたがる雄大かつ繊細な自然が残る貴重な場所です。
▼みんなが尾瀬を感じられるような大清水湿原に
『大清水湿原』は、尾瀬の群馬県側「大清水入山口」近くにある小さな湿原です。
かつて、春になると一面にミズバショウが咲き誇り多くの人々を魅了してきました。車でアクセスできるため、尾瀬に入山できない小さな子供やご高齢の方には大変好評でした。また、尾瀬ヶ原や尾瀬沼にある木道より幅の広い“ワイド木道”が設置されており、車いすを利用される方が尾瀬を楽しんでいただける、そのような場所でした。
しかし、ここ数年は、尾瀬を象徴するミズバショウがシカに食べられるなどしてほとんど姿を消し、かつての賑わいが失われました。
地元関係者は、かつての湿原に戻したいとの想いから、連携しながらミズバショウの植栽をおこなってきましたが、すぐにシカに食べられてしまうなどしてほとんど根付かず、いまだ以前の大清水湿原には程遠い状態です。
今年度は片品村を中心に大清水湿原回復プロジェクトが始動し、これに続くかたちで当社としても“ワイド木道”の再整備を計画しており、広く社会の皆さまと一緒に協力して取り組んでいく活動として、10月にミズバショウの植栽に取り組みます。来年の春には、たくさんのミズバショウの花を楽しめるように、そして植生豊かな大清水湿原を取り戻し、多くの方々に楽しんでいただける“憩いの場”づくりに、ぜひ皆さまのご支援ご協力をよろしくお願いします。
▼本来の大清水湿原
大清水湿原は、尾瀬ヶ原・尾瀬沼と似たような植生であり、小さな尾瀬とも表現できるくらい魅力がギュッと詰まった、植生豊かな場所でした。以前は、毎年4月後半になると、およそ2万株ものミズバショウの群落を見ることができました。
▼荒廃してしまった大清水湿原
しかし近年、尾瀬国立公園でも急激に増加したニホンジカによって、湿原のミズバショウが食べられて減少し、大清水湿原では見られなかったコバイケイソウ(在来種)が増加するなど、植生の変化が確認されるようになりました。
荒廃が進む前(2009年4月) ミズバショウの咲きはじめ
現在(2018年4月) ミズバショウが少ない
▼植栽とシカ対策
平成24年(2012年)4月中旬に、大清水湿原のミズバショウを回復させようと、地元関係者が中心となって、ミズバショウの植栽を始めましが、シカによる被害の状況は変わりませんでした。
しかし、今年度、大清水湿原回復プロジェクトにより、片品村がシカによる被害を防ぐためのシカ侵入防止柵を設置します。
シカに食べられたミズバショウ
シカの足跡があちこちに…
▼賛同金の使用方法
2万株のミズバショウが咲き誇る、以前の大清水湿原を取り戻すために、ミズバショウの植栽に関わる費用とリターン商品に活用させていただきます。
▼最後に
片品村を中心に大清水湿原回復プロジェクトが始動し、今年4月には地元の高校生の手によって1,000株のミズバショウの植栽が行われ、小さなミズバショウの花を見ることができました。片品村を中心に動き出した大清水湿原回復プロジェクトは、シカ侵入防止柵の設置、ワイド木道の整備、ミズバショウの植栽を通じて、多くの方々に気軽に楽しんでいただける大清水湿原を取り戻します。
この大清水湿原回復プロジェクトに参加し、一緒に盛り上げる仲間になりませんか。
あなたのご参加を、こころよりお待ちしております。
この苗が次の年も花を咲かせますように…
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