九戸村で、人を雇える農業をつくりたい
はじめまして。岩手県九戸村で露地ピーマンを栽培している小野寺です。
現在、約10a(約1,200株)のピーマンを栽培し、定植から管理、収穫、選別、袋詰め、出荷まで、一連の作業に取り組んでいます。
来年度は栽培面積を20aへ広げる計画です。
ただ、今回の挑戦は、単に「畑を大きくしたい」というものではありません。
農業を事業として成長させ、地域の方が働ける場所をつくりたい。
そして、九戸村の農産物や魅力を、もっと多くの人に知ってもらいたい。
そのために、栽培面積の拡大とあわせて、作業場や水道設備など、人を雇いながら農業を続けていくための環境を整えたいと考えています。
このクラウドファンディングは、一人で続ける農業から、人と一緒に育てていく農業へ踏み出すための挑戦です。
一人で始めたピーマン栽培

現在、九戸村で約10a・約1,200株のピーマンを栽培しています。
現在の農園では、約10aの畑に約1,200株のピーマンを植えています。
日々の栽培管理をはじめ、収穫、選別、袋詰め、箱詰め、出荷まで、農園の仕事の中心を自分で担ってきました。
実際に農業を続けてみると、作物を育てるだけでは農業は成り立たないことを強く実感します。
収穫したピーマンを商品として届けるまでには、選別や袋詰め、出荷準備など、多くの作業があります。

農園で実際に育っているピーマン。収穫期には日々収穫・出荷を行っています。
手をかけて育てたピーマンが実り、収穫して出荷できたときには、大きなやりがいを感じます。
一方で、収穫量が増えるほど、その後の作業量も一気に増えていきます。
この経験から、農園をさらに成長させるためには、栽培面積を広げるだけではなく、「人」と「作業環境」を整えることが必要だと考えるようになりました。
一人でできる農業には限界がある

収穫期には多くのピーマンが集まり、収穫後の選別・袋詰め・出荷作業の負担も大きくなります。
ピーマンは、収穫して終わりではありません。
収穫した後には、サイズや状態を確認しながら選別し、袋詰めや箱詰めを行い、出荷できる状態に整える必要があります。
収穫量が増えるほど、この作業は一気に重くなります。
実際に今シーズンも、収穫量が多い日は、収穫後の選別や袋詰め、出荷準備まで含めると、一人で回すことの難しさを強く感じる場面が何度もありました。

現在使用している作業・資材保管スペース。規模拡大には、より作業しやすい環境整備が必要です。
さらに、現在の作業スペースは簡易的なもので、今後20aへ拡大して収穫量が増えた場合、そのままでは効率よく作業を続けることが難しくなります。
一人で無理をして乗り切る農業では、規模を広げても長く続きません。
だからこそ、次の段階では「自分がもっと頑張る」のではなく、人と一緒に働ける体制と、作業しやすい環境をつくることが必要だと考えています。
地域には、まだ活かされていない人の力がある

これまで多くの作業を一人で行ってきました。次は、人と一緒に成長できる農業を目指します。
農業を続ける中で感じているのは、地域には「働く意欲はあるけれど、フルタイムでは働きにくい」という人もいるのではないか、ということです。
子育てや家族の事情、生活のリズムなどによって、毎日長時間働くことは難しくても、午前中だけ、数時間だけ、収穫期だけなら働ける人もいると思います。
農業には、そうした働き方と相性の良い仕事があります。
収穫、選別、袋詰め、箱詰め、出荷準備など、作業を細かく分けることで、短時間でも力を発揮してもらえる場面があります。
もちろん、今回の農園拡大だけで地域の雇用問題をすべて解決できるとは考えていません。
それでも、自分の農園で一人、二人と働ける場所をつくることはできます。
まずは小さくても、地域の中に「ここなら働ける」と思ってもらえる仕事を増やすこと。
その積み重ねが、地方で暮らし続ける選択肢を少しでも増やすことにつながればと考えています。
10aから20aへ。そして、人を雇える農業へ

来年度、新たにピーマン栽培を予定している圃場。現在の10aから20aへの拡大を計画しています。
来年度は、現在の約10aから20aへ栽培面積を広げる計画です。
栽培面積が約2倍になれば、収穫量も増え、その分だけ選別・袋詰め・箱詰め・出荷準備などの仕事も増えていきます。
これは大変さが増えるということでもありますが、同時に、地域の方に仕事をお願いできる余地が生まれるということでもあります。
現在の農園から隣接する圃場へ栽培面積を広げ、生産規模を約2倍にする計画です。
ただし、面積だけを広げても、人を雇える農業にはなりません。
収穫したピーマンを効率よく選別・袋詰めできる作業場、水を安定して使える環境、収穫物や資材を運びやすい設備など、規模に見合った作業基盤が必要になります。
今回のクラウドファンディングでは、そうした「人と一緒に働ける環境」を整えたいと考えています。
20aへの拡大は、単に生産量を増やすためではありません。
農園の売上を増やし、その売上から人件費を支払い、地域の方に継続して仕事をお願いできる農業経営へ近づくための一歩です。
一人で抱える農業から、人と一緒に続けていける農業へ。
その転換点を、来年度の20aへの拡大からつくっていきたいと考えています。
人と一緒に働ける作業場を整備します

現在利用している簡易的なスペース。今後は、選別・袋詰め・出荷準備を行いやすい作業環境へ整えていきます。
現在は、簡易的なスペースを使いながら、資材の保管や出荷準備などを行っています。
しかし、来年度に20aへ規模を拡大し、収穫量が増えた場合、今のままの環境では、複数人で効率よく作業することが難しくなります。
そこで今回、選別・袋詰め・箱詰め・出荷準備などを行える作業スペースを整備したいと考えています。
具体的には、作業用コンテナの設置、水道設備の整備、作業台や棚、照明などの作業環境づくり、さらに収穫物や資材を運びやすくするための軽トラックの高幌整備などを予定しています。
大切にしたいのは、「設備を増やすこと」そのものではありません。
誰かに手伝ってもらうときに、作業内容が分かりやすく、安全に、無理なく働ける環境をつくることです。
農業は、畑の中だけで完結する仕事ではありません。
収穫した後の作業をどれだけ効率よく行えるかによって、農園全体の生産性は大きく変わります。
今回の設備整備を、単なる便利さのためではなく、「人を雇いながら続けられる農業」へ移行するための土台にしたいと考えています。
ご支援いただいた資金の使い道
今回のクラウドファンディングでは、第一目標を250万円、ネクストゴールを300万円に設定しています。
ご支援いただいた資金は、農園を20aへ拡大し、人と一緒に働ける環境をつくるための設備整備に活用します。
主な使い道は、以下を予定しています。
・作業用コンテナの設置:約66万円
・畑で安定して水を使うための水道工事:約50〜100万円
・作業台、棚、照明などの作業環境整備
・軽トラックの高幌整備:約10万円
・その他、規模拡大に必要な備品・設備
・CAMPFIRE手数料およびリターンの製作・発送費
水道工事など、一部の費用は現在も正式な見積もりを確認している段階のため、最終的な金額は前後する可能性があります。
第一目標の250万円を達成した場合は、まず作業場・水道など、20aへの拡大と雇用づくりに必要な基盤整備を優先して進めます。
さらにネクストゴールの300万円までご支援いただけた場合は、作業台や棚、照明、運搬環境なども含め、より働きやすく効率的な作業環境を整えていきます。
このクラウドファンディングで目指しているのは、支援金で一時的に人を雇うことではありません。
ご支援を設備や作業環境の整備に充て、農園の生産量と売上を高め、その売上から継続して人件費を支払える農業経営をつくることです。
「支援が終わったら雇用も終わる」のではなく、支援をきっかけに、雇用が続いていく農園へ。
そのための土台づくりに、大切に活用させていただきます。
九戸村のおいしいものを、全国へ

農園で育てた九戸村産ピーマンも、リターンとして全国の支援者の皆さまへお届けする予定です。
今回のクラウドファンディングでは、農園を応援していただくだけでなく、九戸村の魅力そのものを知っていただけるリターンも用意します。
中心となるのは、私が九戸村で育てたピーマンです。
実際にこの土地で育った農産物を食べていただくことで、「九戸村」という場所を少しでも身近に感じていただけたらうれしく思います。
また、九戸村にはピーマン以外にも、地域ならではの特産品や商品があります。
そこで、15,000円の「九戸村応援BOX」では、九戸村産ピーマンに加え、甘茶やオブチキ関連商品を組み合わせたセットを予定しています。
甘茶・オブチキについては、それぞれ責任者の方からクラウドファンディングのリターンとして使用する許可をいただいています。
このリターンをきっかけに、ピーマンだけでなく、「九戸村にはこんなものがあるんだ」と知っていただきたいと考えています。
農園の規模拡大と地域雇用づくりだけでなく、九戸村の農産物や地域の商品が、村の外へ届く機会を少しずつ増やしていくこと。
それも今回のプロジェクトで実現したいことの一つです。
支援してくださった方と九戸村の間に、このクラウドファンディングをきっかけとした新しいつながりが生まれればと願っています。
リターンについて
今回のクラウドファンディングでは、「応援をそのまま設備整備に届けたい方」から、「九戸村の農産物や体験を通じてプロジェクトを楽しみたい方」まで、いくつかのリターンをご用意しています。
主なリターンは、以下のとおりです。
・3,000円/5,000円/10,000円
プロジェクト応援コース
お礼メッセージと活動報告をお送りします。物品の発送はなく、その分をできるだけ多く農園の設備整備に活用します。
・7,000円
九戸村産ピーマン 約2kg
私の農園で育てたピーマンをお届けします。
・15,000円
九戸村応援BOX
九戸村産ピーマンに、甘茶とオブチキ関連商品を組み合わせたセットをお届けします。
・30,000円
ピーマン収穫体験
1口につき2名様まで、九戸村の農園で収穫体験にご参加いただけます。収穫したピーマンのお持ち帰りも予定しています。
・50,000円
地域雇用応援サポーター
九戸村応援BOXに加え、農園の支援者ボードへお名前またはニックネームを掲載します。ご希望の方には農園見学もご案内します。
・100,000円
企業・団体スポンサー
九戸村応援BOX、活動報告、農園のスポンサー掲示ボードへの企業・団体名掲載、農園見学をご用意します。
どの金額のご支援も、今回の農園拡大と地域雇用づくりにとって大切な力になります。
「物品はいらないけれど応援したい」という方には応援コースを、
「九戸村を味わってみたい」という方にはピーマンや応援BOXを、
「実際に農園を見てみたい」という方には収穫体験や見学付きのコースを選んでいただければと思います。
それぞれの詳しい内容、限定数、発送・実施時期、注意事項については、各リターン欄に記載します。
この挑戦を、九戸村から

九戸村から、農業と地域の新しい可能性に挑戦します。
今回のクラウドファンディングで目指しているのは、農園を大きくすることだけではありません。
農業を事業として成長させ、その成長によって地域に仕事をつくること。
九戸村で育てた農産物や地域の商品を、村の外へ届けること。
そして、「地方でも挑戦できる」「小さな地域からでも新しい仕事を生み出せる」という一つの事例をつくることです。
もちろん、今回の挑戦だけで地域の課題をすべて解決できるわけではありません。
それでも、自分にできる範囲から一歩ずつ取り組み、まずは一人、二人と一緒に働ける農園をつくることはできます。
今年、一人でピーマンを育て、収穫し、出荷まで行ってきた経験を、次は「人と一緒に成長できる農業」へつなげたいと考えています。
この挑戦に共感していただけましたら、ご支援という形はもちろん、プロジェクトを誰かに伝えていただくだけでも大きな力になります。
九戸村の小さな農園から始まる挑戦を、見守っていただけたらうれしいです。
地方に仕事を。農業に希望を。
岩手県九戸村から、その第一歩を始めます。
岩手県九戸村で約10a・1,200株のピーマンを栽培しています。来年度は20aへ拡大し、作業場や水道設備を整備。生産規模を高め、地域の方を継続的に雇える農業経営をつくります。九戸村の農業と特産品を全国へ届ける挑戦です。
岩手県九戸村で露地ピーマンを栽培している小野寺です。現在は約10a・1,200株を栽培し、定植から管理、収穫、選別、袋詰め、出荷まで一連の作業に取り組んでいます。農業を続ける中で、規模を大きくするには設備だけでなく、一緒に働く人の力が欠かせないと実感しました。来年度は20aへ拡大し、作業環境を整えながら、地域の方を継続的に雇える農業経営を目指します。自分の農園だけを大きくするのではなく、九戸村の農産物や魅力を全国へ届け、地域に仕事が生まれる小さな循環をつくっていきたいと考えています。



