「人類には早すぎる音楽」と言われたら、あなたはどんな音楽を思い浮かべますか?
この企画は、2018年夏のコミケにおいて一瞬で売り切れたCDパッケージの増版企画です。
是非この機会にご支援下さい。


▼9月13日更新-----------------------------------------------------------


9月13日現在、プロジェクト終了まで19日を残し、目標金額を達成しました!
ご支援下さった方、シェア下さった方、本当にありがとうございました。

という訳で、ストレッチゴールを開始します!


■ストレッチゴールその①:目標金額20万円
「全てのご支援者様にオリジナルラノベプレゼント!」

実は、今回のプロジェクトで作成するCD楽曲のうち、
10曲程度が、過去に私が書いたオリジナルラノベのストーリーを
モチーフとして作詞、作曲されております。

それらの楽曲をさらに楽しんで頂けるよう、
ラノベを製本して、ご支援者様全員にプレゼント致します。
(もちろん、既にご支援頂いている方も対象です)


※表紙絵はもっとマイルドな物に差し替える予定です。。。
※デジタル音源コースのご支援者様には、ラノベのデータをご提供します。
※ラノベがご不要なご支援者様は、個別にご連絡下さい

尚、参考情報として、私の執筆実績についてご紹介します。
・文學界新人賞:2次選考通過
・文學界新人賞:1次選考通過
・小説すばる新人賞:1次選考通過
・その他、諸々の賞において、1次、2次選考通過経験多数
(残念ながら、受賞歴はございません)


■ストレッチゴールその②:目標金額60万円
「CD製作の質を各段に向上させます」

今回のプロジェクトは少量生産となるため、
8枚組ものCDとなると、どうしても製作コストが高騰します。
そして、多くの部分をひとつずつ、私の手で手作りする必要があります。
もちろん、最大限品質を上げる努力をしながら手作りをするのですが、
それでも、業者に委託した方が最終的な製品の質は高くなります。

60万を達成した場合、少量生産でも
大半の製作について業者委託する事が現実的になりますので
2つ目のストレッチゴールとして設定させて頂きます。
※もちろん、①のラノベもプレゼントします!

引き続き、よろしくお願いします。

ここまで-----------------------------------------------------------------






人類は、この世界に誕生してから、文明を築き、音楽を発明しました。
音楽は、もしかすると言語よりも先に存在していたかもしれません。

人類の歴史と主に、リズム(拍子)が生まれ、音階が生まれ、楽器が生まれ、
音楽は体系化されて行きました。
現在に至るまで、人類は、あまりにも長い音楽の歴史を持っています。


にも関わらず、まるでタブーであるかのように、
体系的に取り組まれて来なかった盲点が、音楽の歴史には存在しています。

それが「変拍子」です。

「変拍子」の世界には、まだ人類が経験してこなかったような、
広大な音楽の世界が広がっています。

今回、そんな「変拍子」のオリジナル楽曲のみを体系的に作成、編纂させて頂きました。
人類の音楽史にとって、まだ早すぎるという思いから「人類には早すぎる音楽」と
銘打ちました。

この機会を逃すと、人類はまた変拍子の大鉱脈を、
その歴史の中に眠らせたままになってしまうかもしれません。

そんな思いで、この文書をお読みの皆さまに変拍子の世界を届けたい一心で、
本プロジェクトを開催させて頂きました。



人類がまだ知らない「変拍子」の世界を、少しでも多くの人に知って頂き
共感して頂く事がこのプロジェクトの目的であり、私のライフワークです。

ボカロ曲も含め、ここまで体系的に変拍子の楽曲を整理したCDは、
世界初ではないかと思われます。
誤解を恐れずに言えば、人類史上でもこれが初めてだと思います。

画像の通り、8枚組という圧巻のボリュームになっています。
この関係上、通常のCDよりも製作コストが非常に高く、
少しでもコストをまかなうため、クラウドファンディングを実施させて頂きました。

今回は、All-in方式でのご支援募集となっております。
目標金額に満たない場合でも、ご支援者には必ずリターンをお返し致します
安心してご支援下さい。





あなたが普段耳にしている、世の中にあふれている楽曲の、
おそらく9割以上が「4拍子」という、1小節に4つの拍を刻む枠組みの中で
作られています。





ところが、変拍子の楽曲では、この1小節の中の拍が、7つだったり、11だったりします。

では通常の4拍子ではなく、7拍子や11拍子などの変拍子の音楽には、
どのような特徴があるのでしょうか。

まず、シンプルに言うと「のれない」曲になります。

ちょっと体験してみて下さい。
CD収録曲の中から、まさかの23拍子の楽曲です(オーケストラ)。





いかがでしたか?
一定の間隔で手拍子ができたでしょうか? これが、変拍子の世界です。
この「のれない事による違和感の妙味」が変拍子の醍醐味です。

実は、私たちの普通の生活の中にも、気づいていないだけで
変拍子で作られた楽曲が流れてきています。

有名なところで言いますと「城本クリニック」のCMなんかがそれです。(17拍子)




↓の動画で変拍子について、詳しく説明しています。
正解は順番に「13拍子」「19拍子」「23拍子」です。




今回のプロジェクトである「人類には早すぎる音楽」は、
2018年夏のコミケにおいて、完全手作りで20個を頒布しました。

4,800円という、コミケで頒布されるCDとしては高めの価格だったにも関わらず、
3時間足らずで完売。

完売後も、お客様が足を運んで下さる、という大変申し訳のない状況となりました。
今回、増版を実施する事で、入手できなかった方へもお届けできればと考えております。




CDの販売枚数が右肩下がりのこのご時世、
本プロジェクトは8枚組全96曲という圧倒的ボリュームを
CDメディアでご提供します。

普通に考えたら愚行です。
よく知られた、普段よく耳にする有名なアーティストのベスト盤や、
総集編であればまだしも、殆ど無名の同人サークルが作るCDなんですから。

普通の人には、そんなCDを買う理由がありません。
もし「収録されている曲が『全て変拍子』でなければ」ね。



私が変拍子に興味を持ち始めたのは、中学生の頃でした。
音楽の授業で「何かしらのテーマに沿った楽曲を集めてレポートせよ」
という課題が出されました。

私はこの時「変拍子」という言葉は知らなかったので
「4拍子以外の楽曲」というテーマで曲を集めました。

集めた曲は、ホルストの「火星」など、5拍子を中心とした楽曲でした。
実は、5拍子の楽曲でも非常に珍しいのです。

これを起点に私は、「4拍子ではない」楽曲にのめり込んでいきました。
そして、恐らく世界中の誰もが挑戦をしてこなかった
「収録曲全てが7拍子のCD」を作る決心をしました。

これは、試行錯誤の連続でした。
私たちの脳は「4拍子」という圧倒的な枠組みにガッチリ固定されています。
その先入観から抜け出す努力は、並大抵ではありませんでした。
そして、7拍子のみを収録したCDが完成しました。

CDは、同人イベントで頒布をしました。
全く無名のアーティストですから、
「1枚でも興味を持って買ってくれる人がいればいいや」
くらいに思っていました。

が、実際は「全曲7拍子」という異質な内容に共感をして下さった方たちが
予想以上に多く、結局80枚以上を売り上げる結果になったのです。



それからの、私の挑戦は止まりませんでした。
「全曲11拍子」「13拍子」「17拍子」と、次々に作り出して行ったのです。

そして、現在「全曲23拍子」までやってきました。

楽曲にして100曲以上。
今回は、この中から選りすぐって、96曲を収録しました。

特に思い入れの強い「7拍子」「13拍子」については楽曲が多く、
それぞれ2枚組になったため、合計8枚組というパッケージになりました。

こちらのCDを、ご支援者の皆様にはお送り致します。






 

収録する音楽のジャンルは、以下の通り多岐に渡ります。

 ・オーケストラ
 ・民族音楽
 ・和風
 ・アンビエント
 ・テクノ
 ・ポップス
 ・ロック
 ・ヘビーメタル
 ・ドラムンベース
 ・チップチューン(ファミコン風) など




収録曲の特徴



7拍子(インスト盤、ボカロ盤合計2枚)
 人の心に潜む不安な心情を、7拍子という不安定なリズムで刻みました。
 変拍子の世界に足を踏み入れるにぴったりです。



11拍子
 不遇の文学者、島田清次郎の世界観をモチーフに作曲しました。
 ヘビーメタル、ポップス、チップチューンなど、様々なジャンルをお楽しみ頂けます。
 絶妙な違和感が癖になります



13拍子(インスト盤、ボカロ盤合計2枚)
 「創作活動」の闇の部分を、明るい曲調や少しエッチなメタファーで表現しています。
 13拍子は、変拍子の中では特に聴きやすい拍子のひとつです。



17拍子
 バイオリンやコーラスなど、オーケストラを意識した楽曲を多く収録しています。
 「サンタの存在証明」「プルーストのマドレーヌなんかいらない」など、
 寓話や文学作品、神話などをモチーフにしています。
 変拍子としての違和感の妙味を一番味わえる拍子です



19拍子
 宮沢賢治の童話の世界を、様々なジャンルの曲調で表現しました。
 特に1曲目は必聴です。
 実は非常に聴きやすい拍子です



23拍子
 23というカオスな拍数に合わせて、人の世の不条理などを表現しました。
 歌詞にも注目です。とにかくカオスです。





コミケでの完売および、入手できなかった方からのお声を受け、
増版の検討を開始しました。検討した方法は以下の通りです。

■実施案①:全て手作りをしてイベントで頒布
 販売見込みが立たず、コミケの時同様、多くの数を作れない。
 また、イベントに来た人にしかお分けできない。
 数が少なく、接点も増えない為、多くの方に変拍子を伝えられない。

■実施案②:bandcampなどのデータ販売サイトを利用
 物理的なパッケージとしての頒布ができず、
 変拍子を圧倒的な分量で集めるという今回の企画の趣旨が失われてしまう。

■実施案③:Boothなどの同人販売サイトを利用
 販売見込みが立たない為、コミケの時同様、多くの数を作れない。
 数が少なく、接点も増えない為、多くの方に変拍子を伝えられない。

■実施案④:クラウドファンディングの利用
 販売見込みをある程度立てられる為、
 数が増えた場合も対応ができる上、イベント会場以外でもお分けできる。
 多くの方に変拍子の素晴らしさを伝える事ができる!

以上より、クラウドファンディングが今回の企画の目的達成に対し
一番適していると判断致しました。




全額、CDパッケージの製作費として使用します。
All-in方式ですので、ご支援頂いた数につきましては、赤字でも必ず作ります。
目標金額をクリアしますと、商品の全体的な質の向上を図れますので、
ぜひよろしくお願いします。


■支援額合計が10万円未満の場合

 コミケ頒布と同等のバージョンで製作します
  ・中程度の質のCDケース
  ・自家印刷の表紙カバー
  ・中程度の質のCD盤
  ・自家印刷の白黒普通用紙ブックレット(歌詞カード)

■支援合計が10万円を超えた場合
 一部品質を向上させて製作します
  ・高品質CDケース
  ・印刷業者へ委託して製作の表紙カバー
  ・中程度の質のCD盤
  ・印刷業者へ委託して製作したブックレット(歌詞カード)

■支援金額が60万円を超えた場合(ストレッチゴール)
 全ての工程を業者委託し、最高品質で製作します。



6種類のリターンをご用意しております。
・3,000円コース:収録曲全てのデータファイル提供
・4,000円コース:完成商品1つ
・6,500円コース:完成商品1つ & 収録曲全てのデータファイル提供
・8,000円コース:完成商品2つ
・10,000円コース:完成商品2つ & 収録曲全てのデータファイル提供
・100,000円コース:あなただけの楽曲を作曲します
※データファイルはGigafile等のファイル便にてご提供予定です





 ――神に対する冒涜。なにしろ、あのモーツァルトやベートーベンでさえ、
   この規模の変拍子には手をつけなかったのだから
   (CD試聴者)


 ――聴いた瞬間、新たな音楽の世界が拓けた感じがした。
   慣れないリズム感に脳が揺さぶられるのを体験したのだ。
   1度聴くと、何度も聴きたくなる。これは一種の電子ドラッグだ。
   (CD試聴者)

 ――三島由紀夫は「新しい小説が現れたとき読者はまず不快や嫌悪を感じるのだ」
   と述べている。そしてその後、広く受容されるのだと言う。
   音楽に関してもモーツァルトやショパンの曲だから美しいという
   姿勢のままでは世界は変わらないし自分自身の変容もない。
   変拍子だけを集めた楽曲。
   新しい音楽を聴いてみてどんな気持ちがするだろう。
   それは純粋にワクワクすることでもある。
   私はこのプロジェクトを応援します。
   (30代・男性・ライター)


  ――「変拍子しかありません」という謳い文句。
   つまり全曲が変拍子ってこと。尋常じゃないですね。
   しかも13拍子やら17拍子やら23拍子という複雑なものばかり。
   正気の沙汰とは思えない。
   奇抜さだけで勝負してるようでいて実は内容のしっかり伴ってる充実の作品。
   偏見を捨てて試しに聞いてみると意外にハマるかもしれませんよ。
   (出典:『同人音楽初心者の雑記』
       http://adtoe.blog.fc2.com/blog-entry-839.html)




同人サークルTORICOTORは、正式メンバーこそ私(ぼを)1人だけでは
ありますが、既に20年の歴史を持っております。

音楽、動画、小説、プロダクト製作などを主軸に活動をしているサークルです。
コミケ、M3、ボーパラなどのイベントでの出展実績があります。



発足は1998年頃。
名称の由来は、当時高校生だった私が執筆していた小説の主人公の名前です。

WEBサイトを立ち上げ、当時執筆していた小説や、現在のブログにつながる
日記じみたコンテンツを掲載しておりました。

それから20年間、小説、3DCG、映像、漫画、アプリケーション製作、
作曲活動、プロダクト製作活動などを細々と続けて、現在に至っております。

決して大きなサークルではありませんが、応援頂けますと幸甚にございます。

http://toricotor.web.fc2.com/

 

※「VOCALOID(ボーカロイド)」および「ボカロ」はヤマハ株式会社の登録商標です。
※「変拍子」には様々な定義が存在しますが、当プロジェクトでは混合拍子を含めます。 

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