これまでに1件のプロジェクトを投稿しています

  • 在住国:日本
  • 現在地:広島県
  • 出身国:日本
  • 出身地:大分県

農産加工品の"非加熱製法"に魅せられて早5年。。 大分では飲食店を20年ほど経営していますが、農産加工は全くの未経験からのスタート。そもそもが、経営する飲食店「GrandCafe(グランカフェ):大分県大分市」でメニューの一つとして提供できる「自社製造のジュース等を開発したい」という軽い発想からの着手でした。 色々と調べるうちに、加熱殺菌に代わり超高圧で殺菌する「HPP殺菌」があることを知り、加熱殺菌に比べ品質に圧倒的な優位性があること、栄養素が壊れないこと、海外では一般的になりつつも国内ではほとんど製造されていないなど、知れば知るほど興味が深まっていき、そこから非加熱殺菌を主とした農産加工にのめり込んでいくことになりました。 とはいえ、加工業の経験は皆無で農産原料を潰したり搾汁したりの機械・設備の選定すら分からないことばかりで、基本的な加工方法すら理解していない段階でした。そこでまずは、インターネットでいくつかの加工機械のメーカーさんを探し、洗浄~粉砕~搾汁~殺菌といった一連の工程をイメージしながらアポイントを取り、10kg以上の原料や試作品を持参して全国の設備メーカーさんを巡る、といった試作開発の旅が始まりでした。 まず、早朝に九州は佐賀のメーカーさんで原料の洗浄を行い空路で羽田へ。JRを乗り継ぎ埼玉のメーカーさんで原料の粉砕テスト。そこから再び東京駅に戻り新幹線で新大阪まで、JRを乗り継ぎ東大阪のメーカーさんで搾汁テスト。再度新大阪へ戻り新幹線で広島へ移動し、タクシーで広島市内の設備メーカさんに到着。すでに夕方6:00をまわった頃、最終工程である超高圧殺菌を施してやっと全工程が終了。。農産品に手を加えるとそこから劣化が始まるため、12時間以内に殺菌までの工程を終えなければならず、空港や新幹線のホームの中を分刻みで走り回ったことが懐かしくもあります。当時ご協力いただいた各メーカーの皆様には本当にお世話になりました。 そこから国や県の助成金・補助金など、活用できそうなの制度を片っ端から申請し多くの採択を頂いたのち、家族とお店を大分に置き、単独で広島へ移住して、現在の農産加工場(東広島市)の開業となりました。 そこから早3年が経過し、様々な試行錯誤や、全国の農家様からの試作依頼等を経て、ようやく自社のオリジナル商品を開発できるところまで来ました。これまで試作受託頂いた生産者様、御協力いただいた多くの方々への恩返しの気持ちも込めて、自社ブランド「JAPANESQUE Project」の展開をスタートさせます。 まずは、弊社製品を手に取っていただき、非加熱加工の可能性を共に感じていただけたら幸いです。これからも非加熱による農産加工品の可能性を追い求めて、さらに付加価値の高い農産加工品を開発していきたい思います。何卒、ご支援のほど宜しくお願いいたします。 株式会社グランゲート 代表取締役 岡庭 真一

支援者になっているプロジェクトはまだありません。