履物卸業を主とする株式会社丸宗3代目、前田真一朗と申します。 大学卒業後、消防士として13年間災害現場などで勤務していました。奥さんの実家を継ぐために、2017年、株式会社丸宗へ入社。現在に至ります。 趣味はランニング(毎朝約10㎞を日課)、ポケモン対戦。 元々、靴やファッションには興味があり、履物を扱うことの抵抗感はなく、入社後、商品の企画開発を主業務とし、中国へ生産管理へ行く等の日常を送っていました。 弊社取扱い商品の中に奈良県の地場産業でもある「雪駄」がありました。 伝統的なデザインから時代に合わせた商品まで数多く取り扱っており、構成する素材によって様々な表情を見せる雪駄は魅力的で、この良さをもっと多くの人に知ってもらえればと思うようになっていました。 しかしながら、現状は消費の減少、生産者の高齢化、後継者不足...雪駄生産は分業化されていて、どこかの工程が止まると生産できない環境下で、奈良の伝統産業の継承が難しい状況が目の当たりにありました。 「それなら、自社で雪駄作ろう!!」 コロナ禍の2020年、補助金を活用しながら、設備を整え、技術を学び、スタッフにも覚えてもらい、2022年から生産を開始できることとなり、今回のプロジェクトへと繋がっています。私たちの歴史は浅くこれからですが、奈良の伝統産業を繋げるという使命をもって、生産に取り組んでいます。 雪駄にはこれからももっと多くの魅力と可能性が秘められていると考えています。 1足1足心を込めて生産しています。大量生産品にはない温かみを感じていただければと思っております。よろしくお願いします。
支援者になっているプロジェクトはまだありません。