ご覧いただきありがとうございます。ミニン制作チームの河合、志野、上原です。河合はプロモーションなどの企画やプロデュース、志野はライター、上原はWEBなどのディレクターと、3人それぞれ別の組織で別の仕事をしています。そんな3人が、それぞれ違った形で不妊治療の現状を目のあたりにし、あらゆる面で負担が大きい”体外受精”をしている女性のためのアプリをリリースする運びとなりました。信頼できる生殖医療専門医師に監修のご協力もいただき、アプリは9割ほど完成しており、現在は追加機能の検証と不具合を調整しています。2019年2月にリリース予定です。下記、ご拝読いただき応援していただけますと幸いです。
「ミニン」という名称には
未だ妊娠していないけど、妊娠する未来に向かっていくという意味が込められています
♠いわゆる「妊活」と「不妊治療」の違い♠
いわゆる妊活で良しとされているモノ。不妊治療にはマイナス効果!?
鍼、漢方、大豆食品、サプリメントなどなど。妊娠しやすくなると聞くとすぐに試してみるというのが一般的だと思います。しかし、ひとたび、不妊治療を始めると、今までのことは無意味?と思わされるのが現状です。
それは、不妊治療専門クリニックでは鍼、漢方、サプリメントは「クリニックの指導の元」に取り入れること、としているからです。
ホルモン値の微妙な変化で薬を調整するので、医師の知らぬところでホルモン値に影響が出ることをすると治療の妨げになってしまうというのが理由です。妊活に熱心なひとほど、いわゆる妊活と不妊治療のギャップに衝撃を受けることでしょう。
婦人科・生殖医療専門医監修
ミニンは、不妊治療に特化した医師監修アプリです。不妊治療を始めたばかりのひとにも即、役に立つ情報を発信します。
志野順子:「まだまだ産めるニュース」に待った!
ミニン編集責任者の志野順子と申します。20歳より女性週刊誌で仕事を始め、現在も記者としてあらゆる世代の女性に向けて記事作りを行っています。この経験を活かし、アプリ内の機能開発を担当させていただいております。
マスコミの力は、ときには悪影響を及ぼすことがあります。「高齢出産」に関する発信内容に関しては「浅すぎる」ものがほとんどと考えています。
40代の有名人が出産するたびに、「まだまだ産める」と思う女性が大多数ですが、それこそが浅い内容の情報が生んだ功罪です。
20代の頃は私も例に漏れず、有名人の高齢出産ニュースが入ると、「〇●さんの産後ダイエット法」という類の企画書を出すのがお決まりのパターンでした。
「本当に伝えるべきこと」に盲目でしたが、高齢出産の現状を知ることができたのは、35歳のときでした。自身の子宮内膜症の手術(卵巣の一部を切除)をきっかけに、不妊関連の取材を積極的に行うようになり、治療中の女性たちの悲鳴に近い声を記事にする機会が増えました。
声は、様々でした。
記事にすることはできない金銭面の苦しみ、夫への不満、ひとに話せない孤独、嫉妬との闘い……。なかでもひときわ胸がしめつけられたのは、「妊娠中の女性を見るだけで世の中に対して漠然と腹が立ってくる」という女性たちの率直な言葉でした。悲しくなるのではなく、「なぜ自分だけが!?」という怒り。その怒りは夫に向かい、ときには医師に向かい、それでも続ける治療……。誠心誠意、記事を作っても、「役に立てない」と感じる悔しさがありました。
「具体的」に不妊治療の助けになるコンテンツを
情報発信だけでは限界があります。
不妊治療にまつわるストレスの軽減を図り、母になる希望を捨ててしまいしまいそうになっている女性の「実務」の助けとなるように設計したアプリです。
女性たちが涙をこらえる時間を、1秒でも短縮できれば、存在意義があると考えています。
河合昇平:不妊治療をする女性の役にたつツールを作りたい!
ミニン制作責任者の河合昇平と申します。CM制作会社である東北新社を経て独立し、多くのクリエイターの方々と共に仕事をしております。結婚が遅い業界ですので、30代後半で独身という後輩も多く、40代前半で既婚の同僚は、もれなく不妊治療をしているといっても決してオーバーではありません。そして、多くの女性は不妊治療に疲れていました。
私もクリニックに通い、女性の負担のあまりの大きさに驚きました。クリニックで受付をすませてから会計してクリニックを出るまで長い時は1日中かかることも。通院のたびに注射器で血液をとり、エコー検査を行い、卵胞は育っているか、数値はどうか、不安の中に微かな希望を持ちながら1日の長い時間を過ごします。場合によっては3日連続で通院になることもあります。家に帰っても薬やサプリを飲んだり、座薬を入れたり、時には自分で注射を打つこともあります。不妊治療を続ける女性は精神的な負担はもちろん身体的な負担もすさまじいものだと思います。
では、男性は何ができるのか。マッサージをしたり一緒に不妊治療の勉強をしたり、一緒にクリニックに通ったり、自分なりの努力をしてきました。ほかに僕ができることといえば、不妊治療中の友人男性・知人男性に女性の負担を理解してもらえるよう話をするだけでした。そして、「不妊治療をしている女性の役にたつツールを作りたい」。そう思うようになりました。
上原:IT技術の力で不妊治療に関わる方をサポートしたい。
今回のアプリの相談を受けたのは約2年前でした。
「不妊治療専用のアプリを作れないか」
こんな要望から今回のプロジェクトがスタートしました。不妊治療は、一般の人からすると遠い話に聞こえるかと思います。ですが、現在日本では6組に1組の割合で不妊に悩んだり治療をしている人がいるのが現状ということを初めて知りました。
それではどんな負担を強いられているのか。
女性の負担がかなり重い治療となります。複数の薬を飲んだり、自己注射をしたり、通院のために会社を休んだり、指定の時間に薬を服用したり、長時間病院で診察待ちをしたり……
女性は恐らく精神的にもいっぱいいっぱいで取り組んでるのではないでしょうか。そんな中、私自身も
「ITの技術で少しでも女性の負担を減らすことができないか。」
と考えるようになりミニンの開発をスタートしました。まだまだ発展途上のアプリですが少しでも女性の負担を減らしていけるような機能をどんどん盛り込んでいきたいと思っております。
妊活経験者の声を存分に生かして開発しています。
3年にわたり、スタッフが妊活経験者80人以上に取材を重ね、“妊活には「38歳の壁」(*)が存在する”という結論に至りました。
ミニンは、38歳の壁を越え、体外受精の苦労に立ち向かっている方に向けて開発したアプリです。
体外受精の採卵周期、移植周期に特化した入力項目が特徴です。
採卵と移植周期中にあまり重要ではない入力項目はカットし、極力シンプルに設計。治療データ管理のストレスを軽減します。
自然妊娠のためのタイミング法、人工授精を試みている方にとっては、無用な機能が多いかもしれません。
いわゆる「妊活」ではなく、「不妊治療中」の方のためのアプリです。
3年にわたる取材の結果、浮き彫りになったこと。
それが、“妊活には38歳の壁がある”ということです。たとえ体外受精中であっても、30代半ばの方たちは「妊活中」と周囲に言えるという方がほとんどでした。
しかし、38歳以上では、「不妊治療中」という言葉で表現する方がほとんどに……。
肉体的にも精神的にも負担が大きい不妊治療の話は、夫以外の家族、友達にも打ち明けられないというひとも少なくありません。クリニックでの待ち時間が3時間を超えることにも慣れ、週2~3回は職場に早退か遅刻届を出す日々。それでも希望をもってがんばる女性たち、38歳の壁を越えた女性たちを、ミニンは応援し続けます。
スタッフのライター経験を活かし、随時、最新の刺激方法(薬の使い方)や採卵方法、移植方法を取材し、ニュースとして更新していきます
開発協力:コピーライター 沖なつめ
「治療をする」以外を頑張らなくて済むアプリだと思います
不妊治療はとてつもないパワーとお金がかかりますが、なにより大切なのは情報の質と量だと思います。
ひとたびインターネットを開けば真偽の不明な話が飛び交い、
欲しい情報を収集するには辛い思いをしている人のブログを読み込むことまで必要というのが現状です。
スケジュールやお金の管理、そして情報の管理がこのミニンだけでできるなんて、
不妊治療をしている方々にとってはどれだけ助かることでしょう。
これからは自分のケアに集中してください。
そして辛い日々が、いつかそんな時もあった、と笑って言える日が来ますように。
アプリは公開後にも、サーバーの費用やバージョンアップ、メンテナンスなど、
毎月約20万円の費用が必要になります。
皆様にご支援いただけました際は、支援総額よりキャンプファイヤー手数料14%を引いた残りの金額を上記の固定費に使わせていただきます。
また、アプリを広めるためのPR費用にあてさせていただきます。
出来るだけ長くアプリを提供していきたいと思っております。
ご支援いただけますと幸いです。
最後に
私たちはスポンサーがいないチームとして、ミニン開発を行ってきました。
開発資金は自費で、とにかく作る!
1秒でも早く完成させ、1秒でも早く多くの方にお届けしたい!
そう決めて走り出しました。
ミニンをインストールしてくださったかたが、
いつか穏やかな気持ちでアンインストールしてくださることを願っています。
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