備前焼 と フラクタルの森 岡山県中央の吉備高原、大和山の南斜面の5000坪の山を「フラクタルの森」として整備中。哲学的思考が好きで、 自然と対話しながら陶芸を楽しんでいます。窯焚には山の整理で出る雑木も使い薪だけで焼き上げています。 備前焼は土で形を作り焼き上げるだけの原始的な焼き物ですが、シンプルさゆえに深遠なものを感じさせてくれます。陶芸作品も人生も社会も、単純に観れば「思い(情)陰」と「行い(理)陽」の連鎖でなりたっていますが、現代は表面的な部分だけを見る傾向が強いために蛇行しがちのようです。 全ては陰陽で成り立っているとも言われます。陰陽とは原因と結果の関係でもあるし、比喩で観ると右脳的なモノ(情)と左脳的なモノ(理)と翻訳できるでしょう。人間のクロスした統御システムの中に宇宙の神秘が比喩として刻み込まれていると考えます。 両手を使わなければ作品も作れず 両目で見なければ立体的にも見えず 両足を使わなければうまく歩むことも出来ません。 何かを考えるにしても全体を使い複眼で見なければならないのに、現代社会の頭脳優秀な人達の多くが左脳的なモノ(陽)を中心にして世界を蛇行させているように思う。
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