1966年生まれ 京都精華大学デザイン学部教授(視覚文化論) Born in 1966. Professor of Visual Culture Studies, Faculty of Design, Kyoto Seika University. 主に近代日本――19世紀後半から20世紀前半――における風景やトポグラフィ(場所表象)の果たした社会的な機能について研究しています。具体的に扱ってきたのは、江戸泥絵、横浜写真、20世紀初頭のアマチュア芸術写真、マスメディアにおける京都表象など。さらに最近ではトポグラフィ論から展開して、考現学/路上観察、鉄道写真、仏像写真なども研究対象にしています。また、ヴァナキュラーな視覚文化/物質文化――とくに遺影写真や擬写真――にも興味を持っています。 著書に『トポグラフィの日本近代——江戸泥絵・横浜写真・芸術写真』(青弓社、2011年)、最近の論文に「写真と仏像——〈仏〉の美-化と商品化」(『文化学年報』第62輯、2013年3月)、「遺影と擬写真——アイコンとインデックスの錯綜」(『美学芸術学論集』第9号、2013年3月)、「白昼夢としての京都——『そうだ 京都、行こう。』が約束する未来」(『美術フォーラム21』第27号、2013年5月)、翻訳にジェフリー・バッチェン『写真のアルケオロジー』(共訳、青弓社、2010年)などがあります。第62回芸術選奨文部科学大臣新人賞(評論等部門) 受賞。 Research Interests: Landscape/topographic representations in modern Japan. Also, interested in vernacular photography, such as mourning images.
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