
東京芸術大学楽理科卒、同大学院修士課程修了。修士論文を服部幸三、ピアノを堀江真理子、久元祐子、パイプオルガンを岩崎真美子、チェンバロを坂由理、岡田龍之介、フォルテピアノを小倉貴久子、羽賀美歩、加藤美季に師事。 2000年江戸末期から明治初期の頃に建てられた自宅敷地内の木造漆喰の蔵を「西方音楽館」と称して、ピアノとわらべうたの教室、及びプロの演奏家を招いてコンサート主催を始める。 2012年、蔵に隣接する物置兼車庫を改造し「西方音楽館[木洩れ陽ホール]」と名付け、また元々の蔵を「西方音楽館[馬酔木(あしび)の蔵]」と名付け、どちらも音響設計のスペシャリスト故永田穗氏の音響設計による響きの美しい空間で、音楽活動をさらに発展させる。 コンサートの主催は、ホールオープンと同時に立ち上げた「西方音楽館友の会」で行う。 また、貴重な楽器のご寄付をいただいたため、楽器のために「一般財団法人西方芸術振興財団」を設立した。現在財団は、ワルターモデルフォルテピアノ(アントン・ワルター1795年モデル、クリストファー・クラーク1994年製作、故小島芳子愛用の銘器)、ニューヨークスタインウェイB(1978年製作、備品の一部改良)、ボックスオルガン一段鍵盤(Willen N. de Jongh 2000年ごろ製作)を所有している。 西方音楽院、と称して、専門の講師を招いて、ギター、オカリナ、ピアノ、ヴァイオリン、チェンバロ、フォルテピアノ、クラリネット、小型パイプオルガンなどのレッスン、およびわらべうた教室を行っている。 中新井紀子は、西方音楽館館長、西方音楽院院長、西方音楽館友の会会長、一般財団法人西方芸術振興財団代表理事を兼任している。
彫刻家・版画家鈴木賢二が1958年、第四回原水爆禁止世界大会を機に制作した版画絵巻『平和を世界に』が、制作後66年を経て劣化し継承が危うくなっています。作品を修...