◆こんにちは、はじめまして!今回の活動(Ome Forestory)の創立者で企画・プロデュースを務める安達隆男です。ハッキリ言って、この活動では黒子役です。いつもは縁の下に居ます。 ただ、ビジネスモデル構想から具体的な仕組みづくり、活動資金を全て担ってきたことは事実ですし、このクラウドファンディングの結果については全責任者を負う立場にあります。よって、ここでは前面に立って皆様にこの活動についてお伝えします。 近い将来、若きメンバーに主役になっていただきたいと期待しています。 青梅の林業家 ・中島林業の中島大輔さん 青梅の木工作家の(アルファベット順に) ・アトリエKiki 吉野知喜さん ・BUTLER 森井隆介さん ・mo-guz 松永昭彦さん ・木工房ニレ 海老名康一さん がコレボレーション・メンバーです。 そして、顧客として森林を楽しみに青梅においでいただく方々であり、活動を市民(シチズン)としてサポートしていただく方々(時に同じ方ということも)にも主役なっていただきたいと考えています。 身近な森林を皆で守り、地域の生活環境をお互いに支え合う、そんなリアルなプラットフォームを一緒に創りあげていくことを目指しています。 この活動が青梅からスタートして東京、首都圏そして日本へと広げていければ本望です。 ◆この欄を借りて、活動の経緯と主旨をお伝えします。 ◆私は1956年新潟市の生まれで28年間青梅に住んでいます。この活動を立ち上げましたが、続けられる時間も数年と限られます。確かな仕組みと運用を完成させ、良い状態で若い担い手にバトンタッチしたいと日々少し焦りながら取り組んでいます。 ◆私は長い間、学生や企業に向けてGAFAのように「創造的にビジネスをつくる方法論」を伝えてきました。ある企業の森林ビジネスのリサーチを手伝ったのがきっかけで、森林が抱える問題を知りました。そこで2017年の4月にこれまで培った考え方で問題を解決したい、と活動をスタートさせました。 ◆その中で2017年9月に、日本の木をデザインする小田原健先生と出会い、10月には青梅市成木の自伐林家である中島大輔さんとの出会いがありました。成木の木工作家mo-guzの松永昭彦さん、そして東青梅の山栄材木店の山崎正弘さんに加わっていただき、青梅を活動の場として始動したのが2018年中頃になります。 ◆先ず、青梅の1本の樹から、”私だけ”のオーダーメイドの椅子をつくろう!ということになりました。中島さんの森林に入り、90年間育った1本の杉を伐採しました。 3世代前から育て、伐採し、出荷する迄に大変な労力と時間がかかる・・・にも関わらず、その1本の樹を市場に出荷するとたったの18,000円にしかならないことを知って愕然としました。 ・・・これでは十分に森林を育てることは難しい、ことが身に染みて分かりました。 公的資金(補助金)はありますが、植林を行い、若い後継者を育てるには、全く足りていない状況です。やはりこのままでは森林が危ない!ことを再認識した次第です。 ◆最終的にその1本の樹から椅子4脚、スツール4脚、テーブル2台、ソファ1台が生まれました。2020年10月31日から2日間、青梅市文化交流センターで「森から生まれる家具ストーリー」というコト体験をテーマに展示会を開催しました。家具は今もそこで市民の皆様に使用していただいています。「Ome Forestory(青梅の森の物語)」という活動名が付いたのもこの時です。 ◆展示会を機に2021年初旬からは、活動に共感いただいた3名の木工作家の方々に加わっていただき、今回の「森林を救う仕組みづくり」を本格的にスタートさせた次第です。私も、ボランティアのような形で活動を進めてきましたが、2021年4月より、東京Forestory Marketingを個人事業としてスタートさせています。 ◆活動のコンセプトは「人と森林が共に育み合う社会を創るために、森林の恵みを体験や家具・グッズとして街に届け、その収益をダイレクトに森林の育成に還元する」です。このコンセプトを実現すべく、ひたすら愚直に邁進しています。 ◆林業は、経済活動においては木材という汎用素材を供給する”弱い立場”にあると言って良いでしょう。一方、社会的には空気や水、国土など自然環境を育てる極めて重要な役割を担っています。この社会的役割に見合うだけの健全な生産活動が実現出来得る仕組みをつくりたいと考えています。 ◆首都圏に住む方々に、森の様々な楽しみ方・場・仕組みを提供すること。それを発案し演出し提供するのも青梅をはじめとする首都圏に住む有志の方々で行う「市民資本主義」のようなリアルなプラットフォームでそれを実現したいと思っています。 ◆それには、最終的に木の経済価値を決定するエンドユーザーを視野に入れたマーケティング機能を林業サイドが具備することが鍵になると思っています。その仕組みを数年程で構築し、森林が再生する軌道へ乗せ、若き担い手にその仕組み引き継ぎいていきます。 ◆2018年からここまでの期間、私がこれまで蓄えた資金で活動を賄ってきましたが、さすがにもう厳しいところにきました。一方、構想の方は未だ緒についたばかりですが、でも少しずつ形が見えつつあり、設備の導入も必要な時期にきました。ここで活動を終わらせることなく、ご支援をいただいて山場を乗り越えようということになりました。 ◆現在の取り組みについてはクラウドファンディングの記事に出来る限り表現しました。活動に共感いただき、ご支援いただけると嬉しい限りです。 宜しくお願い申し上げます。 安達隆男
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